2015年 08月 03日

【続】2015年北朝鮮は観光誘致を積極的に進めています(サーフィンツアーも催行?)

今年6月上旬、北朝鮮の観光誘致に取り組むニュースをいくつか集めてみましたが、その後もいろんなニュースが出ています。

2015年北朝鮮は観光誘致を積極的に進めています(「共産主義テーマパーク」観光は実現するか?)
http://inbound.exblog.jp/24562596/

今回はその続編です。

まずはこれ。
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北朝鮮、外国人の白頭山マラソン旅行認める (朝鮮中央日報2015年06月15日)
http://japanese.joins.com/article/739/201739.html
「高麗旅行社が販売するこの4泊5日の観光商品では、白頭山一帯でのハーフマラソンを楽しむことができる。8月18日に出発し、料金は219万ウォン(約24万円)」。

これは平壌から白頭山(中国名:長白山)のふもとの三池淵まで飛んで、現地で一泊してマラソンするというツアーのようです。しかし、24万円とは高いですね。高麗旅行社(Koryo Tours)は北京にある英国人経営の北朝鮮専門旅行会社ですから、欧米客を集めているのでしょう。集まるのかな?

外国人絶賛、北朝鮮で大人気の地ビールとは
日韓の「有名ブランド」にも負けていない? (東洋経済2015年06月18日)
http://toyokeizai.net/articles/-/72972

東洋経済オンラインではよくこの手の北朝鮮ネタを配信しています。確かに、北朝鮮の国産ビールはそれほどまずいとは思いませんが…。

中朝、豆満江1日観光ツアー開発で合意 (朝鮮日報2015年7月24日)
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2015072401175
「中朝両国は先日、吉林省の延吉から北朝鮮側の白頭山をつなぐバスツアーの営業を開始したが、これが中国人にとって新たな人気観光コースになっていることも伝えられている」。

この記事は本当でしょうか。ちょっと面白いので、延辺の知人に聞いたところ、本当でした。

今年7月から中国発白頭山(北朝鮮)ツアーが始まったそうです
http://inbound.exblog.jp/24763312/

こんなニュースもあります。

北朝鮮でサーフィンツアー開催、イタリア人プロも同行 (Daily NK2015年7月30日)
http://dailynk.jp/archives/49178
「米ニュージャージー州に本社を置く北朝鮮専門旅行大手のウリツアーズは、9月に北朝鮮サーフィンツアーを開催すると発表した。

今回のサーフィンツアーは、上海の浦東国際空港を9月14日午前0時30分に出発する高麗航空便で平壌に向かい、バスで6時間かけて馬息嶺(マシンリョン)スキー場、元山(ウォンサン)市を経由して、江原道(カンウォンド)通川(トンチョン)郡の侍中(シジュン)湖のそばの侍中海岸に移動、3泊してサーフィンを楽しむ」。

ぼくは2013年の夏に侍中海岸に行ったことがあります。これがそのときの写真です。日本の山陰とか新潟あたりの海水浴場によく似ていたことを思い出します。たまたまそのとき欧米人のグループがいて、彼らは海水浴をしていました。
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これは翌朝の同じ海です。けっこう波が立っています。これなら9月であればサーフィンできそうですね。

考えてみると、マラソンにしろサーフィンにしろ、国家レベルの観光誘致というにはささやかすぎる話題ですが、これが北朝鮮だからニュースになるんですね。いまの北朝鮮の観光誘致は、こういう善意にあふれる奇特な欧米人たちに支えられているといってもいいのかもしれません。

ですから、こんなやり方で観光誘致なんてうまくいくはずがない。その手の論調の記事が出てきて当然です。当然ではあるんですが、わざわざそこまで言うまでもない話という気もします。

あの北朝鮮が乗り出したインバウンド大作戦の成否 (ダイヤモンド2015年7月1日)
http://diamond.jp/articles/-/74073

北朝鮮、「観光客100万人誘致を目指せ!」 観光活性化に特大級の大風呂敷(Daily NK 2015年7月18日)
http://dailynk.jp/archives/48483

北朝鮮インバウンドをめぐるこのなんともいたたまれない現実というか、いじましい感じは、これからもずっと続くのでしょうか。この国の若きリーダーが多少なりとも海外の事情を知っているからこそ、こんなことを始めたのだろうと思われますが、逆に海外を知っていれば、このままではうまくいきようがないことは、ご本人がいちばんよくご存知なのではないかと思われます。

北朝鮮、一部地域の「自転車ツアー」が中止に…「見所なくて、料理もイマイチ」(Daily NK2015年07月10日)
http://dailynk.jp/archives/48233
「中国吉林省延辺朝鮮族自治州の図們市が、豆満江を向かいにある北朝鮮の穏城(オンソン)郡に提案し、昨年5月から始まった。しかし、中国人観光客の評判がイマイチで、中止になったという」。

これは、昨年始まった中朝国境の図們から対岸の北朝鮮の南陽とその東の郊外にある穏城方面への日帰りサイクリングツアーの内容がイマイチで中止になったという記事です。

これが図們と対岸の南陽(北朝鮮)です。
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ぼく自身は、戦前期の日本がそのまま時間が停まってしまっているように見える南陽という不思議なまちをサイクリングしてみたくてたまらないのですが、実現する日はいつでしょうか。

なおこれも現地関係者に聞いた話ですが、サイクリングツアーはなくなったものの、ウォーキングツアーは現在でも行われているそうです。
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by sanyo-kansatu | 2015-08-03 15:22 | 朝鮮観光のしおり | Comments(0)


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