ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

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2017年 08月 24日

044 ハルビンの氷雪祭り その1(夕暮れと氷のモニュメント)

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毎年1月から2月末にかけてハルビン市内を流れる松花江の中州で行われるハルビン氷雪大世界の会場には、氷でできた数々の建築やモニュメントが並んでいる。氷の中には電飾が埋め込んであり、さまざまな色に変わるのもきれいだが、夕暮れ時に空を赤みと濃いブルーに染め分ける時間帯の光景ほど美しいものはない。(撮影/2017 年2月)


※今年2月に訪ねた中国黒龍江省ハルビンの写真です。残暑の続くこの季節、しばらく零下30度の世界にお付き合いください。

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by sanyo-kansatu | 2017-08-24 09:02 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 08月 23日

043 綏芬河の道路標示は中ロ両国語が併記されている

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ロシア国境の町、綏芬河では道路標識はすべて中ロ両国語が併記されている。それだけ多くのロシア人がこの町を訪れているせいだが、郊外に出ると、さらに朝鮮語も加えた3カ国語が併記される場合もある。(撮影/2014年7月)


※日本でも駅や街の案内標識で英語や中国語、ハングルが併記されるようになっていますが、中ロ国境の町、綏芬河では中国語とその標準語(普通話)の読み方を指すピンインに加え、お隣の国のロシア語が併記されています。この町で商売をしている中国人はロシア語もけっこう話します。いかにも国境の町らしいと感じます。ちなみに郊外に出ると「朝鮮語も加えた3カ国語」が加わるというのは、この地方には朝鮮族が集住する地域が広範囲に点在しているからです。

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by sanyo-kansatu | 2017-08-23 08:37 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 08月 22日

042 綏芬河駅に多くのロシア人が降り立った頃

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綏芬河駅はロシア国境に位置するため、2015年までは多くのロシア人客が利用していた。16年に、この辺境の地域にも高速鉄道駅が開通したため、現在東清鉄道時代から利用された駅は閉鎖されている。(撮影/2014年7月)

※この写真を撮った日は、朝9時半に列車が着くと聞いていたので、少し早めに駅に出かけて待っていました。しばらくすると、多くのロシア人が降りてきました。ロシア人が大挙して現れると、この辺境の中国の小さな町も華やかになります。この列車は大連発ハルビン経由なので、大連やハルビンでの滞在を楽しんだ後、ロシアにバスで向かうのでしょう。彼らは改札を抜けると、それぞれの団体が予約していたと思われるバスに分乗していきました。ここで一泊するために市内のホテルに向かう人や、国際バス乗り場に向かう人だと思われます。ちなみに、綏芬河駅は1898年開業で、以前はポグラニーチナヤ駅と呼ばれていました。


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by sanyo-kansatu | 2017-08-22 13:41 | ノービザ解禁間近!極東ロシア | Comments(0)
2017年 08月 22日

まだ中国の夏休み中、ツアー客は来ています(ツアーバス路駐台数調査 2017年8月)

8月に入って東京は雨続き。7月はあんなに暑かったのに、過ごしやすいといえばそうですが、ヘンな夏です。中国東北地方の南部にすむ友人に聞くと、昨年は大雨で大洪水に見舞われたというのに、今年は日照りだそうです。どこも気候がおかしくなってます。

まだ中国の夏休み中ですから、ツアー客は来ています。といっても、2014年頃に比べると、その勢いはありません。いまツアーで日本に来るのは、中国の地方都市の人たちですから、日本路線も以前に比べると若干縮小傾向にあるので、こうなるのも当然なのでしょう。今年、訪日中国客は伸び悩んでいます。9月以降が気になるところです。

※このカテゴリでは、2011年11月から始めた御苑大通り新宿5丁目付近におけるアジアインバウンドバスの路駐台数(≒中国客の動向)を記録しています。

1日(火)12:20 3台
2日(水)11:50 3台
3日(木)12:30 4台
4日(金)12:00 3台
5日(土)未確認
6日(日)未確認
7日(月)11:50 3台、17:40 2台
8日(火)12:20 4台
9日(水)未確認
10日(木)12:10 5台
11日(金)未確認
12日(土)未確認
13日(日)未確認
14日(月)12:00 4台、17:30 2台
15日(火)未確認
16日(水)未確認
17日(木)未確認
18日(金)12:10 5台、17:30 2台
19日(土)未確認
20日(日)未確認
21日(月)12:30 4台
22日(火)12:40 6台
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23日(水)11:40 6台
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by sanyo-kansatu | 2017-08-22 13:27 | 定点観測ツアーバス調査 | Comments(0)
2017年 08月 21日

ついに起きてしまった。運転できないはずの中国人レンタカードライバー事故

先週、ついに起きてしまいました。日本では運転できないはずの中国人レンタカードライブ事故です。 

中国本土の観光客は日本でレンタカーの運転はできません (2015年09月05日)
http://inbound.exblog.jp/24859203/

地元メディアは以下のように報じています。

自転車の列 外国人運転レンタカー突っ込む 大学生4人重軽傷 北海道洞爺湖町(北海道ニュースUHB2017年8月17日)
http://www.uhb.jp/news/?id=2474

8月17日午後、北海道洞爺湖町の交差点で、ツーリング中の大学生の列に乗用車が突っ込む事故があり、4人病院に搬送され、うち1人は骨折の重傷です。

事故があったのは、洞爺湖町成香の道道と町道の交わる交差点です。

きょう午後2時30分ごろ、1列で走っていた5台の自転車の前から2番目に、交差点を曲がってきた乗用車がぶつかり、後続の3台も巻き込まれました。

この事故で、男子大学生4人が病院に搬送され、うち1人が骨折の重傷、3人が軽傷です。

車はレンタカーで、旅行に来ていた中国国籍の会社員の男性(37)が運転していました。

現場は、信号機のない交差点で、乗用車の側に一時停止の標識がありました。

警察は、運転手の男性から事故の状況を詳しく聞き、原因を調べています。


数年前からすでに沖縄や北海道では、外国人レンタカー事故が増えていたようです。

外国人観光客の交通事故激増が社会問題化…信号無視で日本人死亡事故も発生(Business Journal2017.01.16)
http://biz-journal.jp/2017/01/post_17726.html
外国人レンタカー事故急増 業界、ステッカーで対策強化(琉球新報2015年12月31日)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-196811.html
北海道では外国人観光客による交通事故の増加が深刻だった(Naverまとめ2017年02月18日)
https://matome.naver.jp/odai/2148734613224834201

今回の事故は、真夏に起きたものですが、北海道は雪道の運転がアジアの人たちには難易度が高いだろうという懸念はすでに指摘されていました。

外国人観光客と冬道事故(安全運転管理あれこれ記 交通コンサルタント小林實)
http://www.signal-net.co.jp/2011/02/post-460.html

この事故に関して、まだそれほど大きな反響はないようですが、ネットに少し反応が出ています。

中国の運転免許は日本で無効なのに中国人のレンタカー利用者が増加中(2017年8月18日)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kunisawamitsuhiro/20170818-00074684/

北海道の洞爺湖で中国の国籍を持つドライバーがレンタカーで自転車の列に突っ込み、大学生4人重軽傷という事故を起こした。このドライバーが日本で有効な運転免許証を持っていたのか不明ながら、基本的に中国の免許だと日本で運転出来ない。本来ならレンタカーも借りれないのだけれど、驚く状況が起きている。

海外からの観光客多い沖縄では、2015年に17,7%もの中国人がレンタカーを利用していたという。北海道でも徐々に増加していると言われており、危惧する声も多い。なぜ中国の免許が危険なのか? 交通法規の共通化をすすめている『ジュネーヴ条約』に中国は加入していないからだ。したがって運転の常識からして異なる。

ジュネーヴ条約に加入している国同士や、2国間で協定を結んでいる国(ドイツやフランス、台湾など)は相互の免許証が有効ながら、中国の免許証についていえば無効。つまり無免許運転ということ。なぜ日本でレンタカー出来るのか? 『レコードチャイナ』という中国の情報を伝えるネットメディアによると、偽造が多いという。

中国ではフィリピンや香港の免許をネットで買えるそうな。フィリピンはジュネーヴ条約に加入しているため、日本でも有効。香港の免許もイギリス統治時代からの継続措置で有効になっている。ちなみに日本人が中国でクルマを運転しようとしても、こういった脱法手段が無いため改めて中国の免許を取らないと運転出来ない。

いずれにしろジュネーヴ条約に加入していない国の免許は使えない。脱法行為で取得した国際免許も同じ。このあたり、レンタカー会社でキチンと確認し(基本的に中国パスポートでその他の国の免許を持っている人は希少)、無免許運転を防止すべきだと思う。海外からの観光客は大きな産業ながら、安全の担保はもっと重要だ。


これは自動車評論家の国沢光宏さんのyahoo!での連載「知らないと損する自動車情報」(https://news.yahoo.co.jp/byline/kunisawamitsuhiro/)で書かれたものです。

少し古いデータですが、中国では年間26万人が交通事故でなくなるそうです。

交通事故で年間26万人が死亡、日本に比べ中国の交通死亡事故が多いのはなぜか(レコードチャイナ2016年4月5日)
http://www.recordchina.co.jp/b132541-s0-c30.html

この記事によると「中国の2013年の交通事故による死者は26万1367人」だそう。

(以下、一部抜粋)「日本の人口は中国の約10分の1。2012年3月時点の自動車登録台数は4800万台で、1世帯当たりの平均保有台数は0.93台だった」「中国の自家用車保有台数(2015年時点)は1億2400万台、100世帯当たり31台を持っている計算」と紹介し、「日本の状況を見ると『車社会の到来イコール交通事故の多発』にはならないことが分かる」と指摘。中国で毎年2000万〜3000万人の新人ドライバーが路上に出ることで「確かにリスクは高まる」としながらも、交通事故が繰り返し発生する主な原因としてドライバーのルール違反や歩行者の信号無視、設備の不適切な設置など人為的な問題を挙げた。

気になるのは、中国のネットをみると、日本でレンタカーに乗るための裏ワザ情報が公然と紹介されていることです。簡単にいうと、日本と同じジュネーヴ条約に加入しているフィリピンで国際免許を取り、日本で使えばいいというのです。

有中国驾照,想去日本租车,可以吗?
想去日本自由行,想租车自驾,只有中国驾照,需要考国际驾照嘛?
https://www.wukong.com/answer/6438199906761965826/

ここまでやるか! という感じです。やはり、この問題も含め、中国人観光客の周辺で派生するさまざまな問題について、国レベルでの相互の話し合いが必要だと思われます。ただ、いまの習近平政権相手だと、簡単ではなさそうです。
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by sanyo-kansatu | 2017-08-21 11:28 | 気まぐれインバウンドNews | Comments(0)
2017年 08月 21日

041 中国黒龍江省、綏芬河はロシア国境の町

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中国黒龍江省東南部に位置する綏芬河は、満洲里からハルビンを経て極東ロシアに至る東清鉄道の東端に位置する国境の町だ。20世紀初頭、ロシア人によって建設された正教会が高台の上にいまも残る。現在、地元のキリスト教会の礼拝が行われているが、正教会ではないようだ。(撮影/2014年7月)

※綏芬河は中ロ東部国境で日本人など両国人以外の外国人も渡れるふたつの国境ゲートのうちのひとつです。ハルビンに比べると小さな町ですが、そこかしこに古い洋館が残っています。かつては日本人も多く住んでいました。この写真は、ロシア正教会の聖堂を背景に、朝鮮族のおばさんと子供が歩いているという、この町を象徴するイメージカットです。


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by sanyo-kansatu | 2017-08-21 10:38 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 08月 20日

中国客だけ数が増えても延べ宿泊者数が減少するのは民泊の影響と考えるべき

今年に入って訪日中国客が伸び悩んでいることはすでに報告しましたが、観光庁が集計する「宿泊旅行統計調査」や日本政府観光局(JNTO)の「訪日外客統計」のデータを見比べると、奇妙なことに気づきます。

2017年7月、訪日客トップは中国が返り咲き。でも、中国客の伸びの減速は明らか (2017年08月18日)
http://inbound.exblog.jp/27057304/

調査国すべてが訪日客が増加するのとほぼ比例して延べ宿泊者数を伸ばしているのに対し、中国客だけが数は増えているのに、2月以降、ずっと延べ宿泊者数が前年度比マイナスなのです。

宿泊旅行統計調査(観光庁)
http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/shukuhakutoukei.html
訪日外客統計(JNTO)
http://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/data_info_listing/

以下、今年の月別の訪日外客数と中国客数の伸びと同じく延べ宿泊者数の伸びの前年同月比較を書き出してみます。

2017年1月
訪日外客数 +24.0%  延べ宿泊者数 +11.0%
中国客数 +32.7%   延べ宿泊者数 +14.9%
2017年2月
訪日外客数 +15.7%  延べ宿泊者数 -4.5%
中国客数 +17.0%   延べ宿泊者数 -14.1%
2017年3月
訪日外客数 +13.6%  延べ宿泊者数 +3.0%
中国客数 +12.0%   延べ宿泊者数 -13.4%
2017年4月
訪日外客数 +16.4%  延べ宿泊者数 +15.5%
中国客数 +9.6%   延べ宿泊者数 -15.6%
2017年5月
訪日外客数 +17.3%  延べ宿泊者数 +16.3%
中国客数 +8.0%   延べ宿泊者数 -7.0%

2月に関しては、訪日外客総数の伸びに対して延べ宿泊者数がマイナスになっていますが、なかでも中国客は前年同月比で17.0%も増えているのに、延べ宿泊者数は-14.1%。この開きは相当大きいといわざるを得ません。

これはいったいどういうことでしょう。

いかにも訪日中国市場の特殊性を感じさせるデータですが、理由としてひとつ考えられるのは、今年に入って中国内陸部の地方都市からの団体客が伸び悩み、沿海経済先進地域からの個人客が増えていることから、「安近短」志向の旅行者の比率が高まっているということです。そうなると、当然1人当たりの滞在日数は短くなります。

訪日中国客にはもともと九州に大量寄港する中国からのクルーズ客が多く含まれており、彼らは船上に泊まっているため、いくら数が増えても延べ宿泊者数を押し上げることがありません。そのぶん、他国と比べる際、差し引いて考えるべきなのですが、だからといって伸び率がマイナスになる理由にはならないでしょう。

今年5月下旬、朝日新聞が興味深い以下の記事を配信しました。

ユー、夜はどこに? 訪日客は増加でも宿泊者は伸び悩み(朝日新聞デジタル2017年5月24日)
http://www.asahi.com/articles/ASK5R55GBK5RULFA01M.html

この記事について、ぼくも以下の分析を試みましたが、今回あらためて中国客の延べ宿泊者数のデータをみる限り、民泊の影響がとりわけ中国市場に強いことを確信しました。

「夜に消える? 訪日客」。背景には民泊による宿泊相場の価格破壊がある(2017年05月24日)
http://inbound.exblog.jp/26877980/

流行りものに弱い中国客ですから、来年のいま頃はまったく違う話になっている可能性もありますが、他の国々の人たちと比べても、ホテルから民泊への流れが強まっていることを実感します。どおりで中国系民泊サイトが次々と日本法人を設立しているわけです。

中国系民泊サイトが続々出展「バケーションレンタルEXPO」って何? (2017年05月29日)
http://inbound.exblog.jp/26889680/
  
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by sanyo-kansatu | 2017-08-20 20:01 | 気まぐれインバウンドNews | Comments(0)
2017年 08月 20日

040 延吉、柳京飯店の北朝鮮ガールズ

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中国吉林省延辺朝鮮族自治州の延吉にある柳京飯店というホテルには、北朝鮮から出稼ぎに来た女性たちがいて、毎夜歌謡ショーが繰り広げられている。(撮影/2008年5月)

※最近、北朝鮮への経済制裁の観点からでしょうか、彼女らの存在も制裁の対象にすべきという論調すら一部のメディアに見られます。でも、そこまで言ってしまうと、もう何も自分の頭で考えるなと言われているような気がします。彼女らは朝鮮社会においてそれなりの階層で、さまざまな役割を担っていることも確かなので、「民間交流」などと安易にいうのは正しくないかもしれません。だとしても、彼女らの演奏する楽曲やダンスの振り付けなどを見ているだけでも、いろいろうかがえることもあり、興味深い存在です。数年後にはいずれ帰国する人たちですし、彼女らの海外での見聞がもたらす朝鮮社会への影響は見逃せないと思います。


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by sanyo-kansatu | 2017-08-20 15:06 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 08月 19日

039 延辺朝鮮族の名物グルメは意外や、極ウマ羊肉串

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中国吉林省延辺朝鮮族自治州では、朝鮮料理が一般に食されているが、肉質のいい羊肉串も広く知られている。最近、日本の朝鮮族料理店でも採用されている自動回転串焼き器を発明したのも延辺の人たちだ。トウガラシだけでなく、口の中がスッとするクミンなどをまぶして食べるのが特徴だ。(撮影/2012年7月)

※日本にも一説に10万人を超える中国朝鮮族の人たちが暮らしているといわれますが、上野や新大久保などの都内のエスニックタウンでは中国朝鮮族料理店がいくつもあります。そこには、韓国&朝鮮料理と違う独自の美食の世界があります。その代表例が延辺串焼きでしょう。延辺に行くと、必ず一度は串焼き店に行きます。写真は、延吉市内にある有名チェーン店「白玉串城」のものです。

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by sanyo-kansatu | 2017-08-19 09:50 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 08月 18日

2017年7月、訪日客トップは中国が返り咲き。でも、中国客の伸びの減速は明らか

先日、2017年7月の訪日外客数統計(JNTO)が出ました。

それによると、今年上半期の圧倒的な勢いにより韓国に抜かれていた訪日客数トップの座をわずかですが、中国が取り戻しています。

2017年1~7月訪日客数
韓国 4039900(前年比42.8%増)
中国 4062500(前年比6.7%増)

日本を訪れる韓国人観光客が中国客を追い抜く勢いで増えています(2017年03月16日)
http://inbound.exblog.jp/26722251/
4年ぶりに中国を抜き、韓国が訪日外客数トップ! 中国は伸び悩み(2017年07月24日)
http://inbound.exblog.jp/27007721/

訪日外客数統計(JNTO)2017年8月16日
http://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/data_info_listing/pdf/170816_momthly.pdf

中国では7月前半から夏休みに入ることから、家族旅行のシーズンになり、団体旅行も含めた訪日旅行が増加したことが考えられます。とはいえ、増加したといっても、前年度比でわずか6.8%増(7月)にすぎず、(母数が違うので、単純に比較できませんが)これは世界金融危機が発生した2008年(6.2増)に近い伸び率です。ここ数年の2014年(83.3%増)と15年(107.3%増)、16年(27.6%増)と比較すれば、訪日中国客の伸びの減速は明らかです。

この感じでいくと、9月以降の中国客はそれほど増えるとは思えません。

背景には、春秋航空などの中国の地方都市からの日本路線の減便や運休が続いているという事情がありそうです。たとえば、中国の最も多い都市からのフライトがある関西国際空港に乗り入れる春秋航空は、昨年夏よりなんと11便もの減便となっています。関空の国際線の便数はこの夏過去最高となっていて、中国路線の総数も減っているわけではないので、ここからうかがえるのは、中国客の中身がますます沿海経済先進地域の大都市部の個人客に片寄っていく流れが強まっていることでしょう。

KIX 2017 年国際線夏期スケジュール
http://www.kansai-airports.co.jp/news/2016/2482/2017summer.PDF.pdf

こうした沿海経済先進地域からの訪日客が増えるということは、リピーターや「安近短」志向の旅行者になるということです。

実際、その傾向は昨年から現れています。

観光庁が集計する「訪日外国人消費動向調査」の最新動向(平成29年4月~6月期)をみると「訪日外国人1人当たり旅行支出は14万9,248円で、前年同期(15万9,933円)に比べ6.7%減少」「国籍・地域別にみると、英国(25万1千円)、イタリア(23万3千円)、中国(22万5千円)の順で高い」というわけで、もはや日本でいちばんお金を使うのは中国人ではありません。これは2016年の段階で、すでにそうなっています(1位オーストラリア(24万7千円)、2位中国(23万2千円)、3位スペイン(22万4千円))。

訪日外国人消費動向調査(平成29年4月~6月期)
http://www.mlit.go.jp/common/001194019.pdf

こうした市場の変化は、我々が想像する以上に早く進んでいます。今後、中国客を見る視点も、変えていく必要があるでしょう。

とはいえ、ボリュームとしては、中国客は訪日客の4人に1人を占める最大市場であることは変わりません。

こうした「消費動向調査」の結果から、これからは「欧州客」が訪日客の主役だなどと言い出すメディアや識者も現れていますが、これもどうなんでしょう。ちょっと近視眼的で表層的すぎる見方ではないでしょうか。なぜなら、中国客の一人当たりの消費金額が大幅に下がっているだけで、欧州のような遠方から日本を訪れる外国客は、「安近短」の東アジア客に比べると、滞在日数も長く、1回の日本の旅行にお金をかけるのは、ある意味当然だからです。日本人だって、イタリアに旅行に行くのと、台湾に行くのでは、滞在日数も予算も考え方が別でしょう。欧州客も同じなのです。

訪日消費、主役は欧州客 「爆買い」より体験(日本経済新聞2017/8/13)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO19940990S7A810C1EA3000/

もちろん、世界の海外旅行シーンやトレンドを牽引している欧州客の受け入れに力を入れようという主張自体は間違っていませんし、そうすべきです。でも、日本社会にもっと大きな影響を与えているのはアジア市場だということを忘れては本末転倒だと思います。
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by sanyo-kansatu | 2017-08-18 17:05 | 気まぐれインバウンドNews | Comments(0)