ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

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カテゴリ:“参与観察”日誌( 224 )


2013年 04月 28日

新空港開港で石垣にインバウンド客は増えるのか?

3月下旬に石垣島に行きました。
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3月7日に開港したばかりの新空港は、さすがに真新しい南国的なロビーで、たくさんの観光客がいました。
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南ぬ島 石垣空港
http://www.ishigaki-airport.co.jp/

八重山の離島に向かうフェリー乗り場に近い市街地では、あちこちに「祝!新石垣空港開港」ののぼりが出されていました。新空港は、2000mの滑走路を備え、国際線にも対応できるようになっています。3月現在、国際線の定期便はありませんでしたが、これで那覇経由ではなく、国際線の直行便の受け入れが可能となったのです。

※地元の情報では、復興航空の石垣―桃園定期便が正式に決定したようです。
5月23日から週2便。
GE686 台北桃園空港09:00 - 石垣空港10:55(※台湾時間9:55)
GE685 石垣空港12:00 - 台北桃園空港12:00(※日本時間13:00)
エアバス320(150人乗り)での就航予定だそうです。

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石垣のホテル関係者は言います。
「石垣は立地がいい。東京からフライトで3時間ですが、もっとそばに台湾や香港、上海、ソウルという大都市圏があります。台北からはわずか45分のフライト。海の美しさは周囲のどのビーチリゾートにも負けませんから、今後はプロモーションに力を入れたい」。

観光には繁忙期と閑散期があります。これは全国どこでも同じですが、日本人のピークシーズン以外の時期に外客に来てもらうことで、年間を通じてコンスタントに集客したいと考えるのが観光業界です。そのための受け皿としての国際線対応の新空港開港でもあったわけです。

では、現在の石垣を来訪する外客の主力は誰かというと、台湾の人たちです。ここ数年、3月下旬から10月いっぱいまで毎週台湾の基隆発のクルーズ客船「Superstar Aquarius」号が寄港するからです。基隆―那覇―石垣―基隆(基隆―石垣―那覇―基隆の場合もある)を3泊4日で周遊するカジュアルなクルーズ客船で、毎週1回約1500人の台湾人客が石垣を訪れます。

那覇ではツアーバスに乗って沖縄本島観光に繰り出したり、国際通りで買い物や食事を楽しんだりする台湾客も、石垣ではたいてい好みの離島にフェリーで向かいます。朝早く石垣港に着いて、夕方5時には出航するため、その日は石垣と八重山の島々に台湾客がどっとあふれます。

今回ぼくは竹富島に行ったのですが、クルーズ船が寄港する日ではなかったため、彼らの姿を見ることはありませんでした。竹富島の名物で、集落をのんびり散策する水牛車の乗り場には、英語に加えて中国語の繁体字の注意書きが貼られていました。こうして竹富島には、週に1回台湾客も現れて、日本の観光客と一緒に水牛車に揺られて過ごすのです。
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ところで、竹富島には2012年6月に開業したばかりの「星のや 竹富島」というリゾートホテルがあります。全48棟の客室の建築は、竹富島の伝統建築の様式を踏襲して造られています。宿泊客は滞在型のゆったりしたリゾートライフを楽しむことができます。
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星のや 竹富島 http://www.hoshinoyataketomijima.com/

ここでも台湾客と思われる人たちを見かけました。韓国の方もいました。星野リゾートは海外の富裕層を相手にしています。クルーズ客とはまったく別のマーケットです。竹富島という恵まれた環境を舞台にどれだけ海外から宿泊客を呼び込めるかが問われています。

さて、そんな石垣と八重山諸島のインバウンド客誘致の行く末ですが、周辺からいろんな声が聞こえてきます。たとえば、沖縄のある旅行業者は、新空港のホームページの開設が開港ぎりぎりの2か月前まで遅れたことなどを例に挙げ、空港のセキュリティや外客受け入れ態勢が不十分ではないかと指摘しています。また、先日北京で会った中国のある旅行業者も「2000mの滑走路というけれど、3000mないと大型機の乗り入れはできない」とずいぶん厳しい指摘をしていました。2000mでは中型機の発着しかできないからだそうです。そんなこと、3000人を集客してから言えばいいのに…と思いますが、一般に中国の人は沖縄のビーチリゾートとしての価値に対して厳しい評定をする傾向にあります。彼らの自慢の(?)海南島に比べると、確かに大型のビーチリゾートホテルは少ないですから。でも、沖縄の良さはそういうことじゃないのにね。

我々内地の人間からすると、沖縄も石垣もその風土や人々の暮らしのゆるさが魅力で、どうしても採点が甘くなってしまいます。別に内地みたいにキチキチしていなくてもいいじゃない。そこに魅かれて沖縄に来るのだからと。

でも、インバウンドの観点に立って海外のビーチリゾートとの競合を考えると、そうも言っていられないのは確かです。

まあしかし、石垣と八重山諸島がバリやプーケット、海南島、あるいはグアムやサイパンのようになってしまうことがいいことなのか。内地の人間としては、そうではないと思うのです。この点は一部の地元の人たちの思いとは必ずしも同じではないのかもしれません。ただ、こうした自らの立ち位置について微妙なゆらぎがあること自体、島の人たちの自主性というより、グローバルな資本によって主導的に形成されたバリやプーケットといった一見華やかではあるけれど、きわめてポストコロニアルな現代のアジアのビーチリゾートと石垣の違うところでしょう。もちろん、本土資本をどう見るかによって見解の異なるところでしょうけれど。

星のやも、徹底して地元との共生を模索することで、竹富島の唯一の大型リゾートとしての開業を許されています。アジアの他のビーチリゾートにはない新しいリゾートのあり方を見せてほしいものです。

さて、今回新空港開港にわく石垣に来て、その一方であらためてこの島々が尖閣問題の舞台であることを知らされました。石垣からフェリーに乗ると、海上保安庁の巡視船が見えます。あれが、中国の監視船と海上で向き合っている船なのだなと。
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また竹富島の歴史資料館でもある喜宝院蒐集館には、4000点に及ぶ竹富の民芸品などが展示されています。その中に沖縄の本土返還前に琉球政府が発行した尖閣諸島の切手がありました。切手には地名は記されてはいないのですが、専門家によると、その図版は明らかに尖閣諸島だというのです。
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2013年の石垣と八重山諸島は、我々内地の人間が心底くつろげる南の島であると同時に、日中の確執がぶつかりあう最前線でもあるんですね。
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by sanyo-kansatu | 2013-04-28 22:33 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2013年 04月 27日

日本の1980年代を思い起こさせる中国のバックパッカーブーム

4月上旬、北京に行ってきました。
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最近、北京にはしゃれたブックカフェがいくつもあって、毎回書棚を覗きにいくのですが、今回発見したのは、沢木耕太郎の『深夜特急』の翻訳本です。ここ数年、「背包(バックパッカー)」ということばが若者文化を象徴するひとつのキーワードになっています。中国の若い世代は(もちろん、都市に生まれた恵まれた階層の若者たちだけの話なのでしょうが)ちょうど1980年代(『深夜特急』の刊行は1986年)の日本のような時代を過ごしていることがよくわかります。おもしろいですね。

昨年(2012年)の12月12日に中国で公開され、13億元超(約200億円)の大ヒットとなった爆笑ロードムービー「Lost in Thailand(人再囧途之泰囧)」のDVDを入手したので、帰国してから観ました。タイを舞台にした3人の男たちのドタバタコメディなんですが、この映画のヒットもまた中国のバックパッカーブームと大いに関係ありそうです。
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空港からホテルに向かう、北京と同じ超渋滞のタクシーの中で、運転手から日本語で話しかけられ、「No,I am Chinese」と主人公が英語で答えるシーンがあります。「これからは中国の時代だ」といわんばかりに気負っで見せるところが、いかにもいまっぽい感じです。数年前まで北京で制作されたこの手のコメディは、もうひとつさえない感じでしたが、かなり洗練されてきた気がします。漫才風のかけあいが秀逸で、けっこう笑えました(この作品、アメリカでも公開したけど、ウケなかったようですが)。

ひとつ思ったのは、日本のこの手の海外を舞台としたコメディの場合、主人公は現地の女の子との淡いロマンスを体験するのがお約束のように思いますが(主人公が現地の男の子と恋愛という逆パターンもあり。旅先で現地の人たちとの交流が描かれるのが日本人の好みなのでしょう)、この作品では舞台はタイでも、徹底して中国人だけで物語が進行していくところが、中国の作品らしい気がしました。いずれにせよ、今年の夏は、タイに中国人の若者があふれるに違いありません。

中国のバックパッカーブームの第一人者として有名なのが、『背包十年 我的职业是旅行(バックパッカー10年 僕の職業は旅)』という本の著者、小鵬さんです。彼はいまや旅のカリスマとして若者に人気です。
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彼は長崎県など、日本のいくつかの自治体に招聘され来日しています。人気ブロガーとして、日本で見たもの、体験したこと、食べたものなどを書いてもらうためです。通常の広告手法よりずっとPR効果があると考えられているのです。その内容は、彼のウエィボー(微博)http://blog.sina.com.cn/hepai で見ることができます。

さて、ブックカフェの書棚をさらに物色していくと、ロンリープラネットの中国版雑誌が定期刊行されていました。これは日本でもなかったことです。もちろん、ガイドブックシリーズのロンリープラネット中国語版も刊行されています。最初『孤独星球』って何のことだろうと思いました。いま中国の人たちは、世界中を見て回りたくてしょうがないようです。
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同じブックカフェに、日本のイラストレーターのたかぎなおこさんの『ひとりたび1年生(第一次一个人旅行)』が平積みで置かれていたのですが、帯にシリーズが100万部を突破したことが書かれていました。すごいですね。いまや中国で村上春樹の次に人気のある日本人作家は、たかぎなおこさんかもしれません。
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この本が売れた背景について、北京の児童出版社の女性編集者と話をしたことがあるのですが、都市で生まれたいまの中国の若者はほぼ全員ひとりっ子だからといいます。ひとりっ子の国、中国では“ひとり旅”が多くの若者の共感を呼ぶのだそうです。

この本の読者もそうでしょうが、最近は若い女性のバックパッカーも登場しているようです。昨年7月、やはり北京のブックカフェで中国版「女の子のひとり旅講座」とでもいうべき会合に偶然出くわしたことがあります。
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「独立女生旅行分享会」という集まりでした。大学を1年間休学して北欧をヒッチハイクしながらひとり旅した22歳の女性の書いた紀行本『我就是想停下来,看看这个世界 』の著者である陈宇欣さんと、自らも70リットルのザックを担いで旅するカルチャー雑誌『OUT』の女性編集者の座談会があったのですが、会場には154人の若い女性が集まっていました。時間がなかったので、じっくり彼女らの話を聞くことはできなかったのですが、その盛況ぶりに時代の変化を感じたものです。
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中国に行くと、かつて日本人が経験したことを数十年遅れで経験し始めたり、夢中になっていたりする若い世代の姿をよく見かけます。バックパッカーブームでいえば、1980年代当時世界にインターネットはなかったため、旅の体験談や情報の提供のあり方はいまとはずいぶん違いました。それでもなぜいまの中国の若者が世界に雄飛したいのかについては、当時を知るぼくはよく理解できます。今日の中国社会の閉塞感を知れば、無理もないと思いますし、そのひとつの突破口のようにバックパッカーの旅が考えられているだろうことも。実際、彼らの話を聞いていると、未熟でいたいけだった当時の自分を思い出して、照れくさいような気恥ずかしい気分にもなります。

当時の日本人と同じような若者がボリュームとしては相当数いるのが、いまの中国です。違う点は、当時の日本ではバックパッカーになるタイプの若者は特別な階層に属していたわけではなく、好景気に恵まれ、ひとつの趣味のジャンルとして時代を謳歌していたにすぎないのに対し、いまの中国ではそれなりの恵まれた階層に属していなければ実現できないことでしょう。国全体から見れば限られた層の話なのです。

それだけに、中国の新しい世代の選良たちを見ていると、彼らがバックパッカー経験を通じて、旧世代の自国中心的な歴史観に対する疑問や、異文化への敬意といった本来の意味での“国際標準”を身につけてくれるようになるといいのだが……などと先輩面して言いたくなります。余計なおせっかいなんでしょうけどね。
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by sanyo-kansatu | 2013-04-27 12:59 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2013年 04月 25日

中国人の沖縄旅行(今は激減、今後はどうなる?)

3月下旬に沖縄に行ってきました。

昨年(2012年)、飛躍的に増加した中国本土から訪れる沖縄への観光客が、2013年4月現在、鳴りを潜めています。北京・那覇線は中国国際航空、海南航空ともに運休、上海線はかろうじて中国東方航空が週4便でつないでいますが、運休もけっこう多いようです。その反動なのかわかりませんが、沖縄は台湾客や香港客であふれていました。面白いものです。
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それでも、今後は風向きが少しずつ変わっていくかもしれません。中国国際航空が北京・那覇線を7月から運航再開するそうですし、海南航空も(4月24日現在、同航空那覇支店に尋ねたところ、再開の時期は決まっていないとのことですが)それに続く、あるいは先に運航再開する可能性があります。また那覇の旅行関係者の話では、上海線は6月以降、週4便からデイリー運航となるそうです。

いまや激減した中国からの沖縄団体旅行ですが、上海錦江旅行社のホームページである程度その中身を知ることができます。実は、今日(4月25日)現在、沖縄を訪ねているツアーがあります。ツアー行程は以下のとおりです。

★海滨度假★忘乎所以尽兴冲绳4日之旅
拥有“东方夏威夷”美誉的冲绳是日本首选的度假胜地.

4月23日発 5499.0 元 (上海錦江旅行社)

★冲绳~整年沐浴灿烂阳光的亚热带土地。碧蓝的大海与鮮花盛开的大地,位于北纬26度的地方,这是日本人心目中的香格里拉! 这个土生土长的日本小岛,不仅将阳光与海滩尽揽怀抱,而且还把种种异国情调收至麾下。这儿有海洋世界、有森林密野、有日本传统风情、有美国经典时尚……这就是冲绳~与夏威夷、迈阿密、巴哈马一起,被喻为世界四大海滨观光圣地的冲绳。兼融和风及南国血统的冲绳,既有南岛人民的乐天爽朗、又不失大和民族的雍容优雅,四季恒温的舒适气候、吹來的清爽海風、加上澄碧透蓝的海水,连日本人都难以抗拒的度假勝地!
【美丽海水族馆】— 游客可以透过堪称全世界最厚的60公分巨大压克力隔离板观看“黑潮海洋”,眺望鲸鲨与鬼蝠魟悠游水中的姿态。本水族馆以繁殖为目的所进行的复数培育,以及展示大规模的珊瑚培育,也都是全球首创之举,在此还能观赏到精彩的海豚秀。
【名护菠萝园】—坐上菠萝形状的小车参观遍布公园的菠萝种植地和亚热带植物,途中菠萝味随风飘散,心情舒畅,酒工厂内参观菠萝酒的制造过程。
【享受血拼乐趣安排】
【国际通大道】—位于那霸市中心,是冲绳观光的出发点也是那霸的中心繁华街。国际通大道充满朝气。自古便做为冲绳的中心而繁荣,第二次世界大战受到毁灭性打击,而战后又以惊人的速度得到复兴和发展,因此人称「奇迹大街」。在全长1.6公里的大道两侧,百货店、餐厅、出售美军军品的杂货店、土特产店、时装店鳞次栉比,终日游人不断,热闹非常。

第 1 天 
▲上午集合于上海浦东机场,乘坐MU287(13:30/16:30)飞往日本冲绳那霸机场,抵达后,导游接机,乘专车前往参观,途径【树屋】此为一间餐厅,由于造型独特,故为冲绳建筑奇景之一。晚餐后然后前往海边度假酒店住宿。
餐:含晚餐
宿:海边southern beach hotel度假酒店或同级
www.southernbeach-okinawa.com
出发时间:1330 抵达时间:1630 承运人:MU287

第 2 天 
▲早餐后前往【美丽海水族馆】,游客可以透过堪称全世界最厚的60公分巨大压克力隔离板观看“黑潮海洋”,眺望鲸鲨与鬼蝠魟悠游水中的姿态。本水族馆以繁殖为目的所进行的复数培育,以及展示大规模的珊瑚培育,也都是全球首创之举,在此还能观赏到精彩的海豚秀。然后前往【冲绳名护菠萝园】(无限试食各式点心、搭乘迷你菠萝观览车)近一个世纪以来,菠萝在冲绳一直作为农作物来栽培。菠萝种植园作为一个旅游热点被发展了起来。名护菠萝园就是这样的一个充满乐趣的菠萝主题公园。之后前往【万座毛】,它是冲绳县内数一数二的景观。“万座”的意思就是“万人坐下”,“毛”是冲绳的方言,指杂草丛生的空地,所以“万座毛”指的就是可以容纳万人坐下的大草坪。这个美丽的大草坪位于海边的一座断崖之上,从那里可以欣赏海天一色,也可以俯视悬崖峭壁下的珊瑚礁。之后参观之后前往【嘉守纳美国空军基地展望台】可近距离眺望到远东地区最大的嘉手纳美军基地,沿途可见美军营区、可感受到曾因政治因素的关系而造成大批美军长期驻守冲绳的特殊景观。
餐:含早午晚餐
宿:OKINAWA PORTHOTEL酒店或同级

第 3 天 
▲在慵懒和清闲的早晨,您可慢慢睁开双眼感受那份自由与惬意。。。享受没有MORNING CALL的早晨!
酒店在早餐后,全天自由活动
您可自由漫步冲绳的大街小巷,亲身感受冲绳的异域文化氛围!
或可参加自费项目【世界遗产-首里城+玉泉洞王国村欣赏太鼓表演+豪华冲绳自助午餐+冲绳DFS环球免税店+美国村+石垣牛烤肉晚餐,10人以上成行12000日元/人,3-11岁儿童10000日元/人】
【首里成公园】- 世界文化遗产, 位于俯瞰那霸市的海拔120米的高坡上,是琉球王国的象征。 14世纪末创建的首里城,是琉球历代国王的居住地,同时,也是琉球王国的政治的中心。
【玉泉洞王国村】冲绳世界(文化王国玉泉洞)内有景观溶洞——玉石泉洞、热带水果园、毒蛇博物公园、冲绳当地舞蹈广场,100年以上历史的民宅、再现了琉球王国时期的城下城、代表冲绳传统工艺的琉球玻璃王国工作室等景观。其中最大的看点莫过于冲绳特有珊瑚礁而形成的溶洞——玉石泉洞(公开展示其中890米)
【冲绳DFS环球免税店】—光临DFS环球店冲绳岛店的顾客可以享受其他国内商店没有的优惠价格。DFS已经与日本政府协商立法允许向离开冲绳岛的游客,包括即将回到日本本土的日本游客,销售商品。您可以在日本的DFS环球店冲绳岛店购买商品。在DFS环球店冲绳岛店购买的商品将在您离境前通过那霸机场的货物集散柜台送到您手中。DFS店位于交通便利的冲绳岛那霸,其购物设施充满艺术气氛,以众多的名牌精品店和奢华品零售环境,提升了奢华商品购物的艺术。DFS环球店冲绳岛店推出世界著名品牌精品屋,包括宝格丽、博柏利、卡地亚、塞琳、Coach、肖邦、迪奥、芬迪、菲拉格慕、路易威登、万宝龙、普拉达、蒂芙尼 和 Tods 等。 【美国村】-美国村设施:购物中心,家局商店,观览车,电影院,歌厅,大型游戏中心,保龄球馆。
特色:大型购物中心和精品商店。商品令郎满目应有尽有。观览车可以瞭望东中国海的壮阔蔚蓝,广场上还不时有街头艺人才艺大比拼。
餐:含早餐;午晚餐为方便游玩敬请自理
宿:OKINAWA PORTHOTEL酒店或同级

第 4 天 
▲酒店享用早餐后,前往参观琉球八大神社之一的【波之上神宫】及【孔子庙】之后,前往【国际通大道】—位于那霸市中心,是冲绳观光的出发点也是那霸的中心繁华街。国际通大道充满朝气。自古便做为冲绳的中心而繁荣,第二次世界大战受到毁灭性打击,而战后又以惊人的速度得到复兴和发展,因此人称「奇迹大街」。在全长1.6公里的大道两侧,百货店、餐厅、出售美军军品的杂货店、土特产店、时装店鳞次栉比,终日游人不断,热闹非常。之后前往【ASHIBINA奥特莱斯购物城】—拥有仿古希腊建筑的购物中心,这里的产品价廉物美,日本各大名牌以及超过70多种人气品牌的商品都集中于此,总会找到你所喜爱的产品。特别赠送试穿琉球服装体验。
出发时间:1730 抵达时间:1830 承运人:MU288

ざっとツアー行程を紹介しましょう。

初日は中国東方航空の午後便で那覇入り。夕食後、糸満にある最近リニューアルしたばかりのサザンビーチホテル(または同クラス)にチェックイン。
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2日目は、バスで沖縄北部のちゅら海水族館や名護パイナップル園、万座毛と沖縄の観光スポットを南下しながら訪ねていきます。
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興味深いのは、この日の立ち寄りスポットのひとつとして、嘉手納基地が遠望できる「道の駅 かでな」があることでしょうか。ツアー紹介文にこうあります。「可近距离眺望到远东地区最大的嘉手纳美军基地,沿途可见美军营区、可感受到曾因政治因素的关系而造成大批美军长期驻守冲绳的特殊景观(極東で最大の嘉手納米軍基地を間近で眺めることができます。政治的な理由から、これほど大量の米軍が長期にわたり駐屯することで生まれた沖縄の特殊な景観を感じることができるでしょう)」。
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この解説は、基本的に「道の駅 かでな」の3階にある「学習展示室」で展示される米軍基地の不当性に対する沖縄県民の異議申し立てを踏襲するものです。ただし、米軍基地という存在は、中国にとっては軍事的脅威の象徴として認識されているのでしょうから、ツアー客のみなさんがここでどんな思いを抱くものなのか、ちょっと興味があります。
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2日目の夜からは那覇市内のホテルに移り、夕食は那覇市内で各自が自由に取るようです。

3日目は、自由行動です。首里城や玉泉洞、日本で唯一の路面免税店のDFSギャラリア沖縄、北谷にあるアメリカンビレッジなどを訪ね、石垣牛のステーキの昼食付のオプショナルツアー12000円に参加することもできます。
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オプショナルツアーに参加しないで、那覇市内を自由に観光することもできます。

最終日は、中国東方航空の夕方便の時間までを使って那覇市内をバスで訪ねます。波之上宮や中国とのゆかりのある孔子廟、国際通りの散策などで過ごします。
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そして、最後に立ち寄るのが、アウトレットモールのあしびなーです。
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ここには中国客の大量来訪をあてこんで2012年9月にオープンしたLAOX沖縄あしびなー店があります。
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店内は閑散としていました。オープンの時期と尖閣事件が見事に重なってしまったからです。あしびなーには、台湾客や香港客をたくさん見かけましたが、LAOX店内はすべて簡体字表記で中国本土客向けのディスプレイになっていることから、彼らも足を運びにくいかもしれません。皮肉なものですね

それでも、沖縄に立ち寄ることを条件に3年間入国自由となるマルチ観光ビザ取得が可能となった2011年7月以降、中国からの個人客は確実に増えていると沖縄の旅行関係者は口を揃えて言います。ただし、北京線の運休した現在、その多くはいったん東京などで入国し、そのあとに沖縄に来るケースも多いそうで、正確な数の把握は難しいそうです。

昨年夏に4回沖縄に寄港した巨大クルーズ船ボイジャー・オブ・ザ・シーズは、一度に3000人以上の中国客を沖縄に送り込んだことから、県民に中国客の大量来訪を印象付けましたが、今年は秋まで予定はないそうです。東南アジア客が増え始めていることは事実ですが、やはり数を稼ぐには中国市場という事実は否定できないものがあります。今後、空路客が動き始めることを期待したいと思います。
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by sanyo-kansatu | 2013-04-25 11:48 | “参与観察”日誌
2013年 03月 26日

ミャンマー人が日本旅行で行きたい場所は?

昨日、あるミャンマー人の知り合いから、ぼくの携帯に電話がかかってきました。

10年ほど前、ぼくはミャンマーを訪ねたことがあるのですが、そのとき現地でお世話になった旅行会社のミョ・ナインさんという人からでした。

彼は子供の頃、家族で東京に住んでいたことがあります。母国で政変があり、帰国後、ミャンマーの大学を出て、家族で旅行会社を経営しながら、日本との貿易の仕事をしている人です。

その彼から、10年ぶりに突然電話があったのでびっくりしたのですが、ミャンマーでは大変お世話になったし、何よりミャンマー旅行のことを懐かしく思い出したので、すぐに会おうということになりました。翌日からぼくは地方出張の予定があり、その日しか時間がとれなかったからです。

彼の話によると、この1年でミャンマーは政治的にも、社会的にも、大きく変わりつつあるようです。彼は3つの名刺を持っていて、うち2つは旅行会社と貿易会社のものですが、もうひとつはミャンマーに進出する日本企業に対するコンサルタントという肩書きでした。今、ヤンゴンではホテル投資が盛んに行われているそうで、日本企業にとってもホテルは有望なおすすめ投資先だというのです。

彼が言うには、最近はミャンマーでも海外旅行に出かける人たちがいるそうで、大半の旅行先はお隣のタイですが、日本に旅行に行きたい人たちもいて、彼の旅行会社でも日本ツアーの催行を準備しているそうです。だいたい1週間で、日本円で15万円くらいのツアーを考えているようでした。そこで、彼に尋ねてみました。

「ミャンマーの人が日本で行きたいのはどこですか?」
「鎌倉や牛久」
「えっ、あの大仏のある……」
「そう、ミャンマー人はお寺が好きなのです」
「牛久も知っているの?」
「知っています。ミャンマー人は仏教徒ですから。あとは東京ディスニーランドと買い物です」
「そこはよその国の人と同じなんですね」
「はい」

ミョ・ナインさんはヤンゴンの空港と市街地を結ぶリムジンバスを運行するビジネスをこれから始めたいとか。

「ヤンゴンにはまだリムジンバスがないんですね」
「はい、まだそんなに空港を利用する人は多くないですから。でも、これから海外旅行に行く人も増えてくるので、バスがあると便利だと思います」

10年前にヤンゴン空港に降り立ったとき、旅客機から乗客を空港ビルに運んでいるのは、日本の地方都市の路線バスの廃車を再利用していたことを思い出しました。面白いことに、バスの行先の日本語表示が残ったままで、ヤンゴンの空港内を走っていたのです。ミャンマーの人は日本語が読めないから関係ないみたいでした。

ミョ・ナインさんは、ミャンマー人向けの日本の旅行案内もつくりたいと言いました。

「じゃあぼくが日本の情報や写真を送ってあげるから、ミョ・ナインさんがミャンマー語に翻訳して、向こうで印刷しちゃえば」

軽い思いつきでぼくがそう言うと、彼はうれしそうに、「そうしましょう。よろしくお願いします」と言います。

……もしかしたら、この話、本当に実現したりして。そう思うと、ちょっと面白い気がしてきました。

「じゃあまずミャンマーの人が日本で行きたい場所や、特に興味のあるお寺はどれか教えてくれますか。そして、1週間くらいの日本旅行のコースを考えてみてください。それに合わせて情報を集めてみますから」

ミャンマーでは、いまようやく海外旅行が始まろうとしています。そんなにすぐには大量送客なんてことにはならないと思いますが、ミャンマーはすべてがこれからの国です。リムジンバスの話もそうですが、社会のインフラやサービスなど、いろんなことをこれから一から作っていくことになるのです。

そんな時代を生きている人たちと一緒に仕事ができるなんて、とても面白いことではないか、そう思えてきました。

それにしても、なぜ彼は突然ぼくに電話をしてきたのだろう? 

不思議な一日でしたが、彼の今後のアプローチを楽しみに待ちたいと思います。

彼との久方ぶりの出会いを通して、すべてを一から始めようとしている国の人たちとぼくらは一緒に何ができるのか……もはやあらかたのことが揃い、成熟しきってしまって身動きが取れなくなっている日本の社会を生きるぼくらにとって、彼らのために何かお手伝いすることで自分自身もなんとか生き延びていく、そんな時代をいま迎えているのではないかと、あらためて思ったものです。
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by sanyo-kansatu | 2013-03-26 22:48 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2013年 03月 15日

上海人の京都観光ってどんな感じ?

3月11日、12日と京都で開かれた富裕層旅行商談会「インターナショナル・ラグジュアリー・トラベル・マーケット(ILTMジャパン2013)」の取材に行ってきました。その報告については別の機会に譲るとして、商談会の合間に訪ねた京都のいくつかの観光スポットについて書こうと思います。

今回足を運んだのは、八坂神社、平安神宮、円山公園、祇園、花見小路、金閣寺、嵐山。特に珍しくもない定番スポットです。実は、これらのスポットは中国の旅行会社の催行する日本ツアーで一般的に立ち寄る京都の観光地なのです。このラインナップ自体に驚きはありませんが、基本団体バスでの行動が主流の中国客たちはいったい京都でどんな1日を過ごしているのか? それを知るには、中国の旅行会社のHPを見ることで、大まかにつかむことができます。

以下、中国で最も旅行マーケットの成熟化が進んでいる上海の旅行会社(上海錦江旅行社)のHPから3つのタイプの異なるツアーを選び、それぞれの京都滞在のスケジュールを紹介します。

①最も定番の激安ゴールデンルート5泊6日ツアー
商品名「锦悦-日本精华特惠6日(赏樱专线) 」 3月31日発 料金:6000元

第 2 天 大阪-京都
大阪:【大阪城公园(不登城)◇赏樱】【心斋桥商业区】→京都:【清水寺◇赏樱】【平安神宫外苑◇赏樱】【自费:金阁寺+祗园-花见小路+八坂神社=4000日元/人,10人以上成行】→酒店
◆【大阪城公园(不登城)◇赏樱】 (约40分钟): ◎赏樱期:3月下旬至4月中旬◎,百选樱名所,里面种植有大约4300株樱花,其中染井吉野樱约1900株、山樱约900株、大岛樱约800株,是大阪赏樱名所。历史悠久的大阪城,系丰臣秀吉于1586年所建,由雄伟的石墙砌造而成,占地广阔。
◆【心斋桥商业区】自由购物(约45分钟):那边有大丸百货等各大百货商店和药妆店,各式商品琳琅满目。 特别是Kokumin药妆店现在对中国游客还有一定的优惠活动,请一定不要错过哦。
◆【清水寺◇赏樱】(约30分钟):◎获得法国米其林三颗星评价◎ 世界文化遗产,寺院建筑气势宏伟,依悬崖峭壁而建,不论春季的樱花,秋季的枫景都十分诱人,大殿前為悬空的“清水舞台”,由139根高数十米的大圆木支撑综横交错取得支撑力,寺院建筑气势宏伟,结构巧妙,未用一根钉子。之后漫步于颇具江户时代气息的街道【产宁坂】坡道,沿途布满古风盎然、风情殊异的各类店铺,即可购物、小憩、品茗,又可饱览日本传统文化风情。
◆【平安神宫外苑◇赏樱】(约20分钟):纪念平安时代迁都而建,1895年为了纪念桓武天皇迁都到京都1100周年而创建。

◆自费活动OP:【金阁寺+祗园-花见小路+八坂神社=4000日元/人,10人以上成行】:
◇【金阁寺】:世界文化遗产,金阁寺正式名称其实是鹿苑寺,因为建筑物外面包有金箔,故又名金阁寺。在晴好天气,可欣赏到倒映在镜湖池中金碧辉煌的金阁和蔚蓝色的天空。
◇【祗园-花见小路】:是日本规格最高的繁华街,讲到京都就会联想到祗园,同时也是电影【艺妓回忆录】的拍摄场景,在道路的两旁是纵横方向能通风的用细细的方材建成的格子窗,大街的格调与舞妓的风采十分相称,街上排列着销售发簪、香和日式服装装饰物品等京都特有的商店,而在日式建筑中也有许多可品尝中式菜和意式菜等的餐馆,这也是祗园的另一个魅力。
◇【八坂神社】:乃西元877年因驱除了京都流行的瘟疫而闻名,此后被奉为除瘟袪病之神,色泽鲜艳的红色楼门是国家级重要文化财产。日本三大节庆之一的祇园祭,便是每年7月在这裡举行。境内建筑物有本殿、拜殿、摄社、末社、楼门等。因民间传说八坂神社能解除灾厄,很受众人的信仰。

1日で大阪と京都を回る大忙しの日程です。京都で立ち寄るのは、清水寺と平安神宮のみ。4000円を出せば、オプショナルツアーとして金閣寺や祇園、花見小路、八坂神社に連れていってもらえるようです。
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今回、清水寺を除く、上記のスポットを訪ねてみましたが、あいにく中国団体ツアー客には出会えませんでした。しかし、金閣寺や八坂神社では、中国語を話す個人客を何人も見かけました。なかには、ガイドに案内されて車イスで金閣寺を観光する中国系男性もいました。
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ただし、こうした個人客が中国本土の観光客かどうかはわかりません。というのも、京都市産業観光局の統計によると、2011年の京都市に宿泊する外国人のうち、トップは台湾で、次いでアメリカ、中国と続くように、中国語を話すからといって中国本土客とは限らず、台湾の人かもしれないからです。

京都市外国人客数(2011年)
国・地域 宿泊客数(千人) 構成比
台湾    97.5        18.9%
アメリカ  73.7        14.3%
中国    69.1        13.4%
オーストラリア 37.3     7.2%
韓国     34.4   6.7%
イギリス     18.3   3.6%
フランス     18.0   3.5%
香港     14.1   2.7%
ドイツ     11.9   2.3%
カナダ     11.7   2.3%
その他     129.4  25.1%
合計     515.4   100.0%

さらにいうと、上記の統計は東日本大震災のあった2011年のものなので、国・地域別の順位もふだんの京都の外客入り込みの実状を反映する数字ではないかもしれません。たとえば10年では、トップはダントツのアメリカで30%近くを占めているからです。しかも、京都市産業観光局の調査によると、国・地域別の外国人観光客に京都の「感動度」について聞いたところ、中国だけが著しく低いという結果が出ています。いったいなぜなのか。報告書はその理由についてこう書いています。

「市場別でみると中国が5割弱と他の市場と比較して極端に低くなっています。中国人観光客の多くが団体ツアーで京都を訪れており,その中では京都の魅力が伝えきれていないものと推測されます」。

やはり京都のような町は自分の足で歩いてこそ面白い。それは京都に限った話ではないですが、中国本土客が「弾丸バスツアー」のスタイルを続ける限り、京都の魅力を理解することは難しいのかもしれません。

さて、次のツアーはついに登場という感じの高級ツアーです。

②美食と温泉を楽しむ高級ツアー
商品名「日本关西小众乐享6日——美食温泉乐悠游」 4月1日発 料金:14800元

第 4 天 三重伊势—京都—大阪
早餐后,前往传承历史文化并兼具摩登新颖的古都-『京都』,往位于西郊的嵯峨野,驻足在横跨大堰川上的【岚山渡月桥】上,细赏中络绎不绝的轻舟小船和优美的景致,在不同的四季中呈现婉约的古典雅致。后往洛东区,京都最古老的寺院【清水寺】建于公元798年,占地面积13万平方米慈恩大师创建。相传慈恩大师是唐僧在日的第一个弟子。现清水寺为1633年重修。清水寺为栋梁结构式寺院。正殿宽19米,进深16米,依悬涯峭壁而建,大殿前为悬空的“舞台”,由139根高数十米的大圆木支撑。寺院建筑气势宏伟,结构巧妙,未用一根钉子。寺中六层炬木筑成的木台为日本所罕有。正殿旁有一山泉,称为音羽瀑布,流水清冽,终年不断,被列为日本十大名水之首,清水寺因此此而得名。返回大阪前往著名的【道顿崛】,林林总总的商店,种类繁多应有尽有,而且到处充满了各式各样的著名小吃,香味四溢,教人忍不住食欲大开!日本人常说“吃在大阪”,可见这里的饮食店之多,还有成片的娱乐设施,是最受大阪市民欢迎的地方。
【二条苑高濑川】:http://www.gankofood.co.jp/group/oyashiki/nijyoen/
在餐厅内用餐,可观赏高濑川潺潺流水,蜿蜒而过春天的梅花、新绿、夏天萤火虫翩翩起舞,秋之红叶、冬天的雪景尽收眼底品味高濑川的四季风景变幻、享受美食的乐趣,体味日本文化中的浓浓禅意
备注:若【高濑川二条苑正统京风迎宾料理】预定满位,则午餐改为艺妓表演+日式定食午餐

関空から世界遺産の熊野や伊勢神宮などをめぐり、各地の温泉旅館に泊まり、4日目にようやく京都を訪ねるという新機軸のツアーです。料金も日本円で20万円近く、これなら訪問先も歓迎することでしょう。京都の立ち寄り先は嵐山と清水寺。リピーター向けの商品と思われます。

今回ぼくは嵐山にも行ってみたのですが、都市近郊にある自然あふれる渓流と歴史を感じさせる橋という魅力的な景観があり、また近くに亀山公園という散策に適した丘陵やトロッコ列車というアトラクションもあり、実際に何組かの中国系ファミリー旅行者を見かけました。
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実は、亀山公園には知る人ぞ知る周恩来記念碑があります。10年くらい前の中国人の日本ツアーでは、定番立ち寄りスポットとして知られていました。そこで今回行ってみたのですが、かなりしょぼい碑でした。こんなものを見るためにわざわざここまで来るのだろうかという感じで、確かに最近のツアーの行程には載っていないようです。当然だと思いますが、おかしかったのは、たまたまぼくが碑のそばにいたとき、ある中国系の親子ふたり(母親と20代の息子)が近くを歩いてきたので、碑に立ち寄るかな? と思ってみていたら、あっさり素通りしていくのです。その様子を見て、彼らはたぶん台湾の人なのではないかと思いました。少なくとも、中国本土客であれば、自国にゆかりのある碑を前にして素通りはないと思うのです。国家や歴史に対するメンタリティは、台湾客と本土客ではまったく違いますから。もちろん、人にもよりますけどね。教育の高い人ほど、素通りはないと思います。
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ところで、今後の日本ツアーのバリエーションの多様化の可能性を感じさせるこの高価格ツアーの催行状況ですが、3月15日現在、16名定員のうち集客数は0でした。なんてことでしょう。上海といっても、まだまだ価格志向なんですね。どうしたら、こういう新しいデスティネーションをカバーしたツアーの集客ができるのか、もっと練り上げられたリピーター向けのアピールが必要なようです。

その一方で、高級ツアーではないのですが、若者向けの面白いツアーを見つけました。

③着物姿で京都を散策できるツアー
商品名「赏樱专线◆日本本州和服体验赏樱6日之旅」 4月3日発 料金:6999元

第 2 天 大阪-京都
京都:【和服大变身】【樱名所-祗园艺伎街白川堤岸樱隧道】【清水寺(百选樱名所)】【八坂神社】【圆山公园◇赏樱】→酒店
◆【和服大变身】(约90分钟):
◇女装包含:和服,腰带,外套,打底内衣,木屐,和风小包包。
◇男装包含:和服,腰带,外套,打底内衣,打底裤,木屐, 袜子,和风包包。
◇不含:化妆品, 头发造形, 头饰小物, 庭院拍照等, 费用由客人自理。
◇变身流程:
① 日籍服务员准备了, 安排给客人选择和服(达到200多套不同款式), 腰带,内衣,腰饰
② 由专业的日籍服务人员位每位团员换装
③选择手袋, 外套, 木屐等
④变装完成
◇特别报告:当天客人穿着自己的衣服来本店,换好和服后小店可以帮您保管衣物至您游览而归。贵重物品请随身带。 当天穿和服全日活动, 建议客人装备简单, 轻松为主。由于团体活动,挑选和服时间限定20分钟,敬请合作。
◆【樱名所-祗园艺伎街白川堤岸樱隧道】(约30分钟):◎赏樱期:3月下旬至4月中旬◎京都的祇园白川的石版小路与两边的花街茶屋,春天时白川南通两旁的樱花盛放着,夹集垂柳的衬托下,令短短二百米的步行街显得特别醉人,不禁驻足欣赏眼前美丽的一幕。附近有樱花隧道和沿着白川种植的枝垂樱,也是追踪和服舞妓足迹的地方。
◆【清水寺(百选樱名所)】(40分钟):◎赏樱期:3月下旬至4月中旬◎,里面种植有大约1000株樱花,获得法国米其林三颗星评价,世界文化遗产,被称为“清水舞台”的殿廊。站在高达12m、与4层楼高相当的清水舞台上,初春时俯瞰舞台四周如细雪般飞舞樱花,感受自然是无比震撼。初春时,茂密的吉野樱趁着大地回春争相怒放,淡粉色的花朵覆盖山头,游客彷佛身处一片望不尽的花海之中,景色极为迷人。顺着本堂左侧的樱花步道下行,沿途都可透过细雪般的樱花,回首眺望本堂和清水舞台的形影,春樱寺影相互藉景,构成如诗如画的绝美画面。赏樱季节可从清水舞台俯瞰1000株染井吉野樱、山樱花环绕周边茂密的樱花林,一望无际的染井吉野樱映入眼帘直教人叹为观止。
◆【八坂神社】:乃西元877年因驱除了京都流行的瘟疫而闻名,此后被奉为除瘟袪病之神,色泽鲜艳的红色楼门是国家级重要文化财产。日本三大节庆之一的祇园祭,便是每年7月在这裡举行。境内建筑物有本殿、拜殿、摄社、末社、楼门等。因民间传说八坂神社能解除灾厄,很受众人的信仰。
◆【圆山公园◇赏樱】:◎赏樱期:3月下旬至4月上旬◎,约有850株樱盛放,圆山公园是京都的赏樱名所之一,亦是日本人热门的休憩野餐园地。那里的垂樱是日本著名的樱花树之一,圆山公园附近的樱花开得也很灿烂。一般日本的旅游团,碍于行程赶路问题,较少能让旅客感受夜樱媚力;本社行程,特别安排到八坂神社,参观京都别有风情夜色樱媚的样貌,看着樱花在夜晚灯光的投射之下,淡粉细嫩的花瓣透出柔光泽,如梦似幻。

「和服大変身」って、ちょっと面白いでしょう。実は、京都では着物をレンタルして街を散策するというのがずいぶん前から若い観光客の間で流行っていて、今回も大学生くらいの和装のカップルをあちこちで見かけました。ネットで調べると、1日のレンタル代はかなりリーズナブルで、多くの若者が気軽に楽しんでいました。

同じことは、日本のアニメで育った中国の若い観光客もやってみたいはず。で、確かにいました。中国語を話す着物姿のカップルが八坂神社に。
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彼氏は彼女をまるでお姫様扱いしていて、もっぱらカメラマンに徹しているようです。いかにも最近の中国系カップルっぽいですね。でも、このふたり、遠目から見て、あれっと思ったのです。日本人のようにふたりで仲良く和装していないこともそうですが、彼女の選んだ着物の色は「それ、ちょっと夏っぽすぎない?」。いまはまだ梅が開花したばかりの肌寒さの残る季節です。日本人から見ると季節感が違うのです。

はたしてこのカップルが上海人なのか、台湾人なのか、わざわざ聞くのは遠慮したので、わかりません。しかし、4月3日発の「和服大変身」ツアーは20名がすでに予約しています。4月上旬の京都では、着物姿の上海の女の子たちが祇園あたりを繰り出す姿が見られることになるのでしょう。
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by sanyo-kansatu | 2013-03-15 10:46 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2011年 12月 01日

総合ワールドトラベルとAISOのこと(トラベルマート2011 その6)

中国本土客の“爆買い”ぶりが話題になったことで、いまでこそ中国人観光客の存在が注目されていますが、もともとアジア系外国人の訪日旅行は1980年代に始まっています。その主役は、台湾や香港、韓国の旅行者でした。

ところが、当時の日本はバブル期に向かう絶頂期で、自分たちの海外旅行のことで頭がいっぱいでしたから、アジア系外国人の訪日旅行の実態を知る人は少なかったようです。実際のツアーの手配を手がけたのも、日本の旅行会社ではなく、在日アジア系外国人が経営する手配業者でした。つまり、日本のアジアインバウンド業界を支えてきたのは、最初からアジア系の業界人たちだったのです(今日もそれは基本的に変わっていません)。

総合ワールドトラベル株式会社の王一仁社長も、アジアインバウンド業界を支えた草分けのひとり。1948年上海生まれの王社長は、新中国建国時にご両親とともに香港に渡り、68年来日。東京工業大学で学んだ後、アメリカ留学を経て、81年に日本で旅行会社を立ち上げています(王一仁氏の略歴についてはやまとごころ.jpのインタビュー参照)。
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総合ワールドトラベル株式会社の王一仁社長とスタッフの皆さん

中国インバウンドの実態を知るうえで、王社長をはじめとした在日アジア系ランドオペレーターの関係者の話はとても示唆に富んでいます。ぼくは数年前に王社長と知り合って以来、懇意にさせていただいています。

王社長たちは、2000年の中国本土客の訪日団体旅行解禁を受けて、アジアインバウンド市場の拡大がもたらすビッグチャンスに期待を寄せていました。ところが、ふたを開けてみると、中国側旅行会社によるコストを無視した激安ツアーの乱発で、とてもまともなビジネスのできない市場であることを思い知らされました。

しかし、こうした中国による激安ツアーの乱発を許したのは日本側にも非があります。なぜなら、日本には、他国では当たり前のインバウンド市場に関わる法整備やルールがまったくといっていいほど存在していないからです。

そこで、王社長をはじめとした在日アジア系経営者や日本のインバウンド業者ら有志が立ち上げたのが、アジアインバウンド観光振興会(AISO)です。

※2013年、AISOは「一般社団法人 アジアインバウンド観光振興会」として生まれ変わりました。

王社長たちは、日本のインバウンド市場の健全化を訴えています。訪日市場の主導権を外国勢力にすっかり奪われてしまっているいま、日本はそれ取り戻すべきだ、というのが基本的な主張です。在日外国人である彼らが先頭に立って日本のインバウンド市場をよくするために活動している姿には、日本人としては情けないやら、頭が下がります。

彼らの主張の具体的な中身については、今後少しずつ紹介していきたいと思います。

※同社は2013年に日本総合ワールド株式会社と社名変更しています。
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by sanyo-kansatu | 2011-12-01 13:36 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2011年 12月 01日

北海道ニセコにSir Gordon Wu 現わる

今回のトラベルマート会場で拾った面白いネタのひとつに、北海道ニセコの関係者から聞いたこんな話があります。

今年、香港を代表するコングロマリット、合和実業グループ(Hopewell Holdings Ltd.)会長のSir Gordon Wuこと胡應湘氏が、自らのペントハウスを兼ねたリゾートホテル建設のため、ニセコに投資したというのです(2011年11月27日のフジテレビ系『新報道2001』でも報道されたそうです)。

ニセコは日本を代表するスキーリゾートで、雪質の素晴らしさは海外にも知れ渡っています。10年くらい前からオーストラリアのスキーヤーが大挙してやって来るようになったことはご存知かもしれません。関係者によると、近年のスキーシーズンに占める海外客の比率はすでに50%。ニセコのゲレンデには日本人と外国人が半々の割合でスキーを楽しんでいるというわけです(ただし、震災後の今シーズンは外客の予約キャンセルが多数発生し、風評被害の直撃が懸念されています)。
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オーストラリア人スキーヤーの多いニセコ


さて、Sir Gordon Wuとはいかなる人物か? ネット情報を寄せ集めると、Sir Gordon Wuこと胡應湘氏は1935年香港生まれのアジアを代表する実業家です。58年に米国プリンストン大学を卒業。69年に香港で土木建築業を手がける合和実業有限公司を設立。70年代には東南アジアに高速道路や発電所などのインフラ建設を進め、80年には彼が子供時代を過ごしたという香港島湾仔に当時の香港では最も高い「合和中心(ホープウェルセンター)」を建設。80年代以降は、改革開放を迎えた中国でインフラ事業やホテル開発を行いました。香港返還の97年には英国から爵士(ナイト)の称号を授与されており、中国政府との関係は……一筋縄では説明できないところがあります。
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アメリカ人ジャーナリストの書いたGordon Wu氏の評伝


なぜそんな香港の大立者がニセコにペントハウスを? その理由は、ニセコのこの20年間の変遷と関係があります。実は、オーストラリア人ほど知られていませんが、90年代後半頃からカナダ系香港人たちがちょくちょくニセコに現れるようになっていたのです。

2010年秋頃から今年の初めにかけて、中国人が北海道で森林や水源地を購入しようとしているという一部報道がありました。昨年ニセコではマレーシア華僑によるホテルの買収がすでに行なわれています。ただし気をつけてほしいのですが、ニセコでホテル経営を始めるGordon Wu氏もマレーシア実業家も、中国本土の人間ではないということです。

それにしても、いったいニセコでは何が起きているというのでしょうか。
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繁体字で「新年快樂(Happy New Year)」。つまり、中国本土客向けではないことに注意


ひとことでいうと、ニセコは日本のグローバル化の最前線にあるといえます。日本のインバウンド時代を先取りしたさまざまな現象がこの地で起きているのです。今年1月ぼくはニセコを訪ねて、現地関係者の話を聞いているのですが、その詳細については話が少々込み入っているため、あらためて別の機会に紹介したいと思います。
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by sanyo-kansatu | 2011-12-01 13:29 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2011年 11月 30日

ガイドブックでわかる旅行市場の成熟度(トラベルマート2011 その5)

ここ数年、外国人観光客向けのフリーペーパーが多数発行されるようになったことにお気づきの方も多いと思います。空港やホテルによく置かれていますね。もともと英語版がメインだったのですが、最近では中国語版(繁体字、簡体字)も増えています。

トラベルマートの会場にも、フリーペーパーを発行する制作会社がいくつか出展していました。以前、ぼくは
やまとごころ.jpの連載で、現在発行されている外客向けフリーペーパーの問題について指摘したことがあります。そこでは「本当に外国人観光客に読まれているのか?」という根本的な疑問を呈しています。そうした残念な現状があるなか、ちょっと面白い会社のブースを見つけました。

その会社はインフィニティ・コミュニケーションズ株式会社といいます。東アジア(韓国、台湾、香港など)で発行されている現地メディアと、観光客の来店を期待する日本のクライアントをつなぐ広告出稿業務を行なう代理店です。秋葉原などでよく見かける外客向けマップ「東京導遊図」の発行元でもあります。この地図は年間250万部以上発行しており、中国語版フリーペーパーとしては国内最大級の媒体だそうです。

同社のサイトには、東アジアで広告出稿業務を行なっているメディアが多数紹介されています。『旅游天地』や『新民晩報』など、中国でもおなじみの媒体ばかりです。

なぜこの会社が面白いと思ったかというと、彼らが外客向け情報発信メディアを自分たちの手で作るのではなく、現地メディアの編集者や記者に作らせるというスタイルを取っていることです。

一般に日本で発行される外客向けフリーペーパーは、日本人が作ってそれを翻訳する場合が多いようです。もともと日本の情報誌などを編集していた人たちが、同じ要領で取材し、デザインしているわけですが、実はこれが外国人に読まれないいちばんの理由といえます。なぜなら日本の編集者たちは、外客のニーズや嗜好をよく理解していないうえ、基本的に日本側のクライアントの広告に頼るビジネスモデルですから、読者不在の媒体が量産されてしまうという構造にあります。

インフィニティ・コミュニケーションズの女性担当者に話を聞いたのですが、彼女はその弊害をよく理解していました。同社のやり方はこうです。たとえば、台湾で発行されている情報誌やガイドブックの記者の来日時に、彼らの取材協力をしながら、日本のクライアントの広告をねじ込んでいく。記者側も取材経費の軽減につながる広告出稿は望むところです。しかし、クライアントに関わるページ以外は、自分たちの編集方針や取材の中身に日本側から口を出してもらいたくはない。

実は、これがいちばん重要なことなのです。海外の記者たちは、自分で見つけた日本の魅力的なスポットを自分なりの表現で自国の読者に紹介したいと考えるものです。その情熱こそが、読者を刺激し、誘客効果を生むのです。このやり方は、日本の旅行ガイドブックや雑誌などが海外取材する際の作法とまったく同じです。大事なのは、押しつけではなく、彼ら自身に発見させ、彼らの好む表現で自由に魅力を伝えさせること。日本側はそのお手伝いをするというスタンスに徹すること。それが賢いやり方なのです。

一口に東アジアといっても、観光客の特性は大きく違います。たとえば、中国と台湾でどのくらい違うかを理解するうえで、現地で発行されているガイドブックに表現されるコンテンツの比較は参考になります。

先日、北京の西単の新華書店で購入した2冊の旅行ガイドブックを紹介しましょう。一つは、台湾で発行されたガイドブックを中国の出版社がそのまま簡体字に変えただけの『东京攻略完全制覇』(2010年6月発行 人民郵電出版社)と、中国オリジナルの『东京好吃好玩真好买』(2011年10月発行 中国旅游出版社)です。
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左が『东京攻略完全制覇』(2010年6月発行 人民郵電出版社)で、右が『东京好吃好玩真好买』(2011年10月発行 中国旅游出版社)




表紙をひと目見ただけでも、台湾で作られたガイドブックは日本の媒体に限りなく近いことがわかると思います。さらに中身を見ると、その違いは歴然としています。お台場を紹介するページを見比べてみましょう。
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『东京攻略完全制覇』の紹介する物件数の豊富さや情報の細かさは、日本のガイドブックと比べても遜色ありません

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『东京好吃好玩真好买』は物件数も少ないうえ、解説の文章も写真のクオリティも残念のひとこと

両者の違いを見て何をお感じになったでしょうか。なにもぼくは中国のガイドブック編集者を貶めるためにこの2冊を比べてみせたのではありません。かつて台湾にも、中国と同じような時代があったはずです(それをいうなら、日本もそうでした)。

ここで読み取るべきなのは、東京という高度に発達した消費社会に対する両者の理解の深さの違いです。それはすなはち、両者の旅行者の成熟度の違いを意味しています。台湾からの観光客は地方から上京してきた日本人とさして変わらない感覚で東京を歩き、豊富な体験ができるのに対し、中国からの観光客の大半は、彼らのガイドブックに表現されているようなざっくりとした世界しか認知できていないということです。同じ東京にいても、見ている世界がまったく違うのです。そのタイムラグはおそらく20年以上はあるといえるでしょう。

であれば、台湾向けと中国本土向けの情報発信は、まったく中身を変えるべきなのです。そうしないとまったく相手に伝わらないからです。ところが、たいていの日本の中国語版フリーペーパーでは、繁体字版と簡体字版は文字こそ違っても、同じ内容になっています。

インフィニティ・コミュニケーションズの女性担当者はこう話してくれました。「中国客は基本団体ツアーですし、彼らに台湾や香港と同じような細かいガイドブック的な情報を発信しても意味がないので、いまは現地の高所得者向け雑誌に日本の自治体のイメージ広告を出稿することが多いです。それでも、最近中国側からカメラマンや記者を招聘するケースが増えています」。

同社では、単にインバウンド外客メディアの広告代理だけではなく、日本企業が現地に進出する際の現地媒体を使ったPR広告なども手がけているそうです。実は、そちらのほうがビジネスとして可能性が大きい気もします。いずれにせよ、現地メディアに直接アピールする取り組みはもっとあっていいと思います。
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by sanyo-kansatu | 2011-11-30 18:54 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2011年 11月 28日

日本の景観は値踏みされている(トラベルマート2011 その4)

トラベルマートの初日を終え、その日は横浜に泊まることになったのですが、パシフィコ横浜の外に広がるみなとみらいと横浜港の夜景がとてもきれいでした。
b0235153_21164341.jpg観覧車の前で記念撮影に興じる外国人バイヤーの姿も見られます。その瞬間、ぼくはハッとしました。昼間繰り広げられていたインバウンド商談会では、ぼくの目の前にある横浜の夜景もそうですが、自然景観から食、伝統文化、都市の魅力、サブカルチャーに至るまで、あらゆる日本のバリューが外国人の目によって値踏みされているという現実にあらためて気づいてしまったからでした。

観光庁長官もアピールしたように、横浜の夜景は悪くないとぼくも思いますが、外国人記者やバイヤーの頭の中では、他の国々の都市の夜景と比較され(たとえば、シドニーや香港、シンガポールと比べるとどうかしら?)、同時にコスト面や交通の利便性、付帯するショッピングやアミューズメントの質などの観点から検討され、横浜の優位性は何なのか、自国の消費者の嗜好や特性を勘案しながら品定めされているのです。

そういう目で日本の景観が見られていると考えると、インバウンドってなんて残酷な世界なのだろうと思います。地元の人間にしてみれば、自分の愛する街のよさは自分がいちばん知っている。よその土地との比較なんてどうでもいい話でしょう。ところが、観光客は「あそこはよかった、ここは悪かった」と無邪気に評定し、すべてが比較の対象となるのです。それは自分が観光客になったとき、無意識のうちにしていることでもあるわけです。

ただし、その比較検討の基準や観点はそれぞれの国によって違いますから、絶対的な評価はありえないともいえる。ある国と比べて優位性となることが、他の国からみればかえって弱点になることもある。外客誘致を始めるということは、そんな相対的な価値の比較の世界に自らを投げ込むことにほかならないことをある程度覚悟しなければなりません。

トラベルマートが招請するのは、ビジット・ジャパン・キャンペーン事業の対象15市場(韓国、台湾、中国、香港、タイ、シンガポール、インド、マレーシア、米国、カナダ、フランス、英国、ドイツ、ロシア、オーストラリア)のバイヤーです。その業者の選定と承認は日本政府観光局が行っています。

本ブログでは行きがかり上、中国インバウンドの動向を中心に追いかけていますが、日本の自治体やサプライヤーにとっては、何も中国ばかりが商談相手ではありません。自分に見合った相手探しをすることが本来あるべき姿です。相手は常に我々のバリューを品定めしているのですから、こちらも受身ではなく、相手を知り、我々の価値をどう認めてくれるのか、探っていく姿勢が必要でしょう。
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by sanyo-kansatu | 2011-11-28 21:17 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2011年 11月 28日

マルチビザ発給後の沖縄現地事情

今回のトラベルマートでは、沖縄のインバウンド関係者と面会することができました。今年7月1日より沖縄1泊が条件という変則的なルールで始まった中国人の個人観光マルチビザ(3年間有効)発給後の沖縄への中国人観光客の動向が気になるところでしたから、実際に現地で何が起きているのか、担当者に直接話を聞いてみたかったのです。
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中国の旅行会社向けに沖縄県が作った個人観光マルチビザ発給の広報資料


以下が沖縄のインバウンド関係者とのやりとりです。

――7月以降中国の個人ビザ客は増えていますか?
「これについては公式の見解と本音の部分の話があります。2009年7月に始まった中国人の個人観光ビザ発給は昨年の条件緩和をへて今年のマルチビザ発給に至るわけですが、沖縄に来る個人ビザ客は前年度の20倍以上になりました。これだけ聞けば、順調に伸びているといえる。しかし、いかんせん母数が小さい。昨年まで毎月50名程度だったのが、1000名を超えるようになったという話です。本音でいえば、ビザ効果でもっと爆発的に増えるだろうと思っていたが、それほどでもなかったといえます」

――7月末に海南航空の北京・那覇線(週2便)が新規就航したものの、傘下のCAISSA社による独占販売で、いきなり沖縄4泊5日4000元という激安ツアーが登場。中国側の関係者からも、沖縄が激安観光地に位置付けられることを懸念する声がありました(やまとごころ.jp)「中国人の日本ツアーはメイド・イン・チャイナである【前編】」沖縄側の反応はどうですか?

「我々もなぜそんなに安く売るのかとCAISSA社に申し入れましたが、聞き入れられませんでした。当初は同社を支援するつもりだったのですが、やめました。ただ来年1月から中国国際航空の北京・那覇線(週2便)が就航するため、市場が開放されることを期待しています。また上海・那覇線はすでに週6便飛んでいます。

沖縄はリピーターに支えられているという統計があります。国内客の80%以上はリピーター。一方現在中国客の大半は団体ツアーです。彼らの占めるシェアは全体から見ればまだとても小さいのですが、今後リピーターになってもらうことが大事だと考えています」

――ただせっかくマルチビザ発給の条件というインセンティブを得たのに、激安ツアーしか来ないというのでは、東京・大阪ゴールデンルートと同じ轍をふんでしまったのではないかという気もしますが……。

「外客受け入れという観点でいうと、沖縄には中国客の前に台湾客の問題があったんです。かつて台湾の方にとって初めての海外団体ツアーは沖縄という位置づけで、やはり激安だった。それを変えていくためにいろんな手を講じてきた経緯があるんです。まず『台北ウォーカー』などの若者向け情報誌で沖縄のビーチリゾートとしての側面をPRしました。台湾の方が沖縄でレンタカーを利用してもらうプランも打ち出しました。団体ではなく、個人客を増やしたかったのです。現在、台湾客の個人旅行は一般化しています。中国客にも今後同じような手を打っていくことになると思います」
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「アジアと日本文化が融合したリゾートアイランド沖縄」と題された沖縄県の映画やテレビドラマの誘致を図る広報資料。2011年は日中台合作のテレビドラマ『陽光天使』のロケが沖縄で行なわれたばかり


――なるほど、沖縄はすでにアジア客受け入れの初期段階に起こる苦い経験を、台湾客を通して知っているわけですね。アジアインバウンド市場は、団体客中心の時代から個人客へというプロセスをたどるのが常ですが、沖縄以外の自治体や観光業者をみていると、台湾からのツアーが今日の中国ツアーと同じように問題とされていた1980~90年代の事情を知っている人は少ないようです。当時は観光立国としてインバウンド振興を進めるという時代ではなかったからでしょうが、やはり沖縄は外客受け入れの難しさをよく知っているという意味でも、インバウンド先進県ですね。

「沖縄には観光しかないですからね。それでずっとやってきたのです。しかし、いま我々は強い危機感を持っています。内地からの旅行者が減少しているからです。

今回の個人マルチビザをめぐっても、いくつかの問題があります。沖縄1泊という条件も、実際どこまで守られているのか。関空経由で沖縄に寄って帰るツアーもありますが、ビザ発給時点で沖縄に立ち寄るスケジュールを組んでいたとしても、本当にその人が沖縄に立ち寄ったのかチェックする公的機関はないからです」

――えっ、私は勘違いしていました。今回の条件では最初の入国地を沖縄にしなければならないのでは?

「違います。1泊立ち寄るだけでいいんです。今回のマルチビザ発給は政府の急ごしらえの施策で、中国にある日本領事館では膨大な発給数を処理するだけでも大変な作業、対応に苦慮していると聞きます。近い将来、個人マルチビザの沖縄1泊という条件ははずされることでしょう。つまり、全国に解禁される。沖縄はそれまでが勝負といえます」

沖縄のインバウンド関係者の話からもわかるように、沖縄に立ち寄ったかどうかチェックを云々というような問題が起こること自体、今回のマルチビザ発給がいかに「急ごしらえ」の施策であったかを物語っています。

今回の施策をめぐって、当初中国側の一部から「どうして日本の地域振興のために沖縄に1泊しなければならないのか」というイチャモンがあったそうです。彼らにすれば、もっともな話ではないでしょうか。こうした中国側の受けとめ方と、かの国の富裕層の沖縄に対する認識については、以前「北京ラビオン社周社長の語る沖縄マルチビザ発給の訪日促進効果について」で書いています。

これは別の機会に考えるつもりですが、こうした「急ごしらえ」の施策も、日本のインバウンド市場の法整備に関わる政策担当者の圧倒的な経験の不足が背景にあると思います。もっとも、経験がないのは政策担当者に限った話ではなく、日本の大半の人たちがアジアインバウンドの時代を経験するのは初めてのことですから、無理もないといえる。そういう意味でも、沖縄の経験は貴重です。これからももっと耳を傾けていきたいと思います。
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by sanyo-kansatu | 2011-11-28 21:11 | “参与観察”日誌 | Comments(0)