2015年 08月 06日

今年7月から中国発白頭山(北朝鮮)ツアーが始まったそうです

先日、朝鮮日報2015年7月24日で報じられた「中朝、豆満江1日観光ツアー開発で合意」の記事について、知り合いの延辺朝鮮族自治州の関係者に確認したところ、確かに今年7月15日から、中国発国境越え白頭山(北朝鮮 中国名:長白山)2泊3日の登山ツアーが始まったそうです。

中朝、豆満江1日観光ツアー開発で合意 (朝鮮日報2015年7月24日)
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2015072401175

対象は中国国籍のみで、ツアーの料金は2泊3日で1880元。週2~3回催行の予定。出発地は延吉市の南西にある和龍市からだそうです。和龍市崇善税関から朝鮮に入国します。

ネットで調べると、確かに以下の記事が出ていました。

和龙赴朝旅游线路受到游客欢迎 2015-08-04
http://gb.cri.cn/42071/2015/08/04/8011s5054574.htm
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「国际在线消息(记者 吴家迎):7月15日,吉林省延边朝鲜族自治州和龙市正式开通了赴朝鲜境内的长白山东坡、茂峰国际旅游特区的跨境旅游线路。近日,本台“行进中国·魅力边境行”记者对负责运营此线路的和龙市旅行社进行了采访。旅行社经理齐蕾表示,赴朝旅游路线深受游客喜爱,在短短十多天时间里,已有近600人次通过旅行社赴朝观光旅游。另外,还有200多人已经提交了赴朝旅游的材料。

此次开通的赴朝旅游线路为朝鲜境内的长白山东坡、茂锋国际旅游特区一宿二日游;朝鲜境内的长白山东坡、茂峰国际旅游特区二宿三日游。主要包括长白山东坡、正日峰、三池渊大纪念碑、茂峰国际旅游特区、鲤明水瀑布等朝鲜著名景点。和龙市旅游局表示,今年4月23日,朝鲜发布政令设立茂峰国际旅游特区,和龙市紧抓这一契机,开拓边境旅游路线,“茂峰国际旅游特区位于图们江源头、双目峰、三池渊郡之间的三角地带,长约14公里,宽约12公里,区域总面积约84平方公里。6月朝鲜白头山地区观光委员会派出代表到我市进行考察。随后,代表团与香港盛润投资有限公司,我市与香港盛润投资股份有限公司就合作开发朝鲜茂峰国际旅游特区分别达成了协议。”

孟晨表示,茂峰国际旅游特区由香港盛润投资股份有限公司负责运营并开发,建成后将大幅提高赴朝游客的接待能力,日接待能力将达3000人次。目前一期建设正在施工中,开发面积20平方公里,预计8月末完工,建成后日接待能力可达500人次。

和龙市推出此旅游线路受到欢迎还得益于靠近长白山和中朝边境的独特区位优势。和龙市地处长白山下、图们江畔,与朝鲜咸镜北道和两江道隔江相望,边境线长达165公里,拥有2个国家级边境口岸。负责运营赴朝旅游路线的和龙市旅行社经理齐蕾表示,朝鲜境内长白山东坡景色以及沿途景点的自然风光是吸引游客的主要原因,“主要优势是看长白山景区,因为长白山唯一的东坡就是在我们这个地理位置,长白山是不可复制,其他三池渊郡各个地方的景点都非常有气魄,包括正日峰、金正日的出生地,非常能代表朝鲜非常气概的景色。三池渊郡是以前金日成抗日的主要抗战基地,和我们中国人民有很深的历史遗留的感情,它(旅游路线)文化的内容也很深。”

长白山北坡、西坡、南坡位于中国境内,东坡位于朝鲜境内。主峰海拔为2691米,天池是长白山最为著名的景观。齐蕾说,从长白山东坡看到天池的几率高达99%,“长白山的海拔比较高,像我们国内北坡、西坡、南坡,受天气影响有很多原因,有时候看不到,但是朝鲜东坡的地理位置不同,俯视基本都能看到天池,如果看不到,我们可以近距离走到天池水面,所以基本99%都能看到天池。”

齐蕾说,从长白山东坡观赏天池有两种方式,“白头山东坡有两种观赏方式:一是坐我们提供的车拉到天池主峰俯视天池,还有一种坐德国产的缆车直接下到天池水面,也可以徒步走台阶下到天池水面。”

这些优势带动了和龙赴朝旅游市场的火热。齐蕾说,在短短十多天时间里,已有近600人次通过旅行社赴朝观光旅游,“7月15日开通线路以后,到现在持续基本3天一个团,大概35人以里,首批团120人,之后每星期的周二或周三,是发散客班。团体是随时可发。两日价格是1680元,三天是1880元,包括所有到朝方的吃住行。”

齐蕾表示,去过的游客反馈都很好,由于旅游路线还没开始大规模推广宣传,因此有很大一部分新游客都是听去过的人推荐过来的。现在通过旅行社赴朝旅游需要准备的资料也特别简单,“提供报名材料是非常简便的,就是用本人的身份证正反面电子版,二寸白地照片电子版就可以,提前5天传到我们公司邮箱里,我们就可以给大家制证了,普通市民是非常方便的。”

这条旅游路线还受到一些国外游客的青睐,比如新加坡、俄罗斯等国咨询的就很多。齐蕾说,目前和龙正积极申报这条旅游路线上边境口岸的国家一级口岸资质,相信很快第三国人就可以从和龙口岸出发赴长白山东坡和茂锋国际旅游特区旅游了」。
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記事によると、開始から半月で約600人の旅行者がツアーに参加したこと。主な訪問先は、長白山東坡、正日峰、三池淵大紀念碑、茂峰国際旅游特区、鯉明水瀑布など。白頭山のふもとは金日成率いる抗日戦線の拠点だったとされることから、いわゆる革命史跡がたくさんあるようです。東ドイツ産(当時)のケーブル・カーで直接天池に下りることができるのも、白頭山観光の特典といえるでしょう(現在、中国側からは天池に行くのは禁止のため)。いまは中国国籍のみが参加できますが、シンガポールやロシアから打診もあるとか。またそもそもこの国際観光特区の開発は香港資本が関わっていることなどが書かれています。

長白山(白頭山)の周辺は、南坂、西坂、北坂と三方は中国領で、唯一東坂方面のみ朝鮮領です。延辺には多くの朝鮮族がいるので、これまでなかなか行けなかった東坂から登ってみたいと思う人は多いでしょう。

とはいえ、この中国発白頭山(北朝鮮)ツアー、実現までにずいぶん時間がかかっています。実は、以下の記事をネットで見つけました。昨年夏には実施されるはずでしたが、1年延期しています。

和龍開通赴朝長白山東坡遊 2014年6月18日
http://jl.wenweipo.com/?action-viewnews-itemid-1888

「6月中旬,吉林和龍市將正式開通本年度赴朝鮮長白山東坡旅遊線路。線路主要分為2日遊和3日遊,由和龍市旅行社負責運營。遊客自和龍市古城裏口岸過境,經朝鮮大紅丹郡抵達三池淵郡,沿途不僅可以遊覽到著名的三池淵大紀念碑、白頭館、千軍岩、鯉明水瀑布、天池等朝鮮知名旅遊景點,還可以觀看少年宮演出等文藝節目。

據瞭解,和龍地處長白山下、圖們江畔,與朝鮮鹹鏡北道和兩江道隔江相望,邊境線長達164.5公里,擁有南坪、古城裏兩個國家級邊境口岸。其獨特的區位優勢,使從這裏出境的遊客不僅可以體驗異國風土人情,還能飽覽長白山東坡風光。自1992年開通赴朝跨境遊業務以來,通過多年的努力運營和發展,這條線路已日臻成熟」。(記者張艷利)

さらにいうと、約10年前の地元新聞の記事によると、和龍から北朝鮮に入る観光コースは2006年に開通していたようです。その後の北朝鮮の核実験など、中朝関係の悪化によりこう着状態が続いていたのです。ぼく自身、このコースがオープンするという話は、当時から聞いていました。実現までに10年かかったことになります。気の長い話です。

和龍市、国際黄金観光コースが開通(吉林新聞 2006年6月30日)
「先日 《国際黄金観光コース》と呼ばれる和龍市長白山東側国際観光コースが正式に開通した。 観光客は和龍市内の古城里港から直接、北朝鮮観光に入ることが出来るだけでなく、北朝鮮国内の 長白山東側観光が出来る。 この観光コースは和龍市旅行社で単独にて運営している。

州人大常務委員会主任・韓昌鎮は開通セレモニーで、延辺は中国、北朝鮮、ロシアの 3国国境が接して いるため、地理的メリットが明らかであり、観光の潜在力が巨大だと指摘しながら、和龍市でこの 国際黄金観光コースを開通したことは州全体の観光業にとって大きな事であるだけでなく、延辺で 開放を拡大した大慶事であると述べた。 その日 25人の観光客が初めて古城里港から国境を越えて北朝鮮観光に出た」。

はたして中国人以外の外国人がいつからこのコースに参加できるのか。気になります。

それから、以下の記事に関しても、最新情報です。

北朝鮮、一部地域の「自転車ツアー」が中止に…「見所なくて、料理もイマイチ」(Daily NK2015年07月10日)
http://dailynk.jp/archives/48233

現地の関係者によると、確かにサイクリングツアーはなくなったものの、図們・南陽の日帰りツアーはウォーキングツアーとしていまも実施されているそうです。

コース内容は以下のとおりです。

10時図們税関→国境橋通過→南陽市内観光→15:00図們税関

料金は260元/名だそうです。
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by sanyo-kansatu | 2015-08-06 16:04 | 朝鮮観光のしおり | Comments(0)


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