ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

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2013年 03月 20日

羅先(北朝鮮)で見かけた中国人観光客たち

羅先では、中国人観光客の姿をよく見かけました。同じ朝鮮族が住む延辺朝鮮族自治州はもちろんですが、北朝鮮と国境を接する中国吉林省の人たちからすると、羅先は気軽に行ける海外旅行先でもあります。中国人団体ツアー客の北朝鮮訪問は2009年に始まったとされますが、基本コースは我々外国人とほとんど同じなので、どこに行っても彼らと出くわすことになります。そこで見かける彼らの姿は、いまや世界中に出没するようになった中国人観光客と同様に、ある意味天真爛漫、でも受け入れ側の人たちの想いは……。北朝鮮においても、それは気にならないではありません。
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上から、羅先と琿春を結ぶバス、羅先劇場に向かう団体ツアー客、金正日花温室、外国文書店、羅津港、琵琶島遊覧船にて。
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以下、2012年から始まったマイカードライブ旅行の中国人たちです。この日は遼寧省瀋陽からのグループでした。マイカードライブといっても、各自が勝手に好きな場所を走っていいのではなく、既定のルートをリーダーを先頭に一列になって走ります。
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以下、羅先劇場の歌謡ショーの後、ステージに乱入する中国人たちです。子供たちがかわいくて仕方がないおばさんたちの気持ちはわからないではないですが、見方によっては、北朝鮮の子供たちを愛玩動物のように扱っているようにも思えてきます。
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ある延辺在住の朝鮮族の女性がこんな話をしてくれました。以前、羅先の南にある咸鏡北道の清津に社員旅行で出かけたとき、漢族のおばさんたちの旅行グループに会ったそうです。清津は羅先に比べると相当貧しい町だといいます。そこで、漢族のおばさんたちは北朝鮮の子供たちにお土産と称して、鉛筆やお菓子を手渡しているのですが、それは琿春の市場で売られる品質の最低なものばかりでした。「中国の子供にはこんな安いものを渡したりしないでしょうに……」。漢族のおばさんたちには、朝鮮民族に対する蔑みがあると彼女はいうのです。世界に大挙して繰り出す中国人観光客の天真爛漫さの背後に、こうした鈍感さがあるため、現地で反感を買っている面があることに、まだ彼らは十分気づいていないように思います。
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by sanyo-kansatu | 2013-03-20 15:04 | 朝鮮観光のしおり | Comments(0)


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