ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

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カテゴリ:東京インバウンド・スポット( 72 )


2016年 01月 13日

北京からの団体客と夕食を共にする(新宿5丁目「金鍋」にて)

昨日は久しぶりに、新宿5丁目で山東人たちが経営する中国ツアー客ご用達居酒屋「金鍋」に足を運んでみました。毎日通勤途上に店の前を通っていて、客の入りはどうかなど、普段から通りすがりに眺めていたのですが、冬場に入り、オープン当時のようなにぎわいが見られないようだったので、ちょっと気にしていたのでした。

新宿5丁目に中国客向けインバウンド居酒屋がオープン
http://inbound.exblog.jp/24938094/

仕事が早く終わったので、開店に合わせて5時過ぎに入店したところ、店内には若い中国人が10数名いてなにやら打ち合わせの最中のようでした。「あれっ、まだ営業してないの?」と聞くと、「いえ、そんなことないですよ。どうぞこちらへ」と店員に招き入れられ、地下のフロアに連れていかれました。

そこは、いつも中国の団体客が食事を取っている場所です。「あとで団体のお客さんが来るけど、ここでもいいですか?」。そう顔見知りの山東娘が聞くので、「別にかまわないよ」と答えて、1杯300円の生ビールと羊肉串を注文しました。

しばらくすると、ゾロゾロ中国の中高年の団体客が40名ほどでしょうか、入店してきて、地下のフロアのテーブルを埋め尽くしました。おお、まさか彼らと一緒に夕食を共にすることになるとは。これから何が起こるのだろう。じっと眺めていると、店員の女の子たちが仕出し弁当を運んできて、テーブルに置いて回りました。
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はてさて、どんなメニューなのだろう。見ると、ごはんに焼き魚、揚げ餃子、サラダ、みそ汁に加え、白いパッケージのままの納豆が入った定食でした。あまりコストのかかっていないような(失礼!)シンプルなお弁当ですが、中高年の食事としてはこれで十分なのでしょう。

添乗員らしき中国人女性が説明します。「これは納豆といって日本の伝統料理です。中を開けたら辛子としょうゆをかける前に、こうやって糸を引くまで何度もかき混ぜてください。おいしく食べるコツです」とかなんとか。

その説明を聞いて、ツアー客の皆さんはいっせいに納豆をかき混ぜ始めました。楽しげな光景です。
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ひとりニヤニヤしながら眺めているのもあやしいので、隣に座ったおじさんに尋ねることにしました。

「どちらからいらっしゃったのですか?」
「北京ですよ。あんたはどこの人?」
「日本人ですよ」
「あっそうなの。そりゃまあそうか。ここは日本だものね」
「ところで、日本にはどれくらい滞在するのですか?」
「7日間」
「東京から大阪まで行くんですか?」
「そうですよ」
「それはそれは、欢迎光临(ようこそいらっしゃいました)」
「おお、謝謝」

他愛のない会話ですが、皆さんこっちを見てニコニコしています。でも、この人たち、北京から来たと言っているけれど、もしかしたら見た感じ、河北省の人たちじゃないかな…。埼玉や千葉、なかには茨城の人が、海外で外国人から「どこから来たか」と聞かれたとき、説明してもどうせわかってもらえないからと、しれっと「東京」と答えるのと同じです。まあ北京といってもけっこう広くて農村部もあるし、職場旅行であれば北京の人たちも団体で来ることはあるでしょう。

彼らは誰ひとりビールやお酒を頼んだりもせず、いっせいに食事をかき込み、30分もすると慌しく店を出て行きました。夜の買い物タイムが待っているからかもしれません。

実際、こういうのが「爆買い」中国客の実態でもあるのです。ツアーの中身や食事はとことん節約して、買い物に集中的に散財する。よく中国経済の悪化によって「爆買い」客は消滅するという人がいますが、彼らは驚くほど安いツアー代金で来日しており、他国の訪日客に比べると、ホテルも食事もお金をかけていないので、そのぶん買い物額が多くなるのはある意味当然なのです。それが目的で来ているのですから。

傍で見ていて、このような旅行がいいとはもちろん思いませんが、いまの彼らはこれがやりたいことなのです。「もっと別の楽しみ方がありますよ」などと提案したところで、彼らにしてみれば、「いまそんなことを言われても困るよ」という感じでしょう。

店を出て、金鍋の同じ通りの斜め向かいにあるゲストハウス「IMANO TOKYO HOSTEL」を見ると、欧米の若いツーリストだらけでした。
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東新宿の新ゲストハウス「IMANO TOKYO HOSTEL」の宿泊客国籍別トップは台湾人
http://inbound.exblog.jp/25142528/

オープン当時はアジア客が多かったようですが、クリスマスの頃から客層が変わってきたようで、いまではロビー脇のカフェで過ごしているのは大半が若い欧米人ツーリストです。

そのまま靖国通りを歩いていると、その日は中国の大手旅行社の錦江旅行社のバスが停まっていて、さきほどの中高年の団体客とはまったく世代の異なる若いツアー客が歌舞伎町散策を終えて、乗り込もうとしていました。
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さらに西武新宿駅方面に歩いていくと、歌舞伎町一番街のネオンの下にやはり中国の団体客が大勢いて、ヤマダ電機の街頭ビジョンを眺めながら、バスを待っていました。
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東新宿のいつもの光景といえばそれだけの話ですが、日々少しずつ変化が見られることも確かです。
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by sanyo-kansatu | 2016-01-13 11:51 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 01月 07日

欧米客が増えて、新宿がちょっと楽しいことになっています

年が改まって2016年、最初の本ブログの記事は、年末に新宿界隈で見かけた欧米人ツーリストたちの様子をさらっと報告しようと思います。

新宿界隈で欧米人が多いスポットといえば、ロボットレストランでしょう。その日、近くを通ると案の定、チケット売り場の前では欧米人の男たちが列をなしていました。
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これはもう見慣れた光景です。以前はカップルも多かったのですが、野郎の比率が妙に高い気もします。まあそういうエンタメであることは確かです。
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歌舞伎町の中の飲食店は、さまざまな外国人ツーリストが利用するようになっています。ラーメン屋の前には英語や中国語のパンフレットや表示が並んでいます。
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新宿といえば、ゴールデン街も外国人の人気エリアのひとつです。以前は区役所方面から入ったすぐ前の外国人向けバーにしか姿を見せなかった彼らが、いまでは路地の奥まで入り、小さなスナックやバーで飲むようになっています。先日も、友人となじみの店で飲んでいたら、突然扉が開いて外国人が入ってきました。店主はいつものことだと「ウエルカム、ウエルカム!」と手招きし、彼らと一緒に日英カラオケ合戦になりました。連中はオーストラリア人でした。
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もっと面白いのは、これまで日本人しかいなかったような渋い居酒屋にも彼らは姿を見せるようになっていることです。
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このカップルがいるのは、おやじ居酒屋として知られる清龍の新宿店です。とにかくこの店は平均年齢が高く、もともと若い子すら見かけなかったのですが、最近ではこのとおり新宿界隈に泊まっている欧米人が現れるようになりました。
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これ、こっそり撮ったのでピンが甘いですが、黒人と金髪のカップルが我がニッポンのおやじたちに囲まれて焼き鳥に食らいついています。

かつてはダサい、ヤバい、コワいの代名詞だった新宿がちょっと楽しいことになっていると思いませんか。

翌朝、東新宿の仕事場に向かう途中、スーツケースをガラガラ引いてホテルに向かう女の子も見かけました。
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これがいまの新宿なのです。
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by sanyo-kansatu | 2016-01-07 14:27 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2015年 12月 30日

タトゥーが入っていてもOKの日暮里「斉藤湯」でひと風呂浴びてみた

先日のとある午後、タトゥーが入っていても入浴OKで知られる斉藤湯でひと風呂浴びてきました。場所はJR日暮里駅から徒歩3分。住宅街のちょっとわかりにくい場所にあります。80年前の創業だそうですが、今年4月に改装したばかりのきれいな銭湯でした。
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斉藤湯
http://saito-yu.com

なぜこの銭湯がタトゥー客OKだと知ったかというと、以下のネット情報からです。

タトゥー入っててもOKな温泉・銭湯・プールまとめ【関東編】(Find Travel)
http://find-travel.jp/article/18883

訪日外国人の増加で全国の温浴施設やプール、海水浴場でタトゥーを入れた外国人観光客と管理者の間で入店・入場をめぐってトラブルが起きているようです。その問題に関する報道は以前、本ブログでも紹介しています。

入れ墨・タトゥーの外国人の入浴、やっぱり気になりますか?
http://inbound.exblog.jp/25180252/

そんな事情もあり、都内でタトゥーOKをうたう銭湯というのはどんなところなのか、気になっていたのです。

午後2時開店とほぼ同時にぼくは斉藤湯に入りました。すでに2、3人の利用客はいて、その後も続々入店してきます。この銭湯の売りは、高濃度人工炭酸泉と超微細粒気泡がシルクのように身を包む露天風呂です。ぼくはまず通常のお湯風呂に浸かって、常連の誰かにこの銭湯について尋ねることにしました。

しばらくすると、映画『テルマエ・ロマエ』の銭湯シーンで見かけたちょっとふやけたスルメのような(ごめんなさい!)おじいさんが隣に入ってきました。映画を思い出し、笑いをこらえつつ、聞いてみました。

―あのぉ、こちらの常連さんですか。
「そうだよ。でも、最近はたまにだけどね」
―この銭湯、外国人がよく来るんですか?
「そうなの? 俺は知らないね。家族連れはよく来るよ。いろんな風呂があるからね。ここは昔からある銭湯だから」。

あまりご存知ないようです。そこで、次にシルキー風呂に行ってみました。天井には屋根がありますが、露天気分を味わえます。ひとりの若い男性がいたので声をかけてみました。

―この銭湯、外国人が多いんですか?
「どうかなあ。ぼくは週末しか普段は来ないから」
―なんでもタトゥーを入れた外国人さんもこの銭湯は入浴OKだと聞いて、どんなところだろうと思ってきたんです。
「ああその話ね。ここ、改装する前からずっと入れ墨OKでしたよ」
―あっ、そうなんですか。

どうやら日暮里という土地柄で古くから銭湯を営んできたことから、外国人観光客うんぬんとは関係なく、その筋の人も含め、ずっとOKだったようです。実際、ここの客層は中高年のおじさんおばさんを中心に子供連れなど、昔ならではの光景です。たまにその筋の人が見えても、皆さん普通にお風呂に入っているのでしょう。

風呂上りに入浴客のおじさんたちにならってビールを注文し、オーナーの奥さんに話を聞いてみました。

―こちらは外国人のお客さんが多いんですか。
「まあそうね。けっこういらっしゃいますよ。夏休みなんか、家族連れで韓国や中国の人たちが来て、ここはどこなのかしらという感じになります。でも、普段はふつうの銭湯ですよ」
―インターネットでこちらは入れ墨やタトゥーのお客さんの入浴もOKと聞きました。
「ここは下町だから。昔からねえ、そうなんですよ」

奥さんは「中国の人」と言っていますが、たぶん台湾や香港の個人客なのでしょう。彼らが多く宿泊している上野のホテル街に近いことから、彼らも利用しやすいと考えられます。

オーナーの息子さんが英語で紹介する以下の動画をYOU TUBEで発信していることも影響があるに違いありません。

Visiting a japanese bath house
http://saito-yu.com/publicBath.html

いまや日本人のよく知らないラーメン屋がトリップアドバイザーなどで外国人に広まり、行列ができる時代です。この銭湯が外国人であふれるようになってしまうと、地元のお客さんは困ってしまいますが(たぶん、そんなことにまではならないでしょう)、タトゥーうんぬんの問題も、土地柄しだいでクリアできる面もあるのだと思いました。
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by sanyo-kansatu | 2015-12-30 16:50 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2015年 12月 02日

東新宿の新ゲストハウス「IMANO TOKYO HOSTEL」の宿泊客国籍別トップは台湾人

今日のお昼過ぎ、東新宿の東京医科大通りに先月20日オープンしたばかりのゲストハウス「IMANO TOKYO HOSTEL」のカフェを訪ねてみました。
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IMANO TOKYO HOSTEL
http://imano-tokyo.jp/

同ホステルのサイトには、以下のような紹介文があります。

「東京での滞在をより深く楽しむことができるよう、
館内には東京の文化、日常生活に触れられるようなキッカケが多く詰め込まれており、
施設全体が”トーキョー”のガイドブックとなるホステルです。

1Fには、東京のお酒や料理を提供するカフェ&バーを併設し、
世界中から集まった旅行者との交流を楽しむことが出来ます」。

カプチーノを一杯頼んで、カフェでぼんやりしていたら、宿泊客の白人の若い男の子が現れました。やっぱりこういう子たちが泊まっているのですね。

たまたま同ホステルのオーナーの清水さんがいらっしゃったので、少し話を聞きました。

―先月オープンされたのですね。ぼくは毎日ここを通っているので、面白そうだなあと思って眺めていたんです。

「今日でオープン12日目です。PRはネット以外に特にしていませんが、外国のお客様がいらっしゃっています。国籍でみると、最も多いのは台湾人で、次がタイ人、シンガポール人、その次くらいから欧米人。日本人もけっこういますよ。就活のために地方から出てきた女の子が何泊もし、面接に行ってきたりするそうです」。

―このホステルは全室ドミトリーだそうですね。

「ええ、でも4人くらいの個室もあり、そこはグループ客が利用しています」。

―アジア客は小グループが多いですからね。歌舞伎町のカプセルホテルもそんな感じでしたよ。東新宿はいまや外国人ツーリストだらけですね。

「うちがここにオープンしたのもそのためです。いま都内にゲストハウスが次々誕生しています。昼間はカフェですが、夜はバーになり、外国人だらけで雰囲気もずいぶん変わりますよ。今度いらしてください」。

―ええ、ぜひうかがいます。

カフェが併設されたロビーには、この種の外国人宿がどこでもそうであるように、チャックアウトした客のスーツケースやザックが置かれていました。昼間は街に散策に出かけているのでしょう。
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ささやかながら、宿泊客のインスタントカメラ写真が貼られていたりしました。
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このカフェはwifiフリーなので、ときどきPC持ってお茶しにこようと思います。
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東新宿は外国人宿が多いことで知られますが、実はAirbnbのオーナーも多いようです。ぼくの仕事場の近所の民家から、ザックを担いだ若い欧米人の女の子ふたりが出てきて、住人のご夫婦に見送られているなんて光景もよく見かけます。

またこのゲストハウスのはす向かいに9月にオープンした中国人団体客専用の中華料理店もあります。

新宿5丁目に中国客向けインバウンド居酒屋がオープン
http://inbound.exblog.jp/24938094/

この界隈がインバウンド先端エリアだというのは、そういうわけなのです。
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by sanyo-kansatu | 2015-12-02 13:44 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2015年 10月 23日

ムスリム・ジャンピング・ガール目撃!? ようこそ、21世紀の新宿御苑へ

仕事がうまくはかどらず、無気力症候群に陥ってしまうことってありませんか? ぼくはよくそうなります。そんなとき、新宿御苑の芝生の上にごろりとしに行きます。仕事場から近いせいで、逃避グセがついてしまいました。困ったものです。でも、きっとぼくみたいな人も多いんじゃないかな、などと心の中で言い訳しながら、新宿門をくぐると、今日もたくさんの人たちが芝生に寝そべっていました。
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ふと見ると、西洋人のカップルがいます。新宿御苑では見慣れた光景です。その向こうには、子連れのママさんグループがいて、ハロウィンに近いせいか、オレンジのかぼちゃの衣装を着せられた赤ちゃんもいます。意外にひとりでやって来ている若い女性も多いです。

しばらくすると、頭にスカーフを巻いたマレー系と思われるカップルも来ました。お約束の自撮り棒を手にしています。新宿門の入口あたりでは、広東語も聞かれました。やはり、パッと見でわかるのは、西洋人とムスリムの人たちで、中国や韓国などの東アジアの人たちは話し声を直接聞かない限り、もう日本人の中に溶け込んでいます。ここは団体客が来るようなスポットではないので、香港やシンガポールなどの中華系の人たちものんびり過ごしているようです。

新宿御苑は外国人ツーリストが多いことで有名です。なにしろトリップアドバイザーによる新宿区の観光部門でトップにランキングされているくらいですから。
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新宿御苑 トリップアドバイザーによる「新宿区の観光」で 114 軒中 1 位
http://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1066457-d479258-Reviews-Shinjuku_Gyoen_National_Garden-Shinjuku_Tokyo_Tokyo_Prefecture_Kanto.html

それにしても、若いマレー系のカップルを見ていると、時代は変わったなあとあらためて思います。彼らはノービザで日本に来ているのです。

これは20世紀の東京には見られなかった光景といえるでしょう。なぜなら、当時アジアから来日する人たちの多くは、留学生(厳密にいうと外交官やビジネスマンも)を除くとほぼ出稼ぎ目的だったからです。

都内の公園でくつろぐ外国人の光景について、いまでも思い出すのが、1980年代後半のある時期、毎週日曜になると、代々木公園にイランやパキスタン、バングラディシュなどのイスラム圏の人々が集まり、エスニック料理を出す露店が出てにぎわっていたことです。当時は、かの国々と日本の間で相互ビザ免除協定が残っていた関係で、多くのイスラム圏の若者が日本に出稼ぎに来ていたのです。彼らの多くは不法就労だったため、数年後、ビザ免除協定を日本政府が打ち切ると、帰国していきました。

しかし、いま我々が見ているのは、アジアの人たちが日本に遊びに来ている光景です。すでに海外旅行に出かけられる所得を有するミドルクラスがアジアには大勢生まれていて、気軽に日本旅行を楽しめるようになったのですね。

ようこそ、21世紀の新宿御苑へ。思わず、そんな言葉が口をついて出てきてしまいました。せっかく来たんだから、楽しんで帰ってくださいな。ぼくは彼らの姿を見ていると癒されるところがあります。
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ちなみに、この写真は今年の春、新宿御苑に来ていた若いマレー系のグループが記念撮影に興じていたワンシーンです。なぜだか彼女らはピョンと飛び上がって宙に浮いた瞬間をカメラに収めてもらいたいようで、何度もジャンプを繰り返していました。

ぼくは彼女のことを「ムスリム・ジャンピング・ガール」と命名しました。

一般にアジアの人たちは、カメラの前で過剰なポーズを取りたがるようですが、これは新しいバージョンなのかもしれません。それぞれの国で流行のポーズがあるのでしょう。
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by sanyo-kansatu | 2015-10-23 15:09 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2015年 09月 27日

新宿5丁目に中国客向けインバウンド居酒屋がオープン

9月14日、新宿5丁目に中国団体ツアーバス客向けの居酒屋がオープンしました。

場所は本ブログでもおなじみの中国ツアー客がよく利用する焼肉屋「味仙荘」から東京医大通りに入って100mほどです。新宿御苑通りに路駐する中国のツアーバス客が利用できるよう立地が選ばれたものと思われます。ちなみに以前は日本そば屋で、半年くらい前に閉店していました。

焼肉食べ放題「味仙荘」は今日も中国ツアーバス客であふれていました
http://inbound.exblog.jp/24747719/
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店の名は「金鍋」といいます。感覚的に、これは日本人がつけたネーミングではないな、と思っていたら、やっぱりそうでした。この店は昼間と夜、食事処として中国団体客を受け入れつつ、夜のみ一般の居酒屋としても営業するというのです。いかにも新宿5丁目らしい飲食店のオープンといえます。
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金鍋
新宿区新宿5-10-14
営業時間11:00~15:00 17:00~24:00

そこで、14日の午後5時過ぎに事務所の友人と一緒に「金鍋」を訪ねたところ、なんと我々一行は同店の開業第一号客として迎え入れられたのでした。一般客の営業は夜5時からだったからです。

店内の様子は、そば屋だった当時とさほど変わりませんが、開業祝いの蘭の花がたくさん置かれていました。送り主は同業の在日中国人たちのようです。
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メニューはつまみが300円くらいからとお安く、さすがは中国人経営の店です。この店の自慢料理は、金色の鍋でつくったもつ鍋でした。だから、「金鍋」なんだそうです。

つまみを少し頼んで友人たちと談笑していると、店長らしき中国人が現れ、「みなさんはうちがオープンして最初のお客さんだからサービスしますよ」といって、もつ鍋をふるまってくれました。

話を聞くと、オーナーは山東人で、店員の女の子たちもそうでした。同郷人経営は中国人の商売の基本なのでしょう。

開店して30分ほどすると、一般客が入ってきました。そして、6時20分頃、ついに中国団体客が大挙して入店してきました。たぶん50人近くいたと思います。
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彼らは地下のフロアに案内され、仕出し弁当のような食事を取っていました。

中国から来た添乗員と在日中国人の手配会社の数名は団体客と分かれて、1階の居酒屋スペースで同じ弁当を食べていました。

それはまるで昭和の映画に出てくるドライブインに似た世界でした。

こうして在日中国人たちは、急増する中国からの団体観光客を相手にしたビジネスを始めています。事務所の友人は、彼らの食べる弁当を見ながら、「これは賢い商売だ。ふつうはこの手の店はバイキングだが、あれはけっこう食材に無駄が多い。中国人は食べもしないのに取りすぎるとことがあるからだ。その点、弁当なら人数が最初からわかっていれば、食材のロスも少なくなる」と言いました。

一般に中国客は、日本の冷めた弁当は好まないので、つくりたての料理をバイキングで出すのがいい、といわれているようですが、弁当でもつくりたての料理を出せばいいわけです。店自体は、日本の居酒屋ということで営業しているのですから、弁当が出てきても、そういうものだと受けとめられるというわけです。

店で働いているのは全員中国人だそうです。地下フロアも、見たところ、ちょっと薄暗い感じです。ツアーコストを安く上げるためには仕方がないということでしょうけれど、食事にはなるべくお金をかけない。これが中国団体ツアーの実態でもあるのです。

中国の団体ツアーは、免税店の購入額に応じたキックバックで成り立っています。ですから、食事代の支払いも、免税店での購入にかかっています。日本国内の旅行手配を手がける在日中国人たちは、お金は免税店でまとめて使ってもらうことがいちばんありがたいのです。
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ニンニクとニラがたっぷりのもつ鍋は1人分1200円だそうですが、おいしくいただきました。

はてさて、この店は繁盛するのか…。

新宿5丁目界隈では、日々こんな出来事が起きています。

【追記1】
「金鍋」が開業して約2週間後、久しぶりに店を覗いてみることにしました。商売繁盛してるかな?

夕方6時前に店に入ると、客はほとんどいません。山東省出身の女の子に聞くと、浮かない顔です。どうやら苦戦しているようです。

それでも、6時半が近づくと、一団の中国客が入店して来ました。今日は鍋が出されていました。

しばらくすると、1階にも客が入ってきましたが、中国人のグループです。なかなか日本人は来てくれないようで、みると日本式の居酒屋メニューをやめ、中国語の手書きのメニューに変更しようとしているようでした。
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まあ仕方がないのかなあ…。結局、団体客は内陸出身の人が多いので、上海などの日本食に慣れた客層とは違って、日本式メニューは不評なのかもしれません。難しいものです。

【追記2】
2016年5月現在、「金鍋」では、夜の一般営業はやめてしまいました。中国の団体客は昼にしか来なくなったからです(夜は、団体客が来るときのみ営業)。中国団体客の宿泊するホテルが都内から遠く離れていることから、バスは早めに都内を出なければならない関係で、都心の食事処に立ち寄る時間がないせいでしょう。

それにしても、「金鍋」なんて、まだ開店して1年もたたないのに、市場の変化は早いというべきか。中国ビジネスの難しさを、ここ新宿にいて、実感するしだいです。
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by sanyo-kansatu | 2015-09-27 13:00 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2015年 09月 27日

外国客に人気と噂の一蘭ラーメン池袋店に行ってみた

7月上旬に長崎県島原半島を取材で訪ねたとき、ある台湾人一家と知り合いました。彼らは南島原市の農漁家に民泊するツアーに参加していました。

台湾版「田舎に泊まろう」ウルルンツアー密着レポート(長崎県南島原市)
http://inbound.exblog.jp/24747209/

台北で写真館を営業する黄さんはとても陽気な男性で、奥さんとふたりの男の子のパパです。九州に旅行に来ていちばんおいしかったものは? という質問に彼はこう答えました。「いちばんは民泊の家で食べた手料理、2番目は一蘭ラーメンです」。

一蘭ラーメンといえば、わりとよく知られた人気ラーメンチェーン店ですよね。黄さんは博多で食べた一蘭ラーメンがおいしかったそうです。
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天然とんこつラーメン一蘭
http://www.ichiran.co.jp

ネットを調べると、全国にチェーン展開していました。都内にも何軒かあるようです。前回の「外国客で行列のできる」無敵屋のある池袋東口にもありました。無敵屋には入店できなかったので、行ってみることにしました。場所は池袋東口の文芸坐の近くです。
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さいわい、この店には行列はありませんでした。入口の脇に貼られた大きなポスターに同店のとんこつラーメンなどのメニューが紹介されています。わりと普通の九州とんこつラーメン風に見えます。

店内に入ると、自動販売機があり、その隣に中国人店員が立っていました。確かに、都内の飲食店で中国人アルバイトの姿を見かけるのは珍しいことではありませんが、店内で並んで待っている客も半分くらいは外国人でした。

黄さんのいうように、一蘭ラーメンも外国客に人気のようです。お土産用の麺も各種用意されています。
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しばらくすると、席が空いたらしく、のれんで隠されていた店内に呼ばれると、カウンターには一人ひとりの席ごとに仕切りがあります。
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しかも、厨房も扉で隠されていて、注文と替え玉をもらうときだけ、扉が開き、店員が声をかけます。でも、店員の顔は見えません。

なんでもこの仕切りはカップルやグループで来たときは、希望すれば外せるのだそうです。まるで個室居酒屋のようですが、カウンターでこの造りは妙な感じです。店内は薄暗く、およそラーメン屋さんという雰囲気ではありません。

この店では、事前に麺の硬さやスープの濃さなどを申告するのですが、ちゃんと中国語繁体字版も用意されていました。
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こういう独特の演出がウケてる理由なのでしょうか。

後日、ある外国人向けの東京観光MAP(中国語繁体字版)に一蘭ラーメンの広告が載っているのを見つけました。
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無敵屋のときにも思いましたが、なぜ特定の店だけが外国客に人気なのだろう……。どうしてこういうことが起きたのか。どんな宣伝方法を取っているのか。これらは今後の課題にしたいと思います。

【追記】
それから1年後、一蘭ラーメンの関係者に話を聞くことができました。

一蘭ラーメンに外国客の行列ができる3つの理由
http://inbound.exblog.jp/26363988/
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by sanyo-kansatu | 2015-09-27 12:42 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2015年 09月 15日

外国客で行列のできるラーメン店「無敵家」

先日知り合いの香港人から池袋にある外国客で行列のできるラーメン店の話を聞きました。彼がいうには、その店は池袋東口にあり、深夜近くまで行列ができていて、その大半は中国語圏やタイ人などの旅行者なんだそうです。

「なんて店ですか?」
「確か、無敵家といいます」
「ムテキヤ?」

自分はラーメン通ではないけれど、どこかで名前を聞いたおぼえがあります。どんな店か知りたくて、その日の夕方、たまたま池袋に行く用もあり、訪ねてみました。場所は明治通り沿いです。
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いましたいました。ずいぶん並んでいますね。近づくと、確かに中国語が聞かれました。ここはとんコク醤油味のラーメン店だそうです。

その日は時間がなくラーメンを食べることができなかったので、数日後のお昼どき、再び訪ねると、またもや行列でした。けっこう長いです。どうやら今日も無理そうです…。
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行列のそばに「歩行者に迷惑かけないように」と書かれた日英中3か国語の看板が立てられていました。
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それにしても、池袋はラーメン激戦区のひとつ。周囲にはいろんなラーメン店が並んでいます。その中で、なぜ無敵家だけに行列ができているのか。そのひみつは、同店のHPをみるとわかりました。トリップアドバイザーの人気ランキングで上位に付けているのです。
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麺創房 無敵家
http://www.mutekiya.com/

無敵屋(トリップアドバイザー)
http://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g1066460-d1686988-Reviews-Mutekiya-Toshima_Tokyo_Tokyo_Prefecture_Kanto.html

なにしろ豊島区のレストランで2612軒中1 位だというんです。

すぐそばに別のラーメン店の大きな宣伝看板をもって客引きしているおばさんがいたので、声をかけてみました。おばさんにとって無敵家はいわば商売敵です。

「行列すごいですね。これいつ頃からなんですか?」
「もう3年くらい前からじゃないかねえ」
「そんなに前からですか。どうしてこの店だけ行列なんでしょうか。ほかにもいろいろラーメン店はあるのにね」
「うまく宣伝しているらしいよ。うちの店の人間も食べにいったことがあるけど、そこまでの味なのか。うちの店のほうがずっとおいしいのにねえ…」
「ボリュームのある角煮風のチャーシューなんですって?」
「ただ中国人が多いから、そのへんにゴミ捨てたり、大変よ。吸殻を下水の穴に入れたり、もう少しお行儀よくしてくれないとねえ」

それから数日後、自分の仕事場のある東新宿に同じ無敵家があることを思い出しました。場所は新宿花園神社のすぐそばです。
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池袋ではとても食べられそうにないので、入ってみました。ところが、ここはまったくの閑古鳥です。
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ひとまずこの店の定番「げんこつ麺」を注文しました。味はまあそうですね。おいしいのではないでしょうか。650円と池袋店より100円安いようです。
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店長に話を聞いてみました。

「池袋の無敵家はいつも行列ですごいですね」
「あっちはHPで宣伝しているからねえ」
「無敵家は都内に何店あるんですか」
「2店です」
「えっ、じゃあここと池袋だけ?」
「そうですよ」

なんだか聞きづらくなったので席に戻って、たったひとりの店員の中国人のおばさんに話しかけてみました。というのも、無敵家新宿店があるのは、ぼくが日々定点観測している新宿5丁目ツアーバス路駐台数調査スポットの明治通りをはさんだ向かいだからです。

定点観測ツアーバス調査
http://inbound.exblog.jp/i17/

「通りの向こうには、毎日ツアーの団体バスがたくさんやって来るので、中国のお客さんを呼び込んでみたらどうでしょうか」
「ダメよ。あれは店と旅行会社が契約しているから」

余計なお世話でした。いくら団体客がたくさんいても、ラーメン店には現われないというわけです。

それにしても、トリップアドバイザーに載ると載らないとでは、同じ看板を掲げた店でも客の入りがこんなに違うんですね。

ちなみに、げんこつ麺の味について、トリップアドバイザーの中国語繁体字版の投稿の中にぼくと同じ感想を書いた人がいました。

「“太咸了...”(とてもしょっぱい)」。

これを書いたのは台湾の若い女性で、「原宿のじゃんがららーめんに比べると、天と地の差があります。それに駅から少し遠い。並んでまで食べる価値があるでしょうか」とあります。手厳しいですね。

これから外国客に人気のラーメン店についてちょっと調べてみようかなと思います。

【追記】
それから1年半後のことですが、外国客で行列のできる店について、いくつか取材してみました。

韓国の若者は日本食が好きらしい。「牛かつ もと村 渋谷店」の行列に並んでみた
http://inbound.exblog.jp/26351443/

行列を体験として楽しむアジア客たち~池袋「無敵家」に並んでみてわかったこと
http://inbound.exblog.jp/26363800/

一蘭ラーメンに外国客の行列ができる3つの理由
http://inbound.exblog.jp/26363988/
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by sanyo-kansatu | 2015-09-15 07:57 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2015年 09月 04日

海外客が羽田でレンタカーを利用するまでの流れとは

外国人ツーリストが羽田空港からレンタカーを利用するまでの流れは、我々日本人の場合と若干違うところがあります。
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日本人の場合、第一、第二ターミナルにある各社別のレンタカーカウンターに向かうことになりますが、外国人の場合、国際ターミナルの到着フロアのゲイトに向かって右側にあるレンタカーカウンターに向かいます。
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リムジンバスの発券所の隣に、オリックスレンタカー、トヨタレンタカー、Hertz、日産レンタカー、ニッポンレンタカー、Times Car RENTAL、Europcarの合同カウンターがあります。
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事前にレンタカー予約した外国人は、ここで予約の照会をすませると、1階の「乗車レーン」まで歩き、レンタカー会社の用意した車に乗せられて、営業所に向かいます。「乗車レーン」は国際ターミナルの到着ロビーから京浜急行線の向こう側にあります。
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今回、ニッポンレンタカーの協力で、羽田営業所に向かいました。移動時間は約10~15分です。
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ニッポンレンタカー羽田営業所の佐藤大助サブマネージャーに話を聞きました。
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―羽田営業所での外国客のレンタカー利用はいつごろから増えてきましたか。

「2014年3月30日の国際線の大増便あたりからではないでしょうか。最近では、香港や韓国のお客様を中心に毎月70組以上の利用があります。特に1~2月の旧正月のシーズンは香港の方が多いです。また最近、タイの方も増えてきました」。

―外国客がレンタカー利用の手続きをする際、何が必要ですか。

「パスポートと国際免許証の写しが必要です。手続きは10分程度で、国内のお客様の場合とそんなに変わりません。ただし、外国客は羽田で乗って成田で乗り捨てというケースも多いので、お返しの日時と場所をしっかり確認します。お乗りになる前に、事故の連絡先や営業所の近くのガソリンスタンドのMAPをお渡しします。今後は事故防止のためのガイダンスを作成し、お渡しする予定です」。

―外国客には日本での運転のポイントとしてどんなことを伝えていますか。

「事故の際の対応と駐車禁止についてです。事故といっても接触事故などがほとんどですが、帰国されてしまうと処理ができなくなりますから。また特に都内の道路は駐車禁止が多いので、そのことも伝えます。給油に関してもたまにトラブルが起きます。たとえば、レギュラーのかわりになぜか灯油を入れてしまい、車が動かなくなったこともありました」。

―一般に外国客の利用期間は国内客より長いそうですね。人気の車種はありますか。

「そうですね。平均1週間くらいです。外国客に人気の車種はフィアットとかワゴン車です。特に家族で利用される方に人気です」。

首都圏における国内客のレンタカー利用は圧倒的にビジネス利用で、レジャーは少ないようです。その点、外国客はレジャー利用が多い。最近の若い世代の免許証取得比率の減少などで国内市場が縮小していく中、レンタカー業界も外国客の取り込みが重要になっています。国内市場を外客で補いつつ、国内の道路システムの維持を図り、さらにはユニバーサルなシステムに徐々に転換していくためだそうです。
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by sanyo-kansatu | 2015-09-04 17:01 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2015年 09月 01日

中国内陸客の増加がもたらす意味を覚悟しておくべき

新宿5丁目の中国団体ツアーバスの路駐スポットにある焼肉屋「味仙荘」は、中国ツアーバス客ご用達の食事処です。

ランチタイムと夕刻時には多くの中国人バスツアー客が来店しています。
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焼肉食べ放題「味仙荘」は今日も中国ツアーバス客であふれていました
http://inbound.exblog.jp/24747719/

7月末、来店客の様子をウォッチングするために同店を訪ねたとき、ひとりのアルバイトの大学生に出会いました。仮にOくんとしておきましょう。現在、上海の大学に留学中の彼は、夏休みの帰省で東京に戻っていたのですが、たまたま大学の同級生が同店のオーナーの娘で、アルバイトをしてみないかと誘われたのだそうです。こうして彼は7月下旬から8月中旬までの約3週間同店で過ごしたのでした。

そこでぼくは彼にちょっとした調査をお願いしました。彼のアルバイト中に来店した外国客に「どこから来たのか」聞いてもらうことにしたのです。その結果を集計してくれたのが以下のデータです。

「味仙荘 来店者地域別調査」(2015年8月3日~14日)
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Oくんのアルバイト時間は、午前11時から16時までの曜日と、22時までの曜日がありました。また混雑時の店内では、すべてのグループに聞くことはできなかったようです。

とはいえ、この集計からいろんなことを推察することはできそうです。この12日間を通じていちばん多く来店したのは「上海」です。今年1月のビザ緩和で上海戸籍を有する中国人はほぼ観光ビザを取得できるようになったという話を聞きましたが、さもありなんです。

もっとも、すべてのグループが本当に上海戸籍を有する人たちなのかどうかは疑問です。これまでぼくは新宿5丁目を訪れる中国人ツアー客に路上でどこから来たのかよく訊ねてきましたが、一般に江蘇省や浙江省など華中地域から来た人たちは「上海」と答えることが多いのを知っているからです。海外で見ず知らずの外国人から同じことを聞かれたとき、千葉や埼玉の人が「東京」と答えるのと似ています。だって、千葉とか埼玉といっても相手にはわからないからです。それに似た心理が働き、「上海」が増える傾向があると思われます。実際、ぼくが来店した日、あるグループの男性は最初「上海」と言っていたのに、しつこく聞き返すと「楊州」と答えてくれたこともありました。「上海」には、かなり広範囲な地域が含まれるものと思われます。

次に多かったのが「山東」と「東北(黒龍江省、吉林省、遼寧省)」でした。やはり、内陸からの中国客が増えていることがわかります。

「広東」も多いですね。「香港」というのもありますが、きっと香港発のフライトで来日した中国客(実際には、広東省出身では?)だと思われます。香港客が絶対ここには来ないとは言い切れないのですが、いまの香港の旅行市場は成熟していて、中国本土客と同じような旅行はほとんどしていないからです。

韓国人も意外にいますね。イタリア人やロシア人といった新宿5丁目界隈のビジネスホテルに宿泊していると思われる欧米の個人旅行者もたまに来店するようです。

アルバイトの最終日、Oくんに話を聞くことができました。彼は高校時代から中国に留学しており、中国語は堪能です。

-この3週間は忙しかった? この夏のアルバイトでどんなことを感じましたか。

「とにかく店ではいろんな地方の方言がよく聞かれました。ぼくは中国語を上海の学校で勉強した日本人なので、まったく聞き取れないことが多かった。だいたい従業員の方が全員東北三省の人で、なまりが強い。日本語を話せる人も少ないという環境です。

いちばん感じたことは、日本に旅行に来る中国人のお客さんはマナーが欠けているということです。上海のレストランではしないことをここではしている」。

-たとえば、どんなこと?

「中国の人は食事のとき、温かいお湯を飲む習慣があるのですが、当店では忙しいので出していないんです。あるとき、おばあさんが鉄板にガラスのコップをのせてお湯をつくり始めた。ビックリしました。慌ててコップを取り上げましたが、なんというか常識がないんです」。

-开水(お湯)が飲みたかったんですね。目を離していると、あぶないですね。

「鉄板にアルミの皿を載せて肉や野菜や水をまぜで煮物を作り始めた人もいました」。

-あいかわらず自由ですね(笑)。自分のやりたいようにやるのが中国人の流儀。でも、ねえ…。

「クレイマーも多い。従業員に対してもぞんざいな態度が見られました。網の交換も何度もしろという。お金を払っているんだから、好きにやっていいという考え方があるようです。日本式の焼肉に慣れていない人も多い。いちばん衝撃的だったのは、給仕するぼくに向かって「这个烤肉真的不能吃(この焼肉はまずくて食べられない)」と言い放ったお客さんがいたことです。日本では普通こんなこと言われることもないので、思わず笑ってしまいました。その人、帰り際にも同じことをぼくに言いました。

こんなこともありました。回族の人たちのグループが入店してきたのですが、宗教上の理由で豚肉が食べられないというのです。だったら、なぜここに来たのか。ところが、最初は食べないと言っていたのに、しばらくすると(豚肉以外に牛肉もあるから)やはり食べると言い出して、騒動が起きました。従業員と口論が始まってしまったのです。お互い中国人なので譲りません。

予約の1時間前にガイドから「お客さんが海鮮を食べたいと言っているので、なんとかできないか」というグループもいました。うちは焼肉屋なのに…。

(在日中国人の)店長も、中国人は本当に恥ずかしいと話していました。ぼくは上海に住んでいるので、このような人たちを見たことがありません。もともとぼくは中国人というのは気さくで親しみやすいという印象を持っていたのですが、ちょっとしたカルチャーショックでした」。

-確かに、上海や北京などではあまり見られない光景ですよね。地方からの訪日客が増えたことが大きいのでしょう。

「見た感じ、北方の中国人より広東省など南方の人のほうが態度がいいと感じました。ぼく、思うんですけど、せっかく日本に旅行に来ているのに、この店に来るのはどうか。だいたい日本式の焼肉とも違うし」。

-安いツアーで来くる人たちだから、コースに組み込まれていてシステム上変更できないんでしょうね。いまいくらでしたっけ?

「ランチは食べ放題1080円。団体は980円です。コストを削っているので、団体客には一般のお客様と同じようにはサービスできません」。

Oくんの東京の夏休みは、内陸中国人との遭遇によるカルチャーショックの連続だったようです。今年の夏も多くの訪日中国人観光客が来ましたが、内陸の人たちが増えていることで、全国の観光地ではさまざまな問題が起きていたのかもしれません。

安いツアーに参加し、バスに乗って団体旅行しているような人たちが大半である中国の内陸客は、言ってみれば、10年、15年前の上海人であり、北京の人たちといえるでしょう。中国の発展は地域によるタイムラグがあるためで、沿海部の人たちが少しずつ成熟してきても、内陸部の人たちが後から来るようであれば、Oくんのいう「マナーの欠けた中国人」イメージは簡単には消えることはなさそうです。

そもそも銀座の百貨店を訪れるような個人客とバスツアーの団体客には、その行動様式や消費活動などの面で大きな落差があります。今後ますます中国内陸客が増えることを想定し、受け入れ側もこの落差を受けとめる覚悟が必要だと思います。
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by sanyo-kansatu | 2015-09-01 14:43 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)