カテゴリ:東京インバウンド・スポット( 67 )


2016年 05月 26日

HISが都内各地で訪日外客向けエンタメツアーを収集・開発・販売しています

原宿竹下通りは、いまや外国人のための撮影スポットのひとつになっているようです。
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原宿竹下通りは外国人の撮影スポットとなっていた
http://inbound.exblog.jp/25703031/

その入り口に向かって左側の道沿いに、HISの外国人向けインフォメーションセンターがあります。昨年8月31日にオープンしたそうです。
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あまり目立たない感じのスポットなのですが、所内には外国客を対応するカウンターや都内の観光スポットのチラシなどが置かれています。
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両替機もあります。
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実は、HISの外国人向け観光案内所は、同社の営業所内のものも含めると、すでに都内11ヵ所にあるそうです。
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独立した案内所は、渋谷や新宿、新宿3丁目、銀座、有楽町、上野、秋葉原にあるようです(六本木、品川、池袋は営業所内にある)。

エイチ・アイ・エス関東インバウンド推進グループの池村あずささんによると、原宿の観光案内所では、18言語に対応できるスタッフを揃えているそうです(常に全員常駐ではない)。いま同所が最も力を入れているのは、外国客向けの都内のアクティビティ(観光素材)の収集・開発・販売だそうです。

ここを訪れた外国人にHISが収集した都内のオプショナルツアーを紹介し、予約を入れてもらうためです。もちろん、ネットでも予約できます。

詳しい中身は、hisgoJAPANの「Tokyo Activity」をクリックすると、現在71種類のツアーが用意されていることがわかります。
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hisgoJAPAN
http://www.hisgo.com/n1/Contents/

そのうち、人気のあるツアーはチラシになっていました。左上にあるのが、本ブログでこれまで紹介してきた夢乃屋のサムライ体験ツアーです。

TBSテレビの「あさチャン」でも紹介されたサムライ体験ツアー(by夢乃屋)
http://inbound.exblog.jp/25840817/
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ほかにも「ラーメンづくり体験」や「お茶」「寿司にぎり」体験、相撲部屋見学、そしてうさぎやふくろうのカフェなどもあります。人気のロボットレストランやサムライミュージアムの予約もしてくれます。

池村さんによると、今後もどんどんこの種の体験ツアーを増やしていきたいそうです。夢乃屋もHISのおかげで認知度を獲得したといいます。

これまで都内には、日本政府観光局や都が運営する外国人観光案内所は、空港や都庁、東京駅くらいにしかありませんでした。しかし、訪日客が増えたことで商機と見たHISは、都内に独立した案内所を設置し、国内の旅行手配はもちろんのこと、体験モノを中心にしたエンタメ施設&ツアーの紹介および予約手配を行うようになったのです。

興味深いことに、これまで本ブログで紹介してきた都内のインバウンド体験スポットの数々(サムライミュージアム、夢乃屋、どすこい相撲茶屋、ふくろうカフェなど)は、すべて2015年にオープンしています。昨年は、訪日外客が爆発的に増えた年です。これらの動きを進めているのは、みな若い人たちで、彼らが一斉に訪日外国客向けエンタメ事業を始めたことは、いかにも時代を感じます。

トリップアドバイザーで人気のサムライミュージアムとふくろうカフェを覗いてみた
http://inbound.exblog.jp/25702798/

これからどんな新種のエンタメ施設が生まれるか、楽しみです。
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by sanyo-kansatu | 2016-05-26 16:36 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 05月 26日

エンタメ性をさらに高め、他のインバウンドレストランとの差別を図りたい

銀座8丁目にある外国人団体客向けの和風エンターテインメントレストラン「どすこい相撲茶屋」でのサムライショーの一幕を前回お伝えしました。

銀座インバウンドレストランのサムライショーは中国客の食いつきがすごい
http://inbound.exblog.jp/25841438/
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どすこい相撲茶屋
http://ginza9.com/shops/dosukoi.html

同店は銀座中央通りに面した銀座ナイン3の中にあります。ラオックスやドンキホーテ銀座店もすぐそばにあり、店の前の首都高の下には、中国団体客用のバスや出発前に時間をつぶして待っている中国客の姿をよく見かけます。
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店の前では「和風エンターテインメントショー」がうたわれています。
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サムライショーの始まる前に、店内を視察させてもらいました。
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400席(最大500名収容可能)といいますから、おそらく銀座でもこの種のレストランでは最大級の大きさでしょう。メインの食事はしゃぶしゃぶやすき焼きなどの鍋ですが、小さな生簀があり、海鮮も楽しめるようです。
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あらゆる場所で中国語表記が徹底されています。
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しばらくすると、中国客が入店してきました。予約制なので、事前に席が決まっています。
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これが定番メニューの豚しゃぶ鍋定食(1000円)です。鍋定食は5種類から選べます。もちろん、ほかにもお寿司など、好みに応じて注文できます。
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同店(株式会社GFホールディングス)の杉野豊樹店長に話を聞きました。

―店のオープンはいつですか。出店の経緯は。

「2015年11月20日がオープンです。もともとちゃんこ鍋をメインにしたインバウンドレストランを考えていたので、そのようなネーミングにしたのですが、だんだんいまのようなエンターテイメントを売りにしたレストランになってきたんです。

弊社では同年12月に大阪で『和楽』というインバウンドレストラン、16年2月に『ホテルロア心斎橋』をオープンさせています。昨年春頃から、インバウンドに特化した飲食業態を開発するべく動き出したのが経緯です」

―サムライショーはいつから始めたのですか。

「今年の3月からです。夢乃屋さんには週3回くらい。その他、忍者やおいらんショーなどもやっています」。

―現在の客層はやはり中国客が多いのでしょうか。

「全体の9割が中国客。残りはマレーシアやベトナム、フィリピンなどの東南アジアの団体です」

―集客はどうしているのですか。

「実は、オープン当初は集客に苦戦しました。そこで昨年末に、社内に営業部隊をつくり、インバウンドを扱うランドオペレーターなどの国内の旅行社に一斉に営業をかけました。おそらく100社以上に飛び込みで足を運んだと思います。そうするうちに、だんだんお客さんを送ってもらえるようになりました。ある中国の旅行会社では、ツアーに組み込んでくれている。チラシにもショーの写真を載せてもらっています」

―ロボットレストランでは、オープン当初から都内のホテルに一斉に営業をかけ、チラシや割引券をロビーに置いてもらうよう働きかけ、それが集客に成功した理由だといいます。やはり、営業が大事なんですね。

「中国に限らず、団体客は都心で安心して食事できるスポットを必要としています。そういうインバウンドレストランは、新宿や浅草などにいくつかあるようですが、銀座にはこれだけの席数のあるレストランはない。だから、銀座に出店したんです」

―今後の展望をどう考えていますか。

「他のインバウンドレストランとの差別化を図るためにも、さらにエンタメ性を高めたい。ステージを大きくし、お客様にもっと印象の残るような店にしていきたいと考えています」。

同店では、当初スタッフは日本人だけでしたが、いまではスタッフの7割が外国語対応できるようにしたといいます。予約制で、営業は昼と夜に分かれ、夜の部は17時~19時。意外に早いのは、理由があります。

割安なツアーが大半の中国団体客の東京観光のための宿泊場所は、たいてい千葉県や埼玉県、なかには群馬県というケースもあるというほど都心から離れています。最近起きたスキーバス事故などの影響で、乗合バス運転手の労働時間が厳しく管理されるようになったため、彼らの労働時間内に客をホテルまで送り届けるためには、夕食時間を早める必要があるからです。

このようにインバウンドレストラン、特に団体客をメインとする経営には、さまざまな制約がありますが、海外の旅行会社にとってこれほどありがたい存在はないでしょう。どんなに個人旅行化が進んだといっても、一定の団体需要はいつの時代も存在するからです。

国内のインバウンドレストランは、第一次インバウンドブームともいうべき2010年頃、出店が増えた時期がありました。ところが、尖閣諸島沖漁船衝突事件(2010年秋)や東日本大震災(11年3月)などに見舞われ、閉店に追い込まれたところも多かったようです。政治や天災に影響されやすいため、一部の成功事例を除くと、インバウンドレストランの経営は難しいといわれてきました。

バイキングのパイオニア「すたみな太郎」はいかに外国客の取り込みに成功したか
http://inbound.exblog.jp/23351119/

こうしたなか、2015年という訪日客が大激増した年、新たな出店業者が現れ、好調な訪日客の伸びの恩恵を受け始めています。

団体客の受入を基本とするインバウンドレストランの運営は、いってみれば、昭和40年代頃の国内旅行のしくみを再構築するようなところがあると思います。いまの中国団体客は、当時の日本人に似ているところがありそうです。しかし、日本では1980年代頃から社員旅行などの団体ツアーが下火となり、バブル崩壊とともにほぼ消滅してしまっただけに、過去を知る関係者は、手を出しにくいのかもしれません。

いまの若い経営者たちは、当時を知るはずもなく、現在国内で起きている時代の変化を敏感に感じ取り、すばやく実行に移しているという印象を受けます。

話を聞いていて気持ちがいいのは、常に試行錯誤しつつ、ダメなら次の手をと、臨機応変に現状に合わせてやり方を変えていける頭の柔らかさがあることです。

もしかしたら、1年後、いまとはまた違ったコンセプトの店に変わっているかもしれませんが、それも市場に合わせた変化なのだとしたら、それでいいのだと思います。
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by sanyo-kansatu | 2016-05-26 15:40 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 05月 26日

銀座インバウンドレストランのサムライショーは中国客の食いつきがすごい

銀座某所の正午過ぎ。館内に中国語のアナウンスが流れると、派手な和装に身を包んだ男女がステージに向かってゆるりと歩き出す。
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食事に夢中になっていた中国の団体客たちの視線は一斉にふたりの方向に注がれた。
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なかには席を立ち、スマホを取り出し、写真を撮り始める人たちもいる。
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おいらん姿の花形の目の前にまで来て、iPadで撮影するおばさんまでいる。
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いったいこれは何ごとなのか?

浅草で外国人向けの変身スタジオやサムライ体験ツアーを催行している夢乃屋(株式会社バンリーエンターテイメント)の出張侍・花魁ショーの一場面です。

TBSテレビの「あさチャン」でも紹介されたサムライ体験ツアー(by夢乃屋)
http://inbound.exblog.jp/25840817/

場所は、銀座8丁目にある外国人団体客向けの和風エンターテインメントレストラン「どすこい相撲茶屋」です。
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どすこい相撲茶屋
http://ginza9.com/shops/dosukoi.html
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さて、いよいよショーが始まりました。ステージに立つのは、創作日本舞踊孝藤流の二代目で、創作剣舞橘一刀流の家元でもある孝藤右近さんです。

孝藤右近 剣舞・殺陣 作品集 Ukon Takafuji Sword battle and Samurai dance performance
https://www.youtube.com/watch?v=DGJ4F9-DGSM
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彼が太刀を抜き、剣舞を始めると、狭いステージの周囲に人垣ができ、撮影のオンパレードです。動画を撮る人もいます。
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次に、艶やかなおいらん姿の舞いは、孝藤流花形の孝藤みゆさんです。
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1回わずか15分くらいのショーですが、終わっても観客はなかなかステージの前から離れようとしません。
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ついには、記念撮影タイムが始まります。次々に入れ替わるように、ふたりのそばに寄り添い、シャッターを切り続けること、約15分。
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館内には実況を流すテレビもあちこちに置かれています。
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ようやくステージでの撮影が終わったかと思うと、舞台裏に戻る途中から、次々に記念撮影をお願いされてしまうおふたりです。
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「春節の頃は店も大変な盛況ぶりで、記念撮影だけで1時間近くかかったこともあります」と苦笑いする孝藤右近さん。

それにしても、中国客の食いつきぶりはすごいです。とにかく、彼らはふたりと記念撮影してもらいたくてならないようです。中国の団体客は、毎日バスに揺られて、富士山見たり、温泉に入ったり、それはそれで楽しいでしょうけれど、ちょっと単調な気がしないでもない。たまには刺激がほしいのでしょう。そもそもせっかく日本に来ているのに、ガイドも中国人。買い物も中国系の店ばかり。だから、日本人と触れ合う機会が少ない。この種のエンタメが彼らに人気なのは、わかる気がします。若い子ならば、ここで撮った写真をすぐさまWeChat(微信)にアップすることでしょう。そうでない人も、中国に戻って、知人友人に見せて自慢するに違いありません。

夢乃屋(株式会社バンリーエンターテイメント)の出張侍・花魁ショーは週3回くらい行っているそうです。1日約6回のステージをこなすとか。そのたびに、記念撮影のリクエストに応えることになるそうです。

いま、銀座の一角で毎日のように、こんなことが起きているんです。

このショーはいつ頃からやっているのか。そもそも「どすこい相撲茶屋」という外国人団体客向けのインバウンドレストランはいつオープンしていたのか?

次回、同店の店長さんに話を聞いてみたいと思います。

エンタメ性をさらに高め、他のインバウンドレストランとの差別を図りたい
http://inbound.exblog.jp/25841657/
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by sanyo-kansatu | 2016-05-26 14:18 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 05月 26日

TBSテレビの「あさチャン」でも紹介されたサムライ体験ツアー(by夢乃屋)

昨年11月に浅草で外国人向けの着物変身スタジオを始めた夢乃屋では、サムライ体験ツアーもやっています。

JAPAN CULTURE EXPERIENCE TOURS 夢乃屋
http://www.tokyo-samurai.com/

浅草でいま大流行という外国人観光客向け変身スタジオを覗いてみた
http://inbound.exblog.jp/25840662/

5月4日、TBSテレビの「あさチャン」で紹介されました。
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TBSテレビ 【あさチャン!】2016/05/04
<あさトク>礼から立ち回りまで!本格サムライ体験・書道体験・作法に憧れる外国人
http://p.jcc.jp/news/10886712/
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以下は、放映された流れです。

外国人からの口コミが多く集まっている新名所候補地をパトリックが調査。
浅草をトリップアドバイザー・菊地加奈子が案内。
靴屋の2階にある夢乃屋-YUMENOYA-浅草伝法院通り店はサムライトレーニングができる店として外国人観光客に大人気。
創作日本舞踊孝藤流・押田幸宏が講師。
パトリックも体験。
サムライトレーニングは夢乃屋とHISが共同運営している。
東京・台東区の「Kanji House」では外国人観光客の名前を漢字で表す書道パフォーマンスが人気。
書道体験もできる。
ヴェニス靴店・井澤日高のコメント。
トリップアドバイザーへの口コミを紹介。

「あさチャン」では、3月にも同じようなテーマで番組をつくっています。

TBSテレビ あさチャン(2015年03月17日)「外国人から女性まで…殺陣ブーム」
http://www.tbs.co.jp/asachan/know/20150317.html

どうやら訪日外国人の間で侍や忍者、お城、着物といった和風エンターテイメント体験が人気というのは本当のようですね。

先日、NBAワシントン・ウィザーズに所属するブラッドリー・ビール(Bradley Beal)さんもお忍びで夢乃屋のサムライ体験をしたそうです。

NBAワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビール選手が来日、都内のイベントに出演(CDジャーナル2016.5.11)
http://www.cdjournal.com/main/news/-/71365

彼がブラッドリー・ビール選手です。
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さすが大きいです。
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講師を務めているのは、創作剣舞橘一刀流の家元の孝藤右近さんです。
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彼の剣舞、殺陣は以下のYoutubeで見ることができます。「花魁道中」や「連獅子」などの動画があります。

孝藤右近 剣舞・殺陣 作品集 Ukon Takafuji Sword battle and Samurai dance performance
https://www.youtube.com/watch?v=DGJ4F9-DGSM

実は、孝藤右近さんは、石川県金沢市で創流された創作日本舞踊孝藤流の二代目です。

創作日本舞踊孝藤流
http://www.takafujiryu.com

角田知弘さんが経営する株式会社バンリーエンターテイメントは、創作日本舞踊孝藤流を母体とした会社で、同派プロデュースの日本文化体験処を各地で運営しています。また「夢乃屋(YUMENOYA- Produced by 孝藤右近-UKON TAKAFUJI)」として、孝藤右近さんを座長とする殺陣・剣舞・日本舞踊などを織り交ぜた侍・花魁ショーの出張公演を国内外で行っています。話を聞いていると、とにかく動きが早い。思い立ったらすぐに動き出すフットワークの良さを感じます。

実は、昨日、都内のあるインバウンドレストランで中国の団体客相手に剣舞を披露している様子を見ることができました。とにかく、中国客の食いつきがすごいです。

その話は次回。

銀座インバウンドレストランのサムライショーは中国客の食いつきがすごい
http://inbound.exblog.jp/25841438/
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by sanyo-kansatu | 2016-05-26 10:27 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 05月 26日

浅草でいま大流行という外国人観光客向け変身スタジオを覗いてみた

GW中の某日、浅草でいま大流行という外国人観光客向け変身スタジオを覗いてみました。

なんでも最近、訪日外国人の間で侍や忍者、お城、着物といった和風エンターテイメント体験が人気だそうです。口コミサイトのトリップアドバイザーによると、2015年の外国人に人気の東京の観光スポットの2位に、歌舞伎町に去年秋できたサムライミュージアムがランキングされているほどです。

トリップアドバイザーで人気のサムライミュージアムとふくろうカフェを覗いてみた
http://inbound.exblog.jp/25702798/

訪ねたのは 「JAPAN CULTURE EXPERIENCE TOURS 夢乃屋」です。
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場所は、仲見世通りを浅草寺に向かって歩き、伝法院通りを右折した少し先です。ここでは外国客が自分の好みの着物を選んで、その場で撮影してくれます。昨年11月にオープンしたそうです。
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JAPAN CULTURE EXPERIENCE TOURS 夢乃屋
http://www.tokyo-samurai.com/

変身スタジオといっても、現状では靴屋の2階の倉庫のような場所にあります。階段を上ると、着物がたくさん置かれた小部屋があり、中を覗くと、アフリカ系の女性ふたりが着物を着て、撮影に興じていました。
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なんでも彼女は、カタール航空のCAさんだそうです。日本へのフライトの休日に浅草に来たとか。南アフリカ出身のポーシャさんです。
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彼女には濃い色の着物が映えますね。ご本人もとても満足だそうです。
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もうひとりの彼女は、モロッコ出身のサラさんです。エキゾチックな顔立ちの女性です。
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どんな風に撮れたか気になりますね。
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この変身スタジオを運営をしているのは、株式会社バンリーエンターテイメントの角田知弘さん。1987年生まれの29歳です。
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実は、浅草にはこのような外国人向けの変身スタジオがたくさんあります。では、どうやって外国客を集客しているのか。

角田さんによると「人力車と提携して、営業してもらっているんです。浅草には、いくつもの人力車会社があって、そのうちの一社と提携し、人力車に乗ったお客さんに声をかけてもらい、そのままスタジオに連れてきてもらい、着物に着替えて、そのまま人力車に乗ることもできます」だそう。

さらに、近所の店舗との相互送客や宿泊施設とのコラボレーション、インバウンド向けメディアへの情報掲載、HISとの提携など、あの手この手で営業しているとのこと。
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なるほど。賢いやり方ですね。今度、原宿や渋谷にも同じような変身スタジオを開設する計画があるそうです。

実は、夢乃屋では、変身スタジオだけでなく、他にも訪日外国人観光客向けのエンタメ体験ツアーを行っています。

最近、テレビで紹介されたり、話題になりつつあるようですよ。

その話は次回。

TBSテレビの「あさチャン」でも紹介されたサムライ体験ツアー(by夢乃屋)
http://inbound.exblog.jp/25840817/
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by sanyo-kansatu | 2016-05-26 09:34 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 04月 23日

原宿竹下通りは外国人の撮影スポットとなっていた

昨日の午後、原宿に行く用があったので、竹下通りを訪ねたところ、外国人の撮影スポットになっていました。このおふたり、すごく本格的ですね。竹下通りの入り口で動画を撮っているようです。
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※これも昨日の話。
トリップアドバイザーで人気のサムライミュージアムとふくろうカフェを覗いてみた
http://inbound.exblog.jp/25702798/

1年前に渋谷スクランブル交差点が彼らの撮影スポットになっていたことを書きました。

イースター休みに渋谷スクランブル交差点に出没した外国人をシューティング
http://inbound.exblog.jp/24348359/

それがいまや原宿竹下通りも注目のスポットのようです。彼らはここが1970年代からの日本のポップカルチャーの発信地であることをガイドブックかネットかなにかで知ったのでしょうか。それとも、渋谷と同様、狭い通りを人がぶつかることもなく、歩いていく光景を面白がっているのか。店先に並ぶたくさんの商品が、店員がそばにいなくても盗まれることもない、平穏な世界。ここでも、日本独特の“秩序”感覚が珍しがられているのかもしれません。
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もっとも、その種の本格派だけでなく、自撮りにいそしむ人たちも多そうです。
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通りの中でも彼らはカメラを構えています。何を撮っているんでしょうか。まあ人それぞれ、自由に面白いと思うものを見つけて、これらの写真がネットで拡散されていく。いまはそんな時代です。
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そして、竹下通りは人種のるつぼです。
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この全員がGAPで買い物した女性グループは中国系の人たちのようです。みんなで仲良く同じ店で買い物をする。こういう光景はかつては日本人のイメージでした。でも、いまは違います。
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だんだん東京が1980年代のヨーロッパの都市みたいになってきたと思います。

イースターが来ると、1980年代のヨーロッパを思い出す
http://inbound.exblog.jp/25634913/

イースターも近い原宿では非英語圏の言葉があちこちで聞かれた
http://inbound.exblog.jp/24322287/
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by sanyo-kansatu | 2016-04-23 13:47 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 04月 23日

トリップアドバイザーで人気のサムライミュージアムとふくろうカフェを覗いてみた

3月末に配信されたトリップアドバイザーの人気観光地ランキングをみると、日本人と外国人では人気スポットがずいぶん違って面白いです。

2015年にトリップアドバイザーの日本の観光地に寄せられた口コミを分析(2016.3.31)
http://tg.tripadvisor.jp/news/wp-content/uploads/2016/03/20160331_TripAdvisorPressRelease.pdf

ランキングは、日本全体だけでなく、東京、北海道、京都、大阪、沖縄、神奈川、広島、福岡、兵庫、千葉、長野など、各地ごとに集計しています。なかでも東京の人気ランキングがこれです。
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堂々の1位は新宿御苑。4月上旬、仕事をさぼって新宿御苑に行って芝生にごろりとしようと思ったら、桜が満開だったせいか、すごい人出でチケット売り場も列をなしています。外国人も大勢いて見ているだけでも面白かったのですが、とてものんびりできそうになかったので、入園は断念しました。
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マレー系と思われる頭にスカーフを巻いたツーリストも多く見かけました。
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ムスリム・ジャンピング・ガール目撃!? ようこそ、21世紀の新宿御苑へ
http://inbound.exblog.jp/25020925/

2位は新宿歌舞伎町にあるサムライミュージアムです。
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サムライミュージアム
http://www.samuraimuseum.jp

2015年7月にオープンしたばかりの施設で、館内には日本刀や鎧兜の展示があり、鎧兜を身につけて撮影できるスタジオがあります。実は、ある媒体でここを取材させてもらおうと電話したことがあるのですが、基本的に外国語媒体以外は受け付けていないそうで、断られてしまいました。

そこで、昨晩友人のカメラマンと一緒に客を装い、訪ねてみました。玄関を入ると、たくさんの甲冑が並んでいました。スタッフに聞くと「98%が外国人」といいます。思うに、展示もあれこれ揃えるより、外国人が好む鎧兜と日本刀に絞っているところがわかりやすいうえ、撮影もできるというわけで、彼らのやりたいことがお手軽に実現できるという点が人気の理由なのではないでしょうか。ちなみに入場料は大人1800円です。

玄関の脇にショップがあり、日本刀のレプリカや扇子、ミニ甲冑などが販売されています。人気は7000円~3万円くらいの日本刀のレプリカだそうです。これは戦国武将のストラップです。
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歌舞伎町には、おなじみのロボットレストランがありますが、相変わらず欧米系ツーリストが多く押し寄せているようです。ちょうど1年近く前に行ったのが最後ですが、入場料8000円と値上がりしていて、その強気ぶりに驚きます。
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ロボットレストラン、まだまだ進化中(2015年 06月07日)
http://inbound.exblog.jp/24562884/

向かいにチケット売り場があり、客引きも多国籍軍団の様相を呈しています。最近、中国語のフリーペーパーなどにも「机器人餐厅(ロボットレストラン)」の広告がよく入っているようなので、中国系の人たちも訪れているのでしょうか。
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原宿界隈で配られていたタブロイド版の英字観光案内紙を見ると、赤ちゃんや子供連れの欧米客の写真まで入っていて、客層をいかに広げるかに苦心しているものと思われます。でも、あのクレイジーなショーに海外のお子様たちを連れていくというのはどういうものでしょう? 気にならないではいられません。ロボットレストランの終わることのない試行錯誤は続いているようです。隣にサムライミュージアムの広告もありますが、映画「ラストサムライ」のトム・クルーズらしき武将姿もあり、著作権どころではなさそうです。かつて20世紀の香港で、こんな感じのあやしげな広告があふれていたことを思い出します。
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最後は、変り種のスポットです。4位に秋葉原の「アキバフクロウ」というカフェがランキングされています。すでに猫カフェは広く知られていますが、その「ふくろう」版です。ネットで調べると、都内にずいぶんの数のふくろうカフェがあるようです。

昨日は午後に原宿に行く用があったので、竹下通りに近い「武蔵野カフェ&バー ふくろうの里(原宿店)」を覗いてみました。
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武蔵野カフェ&バー ふくろうの里(原宿店)
http://owlvillage.jp/harajuku/

当初は、このようなスポットが外国人に人気だとは半信半疑だったのですが、同店のある雑居ビルの4Fにエレベーターで上がると、店の前には3人の欧米客が待っていました。店内を覗くと、確かにふくろうとたわむれる外国客だらけでした。
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店の方に話を聞きました。吉祥寺店と原宿店があるそうで、それぞれ昨年2月、7月のオープンだそうです。基本的に60分の入れ替え制ですが、30分のお試しコースもあります。リピーターも多そうで、事前のネット予約をすすめられました。なんでもふくろうは音に敏感なため、電話は受け付けていないそうです。

ここがどのような世界なのかについては、同店のサイトに以下の動画があります。

ふくろうの里(動画)
http://owlvillage.jp/movies.html

店長によると、この種のカフェは海外にはないそうで、外国人観光客の間でひそかに人気を呼んでいるのだそうです。

訪日外国客が増えることで、都内に不思議なスポットが生まれ、にぎわっています。もっとも、すべてが当たるとは限りません。当たるかどうかは、チャレンジしてみなければわからない。その分かれ目はどこにあるのか。今後もこの種のスポットを探し歩いてみようと思います。
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by sanyo-kansatu | 2016-04-23 12:22 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 04月 13日

麻辣烫をご存知ですか? 上野アメ横は中国屋台が増殖していた

先日、上野で友人とお酒を飲んだのですが、夜10時も過ぎ、そろそろ帰ろうとアメ横を歩いていたら、ショップはすべてしまっているのに、屋台がぎっしり並んでいました。
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夜にアメ横に来るのはすごく久しぶりだったので、どんな屋台が出ているのか、上野駅に向かって歩きながら覗いてみました。韓国やインド、タイなどの店もあり、多国籍の様相を呈していましたが、圧倒的な数を占めるは中国屋台でした。
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その屋台では、四川料理の麻辣烫(マーラータン:激辛野菜鍋)まであって、これは明らかに日本人向けのメニューではなく、中国人客向けだと思いました。おそらくこの時間にここで小吃(軽食)を食べているのは、日本人ではなさそうです。経営も中国人でしょう。

こうしたアメ横の多国籍屋台化については、ネットでも2年くらい前から話題になっていたようです。

アメ横で食べたい!オススメの上野の食べ歩きグルメ30選
http://find-travel.jp/article/947

“異界”になりつつある上野アメ横 街角裏散歩(2014.5.5)
http://www.gonzoshouts.com/place/7998/

でも、まさか中国人観光客相手の店がこれほど増えていたとは…。

上野・御徒町界隈といえば、昔からディスカウントショップ「多慶屋」が中国人観光客の間で有名でしたし、一時期、やはり中国人向けに金や宝石を扱う店が多くあり、個人・団体含めて、彼らが必ず足を運ぶ場所でした。アメ横の雰囲気は、いまさらいうまでもなくアジア的で、東京でも数少ない、彼らが好みそうなスポットでしょう。

多慶屋
https://takeya.co.jp/

大阪の黒門市場がアジア系観光客向けに屋台を始めていますが、こういうちょこっと座って軽くつまめたり、立ち食いできたりする、昔ながらの市場的な世界が彼らは大好きなんですね。そして、一部とはいえ、アメ横の風景を変えているんです。
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by sanyo-kansatu | 2016-04-13 13:51 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 03月 09日

ここまでやるとあっぱれか!?  銀座Laox vs.ドンキお土産商戦の一幕(続き)

春節のころ、中国人観光客専用免税店のLaoxに対してドン・キホーテ銀座本店が「徹底対抗」宣言していた話を以前書きましたが、3月に入って再び銀座を訪ねてみると、さらに過激化の様相を見せていました。

銀座のドンキ、LAOXに徹底対抗!価格以外でも負けません!?
http://inbound.exblog.jp/25347932/
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これを見てください。ドン・キホーテ銀座本店の裏手の入り口に、中国客に人気といわれる日本のドラッグストア系商品のLaoxと同店の価格比較が貼り出されていたのです。
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たとえば、胃腸薬の「キャベジン」は「ドンキでは1980円+税だが、Laoxでは2500円+税」、風邪薬の「パブロンゴールドA」は「ドンキでは1480円+税だが、Laoxでは1980円+税」というのです。

いやいや、商魂逞しいとはこのことか。ビジネスモデルの関係で必ずLaoxに立ち寄らざるを得ない中国の団体ツアー客に向けた強烈アピールといえるでしょう。中国客こそ、そのカラクリをいちばんよく理解している客層だからです。

ここまでやると、あっぱれ!? というべきでしょうか。

もっとも、その隣のラックに多国籍語のチラシが置かれていて、中国語簡体字、繁体字、ハングルのみならず、タイ語まであることから、ドン・キホーテは中国人団体客のみならず、広く多国籍の客層を視野に入れて商売しようとしていることもわかります。
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こういうディティールにこそ、ニッポンのインバウンドの実態が透けて見えてくるところがありますね。
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by sanyo-kansatu | 2016-03-09 09:24 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 02月 10日

銀座のドンキ、LAOXに徹底対抗!価格以外でも負けません!?

春節の2月8日、ドン・キホーテ銀座本店も訪ねてみました。場所は、銀座ナインという首都高下のショッピング街の中にあります。

銀座本店
http://www.donki.com/store/shop_detail.php?shop_id=92

中央通りから首都高沿いに歩いていくと、そこは「春節」商戦真っ盛りでした。
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興味深いのは、入り口に貼られていた「3万円買うと2000円キャッシュバック」キャンペーンです。これはどういうことでしょう? 
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以下の記事によると、「中国大手決済サービス「アリペイ」利用者を対象にしたキャッシュバックキャンペーンだそうです。もともとアリペイはECのための決済サービスですが、中国ではスマホを使って買い物にも使えるようになっているので、これをドンキでも採用しているのです。はたして利用者はどのくらいいるのでしょうか。気になりますね。

ドン・キホーテ、店舗で中国大手決済「アリペイ」導入、春節(旧正月)向けて「888万円」の豪華福袋も(トラベルボイス2016年1月28日)
http://www.travelvoice.jp/20160128-59854
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もちろん、おなじみの銀聯カードも使えます。ただし、銀聯カードは昨年秋、中国政府が突然海外での引き出し額の制限を年間10万元にすること(16年1月1日から)を通達したように、ちょっと旗色が悪そうです。アリババの馬さん、してやったりでしょうか。

中国人“爆買い”にブレーキ? 大人気のカードに引き出し制限、幹部の資金流出を牽制か(産経ニュース2015年10月1日)
http://www.sankei.com/world/news/151001/wor1510010029-n1.html

さて、店内は「さすがドンキ」という品揃えと中国語をメインとした外国語表記であふれています。
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中国語やハングル、タイ語までは最近どこでも見かけますが、これはベトナム語でしょうか。
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ここは免税専用カウンターです。
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「爆買い」客は健在ですね。
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さて、今回いちばん面白かったのが、これです。
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「徹底対抗 ラオックス価格」。銀座のドンキは、打倒ラオックス宣言をしていたのです。

こんな話があります。周知のとおり、中国の団体ツアーは、日本に限らず海外の免税店での買い物による売上の一部を手配業者へキックバックすることで成り立っています。それは当然、免税店の販売価格に影響を与えます。それを知っている中国客は、なるべくガイドが連れていく免税店で買い物をしたくないという気持ちがあります。ドンキはそこを突いているのです。

ラオックスは銀座のドンキの目と鼻の先にあります。

これも春節商戦の一幕です。

今年の春節、銀座はそこそこにぎわっていたけれど……
http://inbound.exblog.jp/25347749/
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by sanyo-kansatu | 2016-02-10 18:16 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)