ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

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2017年 09月 12日

スタバはないけど、カフェとライブハウスはある新しいサハリン

サハリンは、いわば「日本にいちばん近いヨーロッパの田舎町」です。

ウラジオストクのような都会的な要素を求めても詮無いところがあるのですが、サハリンの州都(県庁所在地)のユジノサハリンスクには、スタバはないけれど、居心地のいいカフェがたくさんできています。週末の夜は、ライブハウスもにぎわっていました。それらのスポットでは、サハリンの街角で普通に見かける一般の人たちとはちょっと違う、おしゃれな若者たちと出会えます。

いくつか訪ねたカフェのうち、ユジノサハリンスク駅からまっすぐ延びるコミュニスチチェスキー通りの古いビルの中にある「カフェ16」は、なかなかおしゃれで和めるスポットでした。
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このカフェを教えてくれたのは、サハリン州郷土博物館で出会った日本語を話すお子さん連れの若いカップルで、特に奥さんが「ぜひ行ってほしい」というのです。ご主人は漁業関係の仕事で日本と縁があるようで、奥さんも日本語を話すことから、日本に行ったことがある人のようでした。

店内には、カップルや若者のグループなどの姿が多く見られますが、よく見ると、コリア系や中央アジア系と思われる非ロシア系の人たちも多かったです。店のスタッフもそう。サハリンでは、非ロシア系の人たちものびのびと暮らしていることがわかります。
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シナモンパイとコーヒーを頼んで、奥のスペースでひと休み。サハリンの食パンはパサパサでいまいちだったけど、こちらは普通においしいです。コーヒーの種類もいろいろ選べます。
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カウンターの脇のイラスト入り料金表をみると、メキシコ料理の各種ケサディーヤ280~380RB(560~760円)やアイスコーヒー190RB(380円)、アイスラテ200RB(400円)などが書かれています。コーヒーの値段は日本のスタバとそんなに変わらない印象です。
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店の外に手書きのロシア語の看板がちょこっと置かれているので、駅を背にして通りの左側の歩道を歩いていけば、見つけられます。駅から徒歩5分くらいです。
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サハリンに行って夜をどう過ごそうか。正直なところ、旅行前にほとんど情報がなく、思案に暮れていたのですが、稚内市サハリン事務所の中川善博さんの運営するブログ「65RUS - ユジノサハリンスク市アムールスカヤ通から…」を見つけたことで、大いに助かりました。

65RUS - ユジノサハリンスク市アムールスカヤ通から…(稚内市サハリン事務所のブログ)
http://65rus.seesaa.net/

このブログは、今年4月からユジノサハリンスクに赴任になった中川さんが日々見かけた光景や体験を元に書かれているものです。その中に、夏になると、ユジノサハリンスクでは市内のいくつかのライブハウスが盛り上がっているとの情報を発見。

そこで、週末の夜、訪ねたのが、ロシア正教会の通りの向かいにあるライブハウス「カフェ・オペラ」でした。
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店内は、世界中どこにでもあるようなクラブ風空間で、多くの若者が集まっていました。ライブステージの正面のカウンターが空いていたので、しっかり席をキープしました。この町では、我々のような外国客に対しても、ごく自然にフレンドリーな対応をしてくれます。

この店のバーテンは派手なアクションでカクテルをシェイクする陽気な青年でした。常連客と冗談を交わし、笑いを取るタイプです。
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当初、ライブは22時からと聞いていたのに、結局のところ、演奏が始まったのは23時過ぎていました。男性4人にボーカルの女性1人の地元バンドで、店内は一気に盛り上がり始めました。
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バンドのリーダーはキーボード奏者ですが、演奏される曲目はほぼわかりません。彼らのオリジナル曲なのか、ロシアの人気ポップスなのか。英語の曲もあるようですが、基本ロシア語なので、歌詞も実はよくわかりません。
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日本の音楽ライブでは、勝手に演奏中のミュージシャンを撮影することはNGでしょう。この日、店内に若いコリア系と思われる女性カメラマンがいて、ライブ撮影を行っていました。メンバーと知り合いのようです。おかげで、こちらも便乗。そうでなくても、彼らはおおらかなので、きっと問題なかったと思います。
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たとえ曲目も歌詞もわからなくても、異国の旅先で訪ねるライブハウスは面白いです。店内の若者たちの様子を見るだけでも楽しい。よく見ると、小金持ち風の非ロシア系の女の子のグループもいます。
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1回目のライブが終了し、店の外でくつろぐ客とミュージシャン数名が話し込んでいます。この日は朝まで数回ライブが行われるそう。午前0時を回っていたので、ホテルに戻ることにしました。
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by sanyo-kansatu | 2017-09-12 08:38 | ノービザ解禁!極東ロシア | Comments(0)


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