ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

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タグ:エアライン・クルーズ・鉄道・バス ( 217 ) タグの人気記事


2017年 09月 09日

鳥取市の外国人向け大阪行きバス1000円は賢い施策だが、宣伝できていなくて残念

今朝、ぼくはFacebookで先月の広島行きの交通手段についてこんな書き込みをしました。

「今回広島にはLCCのスプリングジャパンを使いました、成田第3ターミナルまでのバス代は東京駅八重洲口発で1000円(ネット予約なら900円)、広島空港から市内までのリムジンバスは1370円です。これなら新幹線や高速バスより安く広島にいけそうです」

今回の旅は、外国人観光客の立場になって、なるべくお金をかけないで楽しもうと考えていたので、ちょっとした報告のつもりでした。
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すると、ある友人から以下の返信がありました。

「広島空港からのバスが高いなと、以前からやや不満に思っています。他に手段がないんですよね...」

広島空港は市内から少し離れているので、そのくらいの料金はかかっても仕方がないとぼくは考えていたので、

「1時間くらいかかるので、まあ仕方がないかも。成田のように競合するバス会社はないでしょうし」と書き込んだら、

「何度か行きましたが、空港バスは1000円位までがありがたいですね。特に外国人目線であれば!」との返信。

そうか…。この友人は海外在住の人なので、「外国人目線」になると、そうかもしれません。なるほどと思いつつ、ぼくは再度こう書き込みました。ほとんど返しになっていませんが。

「ただ10月からシンガポール線が広島に飛ぶこともあり、バスの増便はしているようです」

それからしばらく。空港までのバス代1000円といえば、東京駅・成田空港間だけではないことを、ぼくは思い出しました。そして、再び書き込むことにしました。

「実は、鳥取市は大阪との高速バスを外国人に限り1000円(ふつうは3700円)にする助成をしています。まだ十分知られていないようで、利用者は少ないと聞きました。こういうことに助成をするのは、とても賢いやり方だと思います。PRに多額の税金を使うのに比べれば、安いものだからです。ただこんなに日本人の一般客と差をつけられてしまうのはどうなんだろう、という声もあるかもしれません。」
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外国人観光客限定超割引鳥取-大阪1000円高速バス
Only for foreign tourists! Special Price Bus!
http://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1492568317584/index.html
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これによると、今年6月から来年3月31日までの期間限定で、通常3700円の鳥取・大阪間の高速バス代が、市の助成により、外国人限定で1000円になっていることがわかります。

鳥取県には県庁所在地の鳥取市と東部の米子市に空港があるのですが、鳥取空港は羽田便のみの運航で、国際線はありません(米子空港はソウル便、香港便がある)。

つまり、鳥取県東部に外国人を送り込むには、米子空港以上に、関西国際空港から呼び込むのが効果的です。同じことは、国際線があるとはいえ、岡山や兵庫、徳島などでも実は同様です。

その意味では、拠点空港からのバス代を行政が助成するという施策は、実に賢いことです。広告代理店やコンサル会社に多額の税金を渡してPRしたところで、たいした効果がないし、個人旅行の時代、いちばん大事なのはアクセスのコストの軽減だからです。

ネットでざっと見たところ、岡山や徳島からの大阪行きバス料金は、鳥取県のような助成はやっていないようです。

もっとも、Facebookにも書いたように、ひとりの乗客として、自分は3700円払わなければならないのに、外国人は1000円というのは不公平? そんな気分がないわけではありません。そこで、鳥取市のバスセンターのカウンターのスタッフに、外国客の利用状況について聞くと「1日数名くらいでしょうか」というものでした。ほとんど活用されていないのが実態でした。

宣伝がほぼできていないせいだと思われます。バスセンターのラックにチラシが置かれていましたが、これでは目につきませんし、そもそもいまどきチラシをつくっても、外国人の手には届きません。鳥取に来てもらうためには、日本に来る前にこの割引運賃を知っておかなければ、旅行計画の材料にもなりません。
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鳥取市役所のHPの外国語ページをみても、載っていないようです。

鳥取市役所の外国語ページ
http://www.city.tottori.lg.jp/foreign/index.htm

せめて関空の外国語のアクセスページに載せていれば見る可能性もあるのでしょうが、鳥取市としては広告まで出す考えはないのでしょう。

関西国際空港の英語のアクセスページ
http://www.kansai-airport.or.jp/en/index.asp

こういうところに日本の自治体の限界が見えるというか、PR手法をもっとネットに集約すべきなのに、やることが中途半端で効果を生み出せていない実例にもなっている気がします。担当者が訪日外国人の実態をリアルに把握していないからでしょう。

とはいえ、これは自治体だけの問題というよりも、日本のIT力が国際的に圧倒的に弱いせいで、海外に通じる情報のプラットフォームをほとんど生み出せていないことがいちばん大きな問題でしょう。Live Japanの惨憺たるありさまはそれを象徴しています。

残念です。
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by sanyo-kansatu | 2017-09-09 11:07 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2017年 08月 22日

042 綏芬河駅に多くのロシア人が降り立った頃

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綏芬河駅はロシア国境に位置するため、2015年までは多くのロシア人客が利用していた。16年に、この辺境の地域にも高速鉄道駅が開通したため、現在東清鉄道時代から利用された駅は閉鎖されている。(撮影/2014年7月)

※この写真を撮った日は、朝9時半に列車が着くと聞いていたので、少し早めに駅に出かけて待っていました。しばらくすると、多くのロシア人が降りてきました。ロシア人が大挙して現れると、この辺境の中国の小さな町も華やかになります。この列車は大連発ハルビン経由なので、大連やハルビンでの滞在を楽しんだ後、ロシアにバスで向かうのでしょう。彼らは改札を抜けると、それぞれの団体が予約していたと思われるバスに分乗していきました。ここで一泊するために市内のホテルに向かう人や、国際バス乗り場に向かう人だと思われます。ちなみに、綏芬河駅は1898年開業で、以前はポグラニーチナヤ駅と呼ばれていました。


ボーダーツーリズム(国境観光)を楽しもう(綏芬河編)
http://border-tourism.jp/suifenhe/
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by sanyo-kansatu | 2017-08-22 13:41 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 08月 22日

まだ中国の夏休み中、ツアー客は来ています(ツアーバス路駐台数調査 2017年8月)

8月に入って東京は雨続き。7月はあんなに暑かったのに、過ごしやすいといえばそうですが、ヘンな夏です。中国東北地方の南部にすむ友人に聞くと、昨年は大雨で大洪水に見舞われたというのに、今年は日照りだそうです。どこも気候がおかしくなってます。

まだ中国の夏休み中ですから、ツアー客は来ています。といっても、2014年頃に比べると、その勢いはありません。いまツアーで日本に来るのは、中国の地方都市の人たちですから、日本路線も以前に比べると若干縮小傾向にあるので、こうなるのも当然なのでしょう。今年、訪日中国客は伸び悩んでいます。9月以降が気になるところです。

※このカテゴリでは、2011年11月から始めた御苑大通り新宿5丁目付近におけるアジアインバウンドバスの路駐台数(≒中国客の動向)を記録しています。

1日(火)12:20 3台
2日(水)11:50 3台
3日(木)12:30 4台
4日(金)12:00 3台
5日(土)未確認
6日(日)未確認
7日(月)11:50 3台、17:40 2台
8日(火)12:20 4台
9日(水)未確認
10日(木)12:10 5台
11日(金)未確認
12日(土)未確認
13日(日)未確認
14日(月)12:00 4台、17:30 2台
15日(火)未確認
16日(水)未確認
17日(木)未確認
18日(金)12:10 5台、17:30 2台
19日(土)未確認
20日(日)未確認
21日(月)12:30 4台
22日(火)12:40 6台
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23日(水)11:40 6台
24日(木)12:20 4台
25日(金)11:30 6台
26日(土)未確認
27日(日)~31日(木) 未確認
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by sanyo-kansatu | 2017-08-22 13:27 | 定点観測ツアーバス調査 | Comments(0)
2017年 08月 21日

ついに起きてしまった。運転できないはずの中国人レンタカードライバー事故

先週、ついに起きてしまいました。日本では運転できないはずの中国人レンタカードライブ事故です。 

中国本土の観光客は日本でレンタカーの運転はできません (2015年09月05日)
http://inbound.exblog.jp/24859203/

地元メディアは以下のように報じています。

自転車の列 外国人運転レンタカー突っ込む 大学生4人重軽傷 北海道洞爺湖町(北海道ニュースUHB2017年8月17日)
http://www.uhb.jp/news/

8月17日午後、北海道洞爺湖町の交差点で、ツーリング中の大学生の列に乗用車が突っ込む事故があり、4人病院に搬送され、うち1人は骨折の重傷です。

事故があったのは、洞爺湖町成香の道道と町道の交わる交差点です。

きょう午後2時30分ごろ、1列で走っていた5台の自転車の前から2番目に、交差点を曲がってきた乗用車がぶつかり、後続の3台も巻き込まれました。

この事故で、男子大学生4人が病院に搬送され、うち1人が骨折の重傷、3人が軽傷です。

車はレンタカーで、旅行に来ていた中国国籍の会社員の男性(37)が運転していました。

現場は、信号機のない交差点で、乗用車の側に一時停止の標識がありました。

警察は、運転手の男性から事故の状況を詳しく聞き、原因を調べています。


数年前からすでに沖縄や北海道では、外国人レンタカー事故が増えていたようです。

外国人観光客の交通事故激増が社会問題化…信号無視で日本人死亡事故も発生(Business Journal2017.01.16)
http://biz-journal.jp/2017/01/post_17726.html
外国人レンタカー事故急増 業界、ステッカーで対策強化(琉球新報2015年12月31日)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-196811.html
北海道では外国人観光客による交通事故の増加が深刻だった(Naverまとめ2017年02月18日)
https://matome.naver.jp/odai/2148734613224834201

今回の事故は、真夏に起きたものですが、北海道は雪道の運転がアジアの人たちには難易度が高いだろうという懸念はすでに指摘されていました。

外国人観光客と冬道事故(安全運転管理あれこれ記 交通コンサルタント小林實)
http://www.signal-net.co.jp/2011/02/post-460.html

この事故に関して、まだそれほど大きな反響はないようですが、ネットに少し反応が出ています。

中国の運転免許は日本で無効なのに中国人のレンタカー利用者が増加中(2017年8月18日)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kunisawamitsuhiro/20170818-00074684/

北海道の洞爺湖で中国の国籍を持つドライバーがレンタカーで自転車の列に突っ込み、大学生4人重軽傷という事故を起こした。このドライバーが日本で有効な運転免許証を持っていたのか不明ながら、基本的に中国の免許だと日本で運転出来ない。本来ならレンタカーも借りれないのだけれど、驚く状況が起きている。

海外からの観光客多い沖縄では、2015年に17,7%もの中国人がレンタカーを利用していたという。北海道でも徐々に増加していると言われており、危惧する声も多い。なぜ中国の免許が危険なのか? 交通法規の共通化をすすめている『ジュネーヴ条約』に中国は加入していないからだ。したがって運転の常識からして異なる。

ジュネーヴ条約に加入している国同士や、2国間で協定を結んでいる国(ドイツやフランス、台湾など)は相互の免許証が有効ながら、中国の免許証についていえば無効。つまり無免許運転ということ。なぜ日本でレンタカー出来るのか? 『レコードチャイナ』という中国の情報を伝えるネットメディアによると、偽造が多いという。

中国ではフィリピンや香港の免許をネットで買えるそうな。フィリピンはジュネーヴ条約に加入しているため、日本でも有効。香港の免許もイギリス統治時代からの継続措置で有効になっている。ちなみに日本人が中国でクルマを運転しようとしても、こういった脱法手段が無いため改めて中国の免許を取らないと運転出来ない。

いずれにしろジュネーヴ条約に加入していない国の免許は使えない。脱法行為で取得した国際免許も同じ。このあたり、レンタカー会社でキチンと確認し(基本的に中国パスポートでその他の国の免許を持っている人は希少)、無免許運転を防止すべきだと思う。海外からの観光客は大きな産業ながら、安全の担保はもっと重要だ。


これは自動車評論家の国沢光宏さんのyahoo!での連載「知らないと損する自動車情報」(https://news.yahoo.co.jp/byline/kunisawamitsuhiro/)で書かれたものです。

少し古いデータですが、中国では年間26万人が交通事故でなくなるそうです。

交通事故で年間26万人が死亡、日本に比べ中国の交通死亡事故が多いのはなぜか(レコードチャイナ2016年4月5日)
http://www.recordchina.co.jp/b132541-s0-c30.html

この記事によると「中国の2013年の交通事故による死者は26万1367人」だそう。

(以下、一部抜粋)「日本の人口は中国の約10分の1。2012年3月時点の自動車登録台数は4800万台で、1世帯当たりの平均保有台数は0.93台だった」「中国の自家用車保有台数(2015年時点)は1億2400万台、100世帯当たり31台を持っている計算」と紹介し、「日本の状況を見ると『車社会の到来イコール交通事故の多発』にはならないことが分かる」と指摘。中国で毎年2000万〜3000万人の新人ドライバーが路上に出ることで「確かにリスクは高まる」としながらも、交通事故が繰り返し発生する主な原因としてドライバーのルール違反や歩行者の信号無視、設備の不適切な設置など人為的な問題を挙げた。

気になるのは、中国のネットをみると、日本でレンタカーに乗るための裏ワザ情報が公然と紹介されていることです。簡単にいうと、日本と同じジュネーヴ条約に加入しているフィリピンで国際免許を取り、日本で使えばいいというのです。

有中国驾照,想去日本租车,可以吗?
想去日本自由行,想租车自驾,只有中国驾照,需要考国际驾照嘛?
https://www.wukong.com/answer/6438199906761965826/

ここまでやるか! という感じです。やはり、この問題も含め、中国人観光客の周辺で派生するさまざまな問題について、国レベルでの相互の話し合いが必要だと思われます。ただ、いまの習近平政権相手だと、簡単ではなさそうです。
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by sanyo-kansatu | 2017-08-21 11:28 | 気まぐれインバウンドNews | Comments(0)
2017年 08月 18日

2017年7月、訪日客トップは中国が返り咲き。でも、中国客の伸びの減速は明らか

先日、2017年7月の訪日外客数統計(JNTO)が出ました。

それによると、今年上半期の圧倒的な勢いにより韓国に抜かれていた訪日客数トップの座をわずかですが、中国が取り戻しています。

2017年1~7月訪日客数
韓国 4039900(前年比42.8%増)
中国 4062500(前年比6.7%増)

日本を訪れる韓国人観光客が中国客を追い抜く勢いで増えています(2017年03月16日)
http://inbound.exblog.jp/26722251/
4年ぶりに中国を抜き、韓国が訪日外客数トップ! 中国は伸び悩み(2017年07月24日)
http://inbound.exblog.jp/27007721/

訪日外客数統計(JNTO)2017年8月16日
http://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/data_info_listing/pdf/170816_momthly.pdf

中国では7月前半から夏休みに入ることから、家族旅行のシーズンになり、団体旅行も含めた訪日旅行が増加したことが考えられます。とはいえ、増加したといっても、前年度比でわずか6.8%増(7月)にすぎず、(母数が違うので、単純に比較できませんが)これは世界金融危機が発生した2008年(6.2増)に近い伸び率です。ここ数年の2014年(83.3%増)と15年(107.3%増)、16年(27.6%増)と比較すれば、訪日中国客の伸びの減速は明らかです。

この感じでいくと、9月以降の中国客はそれほど増えるとは思えません。

背景には、春秋航空などの中国の地方都市からの日本路線の減便や運休が続いているという事情がありそうです。たとえば、中国の最も多い都市からのフライトがある関西国際空港に乗り入れる春秋航空は、昨年夏よりなんと11便もの減便となっています。関空の国際線の便数はこの夏過去最高となっていて、中国路線の総数も減っているわけではないので、ここからうかがえるのは、中国客の中身がますます沿海経済先進地域の大都市部の個人客に片寄っていく流れが強まっていることでしょう。

KIX 2017 年国際線夏期スケジュール
http://www.kansai-airports.co.jp/news/2016/2482/2017summer.PDF.pdf

こうした沿海経済先進地域からの訪日客が増えるということは、リピーターや「安近短」志向の旅行者になるということです。

実際、その傾向は昨年から現れています。

観光庁が集計する「訪日外国人消費動向調査」の最新動向(平成29年4月~6月期)をみると「訪日外国人1人当たり旅行支出は14万9,248円で、前年同期(15万9,933円)に比べ6.7%減少」「国籍・地域別にみると、英国(25万1千円)、イタリア(23万3千円)、中国(22万5千円)の順で高い」というわけで、もはや日本でいちばんお金を使うのは中国人ではありません。これは2016年の段階で、すでにそうなっています(1位オーストラリア(24万7千円)、2位中国(23万2千円)、3位スペイン(22万4千円))。

訪日外国人消費動向調査(平成29年4月~6月期)
http://www.mlit.go.jp/common/001194019.pdf

こうした市場の変化は、我々が想像する以上に早く進んでいます。今後、中国客を見る視点も、変えていく必要があるでしょう。

とはいえ、ボリュームとしては、中国客は訪日客の4人に1人を占める最大市場であることは変わりません。

こうした「消費動向調査」の結果から、これからは「欧州客」が訪日客の主役だなどと言い出すメディアや識者も現れていますが、これもどうなんでしょう。ちょっと近視眼的で表層的すぎる見方ではないでしょうか。なぜなら、中国客の一人当たりの消費金額が大幅に下がっているだけで、欧州のような遠方から日本を訪れる外国客は、「安近短」の東アジア客に比べると、滞在日数も長く、1回の日本の旅行にお金をかけるのは、ある意味当然だからです。日本人だって、イタリアに旅行に行くのと、台湾に行くのでは、滞在日数も予算も考え方が別でしょう。欧州客も同じなのです。

訪日消費、主役は欧州客 「爆買い」より体験(日本経済新聞2017/8/13)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO19940990S7A810C1EA3000/

もちろん、世界の海外旅行シーンやトレンドを牽引している欧州客の受け入れに力を入れようという主張自体は間違っていませんし、そうすべきです。でも、日本社会にもっと大きな影響を与えているのはアジア市場だということを忘れては本末転倒だと思います。
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by sanyo-kansatu | 2017-08-18 17:05 | 気まぐれインバウンドNews | Comments(0)
2017年 08月 18日

038 ウラジオストク港から出航するスラビヤンカ行きフェリー

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ウラジオストクは半島の先に位置するため、近郊の町に車で移動するには半島を大回りしなければならない。中国国境とウラジオストクの中間点に当たるスラビヤンカまでは定期フェリー船が出ている。(撮影/2012年6月)

※ウラジオストクが身近になると、街歩きも面白いけれど、近郊の町へ電車やフェリーで旅してみたくなります。ロシアという国は、入国に関してはいろいろメンドウですが、いったん入ってしまえば自由なので、楽しく旅行できます。

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by sanyo-kansatu | 2017-08-18 13:13 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 08月 16日

037 アルグン河の対岸から手を振るロシア人の親子(室緯)

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黒龍江(アムール河)の支流のひとつ、アルグン河は中国内蒙古自治区とロシアを隔てる、川幅わずか100mほどの国境だ。対岸にはロシアの小さな村があり、中国側から出航する遊覧船に乗ると、村人たちの姿に出会える。(撮影/2016年7月)

※中国内蒙古自治区北東部に広がる草原は、北上するにつれて湿原に変わり、さらに白樺並木の深い森に変わっていきます。アルグン河は中ロ国境を隔てる川として、緩やかに蛇行しながら黒龍江にぶつかるまで流れています。室緯のあたりまではまだ川幅が狭く、両国民はのどかに交流しています。室緯には小さなイミグレーションと橋がありますが、中ロ国民以外は通行できません。


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by sanyo-kansatu | 2017-08-16 12:59 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 08月 14日

035 ウラジオストク市内を走る路面電車 その2

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ウラジオストクの路面電車は100年以上の歴史がある。現在唯一残っている路線は、ウラジオストク駅から東へ約5kmのミンニ・ガラドク公園(Минный городок)からサハリンスカヤ通り(ул. Сахалинская)までを約30分でつないでいる。車両はさまざまで、 モスグリーンに塗られた車両は、草ボウボウの線路をのんびり走る。(撮影/2012年6月)

※ウラジオストクの路面電車の運賃は13RB。キタイスキー市場の最寄りの停車場はスポルチヴナヤ(Спортивная)。路線は中心部から少し離れているが、ぜひ乗ってみたい。


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by sanyo-kansatu | 2017-08-14 10:02 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 08月 10日

031 ウラジオストク市内を走る路面電車 その1

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衣料や食品、生活雑貨などがすべて揃うキタイスキー市場は、ウラジオストクの庶民の暮らしを知るには恰好のスポットだ。 市場の隣には市内で唯一の路面電車が走る。100年以上の歴史をもつレトロな車両が魅力的。(撮影/2012年6月)

※19世紀後半にヨーロッパで導入が始まった路面電車は、その後、各国のモータリーゼーションの進展により徐々に廃止されるに至っていますが、ドイツやロシアでは比較的多くの路面電車が残っているといわれます。ウラジオストクでも市内の車が増加し、中心部のメイン通りの走行は見られませんが、市街地東部から郊外に向かう路面電車が唯一残っています。外観のデザインは、日本国内や中国の大連などで走っている路面電車とは違い、いかにもソ連風なところが新鮮です。

掘り出し物も見つかる「キタイスキー市場」
http://urajio.com/item/0532


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by sanyo-kansatu | 2017-08-10 08:52 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2017年 08月 07日

028 金角湾をボートクルージング(ウラジオストク)

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ウラジオストクの友人のボートで金角湾からルースキー島までショートクルーズを楽しんだ。金角橋の下をくぐる瞬間のショット。夏のウラジオストク周辺は早朝は海霧に覆われ、どんよりしているが、10時を過ぎると、快晴に変わる。いまではフェリーターミナルの脇から遊覧クルーズ船も出ている。1時間コースと2時間コースがある。(撮影/2012年6月)

※ウラジオストクの遊覧クルーズは、毎日11時から19時までほぼ1時間おきに出航。料金は1時間コースは700ルーブル、2時間コースは1000ルーブル。

金角湾海上遊覧船(ロシア語名:Морские экускурсии)
http://urajio.com/item/0559


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by sanyo-kansatu | 2017-08-07 09:08 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)