ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

inbound.exblog.jp
ブログトップ
2017年 08月 21日

ついに起きてしまった。運転できないはずの中国人レンタカードライバー事故

先週、ついに起きてしまいました。日本では運転できないはずの中国人レンタカードライブ事故です。 

中国本土の観光客は日本でレンタカーの運転はできません (2015年09月05日)
http://inbound.exblog.jp/24859203/

地元メディアは以下のように報じています。

自転車の列 外国人運転レンタカー突っ込む 大学生4人重軽傷 北海道洞爺湖町(北海道ニュースUHB2017年8月17日)
http://www.uhb.jp/news/

8月17日午後、北海道洞爺湖町の交差点で、ツーリング中の大学生の列に乗用車が突っ込む事故があり、4人病院に搬送され、うち1人は骨折の重傷です。

事故があったのは、洞爺湖町成香の道道と町道の交わる交差点です。

きょう午後2時30分ごろ、1列で走っていた5台の自転車の前から2番目に、交差点を曲がってきた乗用車がぶつかり、後続の3台も巻き込まれました。

この事故で、男子大学生4人が病院に搬送され、うち1人が骨折の重傷、3人が軽傷です。

車はレンタカーで、旅行に来ていた中国国籍の会社員の男性(37)が運転していました。

現場は、信号機のない交差点で、乗用車の側に一時停止の標識がありました。

警察は、運転手の男性から事故の状況を詳しく聞き、原因を調べています。


数年前からすでに沖縄や北海道では、外国人レンタカー事故が増えていたようです。

外国人観光客の交通事故激増が社会問題化…信号無視で日本人死亡事故も発生(Business Journal2017.01.16)
http://biz-journal.jp/2017/01/post_17726.html
外国人レンタカー事故急増 業界、ステッカーで対策強化(琉球新報2015年12月31日)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-196811.html
北海道では外国人観光客による交通事故の増加が深刻だった(Naverまとめ2017年02月18日)
https://matome.naver.jp/odai/2148734613224834201

今回の事故は、真夏に起きたものですが、北海道は雪道の運転がアジアの人たちには難易度が高いだろうという懸念はすでに指摘されていました。

外国人観光客と冬道事故(安全運転管理あれこれ記 交通コンサルタント小林實)
http://www.signal-net.co.jp/2011/02/post-460.html

この事故に関して、まだそれほど大きな反響はないようですが、ネットに少し反応が出ています。

中国の運転免許は日本で無効なのに中国人のレンタカー利用者が増加中(2017年8月18日)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kunisawamitsuhiro/20170818-00074684/

北海道の洞爺湖で中国の国籍を持つドライバーがレンタカーで自転車の列に突っ込み、大学生4人重軽傷という事故を起こした。このドライバーが日本で有効な運転免許証を持っていたのか不明ながら、基本的に中国の免許だと日本で運転出来ない。本来ならレンタカーも借りれないのだけれど、驚く状況が起きている。

海外からの観光客多い沖縄では、2015年に17,7%もの中国人がレンタカーを利用していたという。北海道でも徐々に増加していると言われており、危惧する声も多い。なぜ中国の免許が危険なのか? 交通法規の共通化をすすめている『ジュネーヴ条約』に中国は加入していないからだ。したがって運転の常識からして異なる。

ジュネーヴ条約に加入している国同士や、2国間で協定を結んでいる国(ドイツやフランス、台湾など)は相互の免許証が有効ながら、中国の免許証についていえば無効。つまり無免許運転ということ。なぜ日本でレンタカー出来るのか? 『レコードチャイナ』という中国の情報を伝えるネットメディアによると、偽造が多いという。

中国ではフィリピンや香港の免許をネットで買えるそうな。フィリピンはジュネーヴ条約に加入しているため、日本でも有効。香港の免許もイギリス統治時代からの継続措置で有効になっている。ちなみに日本人が中国でクルマを運転しようとしても、こういった脱法手段が無いため改めて中国の免許を取らないと運転出来ない。

いずれにしろジュネーヴ条約に加入していない国の免許は使えない。脱法行為で取得した国際免許も同じ。このあたり、レンタカー会社でキチンと確認し(基本的に中国パスポートでその他の国の免許を持っている人は希少)、無免許運転を防止すべきだと思う。海外からの観光客は大きな産業ながら、安全の担保はもっと重要だ。


これは自動車評論家の国沢光宏さんのyahoo!での連載「知らないと損する自動車情報」(https://news.yahoo.co.jp/byline/kunisawamitsuhiro/)で書かれたものです。

少し古いデータですが、中国では年間26万人が交通事故でなくなるそうです。

交通事故で年間26万人が死亡、日本に比べ中国の交通死亡事故が多いのはなぜか(レコードチャイナ2016年4月5日)
http://www.recordchina.co.jp/b132541-s0-c30.html

この記事によると「中国の2013年の交通事故による死者は26万1367人」だそう。

(以下、一部抜粋)「日本の人口は中国の約10分の1。2012年3月時点の自動車登録台数は4800万台で、1世帯当たりの平均保有台数は0.93台だった」「中国の自家用車保有台数(2015年時点)は1億2400万台、100世帯当たり31台を持っている計算」と紹介し、「日本の状況を見ると『車社会の到来イコール交通事故の多発』にはならないことが分かる」と指摘。中国で毎年2000万〜3000万人の新人ドライバーが路上に出ることで「確かにリスクは高まる」としながらも、交通事故が繰り返し発生する主な原因としてドライバーのルール違反や歩行者の信号無視、設備の不適切な設置など人為的な問題を挙げた。

気になるのは、中国のネットをみると、日本でレンタカーに乗るための裏ワザ情報が公然と紹介されていることです。簡単にいうと、日本と同じジュネーヴ条約に加入しているフィリピンで国際免許を取り、日本で使えばいいというのです。

有中国驾照,想去日本租车,可以吗?
想去日本自由行,想租车自驾,只有中国驾照,需要考国际驾照嘛?
https://www.wukong.com/answer/6438199906761965826/

ここまでやるか! という感じです。やはり、この問題も含め、中国人観光客の周辺で派生するさまざまな問題について、国レベルでの相互の話し合いが必要だと思われます。ただ、いまの習近平政権相手だと、簡単ではなさそうです。
[PR]

by sanyo-kansatu | 2017-08-21 11:28 | 気まぐれインバウンドNews | Comments(0)


<< まだ中国の夏休み中、ツアー客は...      041 中国黒龍江省、綏芬河は... >>