ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

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カテゴリ:ボーダーツーリズム(国境観光)( 155 )


2017年 07月 16日

006 中朝国境にある長白山(白頭山)のカルデラ湖「天池」の絶景

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中朝国境に位置する長白山(白頭山)は休火山で、「天池」と呼ばれる美しいカルデラ湖で知られる。撮影は中国領の北坂の天文峰展望台からで、写真正面から右にかけては中国領、左手が北朝鮮領。(撮影/2014年7月)


ボーダーツーリズム(国境観光)をテーマにした以下のサイトを立ち上げました。同サイトの一コーナー「北東アジア《ボーダーNOW》 」では、北東アジアに広がる国境地域で出会った人や文化、街の風景を、佐藤憲一の写真を中心に紹介しています。

ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう
http://border-tourism.jp/
Facebook:ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう
https://www.facebook.com/bordertourism.jp/
北東アジア《ボーダーNOW》
http://border-tourism.jp/northeast-asia-borders/

※現在、同サイトは鋭意コンテンツを積み増し中で、エリア名のみ記載されているものの、コンテンツが用意されていないページが多くあり、お見苦しいことをお詫びします。少しずつ時間をかけて構築していくつもりなので、ご理解ください。
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by sanyo-kansatu | 2017-07-16 09:03 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 07月 15日

005 国境を越えてお隣の中国に遊びに来たロシア人たち

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中ロ国境の町、綏芬河のナイトクラブを訪ねると、若いロシア人と地元の中国人が踊り明かしていた。2年後、同じクラブを訪ねたところ、ロシア人の数が減り、以前ほどにぎわいはなくなっていた。(撮影/2014年7月)

※綏芬河は中国黒龍江省東南部に位置し、ロシアが19世紀末に建設した東清鉄道の中国側国境の町です。安くて豊富な日常品や衣料などを買い込むために、多くのロシア人がこの町を訪れます。ただし、資源価格の低下にともなうロシア経済の減速の影響のせいか、2016年に再訪したとき、14年に比べると、ロシア人の数が減り、このナイトクラブも閉鎖されていました。


今年4月、ボーダーツーリズム(国境観光)をテーマにした以下のサイトを立ち上げました。同サイトの一コーナー「北東アジア《ボーダーNOW》 」では、北東アジアに広がる国境地域で出会った人や文化、街の風景を、佐藤憲一の写真を中心に紹介しています。

ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう
http://border-tourism.jp/
Facebook:ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう
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北東アジア《ボーダーNOW》
http://border-tourism.jp/northeast-asia-borders/

※現在、同サイトは鋭意コンテンツを積み増し中で、エリア名のみ記載されているものの、コンテンツが用意されていないページが多くあり、お見苦しいことをお詫びします。少しずつ時間をかけて構築していくつもりなので、ご理解ください。
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by sanyo-kansatu | 2017-07-15 08:32 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 07月 14日

ボーダーツーリズム(国境観光)って何だろう?

7月10日、羽田空港ビルで、日本国内では数少ない隣国との国境に近い地域(ボーダーランズ)に位置する自治体を中心にした「ボーダーツーリズム推進協議会」の設立総会があり、北海道大学の岩下明裕先生の「ボーダーツーリズム(国境観光)、『さいはて』が出発地」という講演会がありました。
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岩下先生の専門はロシア外交で、中ロ国境の実地調査を行ってきたフィールド派の研究者です。『中・ロ国境4000キロ』(角川選書、2003)という抜群に面白い著書があります。
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岩下明裕先生(北海道大学大学院)
https://www.let.hokudai.ac.jp/staff/2-6-02/
『中・ロ国境4000キロ』(角川選書、2003)
http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/books_new/2003/iwasita/iwasi-hyo.html

同協議会についてはのちほど説明するとして、設立時に所属しているのは、北海道(礼文町、稚内市、根室市、標津町)、東京都小笠原村、長崎県(五島市、対馬市)、島根隠岐の島町、沖縄県(竹富町、与那国町)の10の自治体です。

これらの地域は、まさに日本の「さいはて(ボーダーランズ)」ですが、もとよりそれぞれ独自の魅力があります。そこに、新たな価値として「ボーダーツーリズム(国境観光)」を加え、「さいはてが出発地」として新たな可能性を広げようとしているわけです。

では、日本の「さいはて」の地を舞台とした「ボーダーツーリズム(国境観光)」とはどのようなものなのでしょうか。
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推進役である岩下先生らがこれらの自治体と組んでこれまで実施してきたのが、フェリーでめぐる対馬・釜山の旅、稚内からサハリンへ船で渡るの旅、八重山諸島と台湾をチャーター便でつなぐ旅、小笠原諸島の旅などです。

なかでも面白そうなのは、フェリーでめぐる対馬の旅でしょうか。東京に住んでいると、「さいはて」と感じられる対馬が韓国の釜山と目と鼻の先、フェリーで1時間ほどだというのですから。以下は、同モニターツアーの解説の一部です。
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「韓国と海を接する国境離島・対馬には、現在、年間約20万人もの韓国人観光客が訪れ、島の経済は韓国人観光客から得られる収入に依存せざるを得ない状況となっているとともに、対馬を訪れる日本人観光客が少なすぎることが対馬の最大の課題であるという問題意識が、多くの対馬市民の関心事となっています。他方で、対馬と釜山の間の海域は、日韓で海の境界が画定している数少ない場所であり、国境を越えた交流を行う上で、日本で最も安定した地域のひとつとなっています。
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そこで、日本人観光客が対馬を縦断しながら島内の観光地を回り、そのまま国境を越えて釜山に渡るという、国内旅行と海外旅行を組み合わせた国境観光(ボーダーツーリズム)の発展可能性を調査するために、今回の1泊2日のモニターツアーを実施しました。福岡と釜山の間ではすでに多くの日本人観光客が海外旅行として行き来する中で、対馬を経由した「国境観光」とするところに、今回の試みの新しさがあります」(北海道大学グローバルCEOプログラムより)

対馬・釜山「国境観光」モニターツアーが盛況のうちに終了(北海道大学グローバルCEOプログラム)
http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/BorderStudies/news/201312413.htm

その他のツアーについては、いくつかのメディアが報じています。

可能性広がる「国境観光」(毎日新聞2015年7月30日)※稚内−サハリンツアーについて
http://mainichi.jp/journalism/listening/news/20150730org00m040005000c.html
国境観光 関心高まるボーダーツーリズム(毎日新聞2016年8月10日)※八重山・台湾ツアー について
https://mainichi.jp/articles/20160804/org/00m/010/039000c

こうした各地でのモニターツアーの実施を通して、岩下先生は見えてきたことがあるとして、次のように語ります。

「ボーダーツーリズムとは、空間と場所を体感する包括的ツーリズムで、歴史や芸術、民俗、フード、グリーンなどのさまざまな要素を包括する。現地の優れた解説者によってアカデミックツーリズムとしての特徴を持つ。ツアー参加者は、帰途につくとき、そこで体験したことをすぐには消化できないほどの興奮と達成感がある。ゆえにリピーターも多い。ストーリー性が大事な気づきのツアーとなる。
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さらにいえば、たとえ国境を越えなくても、地域の中で境界を越え、その広がりを体感する『境界地域(ボーダーランズ)』の可能性も広がっている」
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今後、以下のようなボーダーツアーが計画されています。

・サハリン北緯50度越え北へ(2017年8月)
サッポロ発、ユジノサハリンスク、北緯50度、アレクサンドロフスク(北サハリン)

・中露国境越えツアーⅡ(2017年8月)
福岡発、ハバロフスク、ヘイシャーズ島(黑瞎子岛)、撫遠(アムール河越え)、長春、ソウル

・福岡・対馬・釜山ツアー(2017年11月)
福岡以外の日本各地から集客、マスツーリズムへの可能性を模索

・釜山から入る対馬ツアー(2018年春頃)
札幌発、釜山から ロシアの痕跡を見る

これらのツアーの問い合わせ先は、ボーダーツーリズム推進協議会です。

ボーダーツーリズム推進協議会
https://www.border-tourism.com/

ちょっとわくわくするようなラインナップです。

ただし、すでに指摘されていることですが、課題もあります。一般にこうしたユニークなルートを商品化しようとすると、ツアー料金を安くすることは難しいからです。そもそも出発地である「さいはて」まで行くのに、お金と時間がかかってしまい、その先まで行こうとすると、さらにコストがかかるのです。

それでも、これまで岩下先生らが実施してきた対馬ボーダーツアーの取り組みに刺激を受けたのか、今年、以下のようなお得な割安乗船券が登場しました。

関釜フェリー(下関港→釜山港)、JR九州高速船ビートル(釜山港→対馬比田勝港)がセットになった特別企画乗船券で、キャンペーン価格9000円というものです。
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下関⇒対馬(比田勝)乗継片道乗船券 - 関釜フェリー
http://www.kampuferry.co.jp/passenger/kampu/tsushima.html

こうして多くの人が参加しやすくなると、ボーダーツーリズム(国境観光)の可能性が高まります。そのためには、地域の自治体や観光業界の協力が欠かせません。こうして設立されたのが、「さいはて(ボーダーランズ)」の自治体や企業、団体、そして研究者たちによるボーダーツーリズム推進協議会でした。

この協議会は一足飛びに生まれたものではありません。

ことの始まりは、岩下先生をはじめとする「国境」研究者によって始められた、ボーダー(境界、国境)現象や境界地域の実証・比較・理論を総合的に研究しする北海道大学グローバルCEOプログラム「境界研究の拠点形成」(2009~13年)の取り組みから生まれた「国境地域研究センター」や、さらなる地域との連携や社会貢献のために結成された「境界地域研究ネットワーク(JIBSN)」の存在がありました。

国境地域研究センター
http://borderlands.or.jp/
境界地域研究ネットワーク(JIBSN)
http://src-hokudai-ac.jp/jibsn/

こうした一連の輻輳した動きが、まだ始まったばかりとはいえ、日本のボーダーツーリズム(国境観光)の現状といえそうです。近年、日本と近隣諸国との関係が変わり、国境を意識することが以前に増して増えているように思います。とはいえ、そこがどのような場所なのか、多くの人は知る由もありません。そこが「さいはて」である以上、簡単に訪れることができないと思っていたからです。

ボーダーツーリズム推進協議会の設立は、「さいはて」の地の魅力を伝えるとともに、新たな知的な旅の可能性を教えてくれます。

これまでぼくはガイドブック取材の仕事を通じて、北東アジアのボーダーツーリズムの現場に何度も足を運んできました。そして、今年4月に立ち上げたのが、以下のサイトです。

ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう
http://border-tourism.jp/

今回、設立総会に参加し、感じたのは、いろんなことがシンクロしていたのだなという思いです。

最後に、総会の後、思いがけないアトラクションがあったこともぜひ報告したいと思います。

それは、羽田空港国際ターミナルの近くにある小さな船着場から出る「羽田空港沖アンダージェットクルーズ」に乗ったことです。
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このクルーズは、離発着する航空機を羽田空港沖合から観賞するもので、一般ツアー化されています。約2時間のクルーズでしたが、アンダージェットもすごかったし、川崎の工場夜景もすばらしかったです。
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(撮影/佐藤憲一)

羽田・横浜・東京湾クルーズツアー
http://www.hps-co.jp/haneda/
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by sanyo-kansatu | 2017-07-14 11:09 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 07月 14日

004 ウラジオストクで出会った美女ふたり

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ウラジオストクの大学の卒業式、謝恩会の会場で偶然見かけた美女たち。会場はプーシキン劇場で、明治時代に芸術座の人気女優、松井須磨子が演じた劇場として知られる。(撮影/2012年6月)


ボーダーツーリズム(国境観光)は、国境の町を訪ね、お隣の国の様子を眺めたり、ときには国境を渡って、両国の人々の暮らしや文化に触れる体験型の旅行です。四方を海に囲まれた日本には、陸続きの国境はありません。でも、日本海を隔てた北方には、朝鮮半島や中国東北部、極東ロシアなどの北東アジアの国々があり、そこにはたくさんの国境があります。

今年4月、ボーダーツーリズム(国境観光)をテーマにした以下のサイトを立ち上げました。同サイトの一コーナー「北東アジア《ボーダーNOW》 」では、北東アジアに広がる国境地域で出会った人や文化、街の風景を、佐藤憲一の写真を中心に紹介しています。

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北東アジア《ボーダーNOW》
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by sanyo-kansatu | 2017-07-14 08:38 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 07月 13日

003 中国吉林省から眺める中朝露3カ国の国境風景

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図們江(豆満江)下流域に位置する中国、北朝鮮、ロシアの3カ国の国境が見渡せる防川展望台にて撮影。前方に見える橋はロシアと北朝鮮をつなぐ国境の鉄道橋で、左側がロシア領、右側が北朝鮮領。中国領は橋の手前までで、3国のうち中国だけが日本海に面していない。2017年現在、外国人の訪問は禁止されている。(撮影/2008年5月)


ボーダーツーリズム(国境観光)は、国境の町を訪ね、お隣の国の様子を眺めたり、ときには国境を渡って、両国の人々の暮らしや文化に触れる体験型の旅行です。四方を海に囲まれた日本には、陸続きの国境はありません。でも、日本海を隔てた北方には、朝鮮半島や中国東北部、極東ロシアなどの北東アジアの国々があり、そこにはたくさんの国境があります。

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by sanyo-kansatu | 2017-07-13 06:04 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 07月 12日

002 中国吉林省延辺朝鮮族自治州、延吉のナイトネオン

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延吉では、国境の町らしく、ハングルと中国語が併記されたネオンがきらめく。両国語併記は自治州の法律で定められている。(撮影/2014年7月)


ボーダーツーリズム(国境観光)は、国境の町を訪ね、お隣の国の様子を眺めたり、ときには国境を渡って、両国の人々の暮らしや文化に触れる体験型の旅行です。四方を海に囲まれた日本には、陸続きの国境はありません。でも、日本海を隔てた北方には、朝鮮半島や中国東北部、極東ロシアなどの北東アジアの国々があり、そこにはたくさんの国境があります。

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by sanyo-kansatu | 2017-07-12 06:04 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 07月 11日

001 中ロ国境、室緯で出会ったオロス族の親娘

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中国内蒙古自治区東北部にあるロシア国境の町、室緯には中国人とロシア人のハーフの子孫であるオロス族が暮らしている。彼らの見た目はロシア人に近いが、人生観は中国人そのもの。この辺境の町は、近年観光地化が進み、夏になると国内観光客でにぎわっている。彼らも商売にいそしんでいる。(撮影/2016年7月)

ボーダーツーリズム(国境観光)は、国境の町を訪ね、お隣の国の様子を眺めたり、ときには国境を渡って、両国の人々の暮らしや文化に触れる体験型の旅行です。四方を海に囲まれた日本には、陸続きの国境はありません。でも、日本海を隔てた北方には、朝鮮半島や中国東北部、極東ロシアなどの北東アジアの国々があり、そこにはたくさんの国境があります。

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by sanyo-kansatu | 2017-07-11 10:55 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 05月 17日

ハバロフスクから中国に船で渡る「中露国境紀行2017」ツアー募集中

この夏、中ロ国境を越える面白いツアーがあります。1969年には両国の武力衝突まであったアムール川(黒龍江)とウスリー川の交差する極東ロシアのハバロフスクから中国黒龍江省撫遠に船で渡ります。
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↑中国でいちばん早く日が昇る中国最東端のウスリー川の夕日(写真提供:大連金橋国際旅行社)

スケジュールは以下のとおり。
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両国の国境線が画定したのは2004年で、08年にロシア側が実行支配していたアムール川の中州の「黒瞎子島(ヘイシャーズ島)」半分を中国側に引き渡しました。現在、中国側では国境観光の地として空港もでき、観光客が訪れています。

この国境地帯については、以下の昨年末のNHK報道を参照のこと。

ロシア・中国国境 かつての係争地は今(NHK2016.12.14)
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2016/12/1214.html

このツアーを企画したのは北海道大学教授で、国境地域研究センターの岩下明裕先生です。

国境地域研究センター
http://borderlands.or.jp/

同研究センターでは、これまでもスペシャルな北東アジアと日本の周辺に位置する国境ツアーを企画してきました。

以下は、ツアー担当者および岩下先生のコメントです。

「今年はいよいよ中露の最大の懸案だった国境地域を訪れます。中露国境紛争の地域へ、いままで入れなかった所へ入ります。

ロシア側の国境、カザケヴィチェボ村を訪問し、中国の対岸烏蘇鎮の国境を遠望します。またこのカザケヴィチェボ村で村の人々とランチをいただきます。地域の博物館訪問も予定しています。国境に生きる人々の暮らしも垣間見える旅になるかと思います。
ロシア領の国境へは「観光ビザ」と「許可証」を取得し入ります。その許可証取得に2ヶ月もかかります。

一方の中国側国境烏蘇鎮へも参ります。中国側は国境画定から観光地として発展してきました。許可証などは不要です。

中露両国の国境越えは、今年は両国の国境となっているアムール川・黒龍江を船で渡り国境を越えます。

国境画定から今日までの中露の歩みは全く違っています。その違いも中露の国のそれぞれ今を写し、面白いものがあります」

岩下先生のコメント

「これはアムール川に最後まで残っていた係争地ヘイシャーズ島の現在をみるもので、今回初めて、ロシア側も中国側もこれまで長年メディアにさえ公開されていなかった場所(昨年HBC北海道放送が初めて入れましたが)に観光で入れる許可をとって実施できる、世界的にもかなり画期的なものです(その分、値段もかなり高いですが)。

係争地だった島が、国境画定の後、どのように安定し、地域の発展とつながっているかを知るためにもっともふさわしい場所への観光というかたちでのご案内となります。

私も同行して解説します」

中国側の関係者に確認したところ、「黒瞎子島は第三国人(中国、ロシア以外)の入境は不可」とのことですが、上記コメントによると、ロシア大使館に申請して、取得に2ヵ月かかるそうです。

料金は33万4000円(2名1室利用)。ツアー定員は15名。募集締切は6月19日まで。

今回のツアーを催行するのは、以下のロシア専門旅行社です。

エムオーツーリスト
http://www.mo-tourist.co.jp
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by sanyo-kansatu | 2017-05-17 16:24 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 04月 08日

ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう

今月3日、こんなサイトを立ち上げました。
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ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう
http://border-tourism.jp

ボーダーツーリズム(国境観光)は国境の町を訪ね、お隣の国の様子を眺めたり、ときには国境を渡って両国の人々の暮らしや文化に触れる体験型の旅行です。

そこには3つの面白さがあります。

①日本では見ることのできない陸続きや川の国境の風景を眺めること

②実際に、お隣の国に渡ってみる、ちょっとスリリングな体験(でも、地元の人たちにとって、それは日常的な光景です)

③国境を隔てた両国の違いを見比べること(町の様子や人々の暮らし、文化がいかに違っているか、体感できます。それは私たちにとって新鮮な体験です)

四方を海に囲まれた日本には、陸続きの国境はありません。でも、日本海を隔てた北方には、朝鮮半島や中国東北部、極東ロシアなどの北東アジアの国々があります。私たちは長い間、この地域のことをよく知らないまま過ごしてきました。

ぼくはある仕事で、この地域の国境地帯を何度も訪ねました。その記録を残してくれたのは、相棒の写真家・佐藤憲一氏です。

彼の写真をもっと多くの人に知ってもらいたいと思いました。ある友人のすすめで、旅行サイトとして立ち上げ、この地域に関心のある人たちの渡航をお手伝いしながら、佐藤氏の写真を紹介することにしました。

いわば、このサイトは北東アジアのリアルを伝えるドキュメンタリーサイトでもあります。

ぜひアクセスしていただけるとさいわいです。そして、一緒にこの地域の国境を訪ねる旅に出かけませんか。
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by sanyo-kansatu | 2017-04-08 12:06 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 01月 10日

中国の最果ての地、満州里からロシアへの日帰りボーダーツーリズム

満州里は中国内蒙古自治州フルンボイル市の西端に位置するロシアとの国境の町です。1901年に東清鉄道の駅を開業したのが町の始まりで、日本がこの地に満洲国を建国するまでは、モスクワとウラジオストクを最短で結ぶ鉄路の要衝でした。

※「満州里(Маньчжурия)」はロシア語で「満洲(Manchuria)」 を意味します。
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数年前まではロシアからの木材の集積地として発展していましたが、中国およびロシア経済の減速によって木材バブルが崩壊し、経済的には厳しいと地元の人は話しています。

それでも、市内には一時期の名残のように、高層ビルもいくつか建っています。

これは満州里駅です。市内には車も多いです。1990年代までは、北京からシベリア鉄道に乗ってモスクワへ向かう1週間の鉄道の旅に参加する人たちが、日本人に限らず、けっこういました。いまでは、短い夏の間、フルンボイル草原を観光する国内客のための拠点の町のひとつとしてそれなりににぎわっています。
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満州里のもうひとつの観光テーマがロシアへのボーダーツーリズムです。以前、黒龍江省の黒河のボーダーツーリズム事情について書きましたが、同じような日帰りツアーが満洲里にもあるようです。

黒龍江省北辺の町、黒河のボート遊覧とロシアへの日帰り観光
http://inbound.exblog.jp/26537280/

残念ながら、このツアーに参加するためには、黒河の場合と同様に、ロシア側の国境の町であるザバイカリスクを入国地として記載したロシア観光ビザを東京のロシア大使館で取っておく必要があります。

そのため、以下の情報は現地の旅行会社で入手したツアーパンフレットや、ネット上で見つけた中国人が実際に参加したツアーを報告したブログの記事からの内容を取りまとめたものです。

まず、これが満州里とお隣のロシアの町、ザバイカリスクの位置です。
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もう少し詳しくGoogleMapでみると、こうなります。ちなみに、中国人のボーダーツアーに登場する3つの町は以下のとおりです。
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ザバイカリスク(后贝加尔斯克 Забайкальск)
クラスノ カメンスク(克拉斯诺卡缅斯克(中国名:红石市) Краснокаменск)
ボルジャ(博尔贾 Борзя) ※地図外(左上)

これは中国のオンライン旅行会社大手のCTripのサイトで募集していた日帰りツアーの情報です。現地の旅行会社に聞いたときは、日帰りツアーは500元と言われましたが、ネット上では390元で販売しているようです。

俄罗斯红石一日游(ロシア紅石日帰りツアー)
http://you.ctrip.com/dangdiren/service/18821.html

ここでいう「紅石」というのはどの町を指すのか最初はよくわからなかったのですが、中国のネットを見て回っているうちに、クラスノ カメンスク(克拉斯诺卡缅斯克(中国名:红石市) Краснокаменск)であることがわかりました。

ツアーパンフレットによると、1日のスケジュールは以下のとおりです。

朝6時集合。国際バスで国境ゲートを抜け、ザバイカリスクへ。この間は18kmです。1904年に開業したザバイカリスク駅舎を訪ね、そこから約140km離れたクラスノ カメンスク(克拉斯诺卡缅斯克(红石市)へ向かいます。この町は1968年に建市されたばかりの新しい町で、人口は約8万人。この地域では大きな町のようです。都市施設も比較的整っているようで、訪問先として記されるのが以下のスポットです。

パブロフ広場
東方正教会
レーニン像
第二次世界大戦記念広場
第二次世界大戦英雄戦車

まるで中国国内でかつて一斉風靡した毛沢東と共産党のゆかりの地を訪ねる「紅色観光」のようです。

共産党の歴史や思想がコンセプト、「紅色観光」がブームに―中国
http://www.recordchina.co.jp/a50318.html

もっとも、参加する中国客の関心は、ロシア人の住む町を訪ね、地元料理を食べたりすることにあるようです。詳しいツアーの様子は、実際にこのツアーに参加したふたりの中国人のブログをみると、よくわかります。はっきり言って、シベリアの辺境の鄙びた田舎町を訪ねているのにすぎないのですが、地元のロシア人の結婚式風景に出合ったり、スーパーでロシア食材を購入したり、ほのぼのとしたロシア旅情を味わっている様子です。

俄罗斯红石市--- 一座活在记忆里的城市
http://mozhiyu6.blog.163.com/blog/static/1404415202013710102944554/

俄罗斯猎奇----神秘的克拉斯诺卡缅斯克(红石市)
http://blog.sina.com.cn/s/blog_91658d830102vrzo.html

こちらは、ロシア国境の町のザバイカリスクと日帰りツアーで訪ねるクラスノ カメンスクに加え、ボルジャという町を周遊する2泊3日のツアーです。

满洲里出境-俄罗斯红石、博尔贾、后贝加尔斯克三市两日民俗游(2泊3日ツアー)
http://www.cncn.com/xianlu/649044287354
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以下は、満州里発ボーダーツーリズムの関連スポットです。

これが鉄道のロシア国境です。2年前までは、国門旅游区として中国側の国境塔に外国人も登ることができたのですが、2016年夏に訪ねたときは、外国人はNGになっていました。
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これは前述の日帰りツアーのバスが出る満州里の国境ゲートです。
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ロシアから来た旅行者が荷物をいっぱい車に積み込んでいます。
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これはツアーではなく、中ロの一般旅客が利用する国際バスターミナルです。
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ここでバスチケットを買います。満州里からザバイカリスクまでが92元、ボルジャまでは102元(なぜか復路は132元)です。
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陸路の国境に囲まれた中国の人たちがお隣の国へのボーダーツーリズムを気軽に楽しんでいることがわかります。
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by sanyo-kansatu | 2017-01-10 16:14 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(1)