ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

inbound.exblog.jp
ブログトップ

2017年 09月 15日 ( 3 )


2017年 09月 15日

サハリン近郊の町への「路線バスの旅」も楽しい

テレビでもよくやっている「路線バスの旅」。海外で同じことをやっても楽しいものです。

サハリンは鉄道の本数が少ないため、ユジノサハリンスクを中心に近郊の町を結ぶ路線バスが普及しています。今回は、ユジノサハリンスクからコルサコフ、ドリンスクからユジノサハリンスク、ユジノサハリンスクからホルムスクの移動はバスを利用しました。幹線道路は舗装されていて快適です。地元の人と一緒にバスで旅するのは面白いです。

ユジノサハリンスク駅を背にした右側にバスターミナルがあります。
b0235153_17415592.jpg

近郊の町にはたくさんのバスが出ているので、少し遠目の場所は事前に発車時刻を調べて乗車券を購入することになりますが、コルサコフやドリンスクへは10数分感覚でバスが出ているので、バスの番号と行き先を確認してバスに乗り込みます。
b0235153_174293.jpg

ターミナルの周辺には、バスを待つ乗客がいます。
b0235153_17422987.jpg

b0235153_17424047.jpg

b0235153_17425024.jpg

手前のブルーのバスはコルサコフ行きです。
b0235153_1743223.jpg

出発時刻を待つ運転手のスナップ。
b0235153_17432450.jpg

コルサコフ行きのバスは片道125RB。バスの中で運転手に払います。南に向かって約50分も走ると、海が見えてきます。

これはコルサコフ港です。桟橋の手前の小さなフェリーは稚内行きのペンギン33号です。
b0235153_17434734.jpg

北海道サハリン航路株式会社
http://hs-line.com/

これはドリンスクから乗ったユジノサハリンスク行きのバスです。片道140RB。約1時間の旅です。
b0235153_17441487.jpg

ホルムスク行きはミニバスに乗ります。片道350RB、所要2時間。本数は1時間に1本です。
b0235153_17442884.jpg

ホルムスクはサハリンの西海岸にあり、ユジノサハリンスクから山を越えて走ります。道中、真っ赤な鳥居とチャイナ風の家が見えます。結局、なんだかわかりませんでしたが、ロシア人からみると、日本と中国はミックスされてしまっているのだと思います。
b0235153_1744479.jpg

山間にはきれいにペイントされたコテージがいくつもありました。前には農園があり、これはロシア人が夏を過ごす菜園付きセカンドハウスのダーチャです。
b0235153_1745132.jpg

ミニバスの中は狭いので、乗客は片寄せあって乗っているのですが、カメラを持つぼくを見て、ある若い男性は窓側の席を譲ってくれました。そういう気遣いをする人たちなんです。

しばらくすると、港が見えてきました。ホルムスクからは対岸のロシア本土への航路もあります。
b0235153_17451917.jpg

いつもそうなのですが、午後になると海霧が晴れて、青空が見えてきました。ホルムスクは港に沿ってできた町で、すぐに丘があり、団地が並んでいます。
b0235153_17453534.jpg

これがホルムスクのバスターミナルです。
b0235153_17454711.jpg

さらに南に向かうネヴェリスク方面などの時刻表です。
b0235153_17461251.jpg

[PR]

by sanyo-kansatu | 2017-09-15 17:46 | 日本に一番近いヨーロッパ 極東 | Comments(0)
2017年 09月 15日

ロシア人と一緒に乗るサハリン夜行列車の旅

サハリンは南北950km近い細長い島で、南部に位置する州都のユジノサハリンスクから南端に近いコルサコフまでと、東海岸北部の終点、ノグリキまでが鉄道で結ばれています(その他、いくつかの支線もあります)。

日本では夜行の旅は豪華列車でしか体験できなくなって久しいので、海外に行くと必ず乗りたくなります。ユジノサハリンスクからノグリキまでの列車は1日2本。どちらも夜行寝台の旅になります。

以下、その道中記です。

「вокзал」(ロシア語の駅)と正面に書かれたユジノサハリンスク駅。1906年12月開業で、46年1月まで豊原駅でした。
b0235153_9574034.jpg

2013年に改装された駅構内はノグリキ方面行きの乗客で混んでいました。
b0235153_9575684.jpg

これは昼間ユジノサハリンスク散策する前に駅に来て、スーツケースを一時預かりしているときのカットです。駅の地下にあります。
b0235153_9581426.jpg

18時34分発の列車に乗りました。ノグリキ行きは、22時40分発の「急行サハリン」もあるのですが(きっと鉄道ファンならこちらを選ぶことでしょう)、ノグリキ到着が午前10時半近くになるため、できる限り、現地の滞在時間を延ばそうと9時前に着く早い列車にしました。
b0235153_9583694.jpg

サハリン鉄道の車掌さんは優しいです。大半は女性で、お母さんのような仕事ぶり。コンパートメントで寝ていても、到着の15分前には起こしてくれます。
b0235153_959450.jpg

これが1等寝台のコンパートメントです。
b0235153_9593012.jpg

この時期、なかなか日が暮れませんが、天候はいまいち。ポロナイスクまでは海沿いを走るのに、暗い海岸線しか見えません。

驚いたのは、サハリンではコンパートメント内での飲酒はNGなこと。駅でもバーではビールが飲めても、売店には売っていません。ウォッカを1本バッグに忍ばせていたので、缶詰をつまみに一杯という計画は果たせませんでした。とても残念というほかありません。

周囲のロシア人乗客を見渡すと、夜行列車のお供はカップラーメンでした。
b0235153_1001447.jpg

客車内にはお湯の給水器があり、ロシア人たちもカップラーメンやインスタントコーヒーを飲むとき、利用していました。ロシアのカップラーメンは、日本にはない独特のスープで新鮮な味わいですが、麺はいまいちか。
b0235153_1003427.jpg

そんなわけで、ノグリキまでの13時間は少し退屈でした。ロシア語ができたら楽しいのにと思いましたね。

朝目を覚ますと、車窓の風景はすっかり変わっていました。ポロナイスクから北は内陸を走るので、美しい山並みや白樺林が見えます。

コンパートメントの外に出ると、ひとりの男の子がこちらを見て微笑んでいました。不思議なことですが、この男の子、同行している写真家の佐藤憲一さんによく似ているんです。
b0235153_10173.jpg

そうこうするうちに、ノグリキ駅到着です。サハリン南部とは違い、真っ青な快晴でした。駅に向かって右に停車しているバスは、サハリン最北端のオハ行きのバスです。1日1本しか走っていません。
b0235153_1025732.jpg

さて、ノグリキは静かな田舎町で、のんびり散策したり、タクシーに乗って港に行ったりしました。同じ日の夕方の列車でポロナイスクに向かうことになっていました。

サハリン鉄道終点の町、ノグリキのなんてことのない歩き方
http://inbound.exblog.jp/27119084/

駅の待合室は混雑していました。
b0235153_103319.jpg

16時44分発のユジノサハリンスク行きに乗り込みます。この日は夜行ではなく、深夜近くにポロナイスクで降りる予定です。
b0235153_103529.jpg

本数が少ないだけに、ほぼ各駅停車で列車は南に向かって走ります。途中駅からもどんどん人が乗り込んできます。
b0235153_1042721.jpg

ロシア人の乗客たちは男性も女性も、駅に停車するたびに外に出てタバコを吹かしています。
b0235153_1045911.jpg

しばらくすると、車窓の風景は白樺並木や広い平原に変わりました。
b0235153_1052226.jpg

b0235153_1054133.jpg

若いロシア人カップルが車窓を眺めながら、語らっています。
b0235153_106326.jpg

2等寝台を覗きに行くと、こんな感じ。若い乗客が多く、楽しそうです。
b0235153_1062792.jpg

手持ちのインスタントコーヒーに飽きたので、車掌さんに聞くと、紅茶を出してくれました。ロシアンティは砂糖を少し多めに入れるのがいいようです。
b0235153_10652100.jpg

夜9時半を過ぎると、ようやく日が落ちてきました。
b0235153_1074457.jpg

b0235153_1071454.jpg

ポロナイスクには23時27分着。駅の前にタクシーがいたので、すぐにホテルに直行しました。

これがポロナイスク駅です。
b0235153_108721.jpg

3回目の列車の旅は、ポロナイスクからドリンスクまでの夜行列車です。出発は、昨日到着した深夜23時半過ぎ。今回チケットはすべて日本で予約していたので、eチケットのまま乗っていたのですが、なぜかポロナイスクから乗るときは、乗車券を発行してくれました。
b0235153_1083244.jpg

深夜近くのポロナイスク駅待合室です。
b0235153_10902.jpg

列車が来ました。もう寝るだけです。
b0235153_1092147.jpg

ドリンスクはユジノサハリンスクの手前の町です。到着は朝5時半でした。
b0235153_1094719.jpg

運転手がピースサインをしてくれます。
b0235153_1010410.jpg

これがドリンスク駅です。
b0235153_10102242.jpg

さすがに3日連続で鉄道に乗り続けたので、相当くたびれました。
[PR]

by sanyo-kansatu | 2017-09-15 10:10 | 日本に一番近いヨーロッパ 極東 | Comments(0)
2017年 09月 15日

065 国境の町らしく、ロシア語も添えられる

b0235153_735133.jpg

満洲里市内のシュウマイ店の看板は、漢字がメインだが、上にモンゴル語、そして国境の町らしく、左下にロシア語が添えられている。ちなみに、この店は中国のムスリム、回族の経営で、それとわかるアラビア語もある。(撮影/2016年7月)

※1枚の店の看板にこれだけいろんな言葉を記しておかなければならない国境らしさと多様な民族の雑居性というこの町の日常が感じられます。

ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう(満洲里編)
http://border-tourism.jp/manzhouli/
Facebook:ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう
https://www.facebook.com/bordertourism.jp/
[PR]

by sanyo-kansatu | 2017-09-15 07:35 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)