ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

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カテゴリ:東京インバウンド・スポット( 70 )


2016年 06月 08日

中国メディアが名指しした新宿のブラック免税店を見に行ってみた

5月末、中国メディアで一斉に報じられた日本の「ブラック免税店」告発報道について、これまでいくつかの文章を書いてきました。

日本のブラック免税店が中国客を陥れる!?
http://inbound.exblog.jp/25875503/
ブラック免税店問題はもうずっと前からありました
http://inbound.exblog.jp/25875949/

これが中国報道の原文です。

日本免税黑店专坑游客 多次曝光受害者不减反增(2016.5.31)
http://news.sina.com.cn/w/zx/2016-05-31/doc-ifxsqxxu4793505.shtml

さて、この記事の中に出てくるのが、以下の2つの免税店です。

Alexander & Sun
東京都新宿区新宿5丁目17番13号
オリエンタルウェーブビル 6F
http://www.alexanderandsun.com/
1978年大阪で創業。店舗は、東京、大阪、名古屋、福岡ホークスタウン、太宰府、札幌、別府、有田、沖縄と東京オフィスがあります。

JTC 免税店(JTC Tax-freeshop)
新宿区大久保1丁目8番4号 2F
http://www.groupjtc.com/japanese/
「外国人観光客向けに全国に13店舗(常設10店舗、臨時3店舗)を運営しています。高級化粧品、健康食品、電化製品、アクセサリー、雑貨などの約2万アイテムを取り扱っており、中国語・韓国語・英語・タイ語に対応しています」(同サイトより)。

実をいうと、この2店は、東新宿にあるぼくの仕事場からどちらも500m半径内にあります。

こうなると、住所の場所を訪ねてみないわけにはいきませんね。先ほどちょっと見に行ってきました。

まずAlexander & Sun。新宿花園神社の裏手にある中華料理の老舗「東京大飯店」と同じビルで、靖国通りに面しています。
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ビルの前に行くと、店のシャッターは閉められていました。
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居酒屋などの入った雑居ビルの6Fにあるのですが、エレベーターで6Fのボタンを押しても反応しません。
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1Fの通路に扱っている商品らしきディスプレイがあるのみでした。
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かつて「ダイヤ免税店」という名だったことがわかります。

もしかして中国報道の影響があったのでしょうか…。ただし、この種の免税店は、団体客が来たときだけ、店を開けるのかもしれません。予約なしで来店ということはないのでしょう。

次は、JTC 免税店。こちらは新大久保の職安通りにあります。
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東新宿駅方面から職安通りを歩くと、大型バスの数が目に見えて増えてきます。数台のバスが停車している場所に向かうと、そこがJTC 免税店でした。
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店の前には中国客があふれています。
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1Fが宝石店で、2Fが例の免税店、3Fはレストラン街です。韓国料理などのレストランが数軒入っています。
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もともとこのビルは、2012年6月にオープンした韓流百貨店「K-PLUS」というアミューズメントビルでしたが、韓流ブームの凋落とともに経営が低迷し、14年10月に3Fのレストランを除いて閉店。翌11月にJTC免税店の開店となったようです。3Fのレストランの隣の売店で働く韓国人に聞くと「前はレストランにもたくさん客が来ていたけど、最近は少ない。でも、下の免税店は9割が中国人。韓国人もたまに来る」とのこと。これだけ中国客が押し寄せると、日本の韓流ファンも足が遠のくのは無理もなさそうです。せめて中国客がここで食事をしてくれればいいのでしょうが、それはほぼなさそうです。韓国料理しかないせいもあるでしょうし、彼らには在日中国人の経営する提携食堂が別の場所にあるからでしょう。

帰りに、免税店の中をちらりと覗くと、ビルの前はそれなりに人で混雑しているものの、それほど買い物客がいるようでもなく、閑散としています。以前、福岡のクルーズ客が免税店にあふれ、「爆買い」していた光景を見たことがありますが、そのような熱気は感じられませんでした。

そうだとしても、中国報道によると、この免税店で多くの中国客が騙されているというのに、これだけの人たちがいまもここに来ている…。いったいどうしたことでしょう。彼らは何も知らないのか。

中国団体客は年配の人が多いため、この種の情報に疎いのか。でも、若い子もそこそこいます。買い物をすませたのか、そもそも買うつもりがないからか、店の外でバスを待っている女性たちもけっこういます。彼女たちは、報道を知っていて、そうしているのでしょうか?
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免税店の隣には、中国客向けの小さな薬局や雑貨店までできていて、クスリはもちろん、ドリンクや軽食を売っています。さすがに商魂たくましいですね。
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JTC免税店の東側に、昨年にできたという別の免税店もありました。「東京薬局免税店」とありますが、調べると、韓国系の永山免税店新宿店のようです。中を覗くと、宝石や家電用品、ドラッグストア系商品などが置かれていて、中国客もいます。いまや職安通りは、コリアンタウンの一部でありながら、中国団体客ご用達ショッピングタウンになっているのですね。
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先日、中国の通訳ガイドの友人と「ブラック免税店」の問題をめぐってずいぶん話したのですが、よくよく考えると、中国側の報道がもっと広まれば、さすがの中国客の皆さんも、ここでは無言の非買運動を始めるはずでは。そうすれば、わざわざ摘発などしなくても、これらの免税店の経営は立ち行かなくなり、市場から淘汰されるという話にはならないのか。

ブラック免税店日中問答「それはおもてなしする側が解決すべき問題でしょ」
http://inbound.exblog.jp/25876810/

でも、どうやらそうはならなさそうなところが、いかにも中国的です。新宿のJTC免税店は、少なくともいまは中国団体ツアー必須の立ち寄り先になっているようです。もちろん、それは中国客の希望というより、在日の中国人ガイドがコミッションをもらわないとツアーが成り立たないからでしょうけれど。

はたして中国メディアから名指しされた「ブラック免税店」は今後、どうなるのでしょう。
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by sanyo-kansatu | 2016-06-08 15:27 | 東京インバウンド・スポット | Comments(1)
2016年 06月 06日

通訳案内士の新しい動きに注目! 東京建築案内ユニットShowcase

前回、紹介した東京建築ツアーを催行している「Showcase」のメンバーは、英語通訳案内士の吉田優香さんや木原佳弓妃さん、松原智佳子さんたちで、結成は2014年末。現在、11人のメンバーが登録しています。「Showcase」は「Sense Harajuku Omotesando by Walking Come and See」の頭文字をとったのだそうです。
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銀座と表参道をめぐる東京建築ツアー(英語)が面白い
http://inbound.exblog.jp/25882521/

ところで、Showcaseでは、どういう経緯で東京建築ツアーを企画することになったのか。

木原佳弓妃さんによると「これまで外国人向け体験ツアーというと、すし握り体験のようなフードツアーや相撲部屋を訪ねるツアーが知られていたが、建築をテーマにしたツアーはなかった。代表の吉田優香が2012年春に表参道で始まったTokyo Grand Shopping Weekの事務局に関わったこともあり、表参道で外国人向けのウォーキングツアーができないかと考えていたところ、この街には魅力的な建築が点在していて、実際に外国人を案内すると反応が良かったことからコースを考えた」そうです。

さらに、「表参道周辺には、近代建築だけでなく、一般住居や団地もあり、多様な建築を歩きながら一度に見せることができる。目立たないディティールであっても、そこにデザイナーのこだわりや地域の歴史などのストーリーが込められている。その意味では、専門家ではない私たちでも、建築を通して日本文化のある側面を説明できると思う」と言います。

Showcaseのメンバーには、インテリアコーディネイターや商社勤務、書道家など、通訳案内士の有資格者でありながら、多彩な趣味や才能を持つ人たちが集まっているそうです。共通点は、建築好きであること。

今後は、表参道だけでなく、都内の別のエリアも加えたコースを増やしたいと考えており、そのトライ企画のひとつが、今回の銀座と表参道のツアーだったのでした。

彼女らが催行する東京建築ツアーには、3つの新しい特徴があると思います。

まず、日本ではまだ数少ない東京の現代的な側面を紹介する知的なカルチャーツアーであること。

たとえば、日本の大手旅行会社などが催行する外国人向けツアーをざっと見てもらうとわかると思いますが、これらにはないオリジナルな内容です。

JTB Sunrise Tour
http://www.jtb-sunrisetours.jp/
はとバス(外国語)ツアー
https://www.hatobus.com/
HIS go Japan
http://www.hisgo.com/n1/Contents

通訳案内士を多数登録しているユニークなインバウンド専門旅行会社もあります。でも、こちらは侍や忍者、書道、着物、お茶体験など日本の伝統文化に特化したツアー内容となっています。

日本文化体験交流塾
http://www.ijcee.com/

大手各社には当然のことながら、集客とコストの問題があり、コンテンツの専門性より大衆性を選ばざるをえない面があります。でも、伝統的なコンテンツだけでなく、もっと現代的なものを求める外国客もいるはず。だからといって、秋葉原に連れていけばいいのか。クールジャパンをもち出さずとも、東京の現代的な魅力をわかりやすく伝えられるツアーがもっとあっていいはずなのです。彼女らはそれにチャレンジしています。

ふたつめとして、一般の東京の外国人向け観光地の多くが東部(お台場、銀座、皇居、上野、浅草など)に偏るなか、表参道や青山といった西部地区の街歩きの新しいモデルをつくろうとしていること。これまでの東京のウォーキングツアーは、谷中や浅草方面の江戸情緒を味わうというものが多かった気がします。それはそれでいいのですが、東部(銀座)と西部(表参道)を銀座線という公共交通でつなぐウォーキングツアーであることも、ひとつのチャレンジだと思います。

3つめとしては、通訳案内士という語学のプロらが結成したユニットであり、自ら世界の旅行マーケットプレイスに名乗りを上げ、外国人からダイレクトブッキングを受けてツアーを催行していることです。
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Showcase Tokyo Architecture Tour(東京建築ツアー)
http://showcase-tokyo.com

これまで日本の通訳案内士たちは、旅行会社や通訳案内士団体から外国人ツアーのガイドを仕事として受けることが多く、営業は受身でした。しかし、今日世界には以下のようなツアーを扱うマーケットプレイスが存在し、直接外国客とガイドがマッチングできるプラットフォームがあります。

viator (世界最大の現地ツアーを扱う。最近、トリップアドバイザーの傘下に入る)
http://tourguides.viator.com/
Voyagin (2012年にサービス開始した日本発の旅行体験予約サイト。15年、楽天の傘下に)
https://www.govoyagin.com/?lang=ja
Triplelights (2013年にサービス開始した通訳案内士と外国客のマッチングサイト)
https://triplelights.com/

それぞれのサイトには特徴があり、得意分野も微妙に異なるようですが、訪日旅行市場の拡大にともない、通訳案内士自らこれらのプラットフォームに登録し、自己プレゼンテーションすることでガイディングの仕事を得られる時代になっているのです。Showcaseでも、自らのサイトに加え、Voyaginに登録して、集客しているそうです。

こうした取り組みは、これからもっと地域発のオリジナルで魅力的なツアーが生まれる可能性を示しています。一般に地元で企画されたツアーを「着地型ツアー」といいますが、ネットによるプラットフォームのない時代はそれを国内外の発地や旅行者に直接売り込むことができませんでした。しかし、いまは違います。今後は、全国でこういう動きが広がっていくことを期待したいと思います。

外国客に「娯楽サービス」は足りている?
http://inbound.exblog.jp/25886445/
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by sanyo-kansatu | 2016-06-06 14:00 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 06月 06日

銀座と表参道をめぐる東京建築ツアー(英語)が面白い

ぼくの仕事場は東新宿にあります。先ごろ、2015年に都内を訪れた外国人旅行者が初めて1000万人を超えたと報じられましたが、東新宿はおそらく都内でも浅草に次ぐか、あるいはそれ以上の外国人出没エリアだと思われます。

都内訪問 外国人客1000万人超す(朝日新聞2016年5月30日)
http://www.asahi.com/articles/CMTW1605301300004.html

※2015年に都内を訪れた外国人旅行者が前年比34%増の1189万人。13年から3年連続で過去最多を更新。

エクスペディアで都内のホテルを予約した外国人の3人に1人は新宿を選ぶ
http://inbound.exblog.jp/25331847/
東新宿は新しい外国客向けホテル地区になりつつあります
http://inbound.exblog.jp/20672715/

理由は、日本観光のハイライトである富士山と箱根のゲートウェイであること。ゆえに、高級ホテルからビジネスホテル、ホステルまで(ついでにいうと、AirBnBの登録物件の多さも都内1、2を争う)、さまざまな層の旅行者のニーズに合わせた多彩な宿泊施設が集まっているからです。

仕事場への行き帰りやランチでオフィスの外に出るとき、通りは欧米系からアジア系まで外国人だらけです。個人やカップル、小グループが大半ですが、何を隠そう中国団体客を乗せたツアーバス専用食堂も数軒あるため、昼どきは中国人があふれているという多国籍的な様相を見せているのです。明治通りに近い場所に一軒のゲストハウスが昨年冬にできて以来、窓越しに見えるロビーのカフェにはいつも若い外国客がたむろしていて、ぼくもたまにお茶することがあります。

そんな彼らを日々眺めながら、ふと思うことがあります。

彼らはみんな、東京に来て何やって時間を過ごしているのだろう。本当に満足しているのだろうか?

もちろん、浅草に行けば、日本情緒を味わいに来ている彼らを大勢見かけますし、新宿でも伊勢丹などの商業施設に行けば、買い物にいそしむアジア系の人たちがわんさかいます。最近では、サムライや忍者といった日本の歴史文化をわかりやすく体験させるスポットも増えていて、人気を呼んでいます。

なぜサムライは外国人の心を惹きつけるのか?
http://inbound.exblog.jp/25864895/

訪日客が増えると、次々に新しいエンタメやアトラクションが生まれるのは自然の流れでしょう。これらはこれで面白いと思うのですが、もう少し知的で現代的な東京体験をしたいというニーズもあるのでは。自分がパリやニューヨークを訪ねるときは、そんなに小難しくなくていいけど、カルチャー系スポットに足を運びたくなります。それにやっぱり旅ですから、街歩きも楽しみたい。では、伝統系以外で、東京ではどんなカルチャー体験が楽しめるのか。それを誰がナビゲーションしてくれるのか……。

最近、知り合ったShowcaseという通訳ガイドのユニットは、都内のユニークな建築案内に特化したツアーを始めています。

Showcase Tokyo Architecture Tour(東京建築ツアー)
http://showcase-tokyo.com

4月中旬、ぼくはオランダで建築を学ぶ学生さんたちが参加したウォーキングツアーに同行しました。銀座と表参道にあるユニークな建築群を約5時間かけて歩くというものです。以下、その実況を報告します。

待ち合わせは、お昼12時に銀座の歌舞伎座にて。ツアーに参加するのは、オランダ・ユトレヒト大学(Institute of Building Engineering)の 学生19名と引率の教師2名の皆さんです。 今回は人数が多いので、2グループに分かれて前半2時間で銀座界隈を回り、休憩後、表参道へ移動して2時間ほど歩き、17時にゴール地点の明治神宮の第一鳥居前の広場で合流して解散という流れです。
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12時少し前に歌舞伎町に行くと、学生さんたちが待っていました。近くのコンビニで買ったのか、地べたに腰かけ、お寿司を食べている男子学生もいます。

オランダ人らしく、さすがに身長が高い人が多いです。女子学生も数名いますし、留学生らしいアジア系の学生もいました。
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このツアーでは5時間かけて20数ヵ所の個性的な建築を訪ねるのですが、以下印象に残ったスポットを紹介しましょう。

ぼくが同行したグループは、まず歌舞伎座の中に入ります。5階に歌舞伎座の歴史を解説するギャラリーと野外庭園があります。
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歌舞伎座
http://www.kabuki-za.co.jp/

これは銀座8丁目にある中銀カプセルタワーです。黒川紀章が設計した世界初の実用化されたカプセル型集合住宅です。
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銀座中央通りを歩いています。
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スウォッチ・グループ・ジャパンの本社「ニコラス・G・ハイエックセンター(NICOLAS G. HAYEK CENTER)も面白いですが、ビルの合間の路地裏に潜む豊岩稲荷神社へ向かう道はちょっとした冒険です。
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NICOLAS G. HAYEK CENTER
http://www.swatchgroup.jp/boutique/nicolas-g-hayek-center/
豊岩稲荷神社
http://www.tesshow.jp/chuo/shrine_ginza_toyoiwa.html
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ソニービルの隣の銀座エルメス本店に立ち寄り、今年3月末にオープンしたばかりの銀座東急プラザでひと休み。

銀座東急プラザ
http://ginza.tokyu-plaza.com/

屋上のキリコテラスから銀座を眺めると、松坂屋の後にできる建設中の観世能楽堂(今年11月完成予定)をはじめ、あちこちに建設クレーンが見られます。訪日旅行市場の拡大によって新たな国内投資が生まれている象徴的な光景といえるでしょう。
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【銀座】松坂屋跡地に東京最大級の商業施設と観世能楽堂ができる
http://matome.naver.jp/odai/2138726263386134701

さて、銀座線で表参道へ。表参道は知る人ぞ知る、街ごと建築博物館です。個別に触れているときりがないので、詳しくは以下のサイトなどを参照してください。

東京の観光公式サイト<GO TOKYO>おすすめ建築スポット
https://www.gotokyo.org/jp/tourists/attractions/attraction/art/harajuku.html
まるで「建築」博物館!表参道青山ショップをデザイン散歩
https://haveagood.holiday/plans/1426
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最後に、明治神宮の鳥居前で解散です。個人的にも、初めて知ったスポットも多く、とても面白かったです。今度海外から友人が来たとき、いろいろ案内したくなりますね。
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とはいえ、見ず知らずの外国人旅行者を相手にこれだけのスポットを案内するのは、素人にはとても無理。当然、さまざまな質問が飛び交うことになるでしょうから、彼らを納得させる説明を外国語でするのは、プロでなければ務まりません。

だから、いまこそ通訳案内士の出番なのです。次回は、このツアーを企画催行している通訳ガイドのユニット「Showcase」の皆さんに話を聞きたいと思います。

通訳案内士の新しい動きに注目! 東京建築案内ユニットShowcase
http://inbound.exblog.jp/25883449/
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by sanyo-kansatu | 2016-06-06 11:33 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 05月 26日

HISが都内各地で訪日外客向けエンタメツアーを収集・開発・販売しています

原宿竹下通りは、いまや外国人のための撮影スポットのひとつになっているようです。
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原宿竹下通りは外国人の撮影スポットとなっていた
http://inbound.exblog.jp/25703031/

その入り口に向かって左側の道沿いに、HISの外国人向けインフォメーションセンターがあります。昨年8月31日にオープンしたそうです。
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あまり目立たない感じのスポットなのですが、所内には外国客を対応するカウンターや都内の観光スポットのチラシなどが置かれています。
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両替機もあります。
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実は、HISの外国人向け観光案内所は、同社の営業所内のものも含めると、すでに都内11ヵ所にあるそうです。
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独立した案内所は、渋谷や新宿、新宿3丁目、銀座、有楽町、上野、秋葉原にあるようです(六本木、品川、池袋は営業所内にある)。

エイチ・アイ・エス関東インバウンド推進グループの池村あずささんによると、原宿の観光案内所では、18言語に対応できるスタッフを揃えているそうです(常に全員常駐ではない)。いま同所が最も力を入れているのは、外国客向けの都内のアクティビティ(観光素材)の収集・開発・販売だそうです。

ここを訪れた外国人にHISが収集した都内のオプショナルツアーを紹介し、予約を入れてもらうためです。もちろん、ネットでも予約できます。

詳しい中身は、hisgoJAPANの「Tokyo Activity」をクリックすると、現在71種類のツアーが用意されていることがわかります。
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hisgoJAPAN
http://www.hisgo.com/n1/Contents/

そのうち、人気のあるツアーはチラシになっていました。左上にあるのが、本ブログでこれまで紹介してきた夢乃屋のサムライ体験ツアーです。

TBSテレビの「あさチャン」でも紹介されたサムライ体験ツアー(by夢乃屋)
http://inbound.exblog.jp/25840817/
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ほかにも「ラーメンづくり体験」や「お茶」「寿司にぎり」体験、相撲部屋見学、そしてうさぎやふくろうのカフェなどもあります。人気のロボットレストランやサムライミュージアムの予約もしてくれます。

池村さんによると、今後もどんどんこの種の体験ツアーを増やしていきたいそうです。夢乃屋もHISのおかげで認知度を獲得したといいます。

これまで都内には、日本政府観光局や都が運営する外国人観光案内所は、空港や都庁、東京駅くらいにしかありませんでした。しかし、訪日客が増えたことで商機と見たHISは、都内に独立した案内所を設置し、国内の旅行手配はもちろんのこと、体験モノを中心にしたエンタメ施設&ツアーの紹介および予約手配を行うようになったのです。

興味深いことに、これまで本ブログで紹介してきた都内のインバウンド体験スポットの数々(サムライミュージアム、夢乃屋、どすこい相撲茶屋、ふくろうカフェなど)は、すべて2015年にオープンしています。昨年は、訪日外客が爆発的に増えた年です。これらの動きを進めているのは、みな若い人たちで、彼らが一斉に訪日外国客向けエンタメ事業を始めたことは、いかにも時代を感じます。

トリップアドバイザーで人気のサムライミュージアムとふくろうカフェを覗いてみた
http://inbound.exblog.jp/25702798/

これからどんな新種のエンタメ施設が生まれるか、楽しみです。
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by sanyo-kansatu | 2016-05-26 16:36 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 05月 26日

エンタメ性をさらに高め、他のインバウンドレストランとの差別を図りたい

銀座8丁目にある外国人団体客向けの和風エンターテインメントレストラン「どすこい相撲茶屋」でのサムライショーの一幕を前回お伝えしました。

銀座インバウンドレストランのサムライショーは中国客の食いつきがすごい
http://inbound.exblog.jp/25841438/
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どすこい相撲茶屋
http://ginza9.com/shops/dosukoi.html

同店は銀座中央通りに面した銀座ナイン3の中にあります。ラオックスやドンキホーテ銀座店もすぐそばにあり、店の前の首都高の下には、中国団体客用のバスや出発前に時間をつぶして待っている中国客の姿をよく見かけます。
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店の前では「和風エンターテインメントショー」がうたわれています。
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サムライショーの始まる前に、店内を視察させてもらいました。
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400席(最大500名収容可能)といいますから、おそらく銀座でもこの種のレストランでは最大級の大きさでしょう。メインの食事はしゃぶしゃぶやすき焼きなどの鍋ですが、小さな生簀があり、海鮮も楽しめるようです。
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あらゆる場所で中国語表記が徹底されています。
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しばらくすると、中国客が入店してきました。予約制なので、事前に席が決まっています。
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これが定番メニューの豚しゃぶ鍋定食(1000円)です。鍋定食は5種類から選べます。もちろん、ほかにもお寿司など、好みに応じて注文できます。
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同店(株式会社GFホールディングス)の杉野豊樹店長に話を聞きました。

―店のオープンはいつですか。出店の経緯は。

「2015年11月20日がオープンです。もともとちゃんこ鍋をメインにしたインバウンドレストランを考えていたので、そのようなネーミングにしたのですが、だんだんいまのようなエンターテイメントを売りにしたレストランになってきたんです。

弊社では同年12月に大阪で『和楽』というインバウンドレストラン、16年2月に『ホテルロア心斎橋』をオープンさせています。昨年春頃から、インバウンドに特化した飲食業態を開発するべく動き出したのが経緯です」

―サムライショーはいつから始めたのですか。

「今年の3月からです。夢乃屋さんには週3回くらい。その他、忍者やおいらんショーなどもやっています」。

―現在の客層はやはり中国客が多いのでしょうか。

「全体の9割が中国客。残りはマレーシアやベトナム、フィリピンなどの東南アジアの団体です」

―集客はどうしているのですか。

「実は、オープン当初は集客に苦戦しました。そこで昨年末に、社内に営業部隊をつくり、インバウンドを扱うランドオペレーターなどの国内の旅行社に一斉に営業をかけました。おそらく100社以上に飛び込みで足を運んだと思います。そうするうちに、だんだんお客さんを送ってもらえるようになりました。ある中国の旅行会社では、ツアーに組み込んでくれている。チラシにもショーの写真を載せてもらっています」

―ロボットレストランでは、オープン当初から都内のホテルに一斉に営業をかけ、チラシや割引券をロビーに置いてもらうよう働きかけ、それが集客に成功した理由だといいます。やはり、営業が大事なんですね。

「中国に限らず、団体客は都心で安心して食事できるスポットを必要としています。そういうインバウンドレストランは、新宿や浅草などにいくつかあるようですが、銀座にはこれだけの席数のあるレストランはない。だから、銀座に出店したんです」

―今後の展望をどう考えていますか。

「他のインバウンドレストランとの差別化を図るためにも、さらにエンタメ性を高めたい。ステージを大きくし、お客様にもっと印象の残るような店にしていきたいと考えています」。

同店では、当初スタッフは日本人だけでしたが、いまではスタッフの7割が外国語対応できるようにしたといいます。予約制で、営業は昼と夜に分かれ、夜の部は17時~19時。意外に早いのは、理由があります。

割安なツアーが大半の中国団体客の東京観光のための宿泊場所は、たいてい千葉県や埼玉県、なかには群馬県というケースもあるというほど都心から離れています。最近起きたスキーバス事故などの影響で、乗合バス運転手の労働時間が厳しく管理されるようになったため、彼らの労働時間内に客をホテルまで送り届けるためには、夕食時間を早める必要があるからです。

このようにインバウンドレストラン、特に団体客をメインとする経営には、さまざまな制約がありますが、海外の旅行会社にとってこれほどありがたい存在はないでしょう。どんなに個人旅行化が進んだといっても、一定の団体需要はいつの時代も存在するからです。

国内のインバウンドレストランは、第一次インバウンドブームともいうべき2010年頃、出店が増えた時期がありました。ところが、尖閣諸島沖漁船衝突事件(2010年秋)や東日本大震災(11年3月)などに見舞われ、閉店に追い込まれたところも多かったようです。政治や天災に影響されやすいため、一部の成功事例を除くと、インバウンドレストランの経営は難しいといわれてきました。

バイキングのパイオニア「すたみな太郎」はいかに外国客の取り込みに成功したか
http://inbound.exblog.jp/23351119/

こうしたなか、2015年という訪日客が大激増した年、新たな出店業者が現れ、好調な訪日客の伸びの恩恵を受け始めています。

団体客の受入を基本とするインバウンドレストランの運営は、いってみれば、昭和40年代頃の国内旅行のしくみを再構築するようなところがあると思います。いまの中国団体客は、当時の日本人に似ているところがありそうです。しかし、日本では1980年代頃から社員旅行などの団体ツアーが下火となり、バブル崩壊とともにほぼ消滅してしまっただけに、過去を知る関係者は、手を出しにくいのかもしれません。

いまの若い経営者たちは、当時を知るはずもなく、現在国内で起きている時代の変化を敏感に感じ取り、すばやく実行に移しているという印象を受けます。

話を聞いていて気持ちがいいのは、常に試行錯誤しつつ、ダメなら次の手をと、臨機応変に現状に合わせてやり方を変えていける頭の柔らかさがあることです。

もしかしたら、1年後、いまとはまた違ったコンセプトの店に変わっているかもしれませんが、それも市場に合わせた変化なのだとしたら、それでいいのだと思います。
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by sanyo-kansatu | 2016-05-26 15:40 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 05月 26日

銀座インバウンドレストランのサムライショーは中国客の食いつきがすごい

銀座某所の正午過ぎ。館内に中国語のアナウンスが流れると、派手な和装に身を包んだ男女がステージに向かってゆるりと歩き出す。
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食事に夢中になっていた中国の団体客たちの視線は一斉にふたりの方向に注がれた。
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なかには席を立ち、スマホを取り出し、写真を撮り始める人たちもいる。
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おいらん姿の花形の目の前にまで来て、iPadで撮影するおばさんまでいる。
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いったいこれは何ごとなのか?

浅草で外国人向けの変身スタジオやサムライ体験ツアーを催行している夢乃屋(株式会社バンリーエンターテイメント)の出張侍・花魁ショーの一場面です。

TBSテレビの「あさチャン」でも紹介されたサムライ体験ツアー(by夢乃屋)
http://inbound.exblog.jp/25840817/

場所は、銀座8丁目にある外国人団体客向けの和風エンターテインメントレストラン「どすこい相撲茶屋」です。
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どすこい相撲茶屋
http://ginza9.com/shops/dosukoi.html
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さて、いよいよショーが始まりました。ステージに立つのは、創作日本舞踊孝藤流の二代目で、創作剣舞橘一刀流の家元でもある孝藤右近さんです。

孝藤右近 剣舞・殺陣 作品集 Ukon Takafuji Sword battle and Samurai dance performance
https://www.youtube.com/watch?v=DGJ4F9-DGSM
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彼が太刀を抜き、剣舞を始めると、狭いステージの周囲に人垣ができ、撮影のオンパレードです。動画を撮る人もいます。
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次に、艶やかなおいらん姿の舞いは、孝藤流花形の孝藤みゆさんです。
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1回わずか15分くらいのショーですが、終わっても観客はなかなかステージの前から離れようとしません。
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ついには、記念撮影タイムが始まります。次々に入れ替わるように、ふたりのそばに寄り添い、シャッターを切り続けること、約15分。
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館内には実況を流すテレビもあちこちに置かれています。
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ようやくステージでの撮影が終わったかと思うと、舞台裏に戻る途中から、次々に記念撮影をお願いされてしまうおふたりです。
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「春節の頃は店も大変な盛況ぶりで、記念撮影だけで1時間近くかかったこともあります」と苦笑いする孝藤右近さん。

それにしても、中国客の食いつきぶりはすごいです。とにかく、彼らはふたりと記念撮影してもらいたくてならないようです。中国の団体客は、毎日バスに揺られて、富士山見たり、温泉に入ったり、それはそれで楽しいでしょうけれど、ちょっと単調な気がしないでもない。たまには刺激がほしいのでしょう。そもそもせっかく日本に来ているのに、ガイドも中国人。買い物も中国系の店ばかり。だから、日本人と触れ合う機会が少ない。この種のエンタメが彼らに人気なのは、わかる気がします。若い子ならば、ここで撮った写真をすぐさまWeChat(微信)にアップすることでしょう。そうでない人も、中国に戻って、知人友人に見せて自慢するに違いありません。

夢乃屋(株式会社バンリーエンターテイメント)の出張侍・花魁ショーは週3回くらい行っているそうです。1日約6回のステージをこなすとか。そのたびに、記念撮影のリクエストに応えることになるそうです。

いま、銀座の一角で毎日のように、こんなことが起きているんです。

このショーはいつ頃からやっているのか。そもそも「どすこい相撲茶屋」という外国人団体客向けのインバウンドレストランはいつオープンしていたのか?

次回、同店の店長さんに話を聞いてみたいと思います。

エンタメ性をさらに高め、他のインバウンドレストランとの差別を図りたい
http://inbound.exblog.jp/25841657/
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by sanyo-kansatu | 2016-05-26 14:18 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 05月 26日

TBSテレビの「あさチャン」でも紹介されたサムライ体験ツアー(by夢乃屋)

昨年11月に浅草で外国人向けの着物変身スタジオを始めた夢乃屋では、サムライ体験ツアーもやっています。

JAPAN CULTURE EXPERIENCE TOURS 夢乃屋
http://www.tokyo-samurai.com/

浅草でいま大流行という外国人観光客向け変身スタジオを覗いてみた
http://inbound.exblog.jp/25840662/

5月4日、TBSテレビの「あさチャン」で紹介されました。
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TBSテレビ 【あさチャン!】2016/05/04
<あさトク>礼から立ち回りまで!本格サムライ体験・書道体験・作法に憧れる外国人
http://p.jcc.jp/news/10886712/
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以下は、放映された流れです。

外国人からの口コミが多く集まっている新名所候補地をパトリックが調査。
浅草をトリップアドバイザー・菊地加奈子が案内。
靴屋の2階にある夢乃屋-YUMENOYA-浅草伝法院通り店はサムライトレーニングができる店として外国人観光客に大人気。
創作日本舞踊孝藤流・押田幸宏が講師。
パトリックも体験。
サムライトレーニングは夢乃屋とHISが共同運営している。
東京・台東区の「Kanji House」では外国人観光客の名前を漢字で表す書道パフォーマンスが人気。
書道体験もできる。
ヴェニス靴店・井澤日高のコメント。
トリップアドバイザーへの口コミを紹介。

「あさチャン」では、3月にも同じようなテーマで番組をつくっています。

TBSテレビ あさチャン(2015年03月17日)「外国人から女性まで…殺陣ブーム」
http://www.tbs.co.jp/asachan/know/20150317.html

どうやら訪日外国人の間で侍や忍者、お城、着物といった和風エンターテイメント体験が人気というのは本当のようですね。

先日、NBAワシントン・ウィザーズに所属するブラッドリー・ビール(Bradley Beal)さんもお忍びで夢乃屋のサムライ体験をしたそうです。

NBAワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビール選手が来日、都内のイベントに出演(CDジャーナル2016.5.11)
http://www.cdjournal.com/main/news/-/71365

彼がブラッドリー・ビール選手です。
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さすが大きいです。
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講師を務めているのは、創作剣舞橘一刀流の家元の孝藤右近さんです。
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彼の剣舞、殺陣は以下のYoutubeで見ることができます。「花魁道中」や「連獅子」などの動画があります。

孝藤右近 剣舞・殺陣 作品集 Ukon Takafuji Sword battle and Samurai dance performance
https://www.youtube.com/watch?v=DGJ4F9-DGSM

実は、孝藤右近さんは、石川県金沢市で創流された創作日本舞踊孝藤流の二代目です。

創作日本舞踊孝藤流
http://www.takafujiryu.com

角田知弘さんが経営する株式会社バンリーエンターテイメントは、創作日本舞踊孝藤流を母体とした会社で、同派プロデュースの日本文化体験処を各地で運営しています。また「夢乃屋(YUMENOYA- Produced by 孝藤右近-UKON TAKAFUJI)」として、孝藤右近さんを座長とする殺陣・剣舞・日本舞踊などを織り交ぜた侍・花魁ショーの出張公演を国内外で行っています。話を聞いていると、とにかく動きが早い。思い立ったらすぐに動き出すフットワークの良さを感じます。

実は、昨日、都内のあるインバウンドレストランで中国の団体客相手に剣舞を披露している様子を見ることができました。とにかく、中国客の食いつきがすごいです。

その話は次回。

銀座インバウンドレストランのサムライショーは中国客の食いつきがすごい
http://inbound.exblog.jp/25841438/
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by sanyo-kansatu | 2016-05-26 10:27 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 05月 26日

浅草でいま大流行という外国人観光客向け変身スタジオを覗いてみた

GW中の某日、浅草でいま大流行という外国人観光客向け変身スタジオを覗いてみました。

なんでも最近、訪日外国人の間で侍や忍者、お城、着物といった和風エンターテイメント体験が人気だそうです。口コミサイトのトリップアドバイザーによると、2015年の外国人に人気の東京の観光スポットの2位に、歌舞伎町に去年秋できたサムライミュージアムがランキングされているほどです。

トリップアドバイザーで人気のサムライミュージアムとふくろうカフェを覗いてみた
http://inbound.exblog.jp/25702798/

訪ねたのは 「JAPAN CULTURE EXPERIENCE TOURS 夢乃屋」です。
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場所は、仲見世通りを浅草寺に向かって歩き、伝法院通りを右折した少し先です。ここでは外国客が自分の好みの着物を選んで、その場で撮影してくれます。昨年11月にオープンしたそうです。
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JAPAN CULTURE EXPERIENCE TOURS 夢乃屋
http://www.tokyo-samurai.com/

変身スタジオといっても、現状では靴屋の2階の倉庫のような場所にあります。階段を上ると、着物がたくさん置かれた小部屋があり、中を覗くと、アフリカ系の女性ふたりが着物を着て、撮影に興じていました。
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なんでも彼女は、カタール航空のCAさんだそうです。日本へのフライトの休日に浅草に来たとか。南アフリカ出身のポーシャさんです。
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彼女には濃い色の着物が映えますね。ご本人もとても満足だそうです。
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もうひとりの彼女は、モロッコ出身のサラさんです。エキゾチックな顔立ちの女性です。
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どんな風に撮れたか気になりますね。
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この変身スタジオを運営をしているのは、株式会社バンリーエンターテイメントの角田知弘さん。1987年生まれの29歳です。
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実は、浅草にはこのような外国人向けの変身スタジオがたくさんあります。では、どうやって外国客を集客しているのか。

角田さんによると「人力車と提携して、営業してもらっているんです。浅草には、いくつもの人力車会社があって、そのうちの一社と提携し、人力車に乗ったお客さんに声をかけてもらい、そのままスタジオに連れてきてもらい、着物に着替えて、そのまま人力車に乗ることもできます」だそう。

さらに、近所の店舗との相互送客や宿泊施設とのコラボレーション、インバウンド向けメディアへの情報掲載、HISとの提携など、あの手この手で営業しているとのこと。
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なるほど。賢いやり方ですね。今度、原宿や渋谷にも同じような変身スタジオを開設する計画があるそうです。

実は、夢乃屋では、変身スタジオだけでなく、他にも訪日外国人観光客向けのエンタメ体験ツアーを行っています。

最近、テレビで紹介されたり、話題になりつつあるようですよ。

その話は次回。

TBSテレビの「あさチャン」でも紹介されたサムライ体験ツアー(by夢乃屋)
http://inbound.exblog.jp/25840817/
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by sanyo-kansatu | 2016-05-26 09:34 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 04月 23日

原宿竹下通りは外国人の撮影スポットとなっていた

昨日の午後、原宿に行く用があったので、竹下通りを訪ねたところ、外国人の撮影スポットになっていました。このおふたり、すごく本格的ですね。竹下通りの入り口で動画を撮っているようです。
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※これも昨日の話。
トリップアドバイザーで人気のサムライミュージアムとふくろうカフェを覗いてみた
http://inbound.exblog.jp/25702798/

1年前に渋谷スクランブル交差点が彼らの撮影スポットになっていたことを書きました。

イースター休みに渋谷スクランブル交差点に出没した外国人をシューティング
http://inbound.exblog.jp/24348359/

それがいまや原宿竹下通りも注目のスポットのようです。彼らはここが1970年代からの日本のポップカルチャーの発信地であることをガイドブックかネットかなにかで知ったのでしょうか。それとも、渋谷と同様、狭い通りを人がぶつかることもなく、歩いていく光景を面白がっているのか。店先に並ぶたくさんの商品が、店員がそばにいなくても盗まれることもない、平穏な世界。ここでも、日本独特の“秩序”感覚が珍しがられているのかもしれません。
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もっとも、その種の本格派だけでなく、自撮りにいそしむ人たちも多そうです。
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通りの中でも彼らはカメラを構えています。何を撮っているんでしょうか。まあ人それぞれ、自由に面白いと思うものを見つけて、これらの写真がネットで拡散されていく。いまはそんな時代です。
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そして、竹下通りは人種のるつぼです。
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この全員がGAPで買い物した女性グループは中国系の人たちのようです。みんなで仲良く同じ店で買い物をする。こういう光景はかつては日本人のイメージでした。でも、いまは違います。
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だんだん東京が1980年代のヨーロッパの都市みたいになってきたと思います。

イースターが来ると、1980年代のヨーロッパを思い出す
http://inbound.exblog.jp/25634913/

イースターも近い原宿では非英語圏の言葉があちこちで聞かれた
http://inbound.exblog.jp/24322287/
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by sanyo-kansatu | 2016-04-23 13:47 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 04月 23日

トリップアドバイザーで人気のサムライミュージアムとふくろうカフェを覗いてみた

3月末に配信されたトリップアドバイザーの人気観光地ランキングをみると、日本人と外国人では人気スポットがずいぶん違って面白いです。

2015年にトリップアドバイザーの日本の観光地に寄せられた口コミを分析(2016.3.31)
http://tg.tripadvisor.jp/news/wp-content/uploads/2016/03/20160331_TripAdvisorPressRelease.pdf

ランキングは、日本全体だけでなく、東京、北海道、京都、大阪、沖縄、神奈川、広島、福岡、兵庫、千葉、長野など、各地ごとに集計しています。なかでも東京の人気ランキングがこれです。
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堂々の1位は新宿御苑。4月上旬、仕事をさぼって新宿御苑に行って芝生にごろりとしようと思ったら、桜が満開だったせいか、すごい人出でチケット売り場も列をなしています。外国人も大勢いて見ているだけでも面白かったのですが、とてものんびりできそうになかったので、入園は断念しました。
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マレー系と思われる頭にスカーフを巻いたツーリストも多く見かけました。
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ムスリム・ジャンピング・ガール目撃!? ようこそ、21世紀の新宿御苑へ
http://inbound.exblog.jp/25020925/

2位は新宿歌舞伎町にあるサムライミュージアムです。
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サムライミュージアム
http://www.samuraimuseum.jp

2015年7月にオープンしたばかりの施設で、館内には日本刀や鎧兜の展示があり、鎧兜を身につけて撮影できるスタジオがあります。実は、ある媒体でここを取材させてもらおうと電話したことがあるのですが、基本的に外国語媒体以外は受け付けていないそうで、断られてしまいました。

そこで、昨晩友人のカメラマンと一緒に客を装い、訪ねてみました。玄関を入ると、たくさんの甲冑が並んでいました。スタッフに聞くと「98%が外国人」といいます。思うに、展示もあれこれ揃えるより、外国人が好む鎧兜と日本刀に絞っているところがわかりやすいうえ、撮影もできるというわけで、彼らのやりたいことがお手軽に実現できるという点が人気の理由なのではないでしょうか。ちなみに入場料は大人1800円です。

玄関の脇にショップがあり、日本刀のレプリカや扇子、ミニ甲冑などが販売されています。人気は7000円~3万円くらいの日本刀のレプリカだそうです。これは戦国武将のストラップです。
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歌舞伎町には、おなじみのロボットレストランがありますが、相変わらず欧米系ツーリストが多く押し寄せているようです。ちょうど1年近く前に行ったのが最後ですが、入場料8000円と値上がりしていて、その強気ぶりに驚きます。
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ロボットレストラン、まだまだ進化中(2015年 06月07日)
http://inbound.exblog.jp/24562884/

向かいにチケット売り場があり、客引きも多国籍軍団の様相を呈しています。最近、中国語のフリーペーパーなどにも「机器人餐厅(ロボットレストラン)」の広告がよく入っているようなので、中国系の人たちも訪れているのでしょうか。
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原宿界隈で配られていたタブロイド版の英字観光案内紙を見ると、赤ちゃんや子供連れの欧米客の写真まで入っていて、客層をいかに広げるかに苦心しているものと思われます。でも、あのクレイジーなショーに海外のお子様たちを連れていくというのはどういうものでしょう? 気にならないではいられません。ロボットレストランの終わることのない試行錯誤は続いているようです。隣にサムライミュージアムの広告もありますが、映画「ラストサムライ」のトム・クルーズらしき武将姿もあり、著作権どころではなさそうです。かつて20世紀の香港で、こんな感じのあやしげな広告があふれていたことを思い出します。
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最後は、変り種のスポットです。4位に秋葉原の「アキバフクロウ」というカフェがランキングされています。すでに猫カフェは広く知られていますが、その「ふくろう」版です。ネットで調べると、都内にずいぶんの数のふくろうカフェがあるようです。

昨日は午後に原宿に行く用があったので、竹下通りに近い「武蔵野カフェ&バー ふくろうの里(原宿店)」を覗いてみました。
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武蔵野カフェ&バー ふくろうの里(原宿店)
http://owlvillage.jp/harajuku/

当初は、このようなスポットが外国人に人気だとは半信半疑だったのですが、同店のある雑居ビルの4Fにエレベーターで上がると、店の前には3人の欧米客が待っていました。店内を覗くと、確かにふくろうとたわむれる外国客だらけでした。
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店の方に話を聞きました。吉祥寺店と原宿店があるそうで、それぞれ昨年2月、7月のオープンだそうです。基本的に60分の入れ替え制ですが、30分のお試しコースもあります。リピーターも多そうで、事前のネット予約をすすめられました。なんでもふくろうは音に敏感なため、電話は受け付けていないそうです。

ここがどのような世界なのかについては、同店のサイトに以下の動画があります。

ふくろうの里(動画)
http://owlvillage.jp/movies.html

店長によると、この種のカフェは海外にはないそうで、外国人観光客の間でひそかに人気を呼んでいるのだそうです。

訪日外国客が増えることで、都内に不思議なスポットが生まれ、にぎわっています。もっとも、すべてが当たるとは限りません。当たるかどうかは、チャレンジしてみなければわからない。その分かれ目はどこにあるのか。今後もこの種のスポットを探し歩いてみようと思います。
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by sanyo-kansatu | 2016-04-23 12:22 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)