ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

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2016年 04月 23日

トリップアドバイザーで人気のサムライミュージアムとふくろうカフェを覗いてみた

3月末に配信されたトリップアドバイザーの人気観光地ランキングをみると、日本人と外国人では人気スポットがずいぶん違って面白いです。

2015年にトリップアドバイザーの日本の観光地に寄せられた口コミを分析(2016.3.31)
http://tg.tripadvisor.jp/news/wp-content/uploads/2016/03/20160331_TripAdvisorPressRelease.pdf

ランキングは、日本全体だけでなく、東京、北海道、京都、大阪、沖縄、神奈川、広島、福岡、兵庫、千葉、長野など、各地ごとに集計しています。なかでも東京の人気ランキングがこれです。
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堂々の1位は新宿御苑。4月上旬、仕事をさぼって新宿御苑に行って芝生にごろりとしようと思ったら、桜が満開だったせいか、すごい人出でチケット売り場も列をなしています。外国人も大勢いて見ているだけでも面白かったのですが、とてものんびりできそうになかったので、入園は断念しました。
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マレー系と思われる頭にスカーフを巻いたツーリストも多く見かけました。
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ムスリム・ジャンピング・ガール目撃!? ようこそ、21世紀の新宿御苑へ
http://inbound.exblog.jp/25020925/

2位は新宿歌舞伎町にあるサムライミュージアムです。
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サムライミュージアム
http://www.samuraimuseum.jp

2015年7月にオープンしたばかりの施設で、館内には日本刀や鎧兜の展示があり、鎧兜を身につけて撮影できるスタジオがあります。実は、ある媒体でここを取材させてもらおうと電話したことがあるのですが、基本的に外国語媒体以外は受け付けていないそうで、断られてしまいました。

そこで、昨晩友人のカメラマンと一緒に客を装い、訪ねてみました。玄関を入ると、たくさんの甲冑が並んでいました。スタッフに聞くと「98%が外国人」といいます。思うに、展示もあれこれ揃えるより、外国人が好む鎧兜と日本刀に絞っているところがわかりやすいうえ、撮影もできるというわけで、彼らのやりたいことがお手軽に実現できるという点が人気の理由なのではないでしょうか。ちなみに入場料は大人1800円です。

玄関の脇にショップがあり、日本刀のレプリカや扇子、ミニ甲冑などが販売されています。人気は7000円~3万円くらいの日本刀のレプリカだそうです。これは戦国武将のストラップです。
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歌舞伎町には、おなじみのロボットレストランがありますが、相変わらず欧米系ツーリストが多く押し寄せているようです。ちょうど1年近く前に行ったのが最後ですが、入場料8000円と値上がりしていて、その強気ぶりに驚きます。
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ロボットレストラン、まだまだ進化中(2015年 06月07日)
http://inbound.exblog.jp/24562884/

向かいにチケット売り場があり、客引きも多国籍軍団の様相を呈しています。最近、中国語のフリーペーパーなどにも「机器人餐厅(ロボットレストラン)」の広告がよく入っているようなので、中国系の人たちも訪れているのでしょうか。
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原宿界隈で配られていたタブロイド版の英字観光案内紙を見ると、赤ちゃんや子供連れの欧米客の写真まで入っていて、客層をいかに広げるかに苦心しているものと思われます。でも、あのクレイジーなショーに海外のお子様たちを連れていくというのはどういうものでしょう? 気にならないではいられません。ロボットレストランの終わることのない試行錯誤は続いているようです。隣にサムライミュージアムの広告もありますが、映画「ラストサムライ」のトム・クルーズらしき武将姿もあり、著作権どころではなさそうです。かつて20世紀の香港で、こんな感じのあやしげな広告があふれていたことを思い出します。
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最後は、変り種のスポットです。4位に秋葉原の「アキバフクロウ」というカフェがランキングされています。すでに猫カフェは広く知られていますが、その「ふくろう」版です。ネットで調べると、都内にずいぶんの数のふくろうカフェがあるようです。

昨日は午後に原宿に行く用があったので、竹下通りに近い「武蔵野カフェ&バー ふくろうの里(原宿店)」を覗いてみました。
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武蔵野カフェ&バー ふくろうの里(原宿店)
http://owlvillage.jp/harajuku/

当初は、このようなスポットが外国人に人気だとは半信半疑だったのですが、同店のある雑居ビルの4Fにエレベーターで上がると、店の前には3人の欧米客が待っていました。店内を覗くと、確かにふくろうとたわむれる外国客だらけでした。
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店の方に話を聞きました。吉祥寺店と原宿店があるそうで、それぞれ昨年2月、7月のオープンだそうです。基本的に60分の入れ替え制ですが、30分のお試しコースもあります。リピーターも多そうで、事前のネット予約をすすめられました。なんでもふくろうは音に敏感なため、電話は受け付けていないそうです。

ここがどのような世界なのかについては、同店のサイトに以下の動画があります。

ふくろうの里(動画)
http://owlvillage.jp/movies.html

店長によると、この種のカフェは海外にはないそうで、外国人観光客の間でひそかに人気を呼んでいるのだそうです。

訪日外国客が増えることで、都内に不思議なスポットが生まれ、にぎわっています。もっとも、すべてが当たるとは限りません。当たるかどうかは、チャレンジしてみなければわからない。その分かれ目はどこにあるのか。今後もこの種のスポットを探し歩いてみようと思います。
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by sanyo-kansatu | 2016-04-23 12:22 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)


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