2016年 01月 26日

春秋航空の就航が呼び水となった関西国際空港の中国路線拡大

ここ数年、関西を訪れる訪日外国人が急増しています。もちろん、2015年は全国的に増えたのですが、関西の伸びは全国平均を大きく上回っています。
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その理由は、関西国際空港に乗り入れる東アジアの航空路線が急ピッチで増加しているからです。特に2014年以降の中国路線の増え方は半端じゃありません。
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関西国際空港東アジア路線網(2016年1月現在)

中国路線の数でいえば、関西国際空港が日本最大です。もともとアジア方面からのLCCの運航数の多さは31.7%(15年冬期)と日本一ですが、以下のリリースをみても、国際線の就航便数が東日本大震災のあった2011年頃より右肩上がりで伸び、特に15年の伸びが大きかったことがわかります。
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関西国際空港の国際定期便運航計画について(2015年冬期スケジュール)
http://www.nkiac.co.jp/news/2015/2277/2015winter.pdf

関西を訪れる外国客の特徴は、買い物を好む東アジアや東南アジアからの観光客が多いことです。こうしたLCCを利用して賢く旅する旅行者を「関西バジェットトラベラー」と呼ぶそうです。一般に東京には出張や公費で訪れる旅客も多いのに対し、関西は「自分のお金で楽しみたい人が訪れる」といい、リピーター比率も東京より高いといわれます。
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大阪の関係者に聞くと、関西国際空港の中国路線は、2014年3月の春秋航空の上海線の就航が呼び水となり、4月に上海吉祥空港、その後は国営キャリアが地方都市からの就航を加速させたことでこれほど拡大したのだといいます。

さすがに関空も飽和状態になり、最近は中部国際空港へとシフトする傾向も見られます。

中部国際空港の中国路線も、すでに24都市に就航しています。

中部国際空港フライトスケジュール(2016年2月1日~2016年2月29日)最終更新日:2016年1月13日
中国・香港・台湾 出発便
http://www.centrair.jp/airport/flight_info/monthly/1198613_1744.html

就航都市
北京、上海、長春、長沙、常州、大連、福州、杭州、貴陽、ハルビン、合肥、フフホト、昆明、南通、寧波、青島、瀋陽、石家荘、太原、天津、武漢、西安、煙台、銀川

中国の内陸都市からこれほど中部地区にも飛んできているとは…。少なくとも2年前には、とても考えられなかったことが起きているのです。
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by sanyo-kansatu | 2016-01-26 12:37 | “参与観察”日誌 | Comments(0)


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