2015年 09月 28日

春秋体操はやってみると意外に楽しい~国慶節直前上海・茨城線搭乗記

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9月下旬、春秋航空の上海・茨城線に乗りました。これまでいろいろ春秋航空の取材をしているくせに、2010年7月の就航以来、初めてのことです。

国慶節休み直前の上海浦東空港の出国ロビーは海外旅行客でごった返していました。8時40分発のフライトのため、朝6時20分に空港に到着したのですが、春秋航空のカウンターの前は、中国式に何重にも折れ曲がる長い行列が続いていました。
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待つこと約20分。ようやくチェックインカウンターにたどりついたのですが、現地で購入した資料などで約3㎏オーバーが発覚。わかりやすい日本語を話す春秋のグランドスタッフの女性から「荷物の超過分は348元(約7000円)です」と宣告されてしまいました。

やれやれ…。これじゃ今回の片道運賃(茨城・上海線6800円)と変わらないではありませんか。かなりショックです。やっぱり事前にEMSで送っておけばよかった…。でも、時間がなかったのです。それに今回は春秋の国内線にも乗ったのですが、そのときは手荷物を除いた計量だったため、問題ありませんでした。だから、甘く見ていたのですが、国際線は預ける荷物と手荷物の合算で計量されてしまうようです。今後のいい教訓となりました。

さて、チェックインを終えると、まだボーディングタイムまでに1時間半以上あったので、軽く朝食をとってから出国ゲイトに並んだところ、すごい行列です。
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さらに、出国審査場までたどり着くと、これまたとほうもない行列です。今年は中秋の名月が9月27日で、10月1日の国慶節を前倒しして休暇をとる中国人が多いとは聞いていましたが、ここでもちょっと甘く見ていました。メディアでは株価暴落にともなう中国経済の減速がしきりに話題になっていますが、海外出国熱は衰えを知らない様子です。この国の桁違いの大群衆は我々の常識を超えています。
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そして、出国審査を約45分後に抜けたと思ったら、手荷物チェックの列がまた長い。この列の最後尾についた時点でボーディングタイムの約30分前でした。おいおい大丈夫かよ。まさか出国手続きに時間がかかったため、フライトに間に合わないなんてことがあるのだろうか。かなり焦ってきました。
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ようやく検査場に入ったのですが、やたらに厳しいのです。手荷物のペンケースの中の小型バサミを見つけられ、没収されてしまいました。

検査場を出た時点で、ボーディングタイムをすでに10分オーバーしていました。ぼくはカウンターまでひとすら走りました。おかげでなんとか間に合いました。
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来るときもそうでしたが、春秋航空というのは中国で冷遇されていますね。搭乗機のある場所がやたらと離れていて、バスで5分以上かかるのです。もう地の果てというような場所に駐機しています。中国に来ると、いかに国有企業が優遇され、民営企業が弱い立場にあるかを実感させられます。
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さて、定刻より20分遅れでエアバス機は飛び立ちました。LCCである春秋航空のシートピッチは狭いことで知られています。日本人の身体感覚ではそんなに気になるほどではありませんが、ガタイの大きい欧米人にはつらいかもしれません。
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しかし、無意識のうちに身を縮めていたのかもしれません。茨城空港到着の約20分前、CAたちが春秋体操を始めたところ、一斉に乗客たちも呼応したのです。若い乗客が多かったのですが、照れることもなく、みんな楽しそうに身体を動かしています。冒頭の写真がそれです。
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約3分間の音楽に合わせたストレッチ体操です。腕や手首、肩をひねり、顔面のマッサージ、背筋を伸ばすなど、試しにやってみたところ、これが悪くないんです。春秋体操については、LCCゆえの狭いピッチによるエコノミー症候群予防ということから、冷笑的な語られ方をしがちなところがありましたが、実際に体験してみると、理にかなっていると思いました。

CAさんが先頭に立って乗客に働きかけるところがいいですね。実は、行きの便でも春秋体操の様子をカメラに収めようとしたのですが、CAさんに拒まれていたんです。やはり日本発の便は日本の常識が優先するらしい。しかし、上海発の便はガードがゆるい。機内は中国なんですね。

茨城空港に着陸すると、雨でした。搭乗機からほんの50mですが、歩いて入国審査場に向かわなければなりません。しかし、タラップを降りると、傘が用意されていました。さすがは日本ですね。中国ではここまでの気配りはまず考えられません。春秋航空に初めて乗って、日中のサービスに対する考え方の違いを実感しました。
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by sanyo-kansatu | 2015-09-28 10:41 | “参与観察”日誌 | Comments(0)


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