2013年 11月 20日

ラオスの朝市に癒される(ビエンチャン編)

今年8月、ラオスを訪ねたのですが、癒されたのがビエンチャンの朝市でした。
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早朝、ゲストハウスでレンタル自転車を借りて、トンカンカム市場という朝市を訪ねました。市場の周りは、トゥクトゥクやバイクが並んでいます。
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自転車を停めて中に入ると、さまざまな食料品や日用雑貨の売られる市場が広がっていました。外から差し込む光が、ふとめまいのような感覚を引き起こします。ああこの感じ、いいです。激しい売り声が飛び交うこともなく、東南アジアの市場ならではのやさしい空気感に包まれます。
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野菜や卵、パイナップル、バナナなどが並んでいます。
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お惣菜も売っています。漬物や日本でいうと粕漬けのような魚もありました。
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肉団子売りの女の子はカメラを向けても、きょとんとした感じでこちらを見ています。
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インスタントラーメンはたぶんタイ製かな。
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市場の周囲は、ぎっしりバイクが並んでいます。「HONDA」のロゴが見えます。
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面白いのは、フランスパンが売られていることです。仏領だった時代の名残でしょう。ベトナムと同じですね。
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うれしいのは、フランスパンに地元の食材をはさんだサンドイッチをつくってくれることです。野菜やひき肉などがたっぷり入って、味付けはちょっとカレー風味のピリ辛です。パリっとしたバケットの食感とエスニックな具材の異色なマッチングがたまりません。ここがインドシナであることを再認識させてくれます。
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市場といえば、屋台が付き物です。みなさん仲良く並んで、静かに朝ごはんを食べていました。
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お粥や麺類が食べられます。このこがしニンニク入りのお粥は絶品でした。こちらで会った日本人が話していましたが、ラオスの食事は東南アジアでも随一、日本人の口に合うそうです。ラオスは海のない国ですが、山の幸が豊富で、スパイシーさもほどほどなのがいいのでしょう。
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お客には地元のおばあちゃんもいて、フランスパンのサンドイッチを袋に入れて持って帰るみたいです。この男の子も、かわいいですね。
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帰り際、バナナ売りの女の子が座っていたので、カメラを向けるとぎこちなく笑顔をつくってくれました。
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特に身構えるでもなく、自然体のままじっとこちらを見ているので、かえってこっちも緊張してしまいます。こういう瞬間、彼女は何を考えているのでしょうか。しかしその彼女を撮ろうとするぼくも、いったい何をしようとしているのやら。すべてを見透かされているような妙な感覚……なんて思いながら、アップでぱちり。

アジアの市場は活気がみなぎっているというのが、特に華人の多く住む場所では相場でしょう。でも、ラオスの市場は穏やかで静謐な時間が流れています。こういう他愛のない時間を久しぶりに過ごすことができ、感謝したい気分になりました。

なにしろビエンチャンは、首都といっても人口80万人。東南アジアでは、地方都市の規模です。ですから、ビエンチャン市民の胃袋を満たす朝市もささやかな大きさで十分なのでしょう。

急ピッチで発展を続ける東南アジアの中で、まるで置き去りにされたかように見えるラオス。首都ビエンチャンの都市景観は、高層ビルの立ち並ぶアセアン主要国と比べると、一時代以上昔のものであり、それゆえ外国人旅行者にとって好ましい存在となっています。いまのアジアはどこもかしこも“アゲアゲ”感がみなぎっていて、うんざりだからです。そんな熱気にあんまり引きずられても、いいことばかりとは限らないのでは。そういう皮肉な見方は、一部のラオスの人たちには不本意かもしれませんが、今回久しぶりに訪ねてみて、その思いを強くしました。

【追記】
実際には、ラオスの2000年代以降の経済成長率は平均して6~8%と高く、ビエンチャンも最近では不動産投機の動きが起きているそうです。これは東南アジアではどこでも起きてきたことですが、いい意味でマイペースであってほしいと思うのは、身勝手でしょうか。
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by sanyo-kansatu | 2013-11-20 09:08 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)


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