2013年 07月 02日

東新宿は新しい外国客向けホテル地区になりつつあります

ぼくの仕事場のある東新宿は、都内でも知る人ぞ知る外国人観光客の出没エリアのひとつです。新宿といえば、西新宿のホテル地区が有名で外国人宿泊客が多いのは事実ですが、東新宿には宴会施設を伴わない、いわゆる宿泊特化型と呼ばれるリーズナブルな価格帯の中型ホテルがたくさんあるからです。
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そこには、欧米の個人旅行客が多く宿泊しています。東新宿は繁華街から通りをはさんでいて、意外に閑静な住宅街なのです。新宿5-6丁目界隈に集中している外国人客の多いホテルを訪ねてまわったので、簡単に報告します。

東新宿を代表するインバウンドホテルは老舗の東京ビジネスホテルです。
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顧客担当の方に話を聞いたところ、同ホテルは圧倒的に欧米客が多いとのこと。確かにロビーでは欧米客を何人も見かけました。

「うちは昔から欧米客が多いんです。皆さん口コミで訪ねてくる方ばかりです。名前がわかりやすいですからね。ただ駅から少し遠くてわかりにくいので、ホームページは日本語対応だけですが、地図をプリントアウトして来られるようです。

なにしろ西新宿のホテルに比べると宿泊料金は半分(1泊4100円~)ですから、個人で長期滞在される方が多いです。うちを拠点に箱根や京都に行ってこられる方もいます。いわゆるバックパッカーっていうんですか。そういう若い方も多いです」

同ホテルでは自前の英語のホテル周辺マップを用意していました。冒頭の写真はその一部で、手書きで書かれたものです。今回訪ねたホテルのうち自前の英語マップがあったのは、ここだけでした。

●東京ビジネスホテル
新宿6-3-2
http://tbh.co.jp/(2013年当時は日本語のみ。15年現在は英語ページあり)

東京ビジネスホテルのはす向かいにあるのが、やはり外国客の多いホテルリステル新宿です。ロビーには欧米の宿泊客がふたり座っていました。フロントの方に尋ねたところ、最近はアジア客のツアーでの利用が多いとのこと。中国本土や韓国客だそうです。
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●ホテルリステル新宿
新宿5-3-20
http://www.listel.co.jp/(日英中韓)

ホテルたてしなは、創業50周年の老舗ホテルですが、外国客が多いことで知られています。フロントの方によると、「日本のお客さまも多いですが、閑散期には外国客のほうが多くなることもあります。アジアのお客さまも増えています。海外からの予約はエクスペディアなどを使ったネット予約が大半です」
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●ホテルたてしな
新宿5-8-6
http://tateshina.co.jp/(日英)

明治通りに面したホテルサンライト新宿は、他のホテルと比べると外国客比率はそれほど高くなさそうですが、今回訪ねたとき、フロントで金髪の若い女性客がチェックインしているのを見かけました。
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●ホテルサンライト新宿
新宿5-15-8
http://www.pearlhotels.jp/shinjuku/(日英)

2012年2月にオープンしたヴィアイン新宿は、東新宿界隈で最も新しいホテルです。1週間ほど前、タイ人のツアー客がホテルに入る姿をたまたま見かけたことがあります。
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●ヴィアイン新宿
新宿5-11-16
http://shinjuku.viainn.com/(日本語のみ)

東新宿には、他にもホテルサンルート東新宿http://www.sunroutehotel.jp/higashi-shinjuku/と、E Hotel http://www.ehotel.co.jp/という外国客の多いシティホテルがあります。それらについては、またあらためて。以下は、新宿5-6丁目以外の東新宿界隈のホテルです。

新宿ホテルパークインは、新宿1丁目と2丁目の境の通りに面しています。フロントで尋ねると「外国のお客さまは多いです。最近は中国の方が増えています」とのこと。
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●新宿ホテルパークイン
新宿1-36-5
http://www.shinjuku-hotel.com/(日中韓)

最後に異色のホテルを紹介します。Apartment Hotel Shinjukuといいます。客室は1泊5000円からとリーズナブルです。このホテルは、都立新宿高校の裏手にある「新宿4丁目ビジネス旅館街」の一画にあります。地元新宿のタウン誌の人に「新宿4丁目に外国人客の泊まるホテルがあるらしい」と聞いたので訪ねてみたのですが、その周辺はいわゆるビジネス旅館が集中する地区で、独特の雰囲気があります。
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フロントは不在で、話を聞くことはできなかったのですが、同ホテルのホームページを見ると、アンティークショップと提携してアンティーク雑貨をエントランスで委託販売しているそうです。かなり凝った趣味のホテルで、欧米客が好みそうでした。実際、このホテルから欧米客が出てくるのも見ました。今度時間があったら、あらためて訪ねてみようと思います。
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7月5日の午後、再び同ホテルの近所を通ったのでフロントを覗くと、ひとりの男性がいて、少し話を聞くことができました。このホテルは、やはり外国客が多いそうです。

その日、ホテル内のスペースを使って古物市をやっていました。「日本国内で発掘されたアンティークやブロカント、バブル期もしくはそれ以前に国内に持ち込まれた海外アンティークが200点以上」あるそうです。今後、ホテル内にカフェなどの飲食施設ができると(現在準備中とか)、ちょっと面白いスペースになりそうです。

●Apartment Hotel Shinjuku
新宿4-4-10
http://ap-shinjuku.com/ (日英)

これらのホテル群は、個人旅行者を相手にしているので、フロントも最低限の宿泊まわりのサービスだけで、西新宿のシティホテルのようなコンシェルジェ機能はありませんが、それでなんら問題ないようです。宿泊客は自らネットを活用し、東京滞在を楽しんでいるようです。

ホテル周辺に、宿泊客らがたまり場にしているような特定の飲食店やバーなどがあるのか、ちょっと気になります。新宿1~3丁目には、欧米客が好むようなしゃれたカフェやナイトスポットもいくつかありそうですが、特定のスポットが東新宿の個人旅行者のたまり場になっているかどうかは、おいおい探してみようかと思います。

ところで、欧米の個人客の多い東新宿が「新しい外国客向けホテル地区になりつつある」というのは、最近ニューカマーとしてアジアからの個人客も増えてきたからです。東新宿では、香港や中国本土、東南アジアからの個人客が、新宿3丁目や東新宿の地下鉄駅から重いスーツケースを引きずり、ガラガラ音をたてながらホテルに向かって歩いている姿をよく目にします。

なにしろ東新宿は、明治通りをはさんで「アジア最大の歓楽街」こと歌舞伎町や伊勢丹、丸井などのある新宿のショッピングエリアに近いという絶好のロケーションです。アジア系個人旅行者の急増で、これから東新宿がどんな街に変貌していくのか、ウォッチングを続けていこうと思います。
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by sanyo-kansatu | 2013-07-02 18:40 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)


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