2015年 02月 22日

浅草がすっかり外国人観光客のまちになっていた

2月上旬、書籍の企画である通訳案内士の方のインタビューのため、待ち合わせ場所の浅草を訪れたところ、すっかり外国人観光客のまちになっていたことをあらためて実感しました。

台東区周辺にお住まい、または働いておられる方たちは、そんなの知ってるよ、という話でしょうが、1月下旬に蔵前を訪ねたときのこと(バックパッカーのまち、蔵前で見つけたもの)で少し前に書いたように、ずいぶん前から台東区を中心とした隅田川沿いエリアが、東京の外国人向け観光スポットとして面白い変貌を見せているのです。
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待ち合わせの30分前に浅草に来て少し歩いたのですが、面白いと思えるポイントはふたつ。これまで1月、2月は外国人観光客の数が少ない時期と言われていました。多いのは、3~4月の桜と10~11月の紅葉のシーズンというのが相場。でも、どうやら浅草では一年中を通じて外国人が訪れるように変わってきたようです。

もうひとつは、訪日外国人の5人のうち4人を占めるアジア系の旅行者だけでなく、欧米系の人たちも多く見られること。
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欧米系の旅行者は見た目ですぐわかりますが、アジア系の特徴として、自撮り棒を手にする姿が浅草でもよく見られます。Wikipediaによると、自らを被写体として撮るための自撮り棒は1980年代に日本で発明されたもので、その後しばらく流行しなかったものの、2010年代になってアジアで利用者が急増したそうです。アジアの観光人口の爆発的増大の結果といえるかもしれません。もっとも、いまでは日本人や欧米人も使うようになったと言われていますが。
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個人的には、こういう昔ながらの制服姿の修学旅行生が記念撮影している光景のほうが好感をおぼえたりもします。

雷門の前や仲見世は外国客で込み合っていました。ツーリストインフォメーションの浅草文化観光センターはなかなかに斬新なデザインの建築です。
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浅草文化観光センター
https://www.city.taito.lg.jp/index/bunka_kanko/kankocenter/

噂に聞いていた浅草界隈のバックパッカー宿のいくつかを覗いてきました。
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これは「カオサン東京歌舞伎」です。
http://www.khaosan-tokyo.com/ja/kabuki/
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またこちらは「カオサン東京オリジナル」。
http://www.khaosan-tokyo.com/ja/original/

フロントに尋ねたら、その日はどちらも満室でした。

わずかな時間の散策でしたが、頭の中にいくつもクエスチョンがわいてきます。

浅草で外国人の人気のスポットはどこなんだろう?

人気のおみやげは何?

台東区では、いつごろからどのように外国人客向けの対応に取り組み始めたのだろうか? どんなまちづくりのビジョンがあり、課題は何なのか?

そもそも浅草には、なぜ世界各国の人たちが集まるのか?

おそらく、ここを訪れる外国人の大半は、初めて日本に来た人たちではないでしょうか。

メディアは、“爆買い”する中国客やアニメ好きの外国人を話題にしがちですが、実はそれがわかりやすいからでしょう。比較的イメージしやすい存在だからです。でも、実際には初めて日本を訪れる人たちの数のほうが多いと思われますし、だとすれば彼らの気持ちを理解することのほうが大事なのではないか。そう思える場面が増えています。

少なくとも、浅草は彼らの気持ちをつかむ何かを持っているらしい。あるいは、東京観光において「初めて」の外国人を受け入れる役割を担わされている、ということだと思うのです。

ちなみにその日、インタビューした通訳案内士の福田誠さんは、先日テレビ東京系で放映された「たけしのニッポンのミカタ!~誰も知らない!?ニッポンの新名所」(2015年2月20日放映)に出演しています。

「たけしのニッポンのミカタ!~誰も知らない!?ニッポンの新名所」
http://www.miomio.tv/watch/cc162852/

番組では、本ブログでも紹介したロボットレストランも出てきましたが、全体に個々の事例の紹介の編集の仕方がいまひとつだったように感じました。あまりに多様なFIT(個人旅行者)をひとつのわかりやすい代表例として見せようとするのは難しいですね。

今度、福田さんにあらためて外国人にとっての浅草の人気の理由を教えてもらおうと思います。
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by sanyo-kansatu | 2015-02-22 09:10 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)


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