ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

inbound.exblog.jp
ブログトップ
2013年 07月 02日

タイの旅行雑誌には日本がこんな風に紹介されています

うれしいことに、タイ人の海外旅行先の人気ナンバーワンは日本だそうです。

タイでは日本のテレビ番組が大量に放映されています。日本のテレビ局から版権を買って深夜枠でグルメ番組や旅行番組を毎日のように流しているそうです。これはテレビ番組を政府が検閲・管理する中国とはまったく事情が違います。こうしてタイ人にとって日本はとても身近な国となっているようです。

では、日本の観光地についてはどのように紹介されているのでしょうか。タイで発行されている旅行雑誌を見てみましょう。

今回、情報提供してくれたのは、タイを中心とした海外向けマーケティング専門広告会社の株式会社Relation(http://www.facebook.com/ThaiInbound)です。

まずタイの主要旅行誌のひとつ、「TRAVEL GUIDE Magazine」です。
b0235153_11591324.jpg

●TRAVEL GUIDE Magazine
タイのトラベルライターによる各国の観光地の特集記事を組んで、毎回豊富な写真で紹介しています。2012年度には北海道(2月号)と長野、新潟(8月号)と年に2回日本を特集しています。
創刊年 2004年 発行部数7.5万部 月刊誌 90バーツ
http://www.travelguidemagazine.biz
http://www.facebook.com/travelguidemagazine

たとえば、2012年8月号の「長野、新潟」特集は、秋冬向けの日本旅行のテーマとして選ばれたと思われます。実はタイ人の日本ツアーの中に、北陸や信州を周遊するコースもあるからです。

特集グラビアの冒頭を飾る写真は、秋の高原です。タイには北部に一部山がありますが、基本的に熱帯の国ですから、日本の高原の風景はとても珍しく映るのです。
b0235153_1202828.jpg

雪景色もタイ人が好む世界です。
b0235153_1205172.jpg

タイの観光地にもたくさん生息していますが、お猿さんが露天風呂に入るなんて、もうたまらない光景でしょう。こういうのがタイ人は大好きです。
b0235153_121823.jpg

スキー人口はほとんどいないと思われますが、それだけに憧れもあるでしょう。
b0235153_1212592.jpg

次は、同じくタイの雑誌社Check Tourが発行する「Check Tour magazine」です。
b0235153_18153443.jpg

●Check Tour magazine
テーマ性の強い充実した特集記事が売りの月刊誌です。2012年度は、札幌(1月号)、東京ディズニーランド(11月号)など、4回の日本特集を組んでいて、日本への関心の高さを感じます。
創刊年 2010年 発行部数 3万部 月刊誌 85バーツ
http://www.checktour.com/

たとえば、2013年6月号では、高山を特集しています。30pを使ったボリュームたっぷりの企画です。
b0235153_1221486.jpg

秋冬シーズン向けなのに、なぜか桜のグラビアも。これはご愛嬌ということで……?
b0235153_1222881.jpg

飛騨高山テディベアエコビレッジ(http://www.teddyeco.jp/)の4pの特集記事もあります。
b0235153_1225516.jpg

世界遺産の白川郷も、タイ人の日本ツアーの定番です。
b0235153_123987.jpg

桜餅、串団子、羊羹、たいやき、ういろうなど、日本の和菓子の特集もありました。
b0235153_12283065.jpg

最新号と連動したフリーペーパーも発行しています。同誌に広告出稿した多数の旅行会社のツアー募集広告が載っています。
b0235153_1817740.jpg

在タイ日本人が発行する「The Cue Japan」です。日本のライフスタイルと旅を紹介するフリーペーパーだそうです。
b0235153_123597.jpg

●The Cue Japan
タイの高級ホテルやレストラン、スパ、コンドミニアム、病院など、現地富裕層が手に取ることのできる場所に配布。タイの媒体に先駆けた新しい日本の観光地の魅力や伝統文化、宿泊施設の滞在シーンなどを豊富な写真で紹介しています。
創刊年 2011年10月 発行部数 2万部 季刊誌 無料
https://www.facebook.com/pages/The-Cue-Japan/232035476859567

広告ベースの媒体だけに、前述の書店売りの2誌に比べて特集としてのまとまりが弱く、1冊の中にさまざまな情報が盛り込まれすぎている印象ですが、第4号に出てくる雪のかまくらの写真などは、タイ人好みといえそうです。
b0235153_1230459.jpg

最後は、バンコク週報というタイの日本語新聞を発行する出版社が制作している現地のグルメ情報誌「Gozzo(ごっつぉ)」です。
b0235153_1245458.jpg

●Gozzo
日本食と旅行の雑誌と銘打たれています。バンコクにある日本食レストランのタイ人向け情報誌ですが、日本の食文化を詳しく紹介しています。
http://www.facebook.com/GozzoThailand

たとえば、2013年7月号では、焼肉特集が組まれています。焼肉の種類や細かい牛肉の部位の解説もしています。もともと宗教的な理由でタイ人の中には牛肉を食べない人も多いと聞きますが、最近は「和牛」ブームだそうです。こうしたきめの細かい現地での情報提供がタイ人にとって日本食を身近な存在にしているのでしょう。
b0235153_1252031.jpg

この焼肉特集の最後に、日本在住タイ人のPanochanさんという女性のコラムが掲載されていました。西新宿にあるタイ人観光客に人気の焼肉屋「六歌仙」の訪問記事です。
b0235153_1262075.jpg

Panochanさんのブログとフェイスブック
http://toytokyo.bloggang.com
http://www.facebook.com/toylovejapan
※Panochanさんがどんな方であるかについては、現在調査中です。フェイスブックによると、川口在住だそうです。

以上、いろんなことを雑多に書きましたが、タイでは日本の情報が偏りなく、比較的まっすぐに紹介されていることがわかります。タイ人観光客が素直に日本旅行を楽しんでくれる背景には、こうした現地での自由な情報流通があると思われます。

株式会社Relationは、タイ人をはじめ現地通のスタッフを抱え、上記の現地媒体と提携し、特集企画や広告制作を担当しています。タイ向けの訪日プロモーションに関心のある方は、問い合わせてみてはいかがでしょうか。

株式会社Relation
http://www.relation-inc.jp
[PR]

by sanyo-kansatu | 2013-07-02 12:06 | “参与観察”日誌 | Comments(0)


<< あらら! インバウンドバスの定...      タイのビザ免除で、むしろタイ政... >>