2016年 09月 29日

「日本に最も近いヨーロッパ」こと、ウラジオストクが来年からノービザになりそうです

今月中旬、ロシア沿海州の州都ウラジオストク在住の知り合いの方から一本のメールが届きました。

「おかげさまで、ウラジオストク観光情報を提供するHPが完成しました。
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ロシア:ウラジオストク発日本人による日本語案内情報サイト 『ウラジオ.COM』
http://urajio.com/

ずいぶん前から言われていた日本人のロシア沿海州のビザなし渡航ですが、2017年1月1日からになりそうです。

そんなこともあってか、この夏、ウラジオストクでは、日本からのTV取材者や旅行関連の方も多く訪れ、だいぶ賑やかでした。またすでにビザなし渡航が実現している韓国では、娯楽番組で取り上げられたため、ウラジオストクがちょっとしたブームで、街で見かける外国人の8割は韓国人です」。

ようやくビザなし渡航が始まるのですね。ぼくは2012年の夏にウラジオストクを訪ねたことがあるのですが、ちょうどAPECが開催される直前で、当時からその噂は持ちきりでした。ところが、その実現は延び延びとなり、いまに至っていたのです。

でも、さすがにここ数年の両国首脳の会談などもあり、実現に至るようです。ちなみに、韓国人はすでにロシア沿海州でのビザなし渡航が実現しています。

2016年9月現在、成田・ウラジオストク間はロシアのS7航空(日本航空とアエロフロート・ロシア航空との共同運航便)が週3便(火木日)で運航しています。

http://flyteam.jp/airline_route/nrt_vvo/flight_schedule

渡航者数が少ないため、航空チケット代は割高ですが、ビザなし渡航が実現すると、状況は少し変わってくるのではないでしょうか。

なにしろウラジオストクは「日本に最も近いヨーロッパ」。ぼくは2度訪ねたことがありますが、確かに街並みは美しいです。

前述したHP「ウラジオ.COM」の内容は、さすがに現地在住の日本人の仕事らしく、実に多彩な内容にあふれていて、これほど詳しいこの町の案内は他にないと思われます。ご自身のお名前や所属は明かしておられないようですからここでは伏せますが、2年ほど前、ぼくのブログの記事を見たこの方から連絡がありました。12年に訪ねたウラジオストクのささやかなレポートですが、掲載している写真がぼくの相棒でプロのカメラマンの佐藤憲一さんだったこともあり、一部写真を提供することになったのでした。

極東ロシア:北東アジア未来形
http://inbound.exblog.jp/i33/

意外にすんなり!? ロシア入国ドキュメント【中国からバスで行くウラジオストク(前編)】
http://inbound.exblog.jp/20606502/

「ウラジオ.COM」をみていると、この町も4年前に比べると、ずいぶん変わってきたところもあるようです。来年はぜひ再訪してみたいと考えているところです。

以下、2012年当時のウラジオストクのスナップです。
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これがウラジオストクと港の全貌です。
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美しい港湾都市です。
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日本の鳥取県境港から定期フェリーが出ています。韓国経由2泊3日の旅になります。
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旧日本総領事館の建物です。街では水兵さんの姿をよく見かけます。
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老舗ロシアレストランの前を歩くウラジオガール。
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極東とヨーロッパをむすぶシベリア鉄道の始発となるウラジオストク駅。
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郊外の海水浴場に向かうとき、電車の中で見かけた水兵さん。

【追記】
実は、この記事を書いたとたん、友人のトラベルジャーナリスト氏から以下の指摘が届きました。

「ウラジオのアライバルビザですが、実は20170701からのようです。
たしかblogに20170101からと書かれていたようなので……。

ウラジオストク簡易ビザは2017年7月1日実施予定か。
http://blog.livedoor.jp/marinepolaris/archives/66228692.html  」

えっ、そうなんですか!?  すぐに前述のウラジオストク在住の知り合いに打診したところ、以下のような回答が届きました。

「日本人に対する沿海州のビザなし渡航に関しては、以下のような経過がありました。

もともと2016年1月1日から実施のはずでした。それに合わせてカジノもオープンしました。        

ウラジオストク自由港 ビザなし渡航2016年1月1日から許可
https://jp.sputniknews.com/business/20151022/1060422.html

それが延び延びになり、16年7月1日となりました。        

ウラジオストクの「アライバルビザ」は事前申請が必要に? 2016年7月1日を目標に導入計画中
http://tabiris.com/archives/vladivostok-2/              

でも、結局、税関が間に合いませんでした。中国の場合、日程が決まると少々不備があっても施行されるのですが、ロシアの場合、まったく当てになりません。

日露両国が交わした文書によれば、2017年1月1日が最終期限とされ、また最近、安倍首相のウラジオストク訪問もあったので、多くのロシア関係者は2017年1月1日で大丈夫でないかと見込んでおりました。日本からもメディア、旅行関係者が来ていました。

12月にプーチンさんも来日するので、ウラジオの役人もやらないと首が飛ぶと言われていたのですが……」。

う~ん…、なかなか難しいんですね。ひとまず状況を見守るほかないようです。
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# by sanyo-kansatu | 2016-09-29 08:43 | 極東ロシア:北東アジア未来形 | Trackback | Comments(0)