ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

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2015年 08月 10日

外七宝から見渡す雄大な日本海の絶景

翌日は、内七宝より海に近い外七宝の山々を訪ねて回りました。
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※2014年7月上旬、北朝鮮咸鏡北道の七宝山を訪ねた話をしています。

七宝山(チルボサン)は金剛山とは似て非なる朝鮮の名峰
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まず訪ねたのが万物相の展望台です。外七宝を代表する五つの連山で、左から万長峰、宮廷門峰、将軍峰、昇天峰、月落峰です。その右手には寝床岩、ウサギ岩、軍艦岩などがあります。
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ウサギ岩
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軍艦岩

下の方には今朝までいた外七宝山荘が見渡せます。
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次に行くのが、徳溝瀑布です。いまの季節は水流が少なくそれほど迫力はありません。
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また水系の美しさは金剛山には少し劣るようです。決して水質が悪いわけではないのでしょうが、金剛山の水系は魚も棲めないほどの透明度と藍色の美しさであるのに対し、七宝山の水系には小魚がゆらゆら泳いでいたからです。
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むしろ七宝山の魅力は展望台から見下ろす日本海の絶景にあります。

この大きな窓のような岩は降仙門といい、門の向こうには日本海が望めます。
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さらに魚群台と呼ばれる展望台もあります。これはまさに絶景でしょう。
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この山肌を魚の群れが登るように見える奇岩群が魚群台です。
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少し気になるのが、空にガスがかかっていることです。もしかしたら中国から届くPM2.5の影響かもしれません。日本気象協会のサイトを見ても、たいてい朝鮮半島はPM2.5に覆われていることが多いからです。

最も海に近い場所にあるのが、絶景台です。ここは地図には載っていません。一般のツアーではここまでくるのは珍しいそうです。写真左手の海岸線に見える集落があとで訪ねることになる民泊施設です。
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このとおり山道も十分整備されていないからです。
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展望台の帰り際、現地の英語を話すガイドが岩から染み出すさびた鉄分を指しながら、ぽそりとこんなことを言いました。「ほら、見てください。わが国には鉄資源はいくらでもあるんです」。こういうことを外国人に語るとき、彼らは何を伝えようとしているのでしょうか。実は、彼らはいろんな場面でよく自国の資源の話をしてきます。

思えば、朝鮮半島北部の鉄鉱石をはじめとした各種資源を見つけ、最初に投資したのは戦前の日本でした。各地に当時としてはそれなりの規模の製鉄工場などを建設し、それを引き継いだことで、少なくとも1970年代までの北朝鮮は韓国や中国よりも経済的に恵まれていたはずです。それなのに、いまどうしてこのような状況に陥ったのか。その理由を彼らはどう理解しているのでしょうか。
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次に展望台から見た海外線に降りていきます。
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by sanyo-kansatu | 2015-08-10 17:10 | 朝鮮観光のしおり | Comments(0)


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