ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

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2015年 07月 23日

上半期900万人超えで、45年ぶりの出国/訪日の逆転が起こる見通し

今日の朝刊で、日本政府観光局(JNTO)による今年6月および上半期の訪日外国人旅行者数動向のリリースが報じられていました。

訪日外国人4割増 上半期900万人(朝日新聞2015年7月23日)

「増加が続いている訪日外国人旅行者について、観光庁所管の宣伝組織・日本政府観光局(JNTO)は22日、今年上半期(1~6月)の推計値が、過去最高だった前年同期から46%増え914万人に上ったと発表した」。

「国・地域別に見ると、最も多かったのは、217万人の中国で、前年の2.16倍。181万人の韓国、179万人の台湾が続いている。欧米諸国からの来日も増えており、JNTOが調査をしている20カ国中、19カ国で過去最高数を更新した。観光庁は、円安基調が続いていることやビザの緩和、消費税免税制度の導入などが奏功したと見ている」。

ついに中国がトップとなったようです。まあ市場規模が他国と比べケタ違いなので、これまでそうでなかったのが不思議といっていいような話ですが、JNTOの中国市場に関するコメントは以下のとおりです。

「中国は、前年同月比167.2%増の462,300 人で、単月として過去最高を記録し、全市場を通じて初となる単月50 万人に迫る勢い。クルーズ市場も好調で、コスタ・セレーナ(乗客定員3,780 人)、クァンタム・オブ・ザ・シーズ(乗客定員4,180 人)をはじめ30 本が寄港した。韓国でMERS の感染拡大が取りざたされた6 月中旬以降は、訪問先を韓国から近隣国へ変更する動きがあり、訪日についてもFIT(個人旅行者)を中心に需要が上乗せされたほか、クルーズでも韓国から日本に寄港地を変更したケースが見られた。鄭州-関西便(週3便)、鄭州-静岡便(週2 便)、合肥-名古屋便(週3 便)など地方都市からの新規就航も相次いでおり、旺盛な訪日意欲が日本各地に需要を広げている」(同リリースより)。

ここで出てくるクァンタム・オブ・ザ・シーズについては、以前本ブログでも紹介しました。

6月27日中国発客船「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」が博多に初入港しました
http://inbound.exblog.jp/24648018/
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これは6月28日に博多港に寄港したコスタ・セレーナです。

さて再び、朝日の記事に戻ると、こう指摘しています。

「観光庁の久保成人長官はこの日の会見で、1年間の総数が1800万人前後に上るとの見通しを示した」。

それはつまり、1970年以来45年ぶりに訪日外国人が出国日本人の数を上回ることを意味しています。

今年、45年ぶりに訪日外国人数は出国日本人数を超えるだろうか?
http://inbound.exblog.jp/24317982/

気がかりは、9月以降の中国の動向です。ここまで盛り上げておいて、ドスンということはないでしょうね……。レジャーをそこまで政治と結びつけると信用を失うのは誰か、わかっているはずです。

そう念を押してみたくなるものの、ちょっと気になる今日この頃です。
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by sanyo-kansatu | 2015-07-23 18:00 | 気まぐれインバウンドNews | Comments(0)


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