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2017年 03月 02日

過去最高400万人超えの台湾客はいま日本で何を楽しみたいのか?

昨年の訪日台湾人数は416万7400人。リピーターが多く、全国各地に足を延ばす台湾客は1980年代から日本を訪れている。彼らはどのような人たちで、日本がなぜ好きなのか。そろそろ飽和市場といわれるなか、さらにこの勢いを盛り上げるために何ができるのか、考えたい。
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昨年の訪日台湾人数が過去最高の416万7400人ということは、人口2300万人のうち6人に1人が日本を訪れたことになる。台湾から毎年これだけ多くの人たちが日本を訪れる理由は何だろうか。

それを理解するうえで参考になる映画がある。中国のオムニバス映画『Cities in Love(恋愛する都市)』(2015)の一編として収録されている『Honeymoon(蜜月)』という約20分の短編作品だ。

台湾人監督が描く北海道ハネムーン旅行

『Honeymoon(蜜月)』は、北海道を舞台にした中国人カップルのハネムーン旅行を描いている。台湾人の傅天余監督は1973年生まれの女性で、岩井俊二監督に影響を受けたという。

恋爱中的城市(YOU TUBE)※『蜜月』は1時間2分40秒頃から。
https://www.youtube.com/watch?v=JT6K7HyzAPE

物語はハネムナーのふたりが窓の外の雪景色を見ながら温泉に入るシーンから始まる。部屋に戻ったふたりが床に就くと、新郎の携帯が鳴る。電話の相手は会社のボスで、彼のスマホに北海道産の干物屋の写真を送ってくる。土産に買ってこいというのだ。
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↑亜熱帯に暮らす台湾人にとって、雪見温泉は極上体験

新婦は北海道で行きたいところ、食べたいもの、体験したいことをいくつも計画していたが、翌朝彼らは温泉宿をキャンセルし、干物屋を探しに行くことになった。彼女は大いに不満である。

小樽駅から電車に乗り、ある無人駅で下車。その後、ふたりは路線バスに乗る。バスを降りて、雪道を歩いているうちに大喧嘩を始める。そして、彼を置き去りにして彼女はひとりで歩いていってしまう。
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↑雪に覆われた無人駅はハネムナーにとってはロマンチックな世界。今年初め、この映画を観た中国人観光客が線路に降りて、電車を停めるという報道があった

ついに日が暮れ、大雪の路上でスーツケースに座って途方に暮れていた彼に電話がかかる。彼女からだった。「見つかったのよ」。

彼女はすでに干物屋を見つけ、自宅に招き入れてもらい、部屋で休んでいたのだった。こうしてふたりは老夫婦の暮らす家にホームステイすることになる。囲炉裏を囲んで片言の日本語で会話をしているうちに、喧嘩ばかりしていたふたりが寄り添うところで終幕となる。

台湾客はローカルバスが好き?

ほのぼのとしたラブコメディであり、この作品に見られる日本の老夫婦に対する温かいまなざしは、いかにも台湾人監督らしい。ハネムーンの話ということで、いまの若い台湾人や、おそらく中国人も(同作品はまがりなりにも中国映画である)、日本で体験したいことがもれなく盛り込まれていると解釈していいかもしれない。

この作品には以下のようなシーンが出てくる。

雪景色、温泉、納豆、ローカル線、駅弁、無人駅、ローカルバス、雪道を歩く、日本酒の熱燗、ホームステイ(民泊)、日本人老夫婦との交流

一見なんの変哲もないようだが、これらは台湾の人たちが日本でやってみたくてたまらない体験のラインナップと見ていいのではないだろうか。わざわざローカルバスに乗ることも、最近の日本のテレビ局が低予算ゆえに盛んにつくっている路線バスの旅番組の影響があるかもしれない。台湾では日本のテレビ番組が多く放映されているからだ。
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↑バスの中でふたりの気持ちは離れてしまったよう。「せっかくのハネムーンなのに、自分はどこに連れて行かれているのだろう…」。彼女の気持ちは理解できる

ここには、彼女が当初計画に入れていた和牛の焼肉やタラバガニの食事もそうだし、ドラッグストアや免税店の買い物といった一般の日本人がイメージする訪日中国客の姿は一切出てこない。彼女が「見つけた」と語る日本の老夫婦との和やかな語らいの時間に比べれば、そんな誰でもできるようなことなど、たいした価値はないのである。

自分たちの住む小さな田舎町を訪ねてきたふたりの様子を訝しがりながら、老夫婦は自分たちの新婚旅行先がハワイだったと話す。おそらく1970年代のことだろう。こうしたエピソードを挿入できるのも、昔から日本のことをよく知っている台湾人監督ゆえの味つけだと思われる。
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↑日本酒の熱燗を酌み交わしながら、老夫婦の思い出話を聞くふたり

台湾版「田舎に泊まろう」ウルルンツアー

長崎県の島原半島の南端にある南島原市では、2013年から台湾の団体客を農家民泊させるツアーを受け入れている。ツアー名は「來去郷下住一晩(田舎に泊まろう)」。催行しているのは、台北にある名生旅行社だ。
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↑「來去郷下住一晩(田舎に泊まろう)」

名生旅行社:http://www.msttour.com.tw/web/major.asp

このツアーで、台湾客たちは民泊先の畑で地元の農産物の収穫をした後、ホスト家族と一緒に料理をし、夕食を味わう。その心温まる体験は、台湾メディアに報じられたことで人気を呼び、毎年多くの台湾客が訪れるようになった。
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↑筆者が同行取材した台北在住の黄さん一家は民泊先のビニールハウスでナスやピーマンを収穫した
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↑民泊先のキッチンで家族と一緒につくった夕食を楽しむ

(参考)台湾版「田舎に泊まろう」ウルルンツアー密着レポート(長崎県南島原市)
http://inbound.exblog.jp/24747209/

南島原市が農家民泊事業を始めたのは2009年から。最初は長崎県の中学生から受け入れを始め、全国の中高生の修学旅行生へと広げていったという。いまでは年間約1万人の民泊を受け入れており、約160の民家が対応している。

民泊ツアーに参加する台湾客について、添乗員の林尚緯さんはこう話す。

「このツアーでは、福岡や壱岐島、湯布院、長崎などを訪ねます。福岡ではグランドハイアット、湯布院では有名な温泉旅館に泊まるように、決して安いツアーではない。お客さんの多くは、すでに東京や大阪、北海道などには行き尽くした、日本をよく知るリピーターです。日本が好きになって、もっと奥まで日本のことを知りたい。今回、南島原の民泊は2回目というリピーターのお客さんもいました。帰国後、アンケートを取ると、ほとんどの方が民泊がいちばん良かったと回答しています」。
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↑台湾から来た8家族(33名)がそれぞれの受入先の農家に分かれて民泊した(2015年7月)

帰り際に地元の公民館に台湾客が全員集まり、お別れの会をするのだが、感極まって涙を見せる人も多いという。一緒に過ごした1日の時間を思い出すと、お互い言葉がわからなくてもどかしいぶん、ぐっとこみ上げてくるものがあるようだ。まさにウルルンツアーなのである。

日本人と触れあいたいという思い

民泊ツアーの添乗員の林尚緯さんが言うように、台湾客は日本のリピーターが多い。一般に市場が成熟すると、団体から個人へと移行するといわれるが、台湾客は個人比率が高いものの、仲間でわいわい楽しみながら旅行をするのが好きな人たちである。日本の情報も、テレビはもちろん、ネットが普及する前の紙メディアが主流の時代から接していたという意味で、年季の入った日本ファンといえる。

そのため、彼らは日本人の好みや流行、考え方を比較的素直に受け取る傾向が強い。台北で現地情報誌の立ち上げに関わった編集者の鈴木夕未さんによると「台湾人の日本旅行の好みは、ほとんど日本人と一緒。よく外国人目線を大切にというけれど、彼らは日本人目線とそんなに変わらない。日本人がカワイイと思うもの、素敵と思うもの、行ってみたいと思うところもほぼ同じ。日本の女性誌に掲載されているような店を台湾人は好みます」という。

「日本が好きになって、もっと奥まで日本のことを知りたい」という台湾客の思いを理解するうえで参考になるのが、台湾出身の日本薬粧研究家の鄭世彬さんが書いた『爆買いの正体』(飛鳥新社)だろう。彼は日本の医薬品や化粧品、美容・健康商品の専門家で、すでに台湾、中国で10冊以上の案内書を出版している。同書は台湾人も含めた華人の「爆買い」を経済現象としてみるのではなく、民族的、歴史的な背景をもった文化現象として描いていることが特徴だ。

さらに、台湾人によるあふれんばかりの日本愛の告白書でもある。なぜ台湾の人たちがこれほど多く日本を訪れるのか、その理由を熱く語ってくれている。それは、ひとことでいえば、日本人ともっと触れあいたいという思いがあるからなのである。
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↑『爆買いの正体』(飛鳥新社)http://goo.gl/DXhOMa

1980年代から日本を旅行していた台湾客

台湾の人たちが日本に旅行に訪れるようなったのは、1979年以降である。その年、台湾人の海外渡航が自由化されたからだ。

アジア映画ファンなら、台湾映画を代表する候孝賢監督が製作に携わった『多桑 父さん』(呉念眞監督 1994年)という作品に登場する老人のことを知っているかもしれない。彼は日本統治時代に教育を受けた世代で、戦後多くの苦労を重ねたが、夢は日本旅行に行って富士山を見ることだった。結局、老人は夢を果たせなかったことで物語は終わるが、多くの台湾の人たちが自由化後に最初に向かった先は日本だったのだ。

とはいえ、80年代当時は年間約40万人、90年代でも約80万人ほどだった。それが一気に増えたのは、2000年代に入ってからである。

引き金になったのは、2005年の愛知万博開催を期に台湾人に対する観光ビザを免除したことだ。さらに、日本への往来を格段に便利にしたのが日本の航空政策である。海外の国々との間で航空便の路線や発着枠、便数を自由化させるオープンスカイ協定の改定や推進で、特に近年の目覚しい路線数の拡充は、米国との協定を締結させた2010年10月以降、続々とアジア各国との同様の協定を進めた。

なかでも地方空港への国際線乗り入れ増加に影響を与えたのは、10年の韓国、11年の台湾、香港、12年の中国との協定締結だろう。台湾と日本のオープンスカイ協定は、11年11月に調印されたが、これにより台湾からの関西国際空港や中部国際空港、そして地方空港への乗り入れは自由化され、就航エアラインやチャーター便の規制も撤廃されたことから、従来のチャイナエアラインやエバー航空に加え、翌年よりマンダリン航空やトランスアジア航空(16年11月解散)の4社が定期便の運航を開始した。

現在、これに加えてLCC(格安航空会社)が日本と台湾を結んでいる。国内系はジェットスターやピーチ・アビエーション、バニラエア。外国系はシンガポールのスクート航空、昨年から仙台や岡山などの地方都市への運航を開始したタイガーエア台湾。もちろん、これに日本航空と全日空が加わる。台湾のエアラインは日本の地方都市にも多く就航していることが特徴で、台湾メディアによれば、「日本と台湾を結ぶ航空便は毎日約100便」(フォーカス台湾2016年5月29日)飛んでいるという。
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↑台湾で開催される旅行博では、日本ブースが最大規模。会場では日本ツアーが大量に販売される

ビザ免除とオープンスカイ協定終結による相乗効果が、昨年台湾からの訪日客が400万人を超えるまでに拡大した最大の理由といえる。

双方向の交流を進め、盛り上げたい

日本政府観光局(JNTO)によると、昨年の1月から10月まで日本は台湾人の海外旅行先トップだったという。数の規模は飛躍的に拡大し、前年からの伸び率も13.3%増と決して低いとはいえないが、一時期の勢いは収まり、市場は飽和状態という声もある。

昨年下半期に若干伸びが落ちた背景には、2015年12月に日本路線の運航を開始したVエアの撤退(16年9月)やトランスアジア航空の解散(11月)などの影響があったと考えられる。

日台間を結ぶ航空便が減れば、当然訪日客数に影響が出る。であれば、航空便の維持のためにも、我々も台湾に出かけるべきではないだろうか。さいわい、日本から台湾を訪れる観光客数はここ数年、わずかではあるが増加傾向にある(2015年で167万2000人)。ただし、台湾から日本を訪れる数に比べると、半分以下だ。双方向の交流こそが、台湾の訪日市場をさらに盛り上げることにつながるはずだ。

台湾が日本からの観光客を待望するのはもうひとつの理由がある。2016年1月の台湾総統選挙の結果、民進党の蔡英文主席が当選したが、それ以後、中国からの観光客が大きく減少しているからだ。

訪日台湾市場を理解するためには、現地をよく知ることが欠かせない。ぜひ多くの日本人が今年は台湾に足を運んでほしい。

※やまとごころ.jp
http://www.yamatogokoro.jp/report/2934/
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by sanyo-kansatu | 2017-03-02 12:19 | やまとごころ.jp コラム | Comments(0)
2017年 03月 01日

中国バス客が減って東新宿のインバウンド商売も苦戦し始めています(ツアーバス路駐台数調査 2017年3月)

中国団体ツアー客の都内の昼食立ち寄りスポットだった東新宿界隈に異変が起きています。

中国バス客が減ってきているためです。いまや訪日中国客の半分は個人客。東新宿に現れるのは、中国の内陸都市などから来る初訪日組のゴールデンルートの団体客たちですが、彼らの数はもはや増えてはいないのです。

中国団体客を当て込んで、2015年9月中旬にオープンしたツアー客向け食堂「金鍋」は、ついにオーナーが代わり、新たに一般向けの居酒屋「うぬぼれ屋」に3月1日から営業を再開しました。
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新宿5丁目に中国客向けインバウンド居酒屋がオープン(2015年 09月 27日)
http://inbound.exblog.jp/24938094/

そこで、性懲りもなく、オープン初日に訪ねてみました。
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以前のオーナーは山東省出身者たちでしたが、彼らから営業権を買い取ったのは安徽省出身者でした。

彼ら在外華人は商機を求めて世界中どこにでも現われ、「発財」しています。店員のひとりの女性に聞くと、彼女は福建省出身。「去年は毎日300人以上中国のお客さんが来たけれど、最近は少なくなった。夜はもうほとんど来ない。だから、一般向けの営業を再開することにした」といいます。でも、大丈夫でしょうか…。

では、なぜこんなに中国バス客が減ったのか。訪日中国客数だけは増えているというのに…。それは前述したとおり、団体から個人へ旅行スタイルが移行したせいですが、もはや中国の地方都市はかつてのように海外旅行客を送り出せるだけの経済発展が見込めなくなったことを意味しているともいえそうです。で、訪日するのは、上海などの経済先進地域のリピーターたちばかりです。彼らは中国政府の政策により押し上げられた不動産価格に酔いしれています。彼らの中の数少ない人たちは個人ビザで訪日し、在日中国人の経営する民泊(マンション)に泊まり、同じく中国人が運転する白タクを利用しています。

この状況が、想像以上に進んでいることが、最近の取材で見えてきました。その点については、今後報告したいと思います。

※このカテゴリでは、2011年11月から始めた御苑大通り新宿5丁目付近におけるアジアインバウンドバスの路駐台数(≒中国客の動向)を記録しています。

1日(水)12:20 3台、18:00 0台
2日(木)11:40 3台
3日(金)~12日(日)未確認
13日(月)11:50 3台
14日(火)12:20 3台
15日(水)13:20 6台
16日(木)13:00 7台
※春めいてきたと思ったら、急にバスの数が増えてきました。もうすぐ桜のシーズン到来です。

17日(金)12:40 4台
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※この日は、例の金鍋で初めてランチを取りました。しばらくすると、中国の団体客が入店してきました。40名近いと思います。添乗員の中国人に聞くと、遼寧省大連からのツアーだそうです。安徽省出身の店長は言います。「開店以来、中国のいろんなところから来る。ことばのまったく通じない地方の人もいる」。予約の入りは思わしくないようで、店長の顔色も冴えませんが、中国全土から来店しているようです。
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by sanyo-kansatu | 2017-03-01 18:43 | 定点観測ツアーバス調査 | Comments(0)
2017年 02月 08日

スノボのオージーもAirBnB。東新宿は民泊のメッカです(ツアーバス路駐台数調査 2017年2月)

今年の春節は中国の団体客の比率がかなり下がったようですが、新宿を訪れるツアーバスはそこそこでした。すでに一昨年前からその現象は起きていたことは、この定点観測のデータからもわかることです。

中国団体客が減って困る人、ほくそ笑む人?
http://inbound.exblog.jp/26614855/

おかげで、中国団体客専用に開業した在日中国人の食堂はかつてのような混雑もなく、この先いつまで営業を続けるのか気になるところです。彼らは儲かると思えば、すぐに投資をしますが、ダメだと思ったら、手を引くのが早いからです。面白いのは。例の「金鍋」の店内を覗くと、日本の酒造メーカーのポスターが貼ってあったり、まるで日本人も来店している居酒屋のようですが、いまはまったく一般客の利用はできないのです。

※このカテゴリでは、2011年11月から始めた御苑大通り新宿5丁目付近におけるアジアインバウンドバスの路駐台数(≒中国客の動向)を記録しています。

1日(水)未確認
2日(木)未確認
3日(金)17:50 3台
4日(土)未確認
5日(日)未確認
6日(月)12:40 5台、17:20 3台
7日(火)12:10 6台、16:20 2台
8日(水)12:20 6台、12:45 4台、17:40 4台
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この日は、朝から面白い光景を目撃しました。丸の内線新宿御苑前駅を降りたぼくは仕事場に向かって新宿1丁目を歩いていたのですが、とあるマンションから5人組の背の高い青年たちがスノボをひきずり、出てくるのに出くわしました。オージーだと思われます。彼らはAirBnBでこのマンションの一室で民泊しているものと思われます。まさに東新宿は民泊のメッカです。
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お昼になったので、ランチをしに仕事場を抜け出したところ、IMANO TOKYO HOSTELの前に大男のバックパッカーが立っていました。
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新宿5丁目の例のスポットに行くと、バスが6台も駐車していて、いままさに中国団体客ご用達焼肉店「味仙荘」の前からバスに乗り込むところでした。東京医大通りには、派手なおそろいの防寒コスチュームとサングラスをした、まるでスキーヤーのようないでたちのアジア系の女の子ふたり組が歩いていました。さすがに、この時期、東新宿界隈はにぎやかです。

9日(木)12:50 2台
10日(金)12:30  6台
11日(土)未確認
12日(日)未確認
13日(月)12:20 6台、17:40 2台
14日(火)13:10 2台
15日(水)12:40 4台
16日(木)13:10 1台
17日(金)17:50 2台
18日(土)未確認
19日(日)未確認
20日(月)13:10 2台
21日(火)11:50 2台
22日(水)12:40 4台

※この日もお昼頃、東京医大通りにひとりの欧米人青年がスノボの長いボードをひきずりながら歩いていました。彼はIMANO TOKYO HOSTELに入っていきました。彼もきっとオージーでしょうね。

23日(木)11:40 2台
24日(金)12:50 3台
25日(土)未確認
26日(日)未確認
27日(月)11:50 2台
28日(火)12:20 1台、17:50 1台
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by sanyo-kansatu | 2017-02-08 13:05 | 定点観測ツアーバス調査 | Comments(0)
2017年 02月 07日

中国団体客が減って困る人、ほくそ笑む人?

今年の春節休み、ぼくは中国黒龍江省ハルビンの氷雪祭りを観に行っていました。LCCのスプリング・ジャパンが成田・ハルビン線を就航し、その初便に乗ることになったからです。この写真は、零下20度以下に冷え込んだハルビン国際空港に着陸し、初就航ということで歓迎垂れ幕が用意されていたときのものです。ピリピリと肌を刺すような寒さでした。
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189人乗りのボーイング737-800機のハルビン線は行きも帰りも満席で、往路の乗客の多くは日本在住の黒龍江省出身者の帰省客で、日本人客は10数名といったところ。もっとも、復路は一部日本ツアーに参加した中国の団体客もいました。
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黒龍江省出身者といえば、都内の在日中国人経営の中国料理店に出稼ぎとして数年単位で働いている中高年の女性たちのイメージが浮かびます。実際、今回乗ったハルビン線には、家族客もいましたが、それ以上に中高年の女性の姿が多く見られました。かつてはなかば出稼ぎ労働者だった彼女たちが、いまやレジャー目的の観光客として日本を訪れるようになったことは、時代の変化を感じさせます。

ところで、メディアは今年の春節休みの中国団体客が減っていると報じています。

春節も続く中国人客減 富士山麓の土産物店など悲鳴「団体客が前年の半分以下に」(産経news2017.2.2)
http://www.sankei.com/life/news/170202/lif1702020024-n1.html

1月27日から始まった中国の旧正月にあたる「春節」休暇は、2日で幕を閉じるが、山梨県の富士北麓エリアでは宿泊施設や土産物店から「客数が激減した」「爆買いがなくなった」と悲鳴が上がっている。県によると、中国人の宿泊者数は昨年10月、前年同月比49%減の3万4640人と3年2カ月ぶりにマイナスに転じ、11月も3万820人(同32%減)と落ち込みが続いている。春節期間中、日帰り客も多い大規模施設では例年並みに集客を確保したものの、“爆買い”を含め、中国人の姿はめっきり減っている。関係者は今後もこの傾向が続くのか、気をもんでいる。

中国人客の減少の影響は春節にも出ている。外国人客が多い河口湖畔のレストランでは、「団体客が前年の半分以下に減った」と嘆く。土産物店を併設する郷土料理店も「理由は分からないが中国人客が減っているのは確実。春節後の見通しはつかない」とため息をついた。

これらに対し、富士急ハイランド(富士吉田市)では中国人観光客向けの恒例の「春節イベント」を開催中。富士急行は「春節の来場者数は過去3年、横ばいで推移しており、今年も前年並みでは」と見込む。

外国人客が宿泊者総数の9割近くを占める富士河口湖町のホテルのフロント担当者は、「中国人団体客が前年同期と比べ約2割減。その分は個人客を増やして補った」と苦労を明かした。

ただ、同ホテルも昨年11月以降、中国人客を中心に宿泊客数の減少が前年比1割強の水準で続いた。「春節後は以前の状況に戻ると思う」と懸念する。

富士河口湖町観光連盟は「団体から個人へのシフトは昨年の春節から続く傾向だ。店舗でも“爆買い”が見られなくなっている」と指摘する。

山梨県観光企画課は「中国経済低迷による旅行離れや静岡空港の中国路線の大幅縮小などが影響している」と分析。「要因は複合している。過去のような伸びを期待するのは難しい」と今後を厳しく見通している。


富士河口湖町といえば、中国団体ツアーのゴールデンルート上に位置し、富士山観光の拠点のひとつとなる温泉郷でした。もう7~8年前ですが、中国団体客向けの温泉ホテルを始めた経営者に話を聞きにいったことがあります。当時から河口湖温泉では一部のホテルや旅館しか中国団体客の受入れをしていませんでした。むしろ山梨県では石和温泉郷が中国団体客の受け皿として知られています。こちらの入りはどうだったのでしょうか。

こんな記事もあります。この筆者は毎回興味深い上海事情を報告してくれますが、今回に関しては若干煽り気味に感じます。

宿泊業界大混乱、中国の団体旅行客はどこへ消えた?
キャパ拡大の設備投資は完全に裏目(JBPRESS2017.2.7)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49099

記事にはこうあります。「東京~富士山~大阪を結ぶ「ゴールデンルート」といえば、訪日客が最も集中する行程だ。ここでも異変が起きていた」。

「現地のホテルに問い合わせてみたところ、次のような回答が返ってきた。「今年の春節は、中国の個人客は何組かいらっしゃいますが、団体のお客様はいないのです」 過去には30~40名ほどの中国からの団体客を扱ったこともあると言うが、「なぜか今年の春節は来ない」のだという」。

そりゃあそうでしょう。中国の訪日客の客層が団体から個人へ移行する動きはすでに2015年から始まっていました。

2015年の上海の訪日客、個人が団体を逆転 その意味するものとは? (2016年04月08日)
http://inbound.exblog.jp/25638388/

上海市場に限れば、すでに2015年に初めて団体客の数を個人客が上回っていたのです。そうなった背景には、15年1月の日本政府による個人マルチビザ取得要件の緩和がありますが、それをさらに加速させたのは、以下のような、いかにも中国的な事情がありました。

上海で個人旅行化が進んだ理由は貧乏人だと思われたくないから!? (2016年04月10日)
http://inbound.exblog.jp/25647061/

そして、個人化への流れはすでに半年遅れくらいで、地方の主要都市でも始まっていました。

中国内陸都市でも若い世代を中心に個人旅行化の機運が起きている(2016年03月09日)
http://inbound.exblog.jp/25481978/

その意味では、今年の春節休みの中国団体客の減少はすでに予測されていたものだったのです。

同記事は、その最も顕著な例として、静岡空港の中国路線が16年秋以降、一気に減ったことを挙げています。

「2014年7月末に3路線13便だった中国路線は、2015年7月末には13路線47便にまで拡大した。静岡空港における国際線の搭乗者数は40万人目前に迫った。ところが2016年は一転して減少し、約28万人にとどまった。減少の理由はほかでもない、中国からの団体客が減ったためである。

静岡県文化・観光部が行った調査によれば、2015年に静岡空港を利用した中国人客は97%が団体ツアーの客だったという。だが、そうした団体ツアーの利用客がめっきり減ってしまった。

その結果、2016年は中国からの旅客機の運休が相次いだ。結局、静岡空港では、13あった中国路線が上海経由武漢、寧波、杭州、南京の4路線だけに縮小してしまっている」

この点については、本ブログでも、ちょうど1年前に報告していました。ぼくは静岡空港を訪ね、関係者に話を聞いていましたが、彼らも当時はこれほど急増したことに疑心暗鬼のところもありました。ですから、16年に入って急減したことも、あり得ることとある程度予測していたと思います。

静岡空港行きの中国路線はなぜ1年でこんなに増えたのか? (2016年01月25日)
http://inbound.exblog.jp/25298380/

富士山静岡空港
http://www.mtfuji-shizuokaairport.jp/

同記事では「富士山静岡空港もその1つで、「急激に増えた中国人客により、手荷物検査や税関などで対応に苦慮した」(同観光部)という。そこで昨年11月より、ターミナルビルの増改築に乗り出している」「しかし、その目論見は早くも頓挫している。中国人の団体客が姿を消した今、「投資を回収できるのかという深刻な問題に直面している」(前出のホテル経営者)」と、中国団体客急増に備えて投資をした一部のホテルや同空港の「目論見は早くも頓挫」したと決めつけています。

まったく訪日中国旅行市場というのは、急に増えたり減ったり、人騒がせなところがあります。でも、こうしたアップダウンは、11年の東日本大震災、13年の「尖閣諸島国有化」への反発などで、これまでも数年おきに起きていたことです。ですから、いまさら「目論見は頓挫」というのはどうでしょう。

それにしても、2015年に中国の地方都市から一気に日本路線が拡充したものの、その後運休が相次いだ理由には、やはり中国の地方経済の問題がありそうです。要するに、地方都市では思ったほど団体客が集められないのでしょう。

さらにいうと、いまの中国の旅行会社も、特色もなく安いだけの、しかもキックバックモデルに依存した団体ツアーをいくらやっても儲からないので、以前のようなやる気を失っていることも考えられます。個人化とオンライン化が進んでいることが背景にあります。

こうして中国団体客が減ることで困る人たちも大勢いると思いますが、その一方でほくそ笑んでいる人たちもいるように思います。たとえば、不法ガイドやブラック免税店への対処を問われている監督官庁の関係者。要するに、これらの問題は団体客が多いから発生しているわけで、それが減れば問題も勝手に沈静化していくかもしれないからです。そう簡単にはいかないと思いますけれど。

それはともかく、今年の春節休みに中国客はどのくらい日本に来たのでしょうか。中国の海外旅行市場の専門家によると、今年の冬もPM2.5は猛威を振るっており、海外逃避旅行は増えると言っていました。方面としては、台湾、香港、韓国は政治的な理由で減少する一方、タイや日本が増えるとのことでした。

今年の春節休みも「肺を洗う旅」の中国客はどっと来るのだろうか? (2017年01月13日)
http://inbound.exblog.jp/26552082/

実際のところ、どうなのでしょう。今月中旬に、日本政府観光局(JNTO)が1月分の各国別訪日数を公表しますので、それを待つことにしましょう。
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by sanyo-kansatu | 2017-02-07 11:17 | 気まぐれインバウンドNews | Comments(0)
2017年 01月 20日

世界でいちばん複雑な東京の交通網を前にして(ツアーバス路駐台数調査 2017年1月)

2017年になりました。昨年の訪日外国人旅行者数が2403万人になったことが報じられたばかりですが、新宿5丁目に現れるバスの台数は例年に比べると、かなり減っているようです。

背景には、中国客の団体旅行から個人旅行への移行が進んだこともありますが、先日ある方に聞いた話では、いま八王子周辺のホテルに中国の団体客が集中しているそうです。もちろん、八王子だけでなく、千葉県の木更津や茨城県、埼玉県など、周辺に分散化が進んでいるため、都心の新宿に現れるバスが減ってきたことも考えられます。

ところで、先日大江戸線東新宿駅の改札の前で、東京の地下鉄路線図を見ながらああだこうだと言っている外国客を見かけました。会話を聞くと、中国南方方言です。東京の交通網の複雑さは世界一といってもかまわないでしょうから、外国客にとっては大変なことでしょう。
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※このカテゴリでは、2011年11月から始めた御苑大通り新宿5丁目付近におけるアジアインバウンドバスの路駐台数(≒中国客の動向)を記録しています。

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9日(月)12:10 2台、17:50 1台
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13日(金)12:40 2台
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16日(月)未確認
17日(火)11:50 1台
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19日(木)13:20 1台
20日(金)13:10 1台
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※この日も、中国客向け食堂「金鍋」の前には中国団体客がたむろしていました。

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22日(日)未確認
23日(月)11:40 5台
※春節休みが近づいてきて、さすがにバスの数が増えてきました。「金鍋」の店内はいつにもまして大勢の中国客が食事をしていました。

24日(火)11:50 5台
25日(水)12:20 4台
26日(木)12:40 4台
27日(金)11:30 5台
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by sanyo-kansatu | 2017-01-20 14:58 | 定点観測ツアーバス調査 | Comments(0)
2016年 12月 09日

昨年に比べると、バスは少ないようです(ツアーバス路駐台数調査 2016年12月)

昨年はこの時期、もっと多くのバスが見られたことを思うと、今年の東新宿は比較的静かです。

それでも、昼下がりになると、中国人団体客が道端で記念撮影をしていたりするので、「どっから来たの?」と声をかけると、四川省だったり、黒龍江省だったり、地方色豊かです。
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※このカテゴリでは、2011年11月から始めた御苑大通り新宿5丁目付近におけるアジアインバウンドバスの路駐台数(≒中国客の動向)を記録しています。

1日(木)12:10 3台
2日(金)13:20 2台
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5日(月)12:10 2台
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※この日は、ヒルトン新宿で、福建省の観光PRセミナーがありました。彼らは相変わらず、やる気がなさそうで、会場の9割以上は在日福建人たち。同郷会の様相を呈していて、本来の目的のはずの日本市場向けPRは、中身がないも同然でした。話によると、先週同じヒルトン新宿で、南京市の観光PRセミナーがあったそうで、そちらは少しましだったようです。ただし、南京虐殺紀念館のことは一切触れられることはなかったそうです。昨年くらいから中国の各省や大都市の観光PR団が来日するようになりました。もう少し我々日本のメディアのことを勉強してほしいものです。せっかく大挙してやって来ても、PRにも何もなっていないからです。

6日(火)11:50 3台
7日(水)18:20 2台
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※この日は夕方、歌舞伎町の前を歩いていたら、中国客をはじめ、相変わらずいろんな国の人たちが歩いていました。

8日(木)11:20 2台、17:30 3台
9日(金)12:20 2台、19:30 2台
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12日(月)17:20 3台
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by sanyo-kansatu | 2016-12-09 15:04 | 定点観測ツアーバス調査 | Comments(0)
2016年 11月 09日

この時期は毎年少ないですが、今月はついに減ってしまうのか(ツアーバス路駐台数調査 2016年11月)

先月発表された2016年9月の中国人観光客数の伸びが前年月比で6.3%増の一桁になったということを指して、中国客の減速を喧伝する輩が世間にはいるようですが、それでも伸びているだけよしとしなければならないと思います。

はたして今月は彼らは現れるのか。もちろん、現れてはいます。
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さあどうなるか。観察を続けていきましょう。

※このカテゴリでは、2011年11月から始めた御苑大通り新宿5丁目付近におけるアジアインバウンドバスの路駐台数(≒中国客の動向)を記録しています。

1日(火)12:20 3台
2日(水)11:40 5台
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4日(金)12:10 6台、17:30 2台
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7日(月)18:50 2台
8日(火)11:40 3台、18:30 2台
9日(水)12:00 3台、18:20 2台
10日(木)13:10 2台
11日(金)12:20 3台
12日(土)12:30 5台、18:10 3台
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14日(月)18:20 2台
15日(火)未確認
16日(水)12:20 3台
17日(木)12:00 4台
18日(金)未確認
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24日(木)12:40 3台
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28日(月)12:30 3台
29日(火)13:20 2台
30日(水)11:40 3台、18:20 3台

 
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by sanyo-kansatu | 2016-11-09 08:42 | 定点観測ツアーバス調査 | Comments(0)
2016年 10月 31日

国慶節休みなのに、今月は平常運転(ツアーバス路駐台数調査 2016年10月)

今月始めは中国の国慶節休みで、彼らのレジャーシーズン真っ盛り。どれだけバスが来るかなと思っていたら、先月とそう変わらない数でした。国慶節休みなのに、平常運転という感じです。

10月1日に銀座に行くと、午後から中央通りが歩行者天国で、外国人観光客だらけでした。みなさん、思い思いのポーズで記念撮影に興じています。中国系はもちろん多いのですが、欧米客も多く、多国籍の様相を見せています。まあこのほうがいいですね。
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ラオックスには、もちろん中国客の姿はありますが、店内はわりと閑散としています。相変わらず厳しい状況のようです。
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ネットでは、こんな記事も配信されました。やっとオープンしたばかりの三越免税店が悲惨なことになっているようです。

三越銀座店、鳴り物入り免税店の悲しい現状(東洋経済オンライン2016年10月08日)
http://toyokeizai.net/articles/-/139498

まったく中国市場というのは読めないところがあります。バスの数を見る限り、そんなに減っても増えてもいないのに、買い物はしなくなったんですね。まあその理由ははっきりしているわけですが。

中国客の「爆買い」が“強制終了”した3つの理由
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/IB-BU/101800023/

「爆買い」終了で、訪日プロモーションの目的や中身を変える必要あり
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/IB-BU/102500024/

※このカテゴリでは、2011年11月から始めた御苑大通り新宿5丁目付近におけるアジアインバウンドバスの路駐台数(≒中国客の動向)を記録しています。
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1日(土)18:20 3台
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3日(月)12:10 4台
4日(火)13:10 3台
5日(水)11:40 4台
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歌舞伎町を歩いていたら、例のゴジラヘッドホテルで夜8時(昼12時もそう)になると、ゴジラが大音響で吼え、口から蒸気を出すパフォーマンスがあり、それを欧米人の若いカップルが撮影していました。これは昼と夜、毎日見られる光景です。
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by sanyo-kansatu | 2016-10-31 13:50 | 定点観測ツアーバス調査 | Comments(0)
2016年 10月 22日

ランオペ登録制は一歩前進。ガイドも登録制にできるだろうか

今朝の朝日新聞の一面に以下の記事が掲載されました。

「ランオペ」業者、登録制に 旅行会社に代わってバスなど手配 観光庁方針」(朝日新聞2016年10月22日)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12619915.html

観光庁は、旅行業者に代わってツアーバスやガイドの手配などをしている仲介業者の規制に乗り出す方針を決めた。仲介業者は「ランドオペレーター(ランオペ)」と呼ばれ、全国に少なくとも864社あるが、安すぎる運賃でバスを手配したり、不適切なガイドを派遣したりするトラブルが相次いでいた。旅行業法の規制の対象外ログイン前の続きだったが、登録制を導入して指導・監督する。来年の法改正を目指す。

■訪日客、トラブルも

ランオペは、旅行業法で登録されている旅行会社の依頼を受けて、バスやホテル、ガイドを手配する業者。自前の調達能力に乏しい中小の旅行業者にとって、欠かせない存在だ。旅行客と直接契約を交わさないことから、旅行業法の規制の枠外とされてきた。国や自治体への登録も必要なく、観光庁も実態を把握できていなかった。
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今年1月、長野県軽井沢町で15人が死亡したスキーバス事故も、ランオペがツアー会社とバス会社を仲介していた。バス会社は道路運送法に基づき、安全な運行に最低限必要な下限運賃を国に申請している。事故を起こしたバスは、それより安い料金で手配されていたが、規制対象外のため、観光庁はランオペには行政処分を科すことができなかった。

観光庁はランオペの実態を探ろうと6月以降、国内の旅行業者やバス、宿泊業者など約1万社に、ランオペとの取引状況を尋ねた。その結果、少なくとも全国で864社のランオペが営業していることがわかった。そのうち、業務範囲について調査に応じたランオペ223社は、訪日外国人旅行の専業が68社(30・5%)、日本人国内旅行専業が57社(25・6%)、両方が98社(43・9%)だった。

ランオペが絡むトラブルについては、旅行業者812社のうち46業者が「キックバックを前提とした特定の土産店などへの連れ回しへのクレームがあった」と回答。宿泊施設やバスなどの関連事業者186社への問いでは、43社が「直前でのキャンセルがあった」と答え、32社が「バス事業者への最低価格割れ料金での手配があった」、18社が「料金未払いがあった」と回答した。

訪日外国人からは、ランオペが手配したとみられるガイドに対し「酵素や納豆を不当に高い価格で薦められた」「熱心に薬を薦められたが偽物だった」などの苦情が相次いでいた。

2020年に東京五輪・パラリンピックを控え、近年、日本を訪れる外国人観光客が増えている。悪質な業者を野放しにしてツアーの質が落ちれば、好調な誘客に水を差すとの懸念も指摘されていた。

観光庁はランオペを登録制にすることで、不正が起きないように監督、指導していく方針。具体的な監督や指導の手法は固まっていないが、旅行中の安全確保などランオペの責任を明文化し、違反した場合にペナルティーを科すことなどを検討している。年内に取りまとめて、ツアーの質や、バス運行の安全性向上につなげる意向だ。(伊藤嘉孝)


9月下旬には、読売新聞が「ニッポン観光の影」という全6回の連載をしていましたが、メディアがいわゆる「外国客の消費力による経済効果」ばかりを報じていた去年までと違い、訪日外国人旅行者の増加にともなう負の側面を伝えるようになったことを歓迎したいと思います。

この記事では、「旅行業者に代わってツアーバスやガイドの手配などをしている仲介業者」である「ランドオペレーター(ランオペ)」が全国に少なくとも864社あることを観光庁が調査し、今後は「登録制を導入して指導・監督」すると報じています。

ランドオペレーターは「旅行業法で登録されている旅行会社の依頼を受けて、バスやホテル、ガイドを手配する業者」であり、「旅行客と直接契約を交わさないことから、旅行業法の規制の枠外とされてきた」とあります。

これはどういうことかというと、訪日ツアーの場合、ここでいう「旅行会社」は海外の旅行会社のことで、彼らが集客した海外のお客さんの日本国内の旅行手配業務をランドオペレーターが請け負うことになるわけです。そのため、ランドオペレーターはお客さんとは直接契約を交わしていないことから、消費者保護をうたう旅行業法には抵触しない存在だったということです。これまで観光庁は、海外のお客さんの消費者保護については、彼らが契約を交わした海外の旅行会社の責任で、ランドオペレーターの業務を管理監督する立場にはないという(少々言いすぎかもしれませんけれど)のが言い分でした。

しかし、今年1月に軽井沢で起きたスキーツアーバス事故(これは海外の旅行会社は無関係)などが再発したことや本ブログでも扱った「日本のブラック免税店」とランドオペレーターの関係などが明るみに出たことから、「観光庁はランオペを登録制にすることで、不正が起きないように監督、指導していく方針」となったようです。

日本のブラック免税店が中国客を陥れる!?
http://inbound.exblog.jp/25875503/
「中国客を陥れる日本のブラック免税店」の隠れた舞台裏(日経BPネット2016.07.13)
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/IB-BU/071200017/

記事では全国にランドオペレーターが「864社」あったと書かれていますが、実際のところ、これを調べるのは大変なことだったと想像します。でも、海外の旅行客に直接サービスを提供する存在であるランドオペレーターが誰だかよくわからなかったというのは、考えてみれば、困ったことでした。

これで一歩前進。ただし、この先もっと大変なことが待ち構えています。ランドオペレーターから仕事を請け負うツアーのガイドとは誰なのか。その実態を調べていくことが次の段階でしょう。つまり、ランオペの次は、ガイドの登録制に向けた取り組みです。

ランオペ経由で調べていくことになるのでしょうが、これは簡単なこととは思えません。しかし、これをやらないと、観光ビザで来日し、滞在有効日数内にガイド業務を繰り返し、そのまま所得申告もしないで帰国する外国籍のガイド、いわゆる「スルーガイド」問題の解決には至りません。

もっとも、それをどこまでやるかのさじ加減も問われるところがありそうです。現在のアジアの多くの国々から訪れる団体ツアーのビジネスモデルの根幹に関わることだからです。
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by sanyo-kansatu | 2016-10-22 09:28 | 気まぐれインバウンドNews | Comments(0)
2016年 09月 30日

夏と秋の狭間で東新宿は比較的静かでしたが、発見もいろいろ(ツアーバス路駐台数調査 2016年9月)

9月は雨続きでした。新宿5丁目を訪れる中国ツアーバス客はかなり控えめになりました。

そのぶん、いろんな変化や発見がありました。

ひとつは、例の在日華人が運営する「民泊+車の送迎」サービスを利用する若い中国個人客の姿をちらほらこの界隈でも見かけるようになったことです。

とにかく、新宿は民泊が多い。以前は、欧米客を多く泊めていた、ぼくの仕事場の向かいの2階建て一軒家でも、最近は香港あるいは台湾系と思われる若いアジア客が出入りしている光景を見かけます。そこは、ホストファミリーがいる家なのですが、近所のマンションでも、「これはおそらく民泊利用者だろう」と思われる若い中国客の姿を見かけるようになりました。

一方、ツアーバスの台数は今月中旬くらいまではそこそこ来ていましたが、国慶節休みの近づく下旬になっても、それほど増えている様子は見られません。昨年のいまごろは、もう少し現れていたように思います。

※このカテゴリでは、2011年11月から始めた御苑大通り新宿5丁目付近におけるアジアインバウンドバスの路駐台数(≒中国客の動向)を記録しています。

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以下は、9月30日の正午頃、いつものように新宿3丁目から仕事場に向かう道中で見かけた光景です。
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靖国通りの交差点で若い中国の個人客のグループがいました。
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小さな女の子連れの中国ファミリー客を見つけて、写真を撮らせてほしいと言ったのは白人の女の子のツーリストでした。もしかして、彼女は日本人と勘違いしているのかもしれません。
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東京医大通りのゲストハウスは、いまの季節は欧米客が多いようです。
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中国ツアー客専用食堂「金鍋」はその日の昼もお客でにぎわっていました。
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by sanyo-kansatu | 2016-09-30 18:17 | 定点観測ツアーバス調査 | Comments(0)