2014年 11月 13日

スカイツリーが台湾客に大人気!…そう聞くと癒される今日この頃

朝日新聞(2014年11月13日)によると、「世界一高いタワー・東京スカイツリー(墨田区、634m)が台湾人観光客の人気を集めている」といいます。
b0235153_17181090.jpg

「2013年どの台湾人団体客は前年度の約8倍になり、個人の外国人客の2割近くを占めた」とか。

同記事によると、人気の理由は「高さとデザイン」。「テレビでも新聞でもよく紹介されている。新しくてデザインが格好よくて、世界一高い。ずっと見たかった」(会社経営者の王怡仁さん(26))。「キャノン製のカメラのシャッターをしきりに押し、「ここでプロポーズしたら最高ですね」」と話してくれたそうです。

まるで仕込みのようにも思えてくる期待通りのコメント。スカイツリーってホントにそんなに外国人に人気なんでしょうか。訪日客の8割を占めるアジア新興国の人たちの住む主要都市には、いまどきたいてい高層ビルや展望タワーがあるものです。彼らにとってスカイツリーがそんなに珍しいとは思えないからです。

ところが、相手が台湾の人だとすれば、まんざらウソではなさそうなのです。普段から近隣国の悪意のこもった嫌がらせや日本を貶める非難の声ばかり耳にしているので、つい心根もひねくれてしまいがちですが、台湾の人たちだけは、日本のバリューを素直にまっすぐ受けとめてくれる。その姿にふと癒されてしまう今日この頃です。

思うに、台湾の人たちの日本に対するまなざしは、日本人が西欧に向ける憧れのまなざしに似たところがあるのではないか。日本人は明治以降、西欧の文化であれ、制度であれ、技術であれ、好ましいものとしてひたすら受け入れてきました。その後、日本は西洋列強に対して戦争まで仕掛けてどん底に堕ちたわけですし、アジア主義者たちもたくさんいて、別方向のベクトルも多数存在していました。それでも、ベースとなるまなざしは変わらない気がします。憧れとは、相手を優れたものとして尊び、親しみたいという想いでしょうか。同じようなことは、台湾と日本との間にもいえるのかもしれません。

なぜなのか。その理由を理詰めで説明しようとしても詮無いように思います。そういう意味では、日本の中国文化に対する愛好も、双方がほどよく距離を置けた時代までは、西欧と同じようにあったのに、残念なことです。

こういう台湾と日本の特別な関係なくして、スカイツリーを訪れる台湾の人たちの想いを理解することはできないと思います。普段はこちらも台湾のことなどそれほど気にかけているわけでもないのに、ありがたいことです。せめて彼らの期待に応えられるようにしなければ。こういう気分、悪くはないですね。

さて、スカイツリーを運営する東武タワースカイツリー社によると、2013年度の台湾人団体客は約2万1千人で、12年度(約2700人)だったとか。「前年度の約8倍」とはこのことでした。今年度は4~9月に約1万7千人と昨年同期比で4割増えたそうです。

台湾ではPRも叩けば響くといいます。

昨年秋、台北国際旅行博(ITF)を視察に行ったとき、現地のPR関係者から台湾人訪日客のプロモーションについて、こう言われたことを思い出しました。

「台湾というのはありがたいことに、何かやると必ず反応が返ってくるんです。レスポンスがすごくいい。やりたいことはだいたいできている。もともと台湾の人たちは日本に行く気があるので、うまく押してあげるといいんです」

過去最高200万人超えなるか!台湾客急増の背景にはオープンスカイがある(台北ITF報告その5)
http://inbound.exblog.jp/21387914/

ちなみに東京スカイツリーは台湾の超高層ビル「台北101」と友好関係を結び、それぞれで両方訪ねた人にはプレゼントがもらえるそうです。
[PR]

by sanyo-kansatu | 2014-11-13 17:15 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)


<< 大連の若い世代(80后)は日本...      100円ショップを観光客に広め... >>