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ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

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2013年 10月 17日

冬は零下30度のまち、ハルビン(黒龍江省)の地下鉄が開通しました

先日、中国黒龍江省の知り合いから、ハルビンの地下鉄1号線が開通したというニュースが届きました。
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運行スタートは9月26日。区間はハルビン南駅からハルビン東駅までの全長17.48km、18駅だそうです。これで東北三省では瀋陽に次ぎ2番目の地下鉄となります。運賃は2元~4元と、北京の地下鉄と同じ価格帯で超格安です。
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ハルビンといえば、中国最北部にある黒龍江省の省都で、冬には零下30度以下になる厳寒のまちです。そこで、ハルビンの地下鉄は中国初の寒冷地仕様だそうで、零下38度の低温環境の中でも運行できるといいます。

このニュースを届けてくれたのは、ハルビンにある黒竜江省新世紀国際旅行社の呼海友さんと金龍珠さんです。地下鉄の写真も送ってくれました。

「ハルピンの地下鉄は最新技術を採り入れています。車両はアルミ合金の構造で、中国で最軽量。車体の雪花図案の装飾はハルビンらしいイメージを喚起しています。他の都市の地下鉄に比べ、騒音が少なく快適に乗車できます。車両内は空気浄化システムを採用しています。そして、信号システムは一部日本の技術を採用しており、安全性に優れています。そして、これがいちばん大事なことですが、座席の下にヒーターがあり、冬でも暖かいんですよ」とのこと。
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ハルビンの地下鉄工事は2008年から開始されました。現在、大連でも工事が進行中です。沿海地区に比べインフラが遅れがちだった東北三省の都市にも、ようやく現代的な都市交通システムが生まれています。来年ハルビンに行く予定があるので、ぜひ乗ってみたいと思います。

# by sanyo-kansatu | 2013-10-17 09:46 | 日本人が知らない21世紀の満洲