2013年 12月 20日

今日、訪日外国人旅行者1000万人を達成しました

2013年12月20日、訪日外国人旅行者が史上初の1000万人を達成したようです。
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その日の夕刻5時半、成田空港第一ターミナルの出発ロビーで記念セレモニーがあったので、見物に行ってきました。ニッポンのインバウンドに関心を持つ人間のひとりとして、その場でどんなことが起こるのか見てみたかったのです。

概要はこちらで(トラベルビジョン12月22日)
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=60020

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セレモニーは、それほど特別なこともなく、30分ほどで終了。まず太田昭宏国土交通省大臣による達成宣言ののち、くす玉割りが行われました。そして、1000万人目の訪日客というタイ人のパッタラプラーシットご夫妻が登場し、観光庁長官らから記念品の贈呈がありました。
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今年7月、観光ビザが免除され、訪日客数の伸び率が最も高かったタイ人がこの場に登場するであろうことは、関係者も予想していたことでしたが、ご主人のパッタラプラーシットさんのスピーチがちょっと面白かったです。なんでも今年の来日はすでに3回目で、ニューヨークに留学しているお嬢さんと東京で落ち合い、親子3人で明日から北海道にスキーに行くそうです。アジアの富裕層の日本の旅というのは、こんな感じなのでしょうか。団体ツアーで百貨店や量販店に押しかけ、買い物している層とは明らかに違います。
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12月11日に行われた観光庁の記者会見で、1000万人の達成は可能の見込みという話は聞いていましたが、(1000万人達成の)Xデイはいつなのか。関係者らは気にしていたようです。1~11月までの累計が約950万人だったことから、もっと早いんじゃないか、と思う人が多かったようです。

当初は19日がその日だという情報がぼくにも届き、成田に駆けつける準備をしていたのですが、結局1日延期。セレモニーの会場が成田空港のどこなのかというのも、前日の夜になってようやく伝えられました。
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セレモニーのあと、大臣を囲んで、いわゆる「ぶら下がり」記者会見がわずかな時間ですが、ありました。そこではとりたてて新しい話はなかったのですが、少しだけ印象に残ったことがありました。まず、大臣は日本のインバウンドの弱点としてのWi-Fi整備の遅れを口にしていたこと(よくご存知ですね、といったら失礼でしょうか。でも、こういうインフラ整備はぜひ早急に進めてもらいたいです)。

また、これは冒頭のスピーチでの話ですが、「東京オリンピック開催の2020年に2000万人達成というさらなる高みを目指したい」という政府目標のお約束コメントのあとに、小さな声で「そうできたらいいなあと思う」といった控えめかつ素直な言葉をぽろっとこぼしていたことです。2000万人という数字が、そんなにたやすいものではないことを、大臣はご存知のようです。

何はともあれ、1000万人達成はひとつの弾みになることは間違いないでしょう。さて、来年はどうなることやら……。実際のところ、2000万人達成のためには、中国と韓国という近隣の巨大市場からの訪日客を換算に入れないことには、とてもじゃないけれど難しいことは、関係者はみんな知っているわけですけれど、こればかりは相手あってのこと。
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そういえば、成田空港のエレベーターに、“観光立国ナビゲーター”の肩書きをもつ嵐の「Thanks for visiting Japan!」のポスターが貼られていました。ネットなどで記事を見ていたのですが、意外に小さくて地味な感じでした。
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by sanyo-kansatu | 2013-12-20 23:50 | “参与観察”日誌 | Comments(0)


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