ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

inbound.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:“参与観察”日誌( 217 )


2013年 04月 30日

沖縄には欧米客を乗せたクルーズ客船も寄港します

台湾客を乗せたクルーズ客船「SUPERSTAR AQUARIUS」が那覇に寄港した翌日の2013年3月30日早朝、今度は欧米客を乗せた世界一周クルーズ客船「AMADEA」が来航しました。
b0235153_20244098.jpg

沖縄にはアジア客だけではなく、欧米客を乗せたクルーズ客船も寄港するのです。

「AMADEA」は、初代「飛鳥」を改装した3万トンクラスの客船で、台湾客を乗せた「SUPERSTAR AQUARIUS」に比べると小さいですが、約600名の欧米客を乗せています。Phenix Reisenというドイツ系のクルーズ会社の主催するコースで、今年2月26日バンクーバーからアメリカ西海岸を南下し、太平洋の島々を渡り、日本各地(大阪、別府、奄美、沖縄、石垣)を立ち寄った後、最終的には4月中旬にスリランカのコロンボまで行くのだそうです。乗客にはドイツ人の割合が多いそうです。

Phenix Reisen
http://www.phoenixreisen.com/

午前8時過ぎになると、乗客が船を降りてきました。
b0235153_20261080.jpg

船から降りてくると、クルーズのスタッフが記念撮影。約600名の乗客のうち、沖縄観光のオプショナルツアーに参加するのは約350名。10台のバスが待機しています。
b0235153_20263744.jpg
b0235153_20265530.jpg

オプショナルツアーの手配を担当するJTB沖縄の関係者によると、「今年欧米系のクルーズ客船が那覇に寄港するのは7~8本ほどの予定です。欧米客は台湾客や中国客と違って、買い物にはあまり興味がありません。DFSのような免税店に行くことはない。バスで訪ねるのも、首里城など沖縄の歴史や文化に関するスポットがほとんどです」とのこと。
b0235153_20271738.jpg

確かに、彼らは2ヵ月近い長期のクルーズを楽しんでいるわけで、寄港地でそのつど高額な買い物をするとは思えません。

「一般に日本人の参加するクルーズ旅行の1日の単価は約5.5万円といわれますが、こうした欧米系の世界一周クルーズは1日120ドル相当」だそうです。

長くゆったりした旅を楽しむ欧米系と短期間でめいっぱい楽しもうとするアジアのクルーズ客では、旅のスタイルや内実がずいぶん違っているのです。

さて、バスツアーに出かけない人たちはどう過ごすのか。もちろん、個人客として那覇市内に繰り出します。那覇市観光協会では、昨日と同じように英語表記のツーリストインフォメーションを臨時に開設。英語の観光資料を用意し、個人客の質問に答えたり、資料を手渡したりします。
b0235153_20281039.jpg

b0235153_20282892.jpg

面白いのは、欧米客は若狭バースから徒歩で約15分の距離にあるモノレールの県庁前駅まで歩いていく人が多いことです。確かに、2ヵ月近く客船暮らしをしていると、倹約というより、身体を動かしたくなるのは無理もないかもしれません。
b0235153_2028599.jpg

客層はやはりシルバー世代のカップルが多そうでしたが、彼らはずんずん歩いていきます。途中、福州園という中国庭園があり、そこには台湾から来たツアー客も訪れていて、彼らと一緒に庭園を歩く欧米客も見かけました。ここは入場無料なので、誰でも気軽に入れます。
b0235153_20291568.jpg

台湾客ほどの数ではありませんが、この日、国際通りや首里城など那覇市内には、欧米人旅行者の姿が多く見られたことは言うまでもありません。彼らは買い物をあまりしないため、経済効果としてはそれほどでもないのでしょうが、インバウンド振興を進める沖縄にとって大切なお客さんであることには変わりないでしょう。
b0235153_20293426.jpg

今年度、那覇港に寄港する国際クルーズ客船の入港予定は、那覇港管理組合のサイトに載っています。天候、運航スケジュールなどの事情により、変更となることがあるそうです。

那覇港クルーズ客船入港予定 (2013年)※2013年4月22日現在の予定
http://www.nahaport.jp/kyakusen/nyuukouyotei2013.htm
[PR]

by sanyo-kansatu | 2013-04-30 20:30 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2013年 04月 30日

【後編】台湾発クルーズ客船、那覇寄港の1日ドキュメント

前編では、台湾からのクルーズ客船「SUPERSTAR AQUARIUS」の乗客のうち、沖縄本島のオプショナルツアーに参加した人たちのことを紹介しました。では、残りの約650人はどう過ごすのでしょうか。

もちろん、個人旅行者として那覇市内に繰り出すのです。
b0235153_15573455.jpg

彼ら個人客の観光をサポートするのが、那覇市観光協会のみなさんです。クルーズ船の寄港する若狭バースの乗り場の入り口に臨時のツーリストインフォメーション(観光諮訽處)を開設。中国系、台湾系などネイティブのスタッフを揃え、これから市内に向かう個人客の質問に対応し、用意した観光案内資料や市内マップを渡します。
b0235153_15574887.jpg
b0235153_155817.jpg

b0235153_15582520.jpg

那覇市内観光に便利なのが、市内を走るモノレール「ゆいレール」です。しかし、これだけ大勢の台湾客が一気に駅に押しかけてチケット売り場の前に並んだら、那覇市民の利用にも支障がでてくるので、1枚600円の1日乗車券を販売しています。
b0235153_15584072.jpg
b0235153_15585021.jpg

なかにはタクシーを利用する人たちもいますから、運転手たちにきちんと行き先を通訳するのも仕事です。
b0235153_1559685.jpg

スタッフを統括する那覇市観光協会の国里顕史さんに話を聞きました。

――個人客のみなさんはどこに行くのでしょうか?

「那覇市内で買い物や食事をして過ごします。たいてい国際通りや新都心(おもろまち)のショッピングモールなどに行きます。リピーターも多いので、自分の足でどこでも行かれます。なかには日本人と同じように、レンタカーで遠出される方もいますよ。

クルーズのお客様は、那覇に宿泊はされませんが、わすかな時間で一度に買い物されるので、大きな経済効果が見込めます。沖縄は台湾や上海、韓国からも近いので、クルーズ市場において優位な立地にあります。来年春には、このふ頭に13万トン級の大型客船が接岸できる那覇港若狭バースが整備される予定になっています」

こうして慌しい対応が一段落するのが、10時過ぎくらい。インフォメーションのテントを撤収し、スタッフ一同は国際通りに向かいます。今度は通りにあふれる台湾客の案内や買い物のサポートなどをスタッフ総出で行ないます。

そこで、ぼくも国際通りに繰り出してみました。すると、いるいる(当たり前ですね)。あちこちから中国語が聞こえてきます。
b0235153_15594116.jpg

面白かったのは、公設市場です。ここでは1階の市場で買った魚介類を2階の食堂で調理してくれます。
b0235153_160515.jpg

家族連れの台湾客も多いようです。
b0235153_1602946.jpg

2階の食堂街は、この日、明らかに日本の観光客より台湾客と香港客のほうが多くいたように思います。
b0235153_1604015.jpg

各店にはたいてい英語とハングルに加え、「有中文菜単(中国語のメニューあります)」という中国語の表示があります。それはそうと、食堂のスタッフはどうやら地元の人だけではなさそうです。
b0235153_16138.jpg

ある食堂の日本人スタッフに聞いてみました。
「もしかして、お店で働いているのは中国の人ですか?」
「ええ、そうですよ。うちでは、ぼく以外は全員中国人です」
「それは台湾の人ということですか?」
「いえ、中国本土の人ですよ」

そうあっさり答えられたので、ちょっと拍子抜けしてしまいました。ここは那覇を代表する観光名所、公設市場です。多くの観光客が沖縄のローカルな世界を味わうために来ているはずなのに、そこで働いている大半は中国本土の人たちだというのです(さすがに1階の市場は地元の人が多そうでしたけれど)。

公設市場の食堂でアルバイトする沖縄の若い人たちはもういないのでしょうか。これはかなりショッキングな出来事のようにも思います。でも……、よく考えてみれば、東京をはじめ日本の大都市の飲食店でも多くの中国本土の人たちがアルバイトをしています。同じことかもしれません。

もうひとつ気がついたのは、国際通りのお土産店などでも普通に中国語の表示があるのですが、たいてい簡体字表記になっていることです。簡体字を使う中国本土客は昨年秋以降、激減してしまっており、街にあふれるのは繁体字を使う台湾や香港の人たちなのに……。
b0235153_162221.jpg

市内を走るタクシーの運転手の何人かに聞いてみたのですが、普段から外国客を乗せて運ぶ彼らでさえ、中国本土客と台湾・香港客の区別がついていないようです。当然、一般の那覇の人たちもそうです。

まあしかしこれは内地でも同じことでしょう。東京を歩いている中国系の観光客を見て、それが台湾客なのか香港客なのか、それとも中国本土客なのか、ひと目でわかる人はほとんどいないでしょう。それに、全国どこでも中国語表示は簡体字が基本となっています。

なぜ那覇の人たちが、台湾客や香港客を見ても、ひとくくりに中国本土客と思ってしまうかというと、そこにはひとつの理由がありそうです。

それは昨年(2012年)7月、先ごろ東京港にも寄港して話題となった豪華大型客船ボイジャー・オブ・ザ・シーズ(巨大すぎてレインボーブリッジをくぐれなかったため、東京港のコンテナふ頭に接岸)が、那覇に入港したことのインパクトが大きかったからではないか、と推測します。

那覇港管理組合のHPでは、ボイジャー・オブ・ザ・シーズの大きさについてこう説明しているほどです。

「同船は、乗員乗客最大で約5000人が乗船することが可能で、沖縄県庁と比べると、高さはほぼ同じ高さ、全長はなんと、約2倍です」

そのボイジャー・オブ・ザ・シーズが、7月5日、16日、24日、8月1日と約1か月間に4回連続で入港し、3000人超の上海からの中国本土客がいっせいに那覇に繰り出したのです。特に16日は、ボイジャー・オブ・ザ・シーズ以外にも、欧米客を乗せたクルーズ船が寄港したため、その日は5000人近い外客が那覇に上陸したのです。その日、観光バス90台が那覇港に乗りつけたといいます。

その結果、那覇の人たちはこれからどんどん中国本土客が訪れるものだと思い込んでしまったのではないでしょうか。

ところが、実際には今年は秋までボイジャー・オブ・ザ・シーズが寄港する予定はありません。もちろん、日中の尖閣問題が影を落としているからです。
b0235153_16105876.jpg

さて、岸上観光を楽しんだ台湾客たちも、遅くとも出港時刻(17時)の1時間前には船に戻ってきました。乗船前にクルーズのスタッフに頼めば、記念撮影してくれます。
b0235153_16121352.jpg

いよいよ那覇ともお別れ。その前に、今年度の初寄港ということで、地元那覇の子供たちによるエイサーがクルーズ客を楽しませてくれます。いたいけな子供たちが精一杯踊り舞う姿は心を和ませます。多くの客が甲板に出て、子供たちのエイサーをいつまでも眺めています。
b0235153_16123339.jpg

そして定刻通り、17時の出港。客船は大きな汽笛を鳴らしながら、徐々にふ頭から離れていきます。
b0235153_16125466.jpg

でも、子供たちはすぐにはエイサーをやめようとしません。客船が那覇港を遠く離れていくまでずっと手を振り続けています。「バイ、バーイ!」。こういう姿を見せられると、大人はまいってしまいますね。こうしてクルーズ客船の寄港する長い1日が終わりました。

このあとこのクルーズ客船は石垣島に向かいます。翌朝、寄港すると、石垣島や八重山の離島を訪ねることになるでしょう。

沖縄では、この夏こうした光景が毎週のように見られることになります。

※那覇に寄港するクルーズ客船は台湾からのものだけではありません。実は、翌日(3月30日)にも、欧米客を乗せた世界一周クルーズ客船が寄港しています。この客船は、初代「飛鳥」を改装した3万トンクラスの「AMADEA」で、SUPERSTAR AQUARIUSに比べると小さいですが、約600名の欧米客が那覇に上陸しました。その話は、別の機会で。

「沖縄には欧米客を乗せたクルーズ客船も寄港します」http://inbound.exblog.jp/20366268/
[PR]

by sanyo-kansatu | 2013-04-30 16:12 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2013年 04月 30日

【前編】台湾発クルーズ客船、那覇寄港の1日ドキュメント

2013年3月29日早朝、台湾からのクルーズ客船「SUPERSTAR AQUARIUS」が那覇港新港ふ頭8号(若狭バース)に入港しました。あいにくの雨でしたが、今年度最初の入港になります。
b0235153_1124966.jpg

SUPERSTAR AQUARIUSは、ゲンティン香港(スター・クルーズ・ピーティーイー・リミテッド)が運航するカジュアルなクルーズ客船です。毎年4月から10月まで週1回、那覇港に寄港し、毎回約1500人の台湾客が観光のため上陸します。基本、3泊4日で基隆―那覇―石垣―基隆(基隆―石垣―那覇―基隆の場合もある。また基隆―那覇往復、基隆―石垣往復も)を航行します。料金は最も安いシーズンで、2泊3日の基隆―石垣往復が9900台湾ドル(約3万3000円)から。1日の単価は約1万円という破格の安さです。ただし、今回の客船に限っては基隆発ではなく、高雄発だそうです。
b0235153_113538.jpg
b0235153_114191.jpg

スタークルーズ日本語公式サイト
http://www.starcruises.co.jp
スタークルーズ台湾公式サイト
http://www.starcruises.com.tw/

日本ではまだクルーズは豪華客船だから料金も高いというイメージがありますが、アジアや欧米ではこうした格安クルーズが多いのです。しかし、格安クルーズだといっても、館内の施設はそれなりに揃っています。

多様な娯楽施設、各種レストラン、プール、スパ、そして台湾サイトには載っていませんが、カジノもあります。実はこれが台湾客を惹きつける理由のひとつだとか。まさに“動くアミューズメントモール”。台湾でクルーズ旅行が人気というのもうなづけます。

SUPERSTAR AQUARIUS 台湾サイトの紹介
http://www.starcruises.com.tw/aquarius/info.aspx

同船のフェイスブックを見ると、台湾客がクルーズ旅行を楽しむ様子がうかがえます。
https://www.facebook.com/StarcruisesTaiwan

さて、この日は約1300人の台湾客が沖縄に上陸しました。
b0235153_118445.jpg

b0235153_119781.jpg

そのうち約650人は、沖縄各地を周遊するオプショナルツアー(岸上観光)に参加します。お出迎えは、台湾系のランドオペレーター太陽旅行社のスタッフです。そのひとりはこう言います。「朝8時到着で17時には出港というスケジュールは、観光や食事、買い物についても十分とは言えないかもしれません。でも、一般のツアーでは移動が多くて、かえって自由時間が少ないのです。その点、クルーズではオプショナルツアーに参加しなければ、じっくり買い物を楽しむことができます。台湾のお客様は食品から家電、生活用品まで、いろいろ買っていかれますよ」。
b0235153_111034100.jpg

ふ頭にはずらりと大型バスが並んで待っています。
b0235153_11104650.jpg

乗客を乗せたバスからいざ出発。
b0235153_11112077.jpg

HPによると、以下のツアーの中から好きなコースを選べるようになっています。日本人の沖縄ツアーとさほど大きくは変わらない内容です。

①異國風情之旅 北谷町─美國村(アメリカンビレッジ沖縄
b0235153_11134294.jpg

②美食購物之旅 三郎伊勢海老專門料理店(老舗家海老料理 味の店 三郎本店 那覇市若狭1-14-10)─新都心商業圈(新都心「おもろまち」でショッピング)
b0235153_11141469.jpg

おもろまちにある那覇メインプレイスのフードコートには、たくさんの台湾客がいました。
b0235153_11144187.jpg

③海洋公園之旅 海洋博公園、水族館(沖縄美ら海水族館)、海豚秀(イルカショー)─超級市場(スーパーで買い物)

④采風探趣之旅 首里城、守禮門─新都心、藥粧店(ドラッグストアで買い物)─國際通/平和通
b0235153_11153030.jpg

⑤熱帶風情之旅 藍鯨號玻璃船(ホエールウォッチング)─萬座毛國立公園─北谷町購物(アメリカンビレッジ沖縄)
b0235153_11163897.jpg

⑥琉球傳統之旅 琉球村─沖繩婚禮教堂─北谷町美國村(アメリカンビレッジ沖縄)

⑦民俗文化之旅 王國村玉泉洞、大鼓秀─ASHIIBINAA OUTLET(あしびなーアウトレット)─藥粧店(ドラッグストアで買い物)、超級市場(スーパーで買い物)
b0235153_11161221.jpg

あしびーなアウトレットには、台湾客だけでなく、香港客の姿も見られました。

⑧沖繩風味之旅 國際通─BBQ吃到飽(含餐費)─AEON購物城

⑨那霸精華遊 Itoman魚市場─3A購物城─ASHIIBINAA OUTLET

SUPERSTAR AQUARIUSのオプショナルツアー(岸上観光)
http://www.starcruises.com.tw/aquarius/trip.aspx

コースによって所要時間は違いますが、朝9時頃に出発し、船の出航する17時の2~3時間前には戻ってきます。

実は、台湾からのクルーズ客船は1990年代から那覇に寄港していました。しかし、5万トンを超えるクラスの大型客船が入港するためには、それなりの規模の港湾施設が必要となります。そのため、もともとコンテナふ頭だった若狭バースを国際大型客船のふ頭として整備し、乗降を始めたのが2005年です。沖縄県の資料によると、SUPERSTAR AQUARIUSのような大型客船の定期運航が始まったのは2008年からのようです。以来、毎年4月から10月の夏季シーズンに毎週1回、年間で約30回台湾客が那覇を訪れるようになったのです。

台湾では、誰でも気軽に楽しめるクルーズ旅行として広く知られています。台湾客は日本への渡航がノービザなので、入国手続きも簡単です。船内でのパスポートチェックで終わりです(その点、上海からのクルーズ客は団体観光ビザが必要なため、入国手続きのための時間がそれなりにかかるのと、大きく違います)。

話は後編に続きます。
[PR]

by sanyo-kansatu | 2013-04-30 11:18 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2013年 04月 28日

新空港開港で石垣にインバウンド客は増えるのか?

3月下旬に石垣島に行きました。
b0235153_2226275.jpg

3月7日に開港したばかりの新空港は、さすがに真新しい南国的なロビーで、たくさんの観光客がいました。
b0235153_22263172.jpg
b0235153_22264099.jpg

南ぬ島 石垣空港
http://www.ishigaki-airport.co.jp/

八重山の離島に向かうフェリー乗り場に近い市街地では、あちこちに「祝!新石垣空港開港」ののぼりが出されていました。新空港は、2000mの滑走路を備え、国際線にも対応できるようになっています。3月現在、国際線の定期便はありませんでしたが、これで那覇経由ではなく、国際線の直行便の受け入れが可能となったのです。

※地元の情報では、復興航空の石垣―桃園定期便が正式に決定したようです。
5月23日から週2便。
GE686 台北桃園空港09:00 - 石垣空港10:55(※台湾時間9:55)
GE685 石垣空港12:00 - 台北桃園空港12:00(※日本時間13:00)
エアバス320(150人乗り)での就航予定だそうです。

b0235153_22271518.jpg

b0235153_22273792.jpg

石垣のホテル関係者は言います。
「石垣は立地がいい。東京からフライトで3時間ですが、もっとそばに台湾や香港、上海、ソウルという大都市圏があります。台北からはわずか45分のフライト。海の美しさは周囲のどのビーチリゾートにも負けませんから、今後はプロモーションに力を入れたい」。

観光には繁忙期と閑散期があります。これは全国どこでも同じですが、日本人のピークシーズン以外の時期に外客に来てもらうことで、年間を通じてコンスタントに集客したいと考えるのが観光業界です。そのための受け皿としての国際線対応の新空港開港でもあったわけです。

では、現在の石垣を来訪する外客の主力は誰かというと、台湾の人たちです。ここ数年、3月下旬から10月いっぱいまで毎週台湾の基隆発のクルーズ客船「Superstar Aquarius」号が寄港するからです。基隆―那覇―石垣―基隆(基隆―石垣―那覇―基隆の場合もある)を3泊4日で周遊するカジュアルなクルーズ客船で、毎週1回約1500人の台湾人客が石垣を訪れます。

那覇ではツアーバスに乗って沖縄本島観光に繰り出したり、国際通りで買い物や食事を楽しんだりする台湾客も、石垣ではたいてい好みの離島にフェリーで向かいます。朝早く石垣港に着いて、夕方5時には出航するため、その日は石垣と八重山の島々に台湾客がどっとあふれます。

今回ぼくは竹富島に行ったのですが、クルーズ船が寄港する日ではなかったため、彼らの姿を見ることはありませんでした。竹富島の名物で、集落をのんびり散策する水牛車の乗り場には、英語に加えて中国語の繁体字の注意書きが貼られていました。こうして竹富島には、週に1回台湾客も現れて、日本の観光客と一緒に水牛車に揺られて過ごすのです。
b0235153_22282713.jpg
b0235153_22283534.jpg
b0235153_22285311.jpg

ところで、竹富島には2012年6月に開業したばかりの「星のや 竹富島」というリゾートホテルがあります。全48棟の客室の建築は、竹富島の伝統建築の様式を踏襲して造られています。宿泊客は滞在型のゆったりしたリゾートライフを楽しむことができます。
b0235153_22292660.jpg
b0235153_2229456.jpg

b0235153_22434991.jpg
星のや 竹富島 http://www.hoshinoyataketomijima.com/

ここでも台湾客と思われる人たちを見かけました。韓国の方もいました。星野リゾートは海外の富裕層を相手にしています。クルーズ客とはまったく別のマーケットです。竹富島という恵まれた環境を舞台にどれだけ海外から宿泊客を呼び込めるかが問われています。

さて、そんな石垣と八重山諸島のインバウンド客誘致の行く末ですが、周辺からいろんな声が聞こえてきます。たとえば、沖縄のある旅行業者は、新空港のホームページの開設が開港ぎりぎりの2か月前まで遅れたことなどを例に挙げ、空港のセキュリティや外客受け入れ態勢が不十分ではないかと指摘しています。また、先日北京で会った中国のある旅行業者も「2000mの滑走路というけれど、3000mないと大型機の乗り入れはできない」とずいぶん厳しい指摘をしていました。2000mでは中型機の発着しかできないからだそうです。そんなこと、3000人を集客してから言えばいいのに…と思いますが、一般に中国の人は沖縄のビーチリゾートとしての価値に対して厳しい評定をする傾向にあります。彼らの自慢の(?)海南島に比べると、確かに大型のビーチリゾートホテルは少ないですから。でも、沖縄の良さはそういうことじゃないのにね。

我々内地の人間からすると、沖縄も石垣もその風土や人々の暮らしのゆるさが魅力で、どうしても採点が甘くなってしまいます。別に内地みたいにキチキチしていなくてもいいじゃない。そこに魅かれて沖縄に来るのだからと。

でも、インバウンドの観点に立って海外のビーチリゾートとの競合を考えると、そうも言っていられないのは確かです。

まあしかし、石垣と八重山諸島がバリやプーケット、海南島、あるいはグアムやサイパンのようになってしまうことがいいことなのか。内地の人間としては、そうではないと思うのです。この点は一部の地元の人たちの思いとは必ずしも同じではないのかもしれません。ただ、こうした自らの立ち位置について微妙なゆらぎがあること自体、島の人たちの自主性というより、グローバルな資本によって主導的に形成されたバリやプーケットといった一見華やかではあるけれど、きわめてポストコロニアルな現代のアジアのビーチリゾートと石垣の違うところでしょう。もちろん、本土資本をどう見るかによって見解の異なるところでしょうけれど。

星のやも、徹底して地元との共生を模索することで、竹富島の唯一の大型リゾートとしての開業を許されています。アジアの他のビーチリゾートにはない新しいリゾートのあり方を見せてほしいものです。

さて、今回新空港開港にわく石垣に来て、その一方であらためてこの島々が尖閣問題の舞台であることを知らされました。石垣からフェリーに乗ると、海上保安庁の巡視船が見えます。あれが、中国の監視船と海上で向き合っている船なのだなと。
b0235153_2233166.jpg

また竹富島の歴史資料館でもある喜宝院蒐集館には、4000点に及ぶ竹富の民芸品などが展示されています。その中に沖縄の本土返還前に琉球政府が発行した尖閣諸島の切手がありました。切手には地名は記されてはいないのですが、専門家によると、その図版は明らかに尖閣諸島だというのです。
b0235153_22325247.jpg
b0235153_2233504.jpg

2013年の石垣と八重山諸島は、我々内地の人間が心底くつろげる南の島であると同時に、日中の確執がぶつかりあう最前線でもあるんですね。
[PR]

by sanyo-kansatu | 2013-04-28 22:33 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2013年 04月 27日

日本の1980年代を思い起こさせる中国のバックパッカーブーム

4月上旬、北京に行ってきました。
b0235153_1254466.jpg

最近、北京にはしゃれたブックカフェがいくつもあって、毎回書棚を覗きにいくのですが、今回発見したのは、沢木耕太郎の『深夜特急』の翻訳本です。ここ数年、「背包(バックパッカー)」ということばが若者文化を象徴するひとつのキーワードになっています。中国の若い世代は(もちろん、都市に生まれた恵まれた階層の若者たちだけの話なのでしょうが)ちょうど1980年代(『深夜特急』の刊行は1986年)の日本のような時代を過ごしていることがよくわかります。おもしろいですね。

昨年(2012年)の12月12日に中国で公開され、13億元超(約200億円)の大ヒットとなった爆笑ロードムービー「Lost in Thailand(人再囧途之泰囧)」のDVDを入手したので、帰国してから観ました。タイを舞台にした3人の男たちのドタバタコメディなんですが、この映画のヒットもまた中国のバックパッカーブームと大いに関係ありそうです。
b0235153_1255564.jpg

空港からホテルに向かう、北京と同じ超渋滞のタクシーの中で、運転手から日本語で話しかけられ、「No,I am Chinese」と主人公が英語で答えるシーンがあります。「これからは中国の時代だ」といわんばかりに気負っで見せるところが、いかにもいまっぽい感じです。数年前まで北京で制作されたこの手のコメディは、もうひとつさえない感じでしたが、かなり洗練されてきた気がします。漫才風のかけあいが秀逸で、けっこう笑えました(この作品、アメリカでも公開したけど、ウケなかったようですが)。

ひとつ思ったのは、日本のこの手の海外を舞台としたコメディの場合、主人公は現地の女の子との淡いロマンスを体験するのがお約束のように思いますが(主人公が現地の男の子と恋愛という逆パターンもあり。旅先で現地の人たちとの交流が描かれるのが日本人の好みなのでしょう)、この作品では舞台はタイでも、徹底して中国人だけで物語が進行していくところが、中国の作品らしい気がしました。いずれにせよ、今年の夏は、タイに中国人の若者があふれるに違いありません。

中国のバックパッカーブームの第一人者として有名なのが、『背包十年 我的职业是旅行(バックパッカー10年 僕の職業は旅)』という本の著者、小鵬さんです。彼はいまや旅のカリスマとして若者に人気です。
b0235153_12554152.jpg

彼は長崎県など、日本のいくつかの自治体に招聘され来日しています。人気ブロガーとして、日本で見たもの、体験したこと、食べたものなどを書いてもらうためです。通常の広告手法よりずっとPR効果があると考えられているのです。その内容は、彼のウエィボー(微博)http://blog.sina.com.cn/hepai で見ることができます。

さて、ブックカフェの書棚をさらに物色していくと、ロンリープラネットの中国版雑誌が定期刊行されていました。これは日本でもなかったことです。もちろん、ガイドブックシリーズのロンリープラネット中国語版も刊行されています。最初『孤独星球』って何のことだろうと思いました。いま中国の人たちは、世界中を見て回りたくてしょうがないようです。
b0235153_12563180.jpg

同じブックカフェに、日本のイラストレーターのたかぎなおこさんの『ひとりたび1年生(第一次一个人旅行)』が平積みで置かれていたのですが、帯にシリーズが100万部を突破したことが書かれていました。すごいですね。いまや中国で村上春樹の次に人気のある日本人作家は、たかぎなおこさんかもしれません。
b0235153_12565460.jpg

この本が売れた背景について、北京の児童出版社の女性編集者と話をしたことがあるのですが、都市で生まれたいまの中国の若者はほぼ全員ひとりっ子だからといいます。ひとりっ子の国、中国では“ひとり旅”が多くの若者の共感を呼ぶのだそうです。

この本の読者もそうでしょうが、最近は若い女性のバックパッカーも登場しているようです。昨年7月、やはり北京のブックカフェで中国版「女の子のひとり旅講座」とでもいうべき会合に偶然出くわしたことがあります。
b0235153_125866.jpg

「独立女生旅行分享会」という集まりでした。大学を1年間休学して北欧をヒッチハイクしながらひとり旅した22歳の女性の書いた紀行本『我就是想停下来,看看这个世界 』の著者である陈宇欣さんと、自らも70リットルのザックを担いで旅するカルチャー雑誌『OUT』の女性編集者の座談会があったのですが、会場には154人の若い女性が集まっていました。時間がなかったので、じっくり彼女らの話を聞くことはできなかったのですが、その盛況ぶりに時代の変化を感じたものです。
b0235153_12584354.jpg

中国に行くと、かつて日本人が経験したことを数十年遅れで経験し始めたり、夢中になっていたりする若い世代の姿をよく見かけます。バックパッカーブームでいえば、1980年代当時世界にインターネットはなかったため、旅の体験談や情報の提供のあり方はいまとはずいぶん違いました。それでもなぜいまの中国の若者が世界に雄飛したいのかについては、当時を知るぼくはよく理解できます。今日の中国社会の閉塞感を知れば、無理もないと思いますし、そのひとつの突破口のようにバックパッカーの旅が考えられているだろうことも。実際、彼らの話を聞いていると、未熟でいたいけだった当時の自分を思い出して、照れくさいような気恥ずかしい気分にもなります。

当時の日本人と同じような若者がボリュームとしては相当数いるのが、いまの中国です。違う点は、当時の日本ではバックパッカーになるタイプの若者は特別な階層に属していたわけではなく、好景気に恵まれ、ひとつの趣味のジャンルとして時代を謳歌していたにすぎないのに対し、いまの中国ではそれなりの恵まれた階層に属していなければ実現できないことでしょう。国全体から見れば限られた層の話なのです。

それだけに、中国の新しい世代の選良たちを見ていると、彼らがバックパッカー経験を通じて、旧世代の自国中心的な歴史観に対する疑問や、異文化への敬意といった本来の意味での“国際標準”を身につけてくれるようになるといいのだが……などと先輩面して言いたくなります。余計なおせっかいなんでしょうけどね。
[PR]

by sanyo-kansatu | 2013-04-27 12:59 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2013年 04月 25日

中国人の沖縄旅行(今は激減、今後はどうなる?)

3月下旬に沖縄に行ってきました。

昨年(2012年)、飛躍的に増加した中国本土から訪れる沖縄への観光客が、2013年4月現在、鳴りを潜めています。北京・那覇線は中国国際航空、海南航空ともに運休、上海線はかろうじて中国東方航空が週4便でつないでいますが、運休もけっこう多いようです。その反動なのかわかりませんが、沖縄は台湾客や香港客であふれていました。面白いものです。
b0235153_155671.jpg

それでも、今後は風向きが少しずつ変わっていくかもしれません。中国国際航空が北京・那覇線を7月から運航再開するそうですし、海南航空も(4月24日現在、同航空那覇支店に尋ねたところ、再開の時期は決まっていないとのことですが)それに続く、あるいは先に運航再開する可能性があります。また那覇の旅行関係者の話では、上海線は6月以降、週4便からデイリー運航となるそうです。

いまや激減した中国からの沖縄団体旅行ですが、上海錦江旅行社のホームページである程度その中身を知ることができます。実は、今日(4月25日)現在、沖縄を訪ねているツアーがあります。ツアー行程は以下のとおりです。

★海滨度假★忘乎所以尽兴冲绳4日之旅
拥有“东方夏威夷”美誉的冲绳是日本首选的度假胜地.

4月23日発 5499.0 元 (上海錦江旅行社)

★冲绳~整年沐浴灿烂阳光的亚热带土地。碧蓝的大海与鮮花盛开的大地,位于北纬26度的地方,这是日本人心目中的香格里拉! 这个土生土长的日本小岛,不仅将阳光与海滩尽揽怀抱,而且还把种种异国情调收至麾下。这儿有海洋世界、有森林密野、有日本传统风情、有美国经典时尚……这就是冲绳~与夏威夷、迈阿密、巴哈马一起,被喻为世界四大海滨观光圣地的冲绳。兼融和风及南国血统的冲绳,既有南岛人民的乐天爽朗、又不失大和民族的雍容优雅,四季恒温的舒适气候、吹來的清爽海風、加上澄碧透蓝的海水,连日本人都难以抗拒的度假勝地!
【美丽海水族馆】— 游客可以透过堪称全世界最厚的60公分巨大压克力隔离板观看“黑潮海洋”,眺望鲸鲨与鬼蝠魟悠游水中的姿态。本水族馆以繁殖为目的所进行的复数培育,以及展示大规模的珊瑚培育,也都是全球首创之举,在此还能观赏到精彩的海豚秀。
【名护菠萝园】—坐上菠萝形状的小车参观遍布公园的菠萝种植地和亚热带植物,途中菠萝味随风飘散,心情舒畅,酒工厂内参观菠萝酒的制造过程。
【享受血拼乐趣安排】
【国际通大道】—位于那霸市中心,是冲绳观光的出发点也是那霸的中心繁华街。国际通大道充满朝气。自古便做为冲绳的中心而繁荣,第二次世界大战受到毁灭性打击,而战后又以惊人的速度得到复兴和发展,因此人称「奇迹大街」。在全长1.6公里的大道两侧,百货店、餐厅、出售美军军品的杂货店、土特产店、时装店鳞次栉比,终日游人不断,热闹非常。

第 1 天 
▲上午集合于上海浦东机场,乘坐MU287(13:30/16:30)飞往日本冲绳那霸机场,抵达后,导游接机,乘专车前往参观,途径【树屋】此为一间餐厅,由于造型独特,故为冲绳建筑奇景之一。晚餐后然后前往海边度假酒店住宿。
餐:含晚餐
宿:海边southern beach hotel度假酒店或同级
www.southernbeach-okinawa.com
出发时间:1330 抵达时间:1630 承运人:MU287

第 2 天 
▲早餐后前往【美丽海水族馆】,游客可以透过堪称全世界最厚的60公分巨大压克力隔离板观看“黑潮海洋”,眺望鲸鲨与鬼蝠魟悠游水中的姿态。本水族馆以繁殖为目的所进行的复数培育,以及展示大规模的珊瑚培育,也都是全球首创之举,在此还能观赏到精彩的海豚秀。然后前往【冲绳名护菠萝园】(无限试食各式点心、搭乘迷你菠萝观览车)近一个世纪以来,菠萝在冲绳一直作为农作物来栽培。菠萝种植园作为一个旅游热点被发展了起来。名护菠萝园就是这样的一个充满乐趣的菠萝主题公园。之后前往【万座毛】,它是冲绳县内数一数二的景观。“万座”的意思就是“万人坐下”,“毛”是冲绳的方言,指杂草丛生的空地,所以“万座毛”指的就是可以容纳万人坐下的大草坪。这个美丽的大草坪位于海边的一座断崖之上,从那里可以欣赏海天一色,也可以俯视悬崖峭壁下的珊瑚礁。之后参观之后前往【嘉守纳美国空军基地展望台】可近距离眺望到远东地区最大的嘉手纳美军基地,沿途可见美军营区、可感受到曾因政治因素的关系而造成大批美军长期驻守冲绳的特殊景观。
餐:含早午晚餐
宿:OKINAWA PORTHOTEL酒店或同级

第 3 天 
▲在慵懒和清闲的早晨,您可慢慢睁开双眼感受那份自由与惬意。。。享受没有MORNING CALL的早晨!
酒店在早餐后,全天自由活动
您可自由漫步冲绳的大街小巷,亲身感受冲绳的异域文化氛围!
或可参加自费项目【世界遗产-首里城+玉泉洞王国村欣赏太鼓表演+豪华冲绳自助午餐+冲绳DFS环球免税店+美国村+石垣牛烤肉晚餐,10人以上成行12000日元/人,3-11岁儿童10000日元/人】
【首里成公园】- 世界文化遗产, 位于俯瞰那霸市的海拔120米的高坡上,是琉球王国的象征。 14世纪末创建的首里城,是琉球历代国王的居住地,同时,也是琉球王国的政治的中心。
【玉泉洞王国村】冲绳世界(文化王国玉泉洞)内有景观溶洞——玉石泉洞、热带水果园、毒蛇博物公园、冲绳当地舞蹈广场,100年以上历史的民宅、再现了琉球王国时期的城下城、代表冲绳传统工艺的琉球玻璃王国工作室等景观。其中最大的看点莫过于冲绳特有珊瑚礁而形成的溶洞——玉石泉洞(公开展示其中890米)
【冲绳DFS环球免税店】—光临DFS环球店冲绳岛店的顾客可以享受其他国内商店没有的优惠价格。DFS已经与日本政府协商立法允许向离开冲绳岛的游客,包括即将回到日本本土的日本游客,销售商品。您可以在日本的DFS环球店冲绳岛店购买商品。在DFS环球店冲绳岛店购买的商品将在您离境前通过那霸机场的货物集散柜台送到您手中。DFS店位于交通便利的冲绳岛那霸,其购物设施充满艺术气氛,以众多的名牌精品店和奢华品零售环境,提升了奢华商品购物的艺术。DFS环球店冲绳岛店推出世界著名品牌精品屋,包括宝格丽、博柏利、卡地亚、塞琳、Coach、肖邦、迪奥、芬迪、菲拉格慕、路易威登、万宝龙、普拉达、蒂芙尼 和 Tods 等。 【美国村】-美国村设施:购物中心,家局商店,观览车,电影院,歌厅,大型游戏中心,保龄球馆。
特色:大型购物中心和精品商店。商品令郎满目应有尽有。观览车可以瞭望东中国海的壮阔蔚蓝,广场上还不时有街头艺人才艺大比拼。
餐:含早餐;午晚餐为方便游玩敬请自理
宿:OKINAWA PORTHOTEL酒店或同级

第 4 天 
▲酒店享用早餐后,前往参观琉球八大神社之一的【波之上神宫】及【孔子庙】之后,前往【国际通大道】—位于那霸市中心,是冲绳观光的出发点也是那霸的中心繁华街。国际通大道充满朝气。自古便做为冲绳的中心而繁荣,第二次世界大战受到毁灭性打击,而战后又以惊人的速度得到复兴和发展,因此人称「奇迹大街」。在全长1.6公里的大道两侧,百货店、餐厅、出售美军军品的杂货店、土特产店、时装店鳞次栉比,终日游人不断,热闹非常。之后前往【ASHIBINA奥特莱斯购物城】—拥有仿古希腊建筑的购物中心,这里的产品价廉物美,日本各大名牌以及超过70多种人气品牌的商品都集中于此,总会找到你所喜爱的产品。特别赠送试穿琉球服装体验。
出发时间:1730 抵达时间:1830 承运人:MU288

ざっとツアー行程を紹介しましょう。

初日は中国東方航空の午後便で那覇入り。夕食後、糸満にある最近リニューアルしたばかりのサザンビーチホテル(または同クラス)にチェックイン。
b0235153_110075.jpg

2日目は、バスで沖縄北部のちゅら海水族館や名護パイナップル園、万座毛と沖縄の観光スポットを南下しながら訪ねていきます。
b0235153_112212.jpg

興味深いのは、この日の立ち寄りスポットのひとつとして、嘉手納基地が遠望できる「道の駅 かでな」があることでしょうか。ツアー紹介文にこうあります。「可近距离眺望到远东地区最大的嘉手纳美军基地,沿途可见美军营区、可感受到曾因政治因素的关系而造成大批美军长期驻守冲绳的特殊景观(極東で最大の嘉手納米軍基地を間近で眺めることができます。政治的な理由から、これほど大量の米軍が長期にわたり駐屯することで生まれた沖縄の特殊な景観を感じることができるでしょう)」。
b0235153_11114746.jpg
b0235153_11123578.jpg

この解説は、基本的に「道の駅 かでな」の3階にある「学習展示室」で展示される米軍基地の不当性に対する沖縄県民の異議申し立てを踏襲するものです。ただし、米軍基地という存在は、中国にとっては軍事的脅威の象徴として認識されているのでしょうから、ツアー客のみなさんがここでどんな思いを抱くものなのか、ちょっと興味があります。
b0235153_1118058.jpg
b0235153_11184110.jpg

2日目の夜からは那覇市内のホテルに移り、夕食は那覇市内で各自が自由に取るようです。

3日目は、自由行動です。首里城や玉泉洞、日本で唯一の路面免税店のDFSギャラリア沖縄、北谷にあるアメリカンビレッジなどを訪ね、石垣牛のステーキの昼食付のオプショナルツアー12000円に参加することもできます。
b0235153_1129719.jpg
b0235153_11284054.jpg

オプショナルツアーに参加しないで、那覇市内を自由に観光することもできます。

最終日は、中国東方航空の夕方便の時間までを使って那覇市内をバスで訪ねます。波之上宮や中国とのゆかりのある孔子廟、国際通りの散策などで過ごします。
b0235153_1134984.jpg
b0235153_11345717.jpg

b0235153_11301560.jpg

そして、最後に立ち寄るのが、アウトレットモールのあしびなーです。
b0235153_1138308.jpg

ここには中国客の大量来訪をあてこんで2012年9月にオープンしたLAOX沖縄あしびなー店があります。
b0235153_11422258.jpg

店内は閑散としていました。オープンの時期と尖閣事件が見事に重なってしまったからです。あしびなーには、台湾客や香港客をたくさん見かけましたが、LAOX店内はすべて簡体字表記で中国本土客向けのディスプレイになっていることから、彼らも足を運びにくいかもしれません。皮肉なものですね

それでも、沖縄に立ち寄ることを条件に3年間入国自由となるマルチ観光ビザ取得が可能となった2011年7月以降、中国からの個人客は確実に増えていると沖縄の旅行関係者は口を揃えて言います。ただし、北京線の運休した現在、その多くはいったん東京などで入国し、そのあとに沖縄に来るケースも多いそうで、正確な数の把握は難しいそうです。

昨年夏に4回沖縄に寄港した巨大クルーズ船ボイジャー・オブ・ザ・シーズは、一度に3000人以上の中国客を沖縄に送り込んだことから、県民に中国客の大量来訪を印象付けましたが、今年は秋まで予定はないそうです。東南アジア客が増え始めていることは事実ですが、やはり数を稼ぐには中国市場という事実は否定できないものがあります。今後、空路客が動き始めることを期待したいと思います。
[PR]

by sanyo-kansatu | 2013-04-25 11:48 | “参与観察”日誌
2013年 03月 26日

ミャンマー人が日本旅行で行きたい場所は?

昨日、あるミャンマー人の知り合いから、ぼくの携帯に電話がかかってきました。

10年ほど前、ぼくはミャンマーを訪ねたことがあるのですが、そのとき現地でお世話になった旅行会社のミョ・ナインさんという人からでした。

彼は子供の頃、家族で東京に住んでいたことがあります。母国で政変があり、帰国後、ミャンマーの大学を出て、家族で旅行会社を経営しながら、日本との貿易の仕事をしている人です。

その彼から、10年ぶりに突然電話があったのでびっくりしたのですが、ミャンマーでは大変お世話になったし、何よりミャンマー旅行のことを懐かしく思い出したので、すぐに会おうということになりました。翌日からぼくは地方出張の予定があり、その日しか時間がとれなかったからです。

彼の話によると、この1年でミャンマーは政治的にも、社会的にも、大きく変わりつつあるようです。彼は3つの名刺を持っていて、うち2つは旅行会社と貿易会社のものですが、もうひとつはミャンマーに進出する日本企業に対するコンサルタントという肩書きでした。今、ヤンゴンではホテル投資が盛んに行われているそうで、日本企業にとってもホテルは有望なおすすめ投資先だというのです。

彼が言うには、最近はミャンマーでも海外旅行に出かける人たちがいるそうで、大半の旅行先はお隣のタイですが、日本に旅行に行きたい人たちもいて、彼の旅行会社でも日本ツアーの催行を準備しているそうです。だいたい1週間で、日本円で15万円くらいのツアーを考えているようでした。そこで、彼に尋ねてみました。

「ミャンマーの人が日本で行きたいのはどこですか?」
「鎌倉や牛久」
「えっ、あの大仏のある……」
「そう、ミャンマー人はお寺が好きなのです」
「牛久も知っているの?」
「知っています。ミャンマー人は仏教徒ですから。あとは東京ディスニーランドと買い物です」
「そこはよその国の人と同じなんですね」
「はい」

ミョ・ナインさんはヤンゴンの空港と市街地を結ぶリムジンバスを運行するビジネスをこれから始めたいとか。

「ヤンゴンにはまだリムジンバスがないんですね」
「はい、まだそんなに空港を利用する人は多くないですから。でも、これから海外旅行に行く人も増えてくるので、バスがあると便利だと思います」

10年前にヤンゴン空港に降り立ったとき、旅客機から乗客を空港ビルに運んでいるのは、日本の地方都市の路線バスの廃車を再利用していたことを思い出しました。面白いことに、バスの行先の日本語表示が残ったままで、ヤンゴンの空港内を走っていたのです。ミャンマーの人は日本語が読めないから関係ないみたいでした。

ミョ・ナインさんは、ミャンマー人向けの日本の旅行案内もつくりたいと言いました。

「じゃあぼくが日本の情報や写真を送ってあげるから、ミョ・ナインさんがミャンマー語に翻訳して、向こうで印刷しちゃえば」

軽い思いつきでぼくがそう言うと、彼はうれしそうに、「そうしましょう。よろしくお願いします」と言います。

……もしかしたら、この話、本当に実現したりして。そう思うと、ちょっと面白い気がしてきました。

「じゃあまずミャンマーの人が日本で行きたい場所や、特に興味のあるお寺はどれか教えてくれますか。そして、1週間くらいの日本旅行のコースを考えてみてください。それに合わせて情報を集めてみますから」

ミャンマーでは、いまようやく海外旅行が始まろうとしています。そんなにすぐには大量送客なんてことにはならないと思いますが、ミャンマーはすべてがこれからの国です。リムジンバスの話もそうですが、社会のインフラやサービスなど、いろんなことをこれから一から作っていくことになるのです。

そんな時代を生きている人たちと一緒に仕事ができるなんて、とても面白いことではないか、そう思えてきました。

それにしても、なぜ彼は突然ぼくに電話をしてきたのだろう? 

不思議な一日でしたが、彼の今後のアプローチを楽しみに待ちたいと思います。

彼との久方ぶりの出会いを通して、すべてを一から始めようとしている国の人たちとぼくらは一緒に何ができるのか……もはやあらかたのことが揃い、成熟しきってしまって身動きが取れなくなっている日本の社会を生きるぼくらにとって、彼らのために何かお手伝いすることで自分自身もなんとか生き延びていく、そんな時代をいま迎えているのではないかと、あらためて思ったものです。
[PR]

by sanyo-kansatu | 2013-03-26 22:48 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2013年 03月 15日

上海人の京都観光ってどんな感じ?

3月11日、12日と京都で開かれた富裕層旅行商談会「インターナショナル・ラグジュアリー・トラベル・マーケット(ILTMジャパン2013)」の取材に行ってきました。その報告については別の機会に譲るとして、商談会の合間に訪ねた京都のいくつかの観光スポットについて書こうと思います。

今回足を運んだのは、八坂神社、平安神宮、円山公園、祇園、花見小路、金閣寺、嵐山。特に珍しくもない定番スポットです。実は、これらのスポットは中国の旅行会社の催行する日本ツアーで一般的に立ち寄る京都の観光地なのです。このラインナップ自体に驚きはありませんが、基本団体バスでの行動が主流の中国客たちはいったい京都でどんな1日を過ごしているのか? それを知るには、中国の旅行会社のHPを見ることで、大まかにつかむことができます。

以下、中国で最も旅行マーケットの成熟化が進んでいる上海の旅行会社(上海錦江旅行社)のHPから3つのタイプの異なるツアーを選び、それぞれの京都滞在のスケジュールを紹介します。

①最も定番の激安ゴールデンルート5泊6日ツアー
商品名「锦悦-日本精华特惠6日(赏樱专线) 」 3月31日発 料金:6000元

第 2 天 大阪-京都
大阪:【大阪城公园(不登城)◇赏樱】【心斋桥商业区】→京都:【清水寺◇赏樱】【平安神宫外苑◇赏樱】【自费:金阁寺+祗园-花见小路+八坂神社=4000日元/人,10人以上成行】→酒店
◆【大阪城公园(不登城)◇赏樱】 (约40分钟): ◎赏樱期:3月下旬至4月中旬◎,百选樱名所,里面种植有大约4300株樱花,其中染井吉野樱约1900株、山樱约900株、大岛樱约800株,是大阪赏樱名所。历史悠久的大阪城,系丰臣秀吉于1586年所建,由雄伟的石墙砌造而成,占地广阔。
◆【心斋桥商业区】自由购物(约45分钟):那边有大丸百货等各大百货商店和药妆店,各式商品琳琅满目。 特别是Kokumin药妆店现在对中国游客还有一定的优惠活动,请一定不要错过哦。
◆【清水寺◇赏樱】(约30分钟):◎获得法国米其林三颗星评价◎ 世界文化遗产,寺院建筑气势宏伟,依悬崖峭壁而建,不论春季的樱花,秋季的枫景都十分诱人,大殿前為悬空的“清水舞台”,由139根高数十米的大圆木支撑综横交错取得支撑力,寺院建筑气势宏伟,结构巧妙,未用一根钉子。之后漫步于颇具江户时代气息的街道【产宁坂】坡道,沿途布满古风盎然、风情殊异的各类店铺,即可购物、小憩、品茗,又可饱览日本传统文化风情。
◆【平安神宫外苑◇赏樱】(约20分钟):纪念平安时代迁都而建,1895年为了纪念桓武天皇迁都到京都1100周年而创建。

◆自费活动OP:【金阁寺+祗园-花见小路+八坂神社=4000日元/人,10人以上成行】:
◇【金阁寺】:世界文化遗产,金阁寺正式名称其实是鹿苑寺,因为建筑物外面包有金箔,故又名金阁寺。在晴好天气,可欣赏到倒映在镜湖池中金碧辉煌的金阁和蔚蓝色的天空。
◇【祗园-花见小路】:是日本规格最高的繁华街,讲到京都就会联想到祗园,同时也是电影【艺妓回忆录】的拍摄场景,在道路的两旁是纵横方向能通风的用细细的方材建成的格子窗,大街的格调与舞妓的风采十分相称,街上排列着销售发簪、香和日式服装装饰物品等京都特有的商店,而在日式建筑中也有许多可品尝中式菜和意式菜等的餐馆,这也是祗园的另一个魅力。
◇【八坂神社】:乃西元877年因驱除了京都流行的瘟疫而闻名,此后被奉为除瘟袪病之神,色泽鲜艳的红色楼门是国家级重要文化财产。日本三大节庆之一的祇园祭,便是每年7月在这裡举行。境内建筑物有本殿、拜殿、摄社、末社、楼门等。因民间传说八坂神社能解除灾厄,很受众人的信仰。

1日で大阪と京都を回る大忙しの日程です。京都で立ち寄るのは、清水寺と平安神宮のみ。4000円を出せば、オプショナルツアーとして金閣寺や祇園、花見小路、八坂神社に連れていってもらえるようです。
b0235153_11261352.jpg
b0235153_11263156.jpg

今回、清水寺を除く、上記のスポットを訪ねてみましたが、あいにく中国団体ツアー客には出会えませんでした。しかし、金閣寺や八坂神社では、中国語を話す個人客を何人も見かけました。なかには、ガイドに案内されて車イスで金閣寺を観光する中国系男性もいました。
b0235153_11305762.jpg

ただし、こうした個人客が中国本土の観光客かどうかはわかりません。というのも、京都市産業観光局の統計によると、2011年の京都市に宿泊する外国人のうち、トップは台湾で、次いでアメリカ、中国と続くように、中国語を話すからといって中国本土客とは限らず、台湾の人かもしれないからです。

京都市外国人客数(2011年)
国・地域 宿泊客数(千人) 構成比
台湾    97.5        18.9%
アメリカ  73.7        14.3%
中国    69.1        13.4%
オーストラリア 37.3     7.2%
韓国     34.4   6.7%
イギリス     18.3   3.6%
フランス     18.0   3.5%
香港     14.1   2.7%
ドイツ     11.9   2.3%
カナダ     11.7   2.3%
その他     129.4  25.1%
合計     515.4   100.0%

さらにいうと、上記の統計は東日本大震災のあった2011年のものなので、国・地域別の順位もふだんの京都の外客入り込みの実状を反映する数字ではないかもしれません。たとえば10年では、トップはダントツのアメリカで30%近くを占めているからです。しかも、京都市産業観光局の調査によると、国・地域別の外国人観光客に京都の「感動度」について聞いたところ、中国だけが著しく低いという結果が出ています。いったいなぜなのか。報告書はその理由についてこう書いています。

「市場別でみると中国が5割弱と他の市場と比較して極端に低くなっています。中国人観光客の多くが団体ツアーで京都を訪れており,その中では京都の魅力が伝えきれていないものと推測されます」。

やはり京都のような町は自分の足で歩いてこそ面白い。それは京都に限った話ではないですが、中国本土客が「弾丸バスツアー」のスタイルを続ける限り、京都の魅力を理解することは難しいのかもしれません。

さて、次のツアーはついに登場という感じの高級ツアーです。

②美食と温泉を楽しむ高級ツアー
商品名「日本关西小众乐享6日——美食温泉乐悠游」 4月1日発 料金:14800元

第 4 天 三重伊势—京都—大阪
早餐后,前往传承历史文化并兼具摩登新颖的古都-『京都』,往位于西郊的嵯峨野,驻足在横跨大堰川上的【岚山渡月桥】上,细赏中络绎不绝的轻舟小船和优美的景致,在不同的四季中呈现婉约的古典雅致。后往洛东区,京都最古老的寺院【清水寺】建于公元798年,占地面积13万平方米慈恩大师创建。相传慈恩大师是唐僧在日的第一个弟子。现清水寺为1633年重修。清水寺为栋梁结构式寺院。正殿宽19米,进深16米,依悬涯峭壁而建,大殿前为悬空的“舞台”,由139根高数十米的大圆木支撑。寺院建筑气势宏伟,结构巧妙,未用一根钉子。寺中六层炬木筑成的木台为日本所罕有。正殿旁有一山泉,称为音羽瀑布,流水清冽,终年不断,被列为日本十大名水之首,清水寺因此此而得名。返回大阪前往著名的【道顿崛】,林林总总的商店,种类繁多应有尽有,而且到处充满了各式各样的著名小吃,香味四溢,教人忍不住食欲大开!日本人常说“吃在大阪”,可见这里的饮食店之多,还有成片的娱乐设施,是最受大阪市民欢迎的地方。
【二条苑高濑川】:http://www.gankofood.co.jp/group/oyashiki/nijyoen/
在餐厅内用餐,可观赏高濑川潺潺流水,蜿蜒而过春天的梅花、新绿、夏天萤火虫翩翩起舞,秋之红叶、冬天的雪景尽收眼底品味高濑川的四季风景变幻、享受美食的乐趣,体味日本文化中的浓浓禅意
备注:若【高濑川二条苑正统京风迎宾料理】预定满位,则午餐改为艺妓表演+日式定食午餐

関空から世界遺産の熊野や伊勢神宮などをめぐり、各地の温泉旅館に泊まり、4日目にようやく京都を訪ねるという新機軸のツアーです。料金も日本円で20万円近く、これなら訪問先も歓迎することでしょう。京都の立ち寄り先は嵐山と清水寺。リピーター向けの商品と思われます。

今回ぼくは嵐山にも行ってみたのですが、都市近郊にある自然あふれる渓流と歴史を感じさせる橋という魅力的な景観があり、また近くに亀山公園という散策に適した丘陵やトロッコ列車というアトラクションもあり、実際に何組かの中国系ファミリー旅行者を見かけました。
b0235153_11342819.jpg
b0235153_11344081.jpg

実は、亀山公園には知る人ぞ知る周恩来記念碑があります。10年くらい前の中国人の日本ツアーでは、定番立ち寄りスポットとして知られていました。そこで今回行ってみたのですが、かなりしょぼい碑でした。こんなものを見るためにわざわざここまで来るのだろうかという感じで、確かに最近のツアーの行程には載っていないようです。当然だと思いますが、おかしかったのは、たまたまぼくが碑のそばにいたとき、ある中国系の親子ふたり(母親と20代の息子)が近くを歩いてきたので、碑に立ち寄るかな? と思ってみていたら、あっさり素通りしていくのです。その様子を見て、彼らはたぶん台湾の人なのではないかと思いました。少なくとも、中国本土客であれば、自国にゆかりのある碑を前にして素通りはないと思うのです。国家や歴史に対するメンタリティは、台湾客と本土客ではまったく違いますから。もちろん、人にもよりますけどね。教育の高い人ほど、素通りはないと思います。
b0235153_1085142.jpg

ところで、今後の日本ツアーのバリエーションの多様化の可能性を感じさせるこの高価格ツアーの催行状況ですが、3月15日現在、16名定員のうち集客数は0でした。なんてことでしょう。上海といっても、まだまだ価格志向なんですね。どうしたら、こういう新しいデスティネーションをカバーしたツアーの集客ができるのか、もっと練り上げられたリピーター向けのアピールが必要なようです。

その一方で、高級ツアーではないのですが、若者向けの面白いツアーを見つけました。

③着物姿で京都を散策できるツアー
商品名「赏樱专线◆日本本州和服体验赏樱6日之旅」 4月3日発 料金:6999元

第 2 天 大阪-京都
京都:【和服大变身】【樱名所-祗园艺伎街白川堤岸樱隧道】【清水寺(百选樱名所)】【八坂神社】【圆山公园◇赏樱】→酒店
◆【和服大变身】(约90分钟):
◇女装包含:和服,腰带,外套,打底内衣,木屐,和风小包包。
◇男装包含:和服,腰带,外套,打底内衣,打底裤,木屐, 袜子,和风包包。
◇不含:化妆品, 头发造形, 头饰小物, 庭院拍照等, 费用由客人自理。
◇变身流程:
① 日籍服务员准备了, 安排给客人选择和服(达到200多套不同款式), 腰带,内衣,腰饰
② 由专业的日籍服务人员位每位团员换装
③选择手袋, 外套, 木屐等
④变装完成
◇特别报告:当天客人穿着自己的衣服来本店,换好和服后小店可以帮您保管衣物至您游览而归。贵重物品请随身带。 当天穿和服全日活动, 建议客人装备简单, 轻松为主。由于团体活动,挑选和服时间限定20分钟,敬请合作。
◆【樱名所-祗园艺伎街白川堤岸樱隧道】(约30分钟):◎赏樱期:3月下旬至4月中旬◎京都的祇园白川的石版小路与两边的花街茶屋,春天时白川南通两旁的樱花盛放着,夹集垂柳的衬托下,令短短二百米的步行街显得特别醉人,不禁驻足欣赏眼前美丽的一幕。附近有樱花隧道和沿着白川种植的枝垂樱,也是追踪和服舞妓足迹的地方。
◆【清水寺(百选樱名所)】(40分钟):◎赏樱期:3月下旬至4月中旬◎,里面种植有大约1000株樱花,获得法国米其林三颗星评价,世界文化遗产,被称为“清水舞台”的殿廊。站在高达12m、与4层楼高相当的清水舞台上,初春时俯瞰舞台四周如细雪般飞舞樱花,感受自然是无比震撼。初春时,茂密的吉野樱趁着大地回春争相怒放,淡粉色的花朵覆盖山头,游客彷佛身处一片望不尽的花海之中,景色极为迷人。顺着本堂左侧的樱花步道下行,沿途都可透过细雪般的樱花,回首眺望本堂和清水舞台的形影,春樱寺影相互藉景,构成如诗如画的绝美画面。赏樱季节可从清水舞台俯瞰1000株染井吉野樱、山樱花环绕周边茂密的樱花林,一望无际的染井吉野樱映入眼帘直教人叹为观止。
◆【八坂神社】:乃西元877年因驱除了京都流行的瘟疫而闻名,此后被奉为除瘟袪病之神,色泽鲜艳的红色楼门是国家级重要文化财产。日本三大节庆之一的祇园祭,便是每年7月在这裡举行。境内建筑物有本殿、拜殿、摄社、末社、楼门等。因民间传说八坂神社能解除灾厄,很受众人的信仰。
◆【圆山公园◇赏樱】:◎赏樱期:3月下旬至4月上旬◎,约有850株樱盛放,圆山公园是京都的赏樱名所之一,亦是日本人热门的休憩野餐园地。那里的垂樱是日本著名的樱花树之一,圆山公园附近的樱花开得也很灿烂。一般日本的旅游团,碍于行程赶路问题,较少能让旅客感受夜樱媚力;本社行程,特别安排到八坂神社,参观京都别有风情夜色樱媚的样貌,看着樱花在夜晚灯光的投射之下,淡粉细嫩的花瓣透出柔光泽,如梦似幻。

「和服大変身」って、ちょっと面白いでしょう。実は、京都では着物をレンタルして街を散策するというのがずいぶん前から若い観光客の間で流行っていて、今回も大学生くらいの和装のカップルをあちこちで見かけました。ネットで調べると、1日のレンタル代はかなりリーズナブルで、多くの若者が気軽に楽しんでいました。

同じことは、日本のアニメで育った中国の若い観光客もやってみたいはず。で、確かにいました。中国語を話す着物姿のカップルが八坂神社に。
b0235153_10221310.jpg

彼氏は彼女をまるでお姫様扱いしていて、もっぱらカメラマンに徹しているようです。いかにも最近の中国系カップルっぽいですね。でも、このふたり、遠目から見て、あれっと思ったのです。日本人のようにふたりで仲良く和装していないこともそうですが、彼女の選んだ着物の色は「それ、ちょっと夏っぽすぎない?」。いまはまだ梅が開花したばかりの肌寒さの残る季節です。日本人から見ると季節感が違うのです。

はたしてこのカップルが上海人なのか、台湾人なのか、わざわざ聞くのは遠慮したので、わかりません。しかし、4月3日発の「和服大変身」ツアーは20名がすでに予約しています。4月上旬の京都では、着物姿の上海の女の子たちが祇園あたりを繰り出す姿が見られることになるのでしょう。
[PR]

by sanyo-kansatu | 2013-03-15 10:46 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2011年 12月 01日

総合ワールドトラベルとAISOのこと(トラベルマート2011 その6)

中国本土客の“爆買い”ぶりが話題になったことで、いまでこそ中国人観光客の存在が注目されていますが、もともとアジア系外国人の訪日旅行は1980年代に始まっています。その主役は、台湾や香港、韓国の旅行者でした。

ところが、当時の日本はバブル期に向かう絶頂期で、自分たちの海外旅行のことで頭がいっぱいでしたから、アジア系外国人の訪日旅行の実態を知る人は少なかったようです。実際のツアーの手配を手がけたのも、日本の旅行会社ではなく、在日アジア系外国人が経営する手配業者でした。つまり、日本のアジアインバウンド業界を支えてきたのは、最初からアジア系の業界人たちだったのです(今日もそれは基本的に変わっていません)。

総合ワールドトラベル株式会社の王一仁社長も、アジアインバウンド業界を支えた草分けのひとり。1948年上海生まれの王社長は、新中国建国時にご両親とともに香港に渡り、68年来日。東京工業大学で学んだ後、アメリカ留学を経て、81年に日本で旅行会社を立ち上げています(王一仁氏の略歴についてはやまとごころ.jpのインタビュー参照)。
b0235153_13332654.jpg







総合ワールドトラベル株式会社の王一仁社長とスタッフの皆さん

中国インバウンドの実態を知るうえで、王社長をはじめとした在日アジア系ランドオペレーターの関係者の話はとても示唆に富んでいます。ぼくは数年前に王社長と知り合って以来、懇意にさせていただいています。

王社長たちは、2000年の中国本土客の訪日団体旅行解禁を受けて、アジアインバウンド市場の拡大がもたらすビッグチャンスに期待を寄せていました。ところが、ふたを開けてみると、中国側旅行会社によるコストを無視した激安ツアーの乱発で、とてもまともなビジネスのできない市場であることを思い知らされました。

しかし、こうした中国による激安ツアーの乱発を許したのは日本側にも非があります。なぜなら、日本には、他国では当たり前のインバウンド市場に関わる法整備やルールがまったくといっていいほど存在していないからです。

そこで、王社長をはじめとした在日アジア系経営者や日本のインバウンド業者ら有志が立ち上げたのが、アジアインバウンド観光振興会(AISO)です。

※2013年、AISOは「一般社団法人 アジアインバウンド観光振興会」として生まれ変わりました。

王社長たちは、日本のインバウンド市場の健全化を訴えています。訪日市場の主導権を外国勢力にすっかり奪われてしまっているいま、日本はそれ取り戻すべきだ、というのが基本的な主張です。在日外国人である彼らが先頭に立って日本のインバウンド市場をよくするために活動している姿には、日本人としては情けないやら、頭が下がります。

彼らの主張の具体的な中身については、今後少しずつ紹介していきたいと思います。

※同社は2013年に日本総合ワールド株式会社と社名変更しています。
[PR]

by sanyo-kansatu | 2011-12-01 13:36 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2011年 12月 01日

北海道ニセコにSir Gordon Wu 現わる

今回のトラベルマート会場で拾った面白いネタのひとつに、北海道ニセコの関係者から聞いたこんな話があります。

今年、香港を代表するコングロマリット、合和実業グループ(Hopewell Holdings Ltd.)会長のSir Gordon Wuこと胡應湘氏が、自らのペントハウスを兼ねたリゾートホテル建設のため、ニセコに投資したというのです(2011年11月27日のフジテレビ系『新報道2001』でも報道されたそうです)。

ニセコは日本を代表するスキーリゾートで、雪質の素晴らしさは海外にも知れ渡っています。10年くらい前からオーストラリアのスキーヤーが大挙してやって来るようになったことはご存知かもしれません。関係者によると、近年のスキーシーズンに占める海外客の比率はすでに50%。ニセコのゲレンデには日本人と外国人が半々の割合でスキーを楽しんでいるというわけです(ただし、震災後の今シーズンは外客の予約キャンセルが多数発生し、風評被害の直撃が懸念されています)。
b0235153_1323443.jpg








オーストラリア人スキーヤーの多いニセコ


さて、Sir Gordon Wuとはいかなる人物か? ネット情報を寄せ集めると、Sir Gordon Wuこと胡應湘氏は1935年香港生まれのアジアを代表する実業家です。58年に米国プリンストン大学を卒業。69年に香港で土木建築業を手がける合和実業有限公司を設立。70年代には東南アジアに高速道路や発電所などのインフラ建設を進め、80年には彼が子供時代を過ごしたという香港島湾仔に当時の香港では最も高い「合和中心(ホープウェルセンター)」を建設。80年代以降は、改革開放を迎えた中国でインフラ事業やホテル開発を行いました。香港返還の97年には英国から爵士(ナイト)の称号を授与されており、中国政府との関係は……一筋縄では説明できないところがあります。
b0235153_1326989.jpg













アメリカ人ジャーナリストの書いたGordon Wu氏の評伝


なぜそんな香港の大立者がニセコにペントハウスを? その理由は、ニセコのこの20年間の変遷と関係があります。実は、オーストラリア人ほど知られていませんが、90年代後半頃からカナダ系香港人たちがちょくちょくニセコに現れるようになっていたのです。

2010年秋頃から今年の初めにかけて、中国人が北海道で森林や水源地を購入しようとしているという一部報道がありました。昨年ニセコではマレーシア華僑によるホテルの買収がすでに行なわれています。ただし気をつけてほしいのですが、ニセコでホテル経営を始めるGordon Wu氏もマレーシア実業家も、中国本土の人間ではないということです。

それにしても、いったいニセコでは何が起きているというのでしょうか。
b0235153_13283623.jpg










繁体字で「新年快樂(Happy New Year)」。つまり、中国本土客向けではないことに注意


ひとことでいうと、ニセコは日本のグローバル化の最前線にあるといえます。日本のインバウンド時代を先取りしたさまざまな現象がこの地で起きているのです。今年1月ぼくはニセコを訪ねて、現地関係者の話を聞いているのですが、その詳細については話が少々込み入っているため、あらためて別の機会に紹介したいと思います。
[PR]

by sanyo-kansatu | 2011-12-01 13:29 | “参与観察”日誌 | Comments(0)