ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

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2014年 12月 22日

ハルビンのKFCはアールヌーヴォー建築

この建物は何だかわかりますか? 童話に出てくるおとぎの国のお家みたいでしょう。

答えは中国のある都市のKFC(ケンタッキーフライドチキン)のお店です。
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ずいぶんしゃれてると思いませんか?

この店は、黒龍江省のハルビンというまちにあります。ハルビンを最初に建設したのは東清鉄道をこの地に敷いたロシア人で、19世紀末のことです。
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もともとこの不思議なデザインをした建物は、東清鉄道管理局長の官邸で、1920年に建てられたものだ、とハルビン市が設置したプレートには書かれています。アールヌーヴォー建築です。

場所は、ハルビン駅の正面からまっすぐ伸びる紅軍街が大直街と交差する紅博広場に面したホテル「国際飯店」のすぐ隣にあります。
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デザインが面白いので、ついぐるぐる周辺から見渡してみたくなります。
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さっそくですから、店に入ってみましょう。
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内装は現代的ですが、ハルビンのあちこちに現存するロシア教会など、このまちを象徴する写真が飾られています。

周辺はすでに再開発が進んでいるのですが、ハルビンでは古い建築物を保存することが条例で定められているため、工事現場に囲まれながらも、こんな風に残されています。ここは、ケンタッキーの向かいにある地下鉄駅工事の現場です。
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ハルビンは自らの出自がロシアにあることを公式に表明することを決めたようです。それは彼らの歴史認識には抵触しないようです。市内の歴史博物館の展示を見ればよくわかります。その話はまた後日。
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by sanyo-kansatu | 2014-12-22 15:51 | 北東アジア未来形:満洲の今 | Comments(0)


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