2014年 02月 08日

国内のホテル稼働率、依然好調のもよう(2013年下半期)

2013年上半期、好調だった国内ホテルの稼働率は、下半期も引き続き堅調なようです。

週刊トラベルジャーナル2014年1月27日号では、11月の「全国のホテル客室利用率」について以下のように報じています。
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「全日本シティホテル連盟(JCHA)によると、会員ホテルの昨年11月の全国平均客室利用率は前年同月比4.7ポイント増の85.3%だった。8割台は4か月連続。

前年同月を下回った東北と北陸を除き、全10地域のうち8地域でプラス成長。北海道と東海が2桁増の伸びを示したほか、関東・近畿・九州の3地域が全国平均を上回った。なかでも関東は前年同月から2.5ポイント伸ばし、利用率が92.1%に上昇。東京都に絞って見ると、3.5ポイント増の94.1%で、地域をけん引している。

一方、近畿は88.0%で関東に次いで2番目に利用率が高いが、大阪府は87.6%とやや下回った。

利用率が最も低いのは東北の61.5%。ただ6割台に乗せており、全体の底上げが見られる」。

■全国のホテルの月別平均客室利用率

2012年12月 72.4%
2013年1月  65.9%
     2月  75.4%
     3月  78.0%
     4月  78.3%
     5月  75.7%
     6月  74.7%
     7月  78.7%
     8月  85.1%
     9月  80.2%
    10月  83.3%
    11月  85.3%
(全日本シティホテル連盟の資料より)

なかでも東京は、上半期同様、国内のビジネス需要やレジャー客の動きで94.1%という高い客室利用率を維持しています。

特に客室単価が5万円相当の外資系ラグジュアリーホテルの稼働率が注目されています。

「香港ホテル 東京で好調 稼働率軒並み7割」(日本経済新聞2013年8月26日)では、「香港の高級ホテル3社が運営するホテルの収益が急速に改善している。『シャングリ・ラ』『ザ・ペニンシュラ』『マンダリンオリエンタル』の今年1~6月の平均客室稼働率は軒並み70%を超え、50%以下に落ち込んだ東日本大震災の影響から立ち直った」と報じています。

背景には「円安で米ドルや香港ドル建ての客室単価が下がったが、稼働率の上昇が補い、各社の業績にも寄与」「円安などを追い風に日本を訪れる外国人が増加」した」ためだといいます。

■香港ホテル3社の稼働率の推移

                 2012年上半期   2013年上半期   
シャングリ・ラ 東京        64%         80%
ザ・ペニンシュラ東京       62%         75%
マンダリンオリエンタル東京   57%         73%

2014年は、外資系ラグジュアリーホテルの開業ラッシュの年といわれています。

■2014年東京に開業予定の外資系ホテル
アンダーズ東京(ハイアット・ホテルズ)
アマン東京(アマンリゾーツグループ)

ザ・リッツカールトン東京やザ・ペニンシュラ東京が開業した2007年前後は、リーマンショックの影響もあり、客室の供給過多を懸念する声がありましたし、その後東日本大震災も起こり、外資系は苦戦続きでした。

今回は景気の回復基調や円安、ビザ緩和による追い風もあり、史上初の訪日外国人数1000万人突破も実現。07年当時とは市場環境が異なっているといわれます。2020年の東京オリンピック開催の決定でホテル業界は活気づいています。

「IOCの要求満たすが…空室不足の恐れ」(日本経済新聞2013年9月10日)では、「東京招致委員会は国際オリンピック委員会(IOC)の要請を上回る4万6千室を来訪者用に確保し、『この量で充分』(東京都幹部)とするが、競技場が集中する臨海部(江東区有明地区周辺)は手薄」と指摘しています。

今後の需要増をふまえ、「外資系の新規開業計画がこれからも出てくる可能性がある」そうです。
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by sanyo-kansatu | 2014-02-08 13:10 | 気まぐれインバウンドNews | Comments(0)


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