2014年 02月 09日

成田のLCCハブ化は羽田の国際化に対抗できるか?(またの名は「春秋航空の挑戦」))

年末年始の旅行者数が国内、海外ともに過去最高となりましたが、「開港から35年をすぎ、『日本の表玄関』を自負してきた国際空港『NARITA(成田)』が、いつもと違う正月を迎えている」(朝日新聞2014年1月4日)と報じられています。
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「格安航空会社(LCC)の国内線が続々と就航。免税品ならぬ、ふるさとのみやげを手にした帰省客でごった返している」からだそうです。

同紙によると、1月4日、成田空港に到着する国内線は137便。そのうち62便がLCCで、どの便もほぼ満席とのこと。「成田にLCCが就航して1年半。2011年度まで100万人台だった国内線旅客数が、今年度は480万人になる見込み」といいます。

2013年12月現在、成田から国内線が就航しているのは、旭川、新千歳、仙台、新潟、小松、中部、関空、伊丹、広島、高松、松山、福岡、大分、鹿児島、那覇の15路線で、14年5月には、中国のLCC春秋航空日本が高松、広島に次いで、佐賀にも就航。ジェットスターら他のLCCを合わせれば、17都市18路線になるそうです。

2012年度の成田空港の発着総数21万回のうち、LCCは6.9%、13年度には13%程度に増える見通しだといいます。国際線に比べ機体も小さく、着陸料も安いLCCですが、それでも成田空港がLCCを誘致する背景には、「2010年の羽田空港の再国際化」があります。

「東京都心に近く便利な羽田に『ドル箱』の欧米路線をとられた。今年3月からは、全日本空輸がロンドン線を運休、エールフランス航空がパリ便を減らして、羽田に移るなど、わかっているだけで週42便が減る」「そこで成田が目指したのが『LCCの拠点』だ。14年度中に、夜に出発を待つ客向けに宿泊整備をつくり、LCC専用ターミナルも整備する」「国内線が増えれば、乗り換え需要が高まり、国際線誘致にもつながる。成長著しいアジア路線開拓に取り組み、着陸料や施設利用料の引き下げにも着手した」。

ジェットスタージャパンは、すでにアジア方面に国際線を就航しており、春秋航空日本も親会社が上海から茨城、高松、佐賀へ就航しています。国際線で来日した外客をそのまま乗り継がせることできれば、インバウンドの拡大に貢献することになるでしょう。
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LCCはアジア客の訪日旅行の促進につながるか?【2013年上半期⑫LCC】
http://inbound.exblog.jp/20789404/

※春秋航空日本は、2013年9月に設立された中国系のLCCです。

春秋航空日本
http://www.china-sss.com/JP/JP

春秋航空
http://www.china-sss.com/jp

春秋航空、成田発着で国内線-14年5月から高松、広島、佐賀
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=58787

春秋航空、関空/上海線を開設-3月からデイリーで
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=60212

中国発"黒船LCC"は国内線をこう攻める
「春秋航空日本」は地方からの風に乗れるか
http://toyokeizai.net/articles/-/27523
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by sanyo-kansatu | 2014-02-09 11:08 | 気まぐれインバウンドNews | Comments(0)


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