2013年 11月 27日

脱北者で話題となったラオスの中国国境ムアンシンの風景

少数民族の集落へのトレッキングと朝市で有名なムアンシンから東へ10数キロほどの場所に、パーントーン(パンハイ/班海)というラオスと中国の国境ゲートがあります。
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ここはラオスと中国の両国民だけが通行できる国境ゲートで、第三国人は抜けることはできません。今年5月、北朝鮮からの脱北者がラオスで身柄を拘束され、強制送還されたという報道がありましたが、その際、彼らが中国からラオスに密入国したのが、この近くだといわれています。

ラオス、脱北者9人を北朝鮮に強制送還 異例の措置の見方(CNN)2013.06.01
http://www.cnn.co.jp/world/35032834.html
ラオス、脱北経路遮断は非現実的
http://japan.dailynk.com/japanese/read.php?cataId=nk00400&num=17147
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ラオス側のイミグレーション(パンハイ・イミグレーション)です。
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その先にブルーの建物の検問所があり、さらに先に中国(雲南省)方面のイミグレーションがあります。歩いて国境を渡る家族や中国の自家用車、トラックが見えます。のどかすぎて、道路では犬がねそべっています。
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イミグレーションは、出国と入国の窓口に分かれています。赤ん坊を抱いた少数民族の女性やおばあさんがいます。子供を抱いてベンチで休んでいる女性もいました。
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入国の窓口に、中国人らしいふたりの男女がいます。身なりや履いているシューズが、なんとなく地元の人たちとは違って見えます。
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中国とラオスの友好行事の写真が貼られています。

さらに、国境を渡る人たちや車の様子を見ていきましょう。籠を担いだ少数民族やバイクを押して渡る若者など、それなりに往来はあります。もともとここは周辺の住民の生活道路だったに違いありません。
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イミグレーションの脇に、検疫事務所と食堂があります。
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さて、ムアンシンからこの国境ゲートまで、ぼくは地元の人に借りたバイクで走ってきました。ゲストハウスの近くに華人経営のレンタルバイク屋もあるのですが、ツーリストの少ないオフシーズンだったため、休業中。そこで、民家で木彫りをしていたおじさんに声をかけて、2時間50000kip(約500円)でバイクを借りたのです。基本的に、この地では簡単な中国語は通じます。

ここから先の写真は、国境ゲートからムアンシンに至る帰り道で撮ったものです。密林に囲まれた一本道です。ある時期まで脱北者たちはこの密林を抜けてラオスに密入国してきたのです。これだけ深いジャングルであれば、彼らも手引きさえあれば身を隠して越境するには好都合だったと思われますが、その一方で華人が多く住み、往来している地であることも確かです。
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しばらくすると、水田も見えてきます。籠を担いだ少数民族が歩く姿は日常の風景です。
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ときおり中国からのトラックが走り過ぎていきますが、雲南省のプレートが付いています。
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水田を抜け、橋を渡ると、ムアンシンの町に着きます。田園風景の一本道をバイクで風を切って走るのは気分がいいものです。東南アジアの人たちがバイクを好む気持ちが、いまさらながらよくわかりました。このあたりでは、大人だけでなく小学生の女の子ですらバイクに乗っています。自動二輪の免許制度はどうなっているのか、わかりませんけれど……。
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※実は、同じ日ぼくは中国とラオスのもうひとつの国境ボーテンを訪ねています。下記を参照のこと。

ゴーストタウンと化していた中国ラオス国境の町ボーテン
http://inbound.exblog.jp/22437603/
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by sanyo-kansatu | 2013-11-27 09:01 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)


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