ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

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カテゴリ:ボーダーツーリズム(国境観光)( 100 )


2017年 07月 19日

009 ウラジオストク駅からローカル電車で行く海水浴場

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ウラジオストク駅からローカル電車に乗って郊外に向かうと、海水浴場が見えてきた。海沿いのビーチに車で市内から来た海水浴客の姿が見える。(撮影/2012年6月)

※ウラジオストク駅を出た郊外電車は、ムラヴィヨフ=アムールスキー半島の西岸を走る。車窓に広がるアムール湾内には、砂浜や夏の別荘(ダーチャ)、キャンプ場などが多く、にぎわいを見せる。


今年4月、ボーダーツーリズム(国境観光)をテーマにした以下のサイトを立ち上げました。同サイトの一コーナー「北東アジア《ボーダーNOW》 」では、北東アジアに広がる国境地域で出会った人や文化、街の風景を、佐藤憲一の写真を中心に紹介しています。

ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう
http://border-tourism.jp/
Facebook:ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう
https://www.facebook.com/bordertourism.jp/
北東アジア《ボーダーNOW》
http://border-tourism.jp/northeast-asia-borders/

※現在、同サイトは鋭意コンテンツを積み増し中で、エリア名のみ記載されているものの、コンテンツが用意されていないページが多くあり、お見苦しいことをお詫びします。少しずつ時間をかけて構築していくつもりなので、ご理解ください。
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by sanyo-kansatu | 2017-07-19 08:05 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 07月 18日

008 ウラジオストク駅からローカル電車に乗って郊外へ

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ウラジオストクの7月は1年でいちばん暑い季節。この時期、ローカル電車に乗ると、海水浴に出かける若い乗客に出会う。彼らの多くは水着を用意している。(撮影/2012年6月)

ロシア=寒い国というイメージがありますが、だからこそ、この国の人たちは日差しに肌をさらして、短い夏を満喫しようとしているのが感じられます。明日以降も、ウラジオストクのビーチを訪ねた様子を紹介します。


今年4月、ボーダーツーリズム(国境観光)をテーマにした以下のサイトを立ち上げました。同サイトの一コーナー「北東アジア《ボーダーNOW》 」では、北東アジアに広がる国境地域で出会った人や文化、街の風景を、佐藤憲一の写真を中心に紹介しています。

ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう
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※現在、同サイトは鋭意コンテンツを積み増し中で、エリア名のみ記載されているものの、コンテンツが用意されていないページが多くあり、お見苦しいことをお詫びします。少しずつ時間をかけて構築していくつもりなので、ご理解ください。
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by sanyo-kansatu | 2017-07-18 08:21 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 07月 17日

超マニア向けボーダーツーリズム「中ロ国境(ハバロフスク・撫遠)」を渡った日本人の話

これは先週の話です。知り合いの日本人から、ハバロフスク・撫遠という超マニア向けの中ロ国境を渡ったという報告を受けました。
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ここでいうハバロフスクとは、極東ロシアのアムール河(黒龍江)とウスリー河の合流地点にある都市のことです。そして、撫遠とは、その対岸にある中国黒龍江省の国境の町です。この地は、1960年代後半に中ソ両国が国境紛争のために起こした戦争の舞台に近い場所でもあります。そのようないわく付きの土地ですが、両国は2000年代に入り、「フィフティフィフティ」の原則に基づき、国境画定に至りました。

そして、最近になって、中ロ両国民以外の一般の外国人もこの国境を渡れるようになったのです。

とはいえ、このような国境があることを多くの日本人はご存じないことでしょう。ですから、この国境を渡った日本人というのは、これまでほとんどいなかったと思います。ちなみに、彼はウラジオストク在住です。

今回、彼は仕事でハバロフスクを訪ねています。少し時間があったので、視察も兼ねて、そのまま鉄道でウラジオストクに戻るのではなく、中国国内を通って帰ろうと考えたそうです。そのため、ハバロフスクの対岸の撫遠に船で渡り、そこからバスで黒龍江省東部の主要都市ジャムス(佳木斯)に出て、牡丹江、绥芬河と移動し、ロシアに戻ったそうです。結果的に、超マニア向けのボーダーツーリズムの旅を実践していたのです。

これからぼくがその日本人にぶつけた質問と、彼が答えてくれた内容を紹介します。

1)ハバロフスクから中国への出国、そして撫遠行きのプロセスについて詳しく教えてください。
2)撫遠はどんなところですか。ジャムス行きバスは所要何時間かかりますか。本数はけっこうありますか。
3)ジャムスから牡丹江へはどうですか。
4)綏芬河からロシアへはバスで帰ったんですか。
5)今回の移動中でトラブルはなかったですか。

以下、質問とその回答です。

1)ハバロフスクから中国への出国、そして撫遠行きのプロセスについて詳しく教えてください。

「ハバロフスクの郊外に、アムール川の中国行き船乗り場があります。ウスペンスキー教会から徒歩10分弱の場所です。
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そこで中国行きのチケットを購入します。基本的に、日本人は中国への入国は15日以内に限り、ノービザですから、事前にビザの手配は不要です。
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チケットの購入には2つの方法があります。

ひとつは、普通の船運営会社の切符窓口で購入します。片道3150ルーブルです。

もうひとつは、船乗り場の近くに数社の団体用旅行会社のプレハブのオフィスがあり、そこでも購入できます。ここでは団体割引が利きます。3000ルーブル(往復5000ルーブル)と少し安いです。
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船は1日2便、午前9時頃と午後3時頃に出るようです。

私が船乗り場に行くと、そこには70人ほどの中国人、7~8人のロシア人がいました。日本人は私だけです。

出発の30分ほど前に入口が開き、①切符②パスポート③登録票(船会社チケット窓口が手書き)を見せた後、出国ゲートまで行きます。
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ロシア出国ゲートは淡々と進みます。

出国ゲートを出ると、船に乗ります。40人乗りくらいのボートなので、2艘に分かれて乗りました。
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約1時間半後、撫遠に着きます。

そこから船内を出る際に、人数確認などのために中国の入管関係者が乗船し、数が揃ったら入国検査に行きます。

船内で人数を数えているときに、すでに私は日本人だということで、入管が特別扱いしてました(よくない意味です)。

そして、入管審査の手前で5名ほどの係官と思われる男たちから「そこに座れ」と言われました。

そのとき、「何の目的で中国に来たのか。誰と会うのか。どこに住んでいるか」など、15分くらいかけて、さまざまな角度から質問されました。過去に訪れた訪問国なども聞かれました。なぜだかわかりませんが、タイに行ったことをやたらと気にしていました。

そして携帯、パソコン、メールなどすべて見られ、所持している現金などもチェックされました。免許証、住基カードなどもコピーを取られました。

今回の旅行のために用意していた、撫遠周辺のコピーした地図もやたらとこだわってしつこく質問されました。

これらのことに1時間半くらいかかって、ではすんなり行かせてくれると思ったら、中国人同様長蛇の列に並び、ようやくのことで入国です。ここまでしごかれたので、入国審査自体はすぐに終わりました」
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2)撫遠はどんなところですか。ジャムス行きバスは所要何時間かかりますか。本数はけっこうありますか。

「撫遠は、国境の町ですが、それほど経済的に潤っている印象はありませんでした。中国の田舎の町です。街にはロシア語の表記は一応ありますが、ロシア人の姿は数名しか見かけませんでした。
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街のはずれに、マルエツくらいの規模のの食品スーパーがあって、そこと町の中心部を結ぶ2線の無料バスが出ていました。この町には有料の公共バスはなく、このスーパーを中心としたバスが公共バスの役割を果たしています。

なにより困ったのが、人民元を入手しようとATMに行くと、500元しか引き出せないことでした。これはジャムスでも同じでした。
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ジャムス行きのバスは1日8本です。朝5時30分から14時30分まで1時間に1本です。距離は約420キロで、所要6時間半でした」

3)ジャムスから牡丹江はどうですか。

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「ジャムスから牡丹江まではバスが少なく、1日3~4本です。私が乗ったのは14時発で、牡丹江には18時10分着でした。約4時間かかりました。牡丹江から綏芬河へは鉄道で移動しました」
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4)綏芬河からロシアへはバスで帰ったんですか。

「綏芬河発ウラジオストク行きのバスは、朝8時30分と午後1時の2本。多くはすでに買い出しツアーできているロシア人に買い占められ、早朝6時30分にバス乗り場に行っても、午後1時の便しか買えませんでした。その日中にウラジオストクに戻る必要があったので、午前8時50分発のウスリースク行きのバスに乗りました。ウスリースクからも、ウラジオ行きのバスがたくさん出ているので。
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ウスリースク行きバスは、1時間に1本程度出ています。ウスリースクに着いたのがロシア時間の16時前、中国時間14時前ですので、国境審査も合わせて、5時間くらいかかりました。

私の場合、綏芬河からロシアに渡るのはこれで2度目でしたが、以前に比べ、荷物の検査のスピードが早くなっていました」

5)今回の移動中でトラブルはなかったですか。

「私はウラジオストクで働く日本人ですから、ロシアから中国、中国からロシアへと国境を渡ることに関して、ビザの問題はまったくありませんでした。

とはいえ、私が中国に入国すると、中国側のイミグレーションでたいてい30分くらいは事情聴取されます。私に何か問題があるというより、綏芬河や琿春、撫遠といったロシア国境を通って日本人が入国してくるということ自体がめったにないこともあり、彼らにとって注意対象となるようです。

それは彼らにとって深刻な問題というより、所詮ここらは中国の辺境で、田舎なので、珍しい日本人の来訪を面白がるようなところがあり、わざと事を大げさにしている雰囲気があります。ですから、私でなくても、日本人なら誰でも多かれ少なかれ似たような境遇になるはずです。

これも、団体旅行客であれば、話は別だと思いますが。

なにしろ撫遠では、1時間半近くチェックされました。

確かに、時が時なら私もスパイみたいなものですが、持参していたあらゆる書類、パソコン、所持品、日本の身分証など取り上げられました。おそらく、携帯は写真に中国国家に反するもの、入管手続き付近を撮影したもの、それらが入っていないかの確認だったと思います。もちろん、見せる前には削除しても、あとで復旧できるので問題ないですけれど。

PCも画面やメールを見られました。漢字で見て、中国に反するようなことが書かれていないかチェックしたようです」

大変ご苦労様でした。これは中国に限らず、日本人がめったに現れることのないような異国の国境では、同じようなことが起こるに違いありません。なかでも最近の中国は、日本人をスパイ容疑で拘束してしまうような国ですから、いろんな中央からの通達が辺境の地にも届いているのでしょう。

もし、今後この国境を渡ろうと考えるのであれば、それ自体は問題ありませんが、つまらない誤解を中国側の入管関係者に与えないような配慮は必要でしょう。つまり、相手はPCやスマホ、所持品のチェックまでするはずですから、そこに彼らの気になるものを残しておかないことです。あとで修復すればいいだけのことですから。

ところで、以前本ブログでも紹介しましたが、今年8月、この国境を訪ねる以下のツアーが実施されます。

ハバロフスクから中国に船で渡る「中露国境紀行2017」ツアー募集中
http://inbound.exblog.jp/26862674/

このツアーは、とても画期的です。なぜなら、先ほどの日本人のように、ただロシアのハバロフスクから中国の撫遠まで船で国境を渡るだけではなく、以下のように、これまで外国人には訪問を許されなかった両国にとって微妙なエリアを初めて訪ねるものだからです。

「ロシア側の国境、カザケヴィチェボ村を訪問し、中国の対岸烏蘇鎮の国境を遠望します。またこのカザケヴィチェボ村で村の人々とランチをいただきます。地域の博物館訪問も予定しています。国境に生きる人々の暮らしも垣間見える旅になるかと思います。

ロシア領の国境へは「観光ビザ」と「許可証」を取得し入ります。その許可証取得に2ヶ月もかかります。

一方の中国側国境烏蘇鎮へも参ります。中国側は国境画定から観光地として発展してきました。許可証などは不要です」。

この中にある「ロシア側の国境、カザケヴィチェボ村」へは「観光ビザ」と「許可証」が必要とありますが、この地は1960年代から続いた中ロ両国の国境画定事業において、きわめて敏感な場所でした。

詳しくは、北海道大学の岩下明裕教授の以下の著書をお読みください。

『中・ロ国境4000キロ』(角川選書、2003)
http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/books_new/2003/iwasita/iwasi-hyo.html

そのうえ、このツアーで訪ねる「9月1日の中国側烏蘇鎮と黒瞎子島(ヘイシャーズ島)観光」が、あり得ない内容であることです。なぜなら、一般にロシアとの国境を展望できるこの地域に日本人は訪問できないからです。

こうしたことが実現できたのも、このツアーを催行するロシア専門旅行会社の裏技によるものなのかもしれません。

ちなみに、この地域については、以下の中国の旅行サイトが詳しく紹介しています。

黑瞎子岛
http://www.mafengwo.cn/poi/6704561.html
乌苏镇
http://www.mafengwo.cn/poi/6657226.html
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by sanyo-kansatu | 2017-07-17 19:58 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(5)
2017年 07月 17日

007 シベリア鉄道の終点駅、ウラジオストク駅の瀟洒な駅舎

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ウラジオストク駅の開業は1893年で、この美しい古代ロシア風の駅舎は1912年に完成している。1992年まで外壁はモスグリーンだったが、その後、現在の明るいクリーム色に塗り替えられた。駅の裏手には境港行きフェリー乗り場がある。(撮影/2012年6月)

※ウラジオストクは極東からモスクワに至るシベリア鉄道の始発駅です。

8月1日から始まるウラジオストクのアライバルビザ受け入れ開始が近づいてきました。現地に確認したところ、まだ実施に関して不透明なところも多そうで、円滑なスタートとなるかについては懸念の声もありますが、以降、ロシア大使館に足を運ぶことなく、大使館のHPで申請すれば、ウラジオストク空港で8日間のビザが発給されることは決まっています。

そこで、これからしばらくウラジオストクの街の風景をアップしていきます。わずか飛行機で1時間半の場所に、整然としたヨーロッパの街並みがあることを知っていただけるとうれしいです。

今年4月、ボーダーツーリズム(国境観光)をテーマにした以下のサイトを立ち上げました。同サイトの一コーナー「北東アジア《ボーダーNOW》 」では、北東アジアに広がる国境地域で出会った人や文化、街の風景を、佐藤憲一の写真を中心に紹介しています。

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by sanyo-kansatu | 2017-07-17 10:54 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 07月 16日

006 中朝国境にある長白山(白頭山)のカルデラ湖「天池」の絶景

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中朝国境に位置する長白山(白頭山)は休火山で、「天池」と呼ばれる美しいカルデラ湖で知られる。撮影は中国領の北坂の天文峰展望台からで、写真正面から右にかけては中国領、左手が北朝鮮領。(撮影/2014年7月)


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by sanyo-kansatu | 2017-07-16 09:03 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 07月 15日

005 国境を越えてお隣の中国に遊びに来たロシア人たち

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中ロ国境の町、綏芬河のナイトクラブを訪ねると、若いロシア人と地元の中国人が踊り明かしていた。2年後、同じクラブを訪ねたところ、ロシア人の数が減り、以前ほどにぎわいはなくなっていた。(撮影/2014年7月)

※綏芬河は中国黒龍江省東南部に位置し、ロシアが19世紀末に建設した東清鉄道の中国側国境の町です。安くて豊富な日常品や衣料などを買い込むために、多くのロシア人がこの町を訪れます。ただし、資源価格の低下にともなうロシア経済の減速の影響のせいか、2016年に再訪したとき、14年に比べると、ロシア人の数が減り、このナイトクラブも閉鎖されていました。


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by sanyo-kansatu | 2017-07-15 08:32 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 07月 14日

ボーダーツーリズム(国境観光)って何だろう?

7月10日、羽田空港ビルで、日本国内では数少ない隣国との国境に近い地域(ボーダーランズ)に位置する自治体を中心にした「ボーダーツーリズム推進協議会」の設立総会があり、北海道大学の岩下明裕先生の「ボーダーツーリズム(国境観光)、『さいはて』が出発地」という講演会がありました。
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岩下先生の専門はロシア外交で、中ロ国境の実地調査を行ってきたフィールド派の研究者です。『中・ロ国境4000キロ』(角川選書、2003)という抜群に面白い著書があります。
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岩下明裕先生(北海道大学大学院)
https://www.let.hokudai.ac.jp/staff/2-6-02/
『中・ロ国境4000キロ』(角川選書、2003)
http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/books_new/2003/iwasita/iwasi-hyo.html

同協議会についてはのちほど説明するとして、設立時に所属しているのは、北海道(礼文町、稚内市、根室市、標津町)、東京都小笠原村、長崎県(五島市、対馬市)、島根隠岐の島町、沖縄県(竹富町、与那国町)の10の自治体です。

これらの地域は、まさに日本の「さいはて(ボーダーランズ)」ですが、もとよりそれぞれ独自の魅力があります。そこに、新たな価値として「ボーダーツーリズム(国境観光)」を加え、「さいはてが出発地」として新たな可能性を広げようとしているわけです。

では、日本の「さいはて」の地を舞台とした「ボーダーツーリズム(国境観光)」とはどのようなものなのでしょうか。
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推進役である岩下先生らがこれらの自治体と組んでこれまで実施してきたのが、フェリーでめぐる対馬・釜山の旅、稚内からサハリンへ船で渡るの旅、八重山諸島と台湾をチャーター便でつなぐ旅、小笠原諸島の旅などです。

なかでも面白そうなのは、フェリーでめぐる対馬の旅でしょうか。東京に住んでいると、「さいはて」と感じられる対馬が韓国の釜山と目と鼻の先、フェリーで1時間ほどだというのですから。以下は、同モニターツアーの解説の一部です。
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「韓国と海を接する国境離島・対馬には、現在、年間約20万人もの韓国人観光客が訪れ、島の経済は韓国人観光客から得られる収入に依存せざるを得ない状況となっているとともに、対馬を訪れる日本人観光客が少なすぎることが対馬の最大の課題であるという問題意識が、多くの対馬市民の関心事となっています。他方で、対馬と釜山の間の海域は、日韓で海の境界が画定している数少ない場所であり、国境を越えた交流を行う上で、日本で最も安定した地域のひとつとなっています。
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そこで、日本人観光客が対馬を縦断しながら島内の観光地を回り、そのまま国境を越えて釜山に渡るという、国内旅行と海外旅行を組み合わせた国境観光(ボーダーツーリズム)の発展可能性を調査するために、今回の1泊2日のモニターツアーを実施しました。福岡と釜山の間ではすでに多くの日本人観光客が海外旅行として行き来する中で、対馬を経由した「国境観光」とするところに、今回の試みの新しさがあります」(北海道大学グローバルCEOプログラムより)

対馬・釜山「国境観光」モニターツアーが盛況のうちに終了(北海道大学グローバルCEOプログラム)
http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/BorderStudies/news/201312413.htm

その他のツアーについては、いくつかのメディアが報じています。

可能性広がる「国境観光」(毎日新聞2015年7月30日)※稚内−サハリンツアーについて
http://mainichi.jp/journalism/listening/news/20150730org00m040005000c.html
国境観光 関心高まるボーダーツーリズム(毎日新聞2016年8月10日)※八重山・台湾ツアー について
https://mainichi.jp/articles/20160804/org/00m/010/039000c

こうした各地でのモニターツアーの実施を通して、岩下先生は見えてきたことがあるとして、次のように語ります。

「ボーダーツーリズムとは、空間と場所を体感する包括的ツーリズムで、歴史や芸術、民俗、フード、グリーンなどのさまざまな要素を包括する。現地の優れた解説者によってアカデミックツーリズムとしての特徴を持つ。ツアー参加者は、帰途につくとき、そこで体験したことをすぐには消化できないほどの興奮と達成感がある。ゆえにリピーターも多い。ストーリー性が大事な気づきのツアーとなる。
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さらにいえば、たとえ国境を越えなくても、地域の中で境界を越え、その広がりを体感する『境界地域(ボーダーランズ)』の可能性も広がっている」
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今後、以下のようなボーダーツアーが計画されています。

・サハリン北緯50度越え北へ(2017年8月)
サッポロ発、ユジノサハリンスク、北緯50度、アレクサンドロフスク(北サハリン)

・中露国境越えツアーⅡ(2017年8月)
福岡発、ハバロフスク、ヘイシャーズ島(黑瞎子岛)、撫遠(アムール河越え)、長春、ソウル

・福岡・対馬・釜山ツアー(2017年11月)
福岡以外の日本各地から集客、マスツーリズムへの可能性を模索

・釜山から入る対馬ツアー(2018年春頃)
札幌発、釜山から ロシアの痕跡を見る

これらのツアーの問い合わせ先は、ボーダーツーリズム推進協議会です。

ボーダーツーリズム推進協議会
https://www.border-tourism.com/

ちょっとわくわくするようなラインナップです。

ただし、すでに指摘されていることですが、課題もあります。一般にこうしたユニークなルートを商品化しようとすると、ツアー料金を安くすることは難しいからです。そもそも出発地である「さいはて」まで行くのに、お金と時間がかかってしまい、その先まで行こうとすると、さらにコストがかかるのです。

それでも、これまで岩下先生らが実施してきた対馬ボーダーツアーの取り組みに刺激を受けたのか、今年、以下のようなお得な割安乗船券が登場しました。

関釜フェリー(下関港→釜山港)、JR九州高速船ビートル(釜山港→対馬比田勝港)がセットになった特別企画乗船券で、キャンペーン価格9000円というものです。
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下関⇒対馬(比田勝)乗継片道乗船券 - 関釜フェリー
http://www.kampuferry.co.jp/passenger/kampu/tsushima.html

こうして多くの人が参加しやすくなると、ボーダーツーリズム(国境観光)の可能性が高まります。そのためには、地域の自治体や観光業界の協力が欠かせません。こうして設立されたのが、「さいはて(ボーダーランズ)」の自治体や企業、団体、そして研究者たちによるボーダーツーリズム推進協議会でした。

この協議会は一足飛びに生まれたものではありません。

ことの始まりは、岩下先生をはじめとする「国境」研究者によって始められた、ボーダー(境界、国境)現象や境界地域の実証・比較・理論を総合的に研究しする北海道大学グローバルCEOプログラム「境界研究の拠点形成」(2009~13年)の取り組みから生まれた「国境地域研究センター」や、さらなる地域との連携や社会貢献のために結成された「境界地域研究ネットワーク(JIBSN)」の存在がありました。

国境地域研究センター
http://borderlands.or.jp/
境界地域研究ネットワーク(JIBSN)
http://src-hokudai-ac.jp/jibsn/

こうした一連の輻輳した動きが、まだ始まったばかりとはいえ、日本のボーダーツーリズム(国境観光)の現状といえそうです。近年、日本と近隣諸国との関係が変わり、国境を意識することが以前に増して増えているように思います。とはいえ、そこがどのような場所なのか、多くの人は知る由もありません。そこが「さいはて」である以上、簡単に訪れることができないと思っていたからです。

ボーダーツーリズム推進協議会の設立は、「さいはて」の地の魅力を伝えるとともに、新たな知的な旅の可能性を教えてくれます。

これまでぼくはガイドブック取材の仕事を通じて、北東アジアのボーダーツーリズムの現場に何度も足を運んできました。そして、今年4月に立ち上げたのが、以下のサイトです。

ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう
http://border-tourism.jp/

今回、設立総会に参加し、感じたのは、いろんなことがシンクロしていたのだなという思いです。

最後に、総会の後、思いがけないアトラクションがあったこともぜひ報告したいと思います。

それは、羽田空港国際ターミナルの近くにある小さな船着場から出る「羽田空港沖アンダージェットクルーズ」に乗ったことです。
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このクルーズは、離発着する航空機を羽田空港沖合から観賞するもので、一般ツアー化されています。約2時間のクルーズでしたが、アンダージェットもすごかったし、川崎の工場夜景もすばらしかったです。
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(撮影/佐藤憲一)

羽田・横浜・東京湾クルーズツアー
http://www.hps-co.jp/haneda/
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by sanyo-kansatu | 2017-07-14 11:09 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 07月 14日

004 ウラジオストクで出会った美女ふたり

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ウラジオストクの大学の卒業式、謝恩会の会場で偶然見かけた美女たち。会場はプーシキン劇場で、明治時代に芸術座の人気女優、松井須磨子が演じた劇場として知られる。(撮影/2012年6月)


ボーダーツーリズム(国境観光)は、国境の町を訪ね、お隣の国の様子を眺めたり、ときには国境を渡って、両国の人々の暮らしや文化に触れる体験型の旅行です。四方を海に囲まれた日本には、陸続きの国境はありません。でも、日本海を隔てた北方には、朝鮮半島や中国東北部、極東ロシアなどの北東アジアの国々があり、そこにはたくさんの国境があります。

今年4月、ボーダーツーリズム(国境観光)をテーマにした以下のサイトを立ち上げました。同サイトの一コーナー「北東アジア《ボーダーNOW》 」では、北東アジアに広がる国境地域で出会った人や文化、街の風景を、佐藤憲一の写真を中心に紹介しています。

ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう
http://border-tourism.jp/
Facebook:ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう
https://www.facebook.com/bordertourism.jp/
北東アジア《ボーダーNOW》
http://border-tourism.jp/northeast-asia-borders/

※現在、同サイトは鋭意コンテンツを積み増し中で、エリア名のみ記載されているものの、コンテンツが用意されていないページが多くあり、お見苦しいことをお詫びします。少しずつ時間をかけて構築していくつもりなので、ご理解ください。
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by sanyo-kansatu | 2017-07-14 08:38 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 07月 13日

003 中国吉林省から眺める中朝露3カ国の国境風景

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図們江(豆満江)下流域に位置する中国、北朝鮮、ロシアの3カ国の国境が見渡せる防川展望台にて撮影。前方に見える橋はロシアと北朝鮮をつなぐ国境の鉄道橋で、左側がロシア領、右側が北朝鮮領。中国領は橋の手前までで、3国のうち中国だけが日本海に面していない。2017年現在、外国人の訪問は禁止されている。(撮影/2008年5月)


ボーダーツーリズム(国境観光)は、国境の町を訪ね、お隣の国の様子を眺めたり、ときには国境を渡って、両国の人々の暮らしや文化に触れる体験型の旅行です。四方を海に囲まれた日本には、陸続きの国境はありません。でも、日本海を隔てた北方には、朝鮮半島や中国東北部、極東ロシアなどの北東アジアの国々があり、そこにはたくさんの国境があります。

今年4月、ボーダーツーリズム(国境観光)をテーマにした以下のサイトを立ち上げました。同サイトの一コーナー「北東アジア《ボーダーNOW》 」では、北東アジアに広がるユニークな国境の風景を、佐藤憲一の写真を中心に紹介しています。

ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう
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※現在、同サイトは鋭意コンテンツを積み増し中で、エリア名のみ記載されているものの、コンテンツが用意されていないページが多くあり、お見苦しいことをお詫びします。少しずつ時間をかけて構築していくつもりなので、ご理解ください。
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by sanyo-kansatu | 2017-07-13 06:04 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 07月 12日

002 中国吉林省延辺朝鮮族自治州、延吉のナイトネオン

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延吉では、国境の町らしく、ハングルと中国語が併記されたネオンがきらめく。両国語併記は自治州の法律で定められている。(撮影/2014年7月)


ボーダーツーリズム(国境観光)は、国境の町を訪ね、お隣の国の様子を眺めたり、ときには国境を渡って、両国の人々の暮らしや文化に触れる体験型の旅行です。四方を海に囲まれた日本には、陸続きの国境はありません。でも、日本海を隔てた北方には、朝鮮半島や中国東北部、極東ロシアなどの北東アジアの国々があり、そこにはたくさんの国境があります。

今年4月、ボーダーツーリズム(国境観光)をテーマにした以下のサイトを立ち上げました。同サイトの一コーナー「北東アジア《ボーダーNOW》 」では、北東アジアに広がるユニークな国境の風景を、佐藤憲一の写真を中心に紹介しています。

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※現在、同サイトは鋭意コンテンツを積み増し中で、エリア名のみ記載されているものの、コンテンツが用意されていないページが多くあり、お見苦しいことをお詫びします。少しずつ時間をかけて構築していくつもりなので、ご理解いただけるとさいわいです。
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by sanyo-kansatu | 2017-07-12 06:04 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)