ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

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2013年 07月 06日

ついに中国客が戻って来た!?(ツアーバス路駐台数調査 2013年7月)

7月に入ると、めっきりバスが増えてきました。特にお昼時には、例の「林園」と「味仙荘」の前に大勢の中国客が現れます。ついに中国客が戻ってきたということでしょうか。

この界隈には中国の団体ツアー客だけでなく、欧米系やアジア系の個人客もよく見かけるのですが、その理由がわかりました。この界隈には、リーズナブルな料金で泊まれる中級ホテルが数多くあるからです。詳しくは「東新宿は新しい外国人客の集住地になりつつあります」参照のこと。
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※このカテゴリでは、2011年11月から始めた御苑大通り新宿5丁目付近におけるアジアインバウンドバスの路駐台数(≒中国客の動向)を記録しています。

1日(月) 12:15 5台
      18:40 3台
2日(火) 12:30 3台
      18:50 3台
3日(水) 19:20 2台
4日(木) 12:40 3台
      18:10 4台
※この日のバスのうち1台は、南通中旅のバスでした。南通は江蘇省南部に位置し、黄海と長江に面した地方都市です。同社のHPを見る限り、日本ツアーはまだ東京大阪5泊6日のゴールデンルートくらいしか催行されていないようです。ただようやく南通のような地方都市からの日本ツアーが動き出したということはわかります。

南通中旅
http://www.ntcts.com/

5日(金)12:40 4台
     18:50 2台
6日(土)未確認
7日(日)未確認
8日(月)12:50 4台 
※本日の気温は35度超え。乗客は暑いせいか、バスを降りるといっせいに「林園」に駆け込んでいました。
     18:20 3台
※この日は夕方から雨。靖国通りを歩いていたら、中国団体客のグループに遭遇。久しぶりに彼らがどんな新宿観光をしているかウォッチングしてみました。彼らはまず靖国通りを西新宿方面に向かって歩いていましたが、明治通りを左に曲がり、伊勢丹から新宿通りを東口まで歩きました。そのあと、歌舞伎町のドンキホーテの対面で自由解散。各自でお食事タイムとなるようでした。このわずか10数分足らずのコースで、添乗員氏がツアー客を足止めさせてガイドしたのは、以下のスポットでした。

伊勢丹前交差点
新宿通りのカラオケ店
新宿駅東口
アルタ裏のラーメン屋
質屋
歌舞伎町ドンキホーテ対面

中国の人って質屋に関心があるようですね。かの国ではいま金融不安のため、質屋が大盛況と聞きます。ブランドもののバッグも質屋で買っていくようになるのだとしたら、やれやれすごいことですね。今回のグループは歌舞伎町の中は案内してないようでした。新宿東口界隈のドラッグストアには中国語簡体字表記がほぼあります。
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9日(火)12:40 5台
※この日、御苑大通りは中国客だけでなく、アジア系、欧米系の旅行者があふれていました。西洋の女の子もスーツケースを押しながら東新宿のホテルに向かっています。たぶん、東京ビジネスホテルだろうな。
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      18:10 4台
10日(水)12:40 3台
      18:20 2台
11日(木)12:20 2台
      18:15 2台
12日(金)12:30 3台
      18:10 2台
13日(土)18:20 2台
14日(日)未確認
15日(月)未確認
16日(火)12:30 2台
※うち1台は、広東省の南湖国旅のバスでした。
      19:50 2台
※うち1台はCtripでした。相変わらず同社は安いツアーを催行しているんですね。
17日(水)18:20 2台
※この日の午後、御苑大通り周辺で欧米人家族と香港人の4人グループを見かけました。両者とも個人旅行者で、欧米人家族はおそらく東京ビジネスホテルかホテルリステル新宿、香港人グループはスーツケースを押しながらヴィアイン新宿に入っていきました。これらのホテルはすべて東京医大通りにあります。東新宿は海外からの個人旅行者の集まるエリアだというのは、こういう光景を日常的に目にするからなんです。
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18日(木)12:30 5台
※この日の正午過ぎ、たくさんの中国団体客を乗せたバスが御苑大通りに来ました。「林園」で食事をすませると、たいていの客は暑いのですぐにバスに乗り込むのですが、女性客の一部はローソンで売り場を眺めています。いまどき中国の都市部にはコンビには普通にありますから、それ自体が珍しいわけではないのですが、何が売られているのか興味があるのでしょう。ふと見ると、ふたりの若い女性が、アダルト雑誌のコーナーに置かれた写真誌を取り出して見ていました。確かにこの手の雑誌は中国のコンビニには置かれていないでしょうね。
      18:15 2台
19日(金)12:20 5台
       18:10 2台
20日(土)未確認
21日(日)未確認
22日(月)18:10 3台
※うち1台は、広東省の深圳口岸中旅のツアーバスでした。同社のサイトによると、8月29日発、東京・大阪ゴールデンルートのツアー料金が、なんと3999元で売り出されていました。もうここまでくると、「安かろう悪かろう」の極み。呆れてしまいます。なぜ中国人客というのは「安物買いの銭失い」を繰り返してしまうのでしょう。ほぼ毎日、彼らの姿を新宿5丁目御苑大通りで眺めているぼくは、ただ彼らが気の毒に思えてくるだけです。

深圳口岸中旅 http://www.sztravel.com.cn/

23日(火)12:10 5台
      17:30 4台
※うち1台は、杭州海外旅游有限公司のツアーバス。

杭州海外旅游有限公司 http://www.otchz.com/

24日(水)12:20 5台
       18:10 2台
25日(木)18:10 2台
26日(金)13:00 4台 
※うち1台は台湾からのツアーバス。旅行会社は不明。 
       17:10 2台
27日(土)未確認
28日(日)未確認
29日(月)18:10 2台
30日(火)18:40 5台
31日(水)未確認

7月に入り、確かに中国客を乗せたツアーバスはいくぶん戻ってきました。しかし、他の多くのアジア客が自由に新宿の街を買い物したり、散策している姿を見るにつけ、せっかく東京を訪ねているのに、よりによって中国客だけ専用のバイキング食堂で食事を取り、わずかな散策時間もたまに歌舞伎町をガイドの案内でうろついたりするくらいで、ショッピングも楽しめないまま、バスに乗って走り去っていく姿を見ながら、なにやってんだろなあ……この人たち、と思わざるを得ません。結局彼らのツアー代が安すぎるので、都心のホテルには泊まれず、自由時間を楽しむ時間も場所もないのです。
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by sanyo-kansatu | 2013-07-06 16:53 | 定点観測ツアーバス調査 | Comments(0)


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