ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌

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2016年 05月 26日

銀座インバウンドレストランのサムライショーは中国客の食いつきがすごい

銀座某所の正午過ぎ。館内に中国語のアナウンスが流れると、派手な和装に身を包んだ男女がステージに向かってゆるりと歩き出す。
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食事に夢中になっていた中国の団体客たちの視線は一斉にふたりの方向に注がれた。
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なかには席を立ち、スマホを取り出し、写真を撮り始める人たちもいる。
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おいらん姿の花形の目の前にまで来て、iPadで撮影するおばさんまでいる。
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いったいこれは何ごとなのか?

浅草で外国人向けの変身スタジオやサムライ体験ツアーを催行している夢乃屋(株式会社バンリーエンターテイメント)の出張侍・花魁ショーの一場面です。

TBSテレビの「あさチャン」でも紹介されたサムライ体験ツアー(by夢乃屋)
http://inbound.exblog.jp/25840817/

場所は、銀座8丁目にある外国人団体客向けの和風エンターテインメントレストラン「どすこい相撲茶屋」です。
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どすこい相撲茶屋
http://ginza9.com/shops/dosukoi.html
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さて、いよいよショーが始まりました。ステージに立つのは、創作日本舞踊孝藤流の二代目で、創作剣舞橘一刀流の家元でもある孝藤右近さんです。

孝藤右近 剣舞・殺陣 作品集 Ukon Takafuji Sword battle and Samurai dance performance
https://www.youtube.com/watch?v=DGJ4F9-DGSM
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彼が太刀を抜き、剣舞を始めると、狭いステージの周囲に人垣ができ、撮影のオンパレードです。動画を撮る人もいます。
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次に、艶やかなおいらん姿の舞いは、孝藤流花形の孝藤みゆさんです。
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1回わずか15分くらいのショーですが、終わっても観客はなかなかステージの前から離れようとしません。
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ついには、記念撮影タイムが始まります。次々に入れ替わるように、ふたりのそばに寄り添い、シャッターを切り続けること、約15分。
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館内には実況を流すテレビもあちこちに置かれています。
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ようやくステージでの撮影が終わったかと思うと、舞台裏に戻る途中から、次々に記念撮影をお願いされてしまうおふたりです。
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「春節の頃は店も大変な盛況ぶりで、記念撮影だけで1時間近くかかったこともあります」と苦笑いする孝藤右近さん。

それにしても、中国客の食いつきぶりはすごいです。とにかく、彼らはふたりと記念撮影してもらいたくてならないようです。中国の団体客は、毎日バスに揺られて、富士山見たり、温泉に入ったり、それはそれで楽しいでしょうけれど、ちょっと単調な気がしないでもない。たまには刺激がほしいのでしょう。そもそもせっかく日本に来ているのに、ガイドも中国人。買い物も中国系の店ばかり。だから、日本人と触れ合う機会が少ない。この種のエンタメが彼らに人気なのは、わかる気がします。若い子ならば、ここで撮った写真をすぐさまWeChat(微信)にアップすることでしょう。そうでない人も、中国に戻って、知人友人に見せて自慢するに違いありません。

夢乃屋(株式会社バンリーエンターテイメント)の出張侍・花魁ショーは週3回くらい行っているそうです。1日約6回のステージをこなすとか。そのたびに、記念撮影のリクエストに応えることになるそうです。

いま、銀座の一角で毎日のように、こんなことが起きているんです。

このショーはいつ頃からやっているのか。そもそも「どすこい相撲茶屋」という外国人団体客向けのインバウンドレストランはいつオープンしていたのか?

次回、同店の店長さんに話を聞いてみたいと思います。

エンタメ性をさらに高め、他のインバウンドレストランとの差別を図りたい
http://inbound.exblog.jp/25841657/
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by sanyo-kansatu | 2016-05-26 14:18 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 04月 26日

横浜中華街の魅力が半減!? ここはもうニューカマーの街なんですね

先週、取材で横浜に行き、仕事の後、元町と中華街を久しぶりに歩きました。平日のせいか、元町の閑散とした雰囲気に比べ、中華街は中国語を話す観光客が多く見られました。
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19世紀後半に生まれたこの街には、中国の洛陽にある三国志の英雄の関羽を祀る関帝廟があります。
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横浜 関帝廟
http://www.yokohama-kanteibyo.com/

この写真は洛陽にある本家の関帝廟です。昨年10月に現地で撮ったものです。
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ただし、横浜中華街はすっかり変わってしまった印象です。正直言って、魅力が半減してしまったといわざるを得ません。
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かつての魅惑的な広東料理店は激減し、1990年代以降に増えたニューカマーの中国東北三省(遼寧省、吉林省、黒龍江省)出身者によって、都内の中華料理店と変わらない派手な写真入りメニューの看板ばかりが並ぶ金太郎飴のような食街になっていました。横浜中華街でなければ食べられないような特色あるメニューは一部の店を除き、残っていないようです。
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おそらくこの地で何代も続いてきた老華僑の跡を継ぐ世代が日本化していなくなり、代わりに彼らニューカマーがこの地に移り住み、営業し始めたからでしょう。やたらと占いとマッサージの店が増えているのも、興ざめです。

実は、同じことは全国で起きています。1950~60年代に地方から都会に出てきて調理学校や中華レストランで学び、70年代に独立開業した街場の中華料理屋さんの多くが、跡継ぎもなく、一斉に閉店していくなか、ニューカマーの中国人が店ごと買い取り、新華僑特有の「中国家常(家庭)料理」店に看板ごと架け替えていくという事態がこの10年くらいで一気に進んでいるからです。

通りではあちこちで中国語がよく聞かれました。週末こそ日本人客もそこそこ来ますが、バスでこの地に乗りつける中国人観光客が多いからです。わざわざ外国に来て、中華街を訪ねるという観光行動それ自体は、ちょっと興味深い現象だとは思いますが、実際、このように変質してしまった街は彼らにとって面白いものなのでしょうか。
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3月に上海の書店で『世界 唐人街(世界のチャイナタウン)』(広東人民出版社)という本を見つけました。世界各地の中華街の歴史と現状を紹介する内容ですが、なぜか旅行コーナーの棚に置かれていました。どうやら中国人の海外旅行の参考書とされているのです。いったいこれはどういうことでしょうか。
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ネットに同書の宣伝文が載っていました。

《世界唐人街》图书首发:一条唐人街就是一部华人奋斗史
http://www.oushinet.com/news/qs/qsnews/20151201/213956.html

ここでは、同書の出版記念パーティーが広州華僑博物館で開催されたこと。また同書が「世界5大陸、41カ国、67の」中華街を紹介することで、中国人の海外旅行のみならず、留学やビジネス、投資にとって貴重な情報を提供していると解説しています。

内容をざっと見てみましょうか。

まず「前言」で、今日の中国人にとっての「唐人街(中華街)」の位置付けについて以下の6つのポイントを挙げています。

①在外華人の出国の第一ステージ
②在外華人と中国本土人の連帯の絆
③華人文化の全世界的橋梁
④在外華人の愛国主義温床
⑤外国人のための中国文化理解の窓口
⑥在外華人の社会、経済、文化の中心

ちょっと気になる文言(「④在外華人の愛国主義温床」)も含まれていますが、同書は海外に点在する中華街をポジティブな存在として捉え直そうとしていることがわかります。華人の経済的、社会的、文化的な活動が海外で展開していくための拠点として位置付けようとしているのです。

しかし、それにはちょっと違和感があります。もともと中華街とは、早い時期では14、15世紀頃、中国本土の政変や自然災害などから国を逃れた人たちがたどりついた先に形成されたものでした。また、19世紀のアヘン戦争以降は、労働者として太平洋を渡り、北米や日本へ渡ってきた人たちがつくったコミュニティでもあります。それは、在外華人のネガティブな歴史そのもののはずです。

おそらく、彼らはこう思っているのでしょう。いまはもうそんな時代ではない。新時代の中華街とは、興隆する今日の中国人の海外発展のためにあるのだと。

同書には、他にも気になるところがあります。

たとえば、日本の中華街として横浜、神戸、長崎だけでなく、「東京中華街」が挙げられていることです。

いつのまに東京に中華街が? そう思うかもしれませんが、「东京唐人街:中国人的“银座”(東京の中華街:中国人の銀座)」と題されたページがあり、1980年代以降、多くの中国本土の学生が日本に留学し、その後日本で就職したこと。池袋駅北口の周辺に多くの中国人経営の料理店があることなどが書かれています。

実は、同じことはカナダやオーストラリアにもいえて、バンクーバーやトロント、シドニー、メルボルン、ブリスベン、アデレードなどの中華街も紹介されています。これらの中華街は、一部を除き、東京同様、1980年代以降の新華僑がつくったものです。

こうして中国人観光客の訪問先のひとつとして、それぞれ訪れた国の中華街が選ばれるのです。書店の旅行コーナーに『世界 唐人街(世界のチャイナタウン)』のような本が置かれていたのもそういうわけです。
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久方ぶりに横浜の中華街を訪ねて、釈然としないような思いにとらわれながら歩いていたのですが、横浜市立港中学校のそばに、子供たちの描いた龍の墨絵が展示されているのを見かけました。

よく見ると、絵の脇に書かれた名前の多くが簡体字表記だったので、少しびっくりしました。ニューカマーの子たちがこの地に多数実在することがあらためて実感されたからです。
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ネットでみると、すでに2010年にこんな記事が書かれていました。今回実感した中華街の変化はずいぶん前から起きていたことだったのです。

横浜市で増え続ける中国人転校生(中国網2010-06-18)
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2010-06/18/content_20290928.htm

記事では、ニューカマーの中国人の子供たちの進学や進路の問題が指摘されていました。確かに、自分の名前を簡体字でしか書けないようだと、いろいろ支障がありそうです。

「全日制高校合格を望めない生徒は、定時制を選ばざるを得ない。定員割れしていれば誰でも入学できるからだが、中途退学する率も高い。慣れない日本語への挫折、昼間高校に通う友だちとのすれ違い、アルバイト生活から来る疲れ、こうした原因がよく聞かれる。学校を辞めた子どもたちが職を求める先は、やはり中華街だ」(同記事より)。

ニューカマーの街となった横浜中華街。中国からこの地を訪れる観光客は、その現実を知るとき、何を思うのでしょう?
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by sanyo-kansatu | 2016-04-26 17:10 | “参与観察”日誌 | Comments(0)
2016年 04月 13日

麻辣烫をご存知ですか? 上野アメ横は中国屋台が増殖していた

先日、上野で友人とお酒を飲んだのですが、夜10時も過ぎ、そろそろ帰ろうとアメ横を歩いていたら、ショップはすべてしまっているのに、屋台がぎっしり並んでいました。
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夜にアメ横に来るのはすごく久しぶりだったので、どんな屋台が出ているのか、上野駅に向かって歩きながら覗いてみました。韓国やインド、タイなどの店もあり、多国籍の様相を呈していましたが、圧倒的な数を占めるは中国屋台でした。
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その屋台では、四川料理の麻辣烫(マーラータン:激辛野菜鍋)まであって、これは明らかに日本人向けのメニューではなく、中国人客向けだと思いました。おそらくこの時間にここで小吃(軽食)を食べているのは、日本人ではなさそうです。経営も中国人でしょう。

こうしたアメ横の多国籍屋台化については、ネットでも2年くらい前から話題になっていたようです。

アメ横で食べたい!オススメの上野の食べ歩きグルメ30選
http://find-travel.jp/article/947

“異界”になりつつある上野アメ横 街角裏散歩(2014.5.5)
http://www.gonzoshouts.com/place/7998/

でも、まさか中国人観光客相手の店がこれほど増えていたとは…。

上野・御徒町界隈といえば、昔からディスカウントショップ「多慶屋」が中国人観光客の間で有名でしたし、一時期、やはり中国人向けに金や宝石を扱う店が多くあり、個人・団体含めて、彼らが必ず足を運ぶ場所でした。アメ横の雰囲気は、いまさらいうまでもなくアジア的で、東京でも数少ない、彼らが好みそうなスポットでしょう。

多慶屋
https://takeya.co.jp/

大阪の黒門市場がアジア系観光客向けに屋台を始めていますが、こういうちょこっと座って軽くつまめたり、立ち食いできたりする、昔ながらの市場的な世界が彼らは大好きなんですね。そして、一部とはいえ、アメ横の風景を変えているんです。
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by sanyo-kansatu | 2016-04-13 13:51 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 04月 09日

ローカル系コンビニから見えてくる上海人の消費生活

上海にはローソンやファミマ、セブン・イレブンなどの日系に加え、さまざまなローカル系コンビニがひしめいています。前回書いたように、数の上ではローカル系のほうが多数派です。

弁当、ベイカリーなどPBが充実【前編】上海コンビニはここまで進化していた
http://inbound.exblog.jp/25641549/

正直なところ、日系に比べて店内は明るくない印象だし、商品の陳列もさえないし、愛想のよくない店員もいるのがローカル系ですが、この際いろいろ比べてみようということで、訪ねてみました。コンビニほど地元の人たちの暮らしが見えてくる場所はないと思ったからです。

まず、上海の主なローカル系コンビニ・チェーンを紹介しておきましょう。以下の3つは、上海の3大ローカルチェーン。街角でもよく見かける、市民生活には欠かせないインフラといえるでしょう。
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好徳(Hapde)
上海のローカル系で最大勢力のチェーン。
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快客(Quik)
地下鉄駅構内にも出店しているのでよく目につく上海資本のチェーン。
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喜士多(C-Store)
台湾資本のチェーンで、イートインが他と比べ充実しています。

これ以外にもいろんなチェーンがあります。「可的」は確か「好徳」と同じ系列のチェーンだったと思います。店舗のイメージカラーは明るめのグリーンとオレンジというローカル系の中では最もポップな印象です。
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ここまではまだいいほうなのですが、ローカル系の中には「おやっ、これは?」と一目でわかるようなあやしげなチェーンも散見されます。
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この「全佳」というのは、ファミマの中国名が「全家」であることから、パクリ系だと思われても仕方ありませんね。そのくせ、黄色に緑、オレンジという3本色こそ微妙に違うものの、セブン・イレブンに似てます。中国らしいといえば、いえるかも。
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ほかにもこの「良友集団」や「上海如海超市」などもローカル系です。おそらくこれらはもともと雑貨店だったものがフランチャイズされたケースが多そうです。
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さて、これらローカル系コンビニで販売されている商品群は、日系とはかなり毛色が違っています。

なかでも代表的なのが、レジのそばにたいてい置かれている「茶たまご (茶葉蛋)」ではないでしょうか。お茶の葉と醤油で卵をゆでたもので、中国ではポピュラーなおやつです。今回初めて試食してみたのですが、特に変わった味ではありません。ただゆで卵を食べる習慣がない日本人は、ちょっとグロテスクに見えなくもない色形から敬遠するかもしれません。
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商品棚を見ていきましょう。これは中国人の好きな干し梅や干しブドウです。やはりローカル色たっぷりですね。
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カップラーメンの種類が驚くほど豊富です。日清のUFOや韓国の辛ラーメンもありますが、大半はローカルブランドのようです。
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伴麺というのは、上海の汁なし麺で、ひき肉とかいろいろからめて食べるものです。ご当地カップ麺を試してみるのも悪くないかもしれません。
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お酒のコーナーは、上海らしくお米が原料の黄酒(日本では老酒というのが一般的か)、いわゆる紹興酒系のお酒がたくさん並んでいます。ぼくは「石庫門」という上海の租界建築の様式の名の付けられた黄酒をときどき買って飲んだりします。とても飲みやすいお酒です。
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つまみ系も、日系にはない、真空パック系のディープな世界が広がっています。
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さて、ローカル系コンビニにも、最近はイートインができています。なかでも台湾系の喜士多(C-Store)は充実しています。
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ここではどんな中食メニューが味わえるのか。これが弁当コーナーです。きれいにパッケージされてはいるのですが、なぜか中身が見えないようなものも多く、ちょっと手が出ません。
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中食という意味では、ローカル系コンビニのフードコーナーは多彩です。おでんはもちろん、フライドチキン、ソーセージなど、立ち食いジャンクフードが大量にありますね。
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ゆでコーンやちまきがあるのも、ローカル系らしいです。前回、上海に屋台がなくなり、代わりにコンビニが中食の提供先になっているという話をしましたが、こうしたラインナップにそれがうかがえますね。
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最後に弁当やフードコーナーの食べ物をまとめて撮ってみました。ピリ辛おでんや中華そうざい2色弁当、とんかつカレーとドリンク類を選んでみたのですが、どうでしょう?
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正直な感想としては、これだったら安い食堂でワンタンとかぶっかけ飯でも食べたほうがいいかな、という感じでしょうか。
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スイーツ系もいろいろあったのですが、こちらは弁当以上にいただけませんね。見かけはだいぶ日本のコンビニスイーツに似てきたのですが、口入れると、うん? どうしてこういう味になってしまうのか。よくわかりません。

やはり弁当やスイーツといった中食は、中国に比べはるかに日本が進んでいることは間違いないようです。いまだに中国系エアラインの機内食はおいしくないのも、製造技術と工程に難があるからだと思います。

もっとも、PBフードに関してはいまいちのローカル系コンビニですが、日本より進んでいるサービスもあるのです。その話は、次回にしましょう。


多彩な決済サービスや宅配が普及【後編】上海のコンビニはここまで進化していた
http://inbound.exblog.jp/25643288/
 
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by sanyo-kansatu | 2016-04-09 18:47 | のんしゃらん中国論 | Comments(0)
2016年 04月 09日

弁当、ベイカリーなどPBが充実【前編】上海コンビニはここまで進化していた

今日も、上海出張の続きです。これまで上海のEC(ネットショッピング)が日本をはるかに上回る勢いで普及していることや、6月中旬にオープン予定の上海ディズニーの話、昨年ついに上海の訪日旅行市場で団体客の数を個人客が抜いた話などを書きましたが、今回は上海のコンビニの話です。

日本より進んでいる中国ECサービス 支えているのは誰か?
http://inbound.exblog.jp/25584174/

今年6月にオープンする上海ディズニーの公式ショップを覗いてみた
http://inbound.exblog.jp/25579060/

2015年の上海の訪日客、個人が団体を逆転 その意味するものとは?
http://inbound.exblog.jp/25638388/
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今日の上海に住む人たちがどんな消費生活を送っているか。それを理解するうえで、コンビニ事情を紹介するのは意味があると考えるからです。インバウンドに関心のある人たちにとっても、中国人観光客の嗜好や行動について知るうえで役立つと思います。

①日系vs.ローカル系の構図も変化

さて、いま上海にはどのくらいの数のコンビニがあるかご存知でしょうか。

すでに6000店を越えるコンビニがあるそうです。上海のまちを歩いていると、東京と同じくらいの比率で、コンビニに出会います。「開いててよかった」は日本で初めてセブン・イレブンが営業開始した頃のコピーですが、いまや上海でも市民生活のインフラとなっているのです。

数でいうと、全体の4分の3くらいは地元中国のコンビニが占めますが、日系のコンビニも年々店舗数を増やしています。日系では、ローソンとファミリーマート、セブン・イレブンがあります。ただし、ファミマとセブン・イレブンは台湾系の資本で、数はファミマが約900店、セブン・イレブンが約100店、ローソンが2015年末現在で390店というところです。
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ローソン http://www.lawson.com.cn/
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ファミリーマート http://www.familymart.com.cn/
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セブン・イレブン http://www.7-11.com.tw/in/cn.html

なかでもファミマとローソンは積極的に出店を拡大しています。セブン・イレブンのみ、内部にいろいろ事情があり、伸び悩んでいます。これは先ごろの日本のトップが退陣した話とは関係ありません。

一方、ローカル系コンビニは、ここ数年減少傾向にあります。理由は、上海における高速度のECの普及とも関係がありそうです。上海の小売業は、コンビニに限らず、百貨店もスーパーも苦戦しているのです。

それでも、日系コンビニが出店を拡大している背景には、2000年代半ばくらいからの地下鉄網の急速な拡大で通勤圏が広がり、各地にベッドタウンができ、出店チャンスが広がっているからです。なぜローカル系は減少しているのに、日系は伸びているかというと、やはり販売している商品のクオリティが上海市民に評価されているからでしょう。かつてはローカル系に比べ高いといわれていた日本の商品も、上海市民の所得の向上により、いはゆる「日常買い」の対象になってきたのです。日系vs.ローカル系の構図にも変化が起きているのです。
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中国人観光客の「爆買い」の理由も、要するにこういう話なのです。彼らは、もはや日本の商品はそんなに高いとは感じていない。ローカル商品より高くても、品質がよければ日本の商品を選ぶのです。

②キラーコンテンツとしてのPB~弁当とベイカリー

日系コンビニのキラーコンテンツは、独自のプライベートブランド(PB)商品といえます。それは何かというと、専用工場でつくられる弁当やベイカリーです。少し前までは、日本人の感覚からすると、上海コンビニの弁当やパン類はわざわざ買って食べるものではありませんでした。はっきり言って、味が落ちるからです。安くておいしい食堂やレストランはいくらでもあるので、コンビニ弁当という選択肢は考えられなかったからです。

たとえば、上海ローソンのPBコーナーはこんな感じです。もう見かけは日本とほぼ変わりません。中身は日本と同じものもあるけど、中国オリジナルのものもたくさんあり、手にとって比べてみたくなります。おにぎりの具は日本にはない中華風調理肉が多いのが特徴です。
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いちばん大きな進化はベイカリーではないでしょうか。棚もおしゃれですし、上海オリジナルとしては、地元で人気のもちもち食感の通称「QQパン」が知られています。
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これはローソンのとんかつ弁当の「香炸猪排花式盒饭」(15.9元)。一見日本の弁当風ですが、中華そうざいが一品入っているのが特徴です。
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日本よりはるかに種類が豊富なのが、肉まんケース。広東式点心から紫芋入りまでローカルの味が楽しめます。 
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③カフェより安くコーヒーが飲めてくつろげる

上海の日系コンビニのありがたいところは、日本と同じドリップコーヒーが味わえることです。なにしろ上海のスタバはカフェラテが500円という世界。しかし、ローソンの場合、アメリカンコーヒー(8元)やカフェラテ(8元)、香港式ミルクティ(5元)、豆乳(3.5元)が味わえます。上海人は濃い目のブレンドがあまり好みではないようで、アメリカンしかないのがちょっと残念です。
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日本でもおなじみのセブン・コーヒーもあります。ただし、上海ではセルフでなく、店のスタッフがコーヒーメーカーでいれてくれます。
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ドリンク系も以前と違って、サントリー「ウーロン茶」以外にも、ローカル製品で甘くないお茶も買えるようになりました。
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アサヒやキリンなどの日本ビールも普通にあります 
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つまみ系も充実しているので、ホテルに帰って缶ビールで一杯のお楽しみもできるのはうれしい。
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④イートインが大繁盛!

上海のコンビニで特筆すべきことは、イートイン・スペースが充実していることです。特に朝と昼どきはイートインが大繁盛! 出勤前に小さなイートインで肉まんと豆乳の朝食をすませるというのは定番だそうです。
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昼もオフィスに帰って弁当を食べる人も多いですが、イートインのテーブルはほぼ占拠され、食堂のようなにぎわいです。
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どこでもそうだとはいえませんが、最近の上海の日系コンビニのイートインは広めで、日本のコンビニと変わらない清潔な店が増えています。日本でもイートインは増えていますが、もともとは台湾で古くから普及していて、4年前くらいから上海でも採用されるようになったそうです。
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その背景には、上海市の条例で屋台などが消え、中食の提供先がコンビニに移ってきていることもあるようです。実際、上海のコンビニでは、朝と昼の売上が高いそうです。

いまや上海コンビは、屋台に代わる中食ステーションとなりつつあります。これだけ豊富なPB商品が安価で提供されていることも大きいです。弁当は1個10元台なので、飲み物を買ってもレストランで食べるより割安です。だから、イートインがにぎわうのです。

もともと中国人は冷たい食事を好まないと言われていましたが、コンビニ弁当でもチンすれば普通に食べる時代になっているのですね。もちろん、これはあくまで経済先進地域であり、しかも味付けなどの食文化が比較的日本に近い上海の事情で、中国の他の地域ではまず当てはまらないことも知っておく必要があるでしょう。
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by sanyo-kansatu | 2016-04-09 13:35 | のんしゃらん中国論 | Comments(0)
2016年 02月 24日

重慶火鍋は食事というより格闘だ

重慶といえば火鍋が名物です。山椒とトウガラシがどっさり入ってグツグツ煮えたぎっている本場の激辛スープは、口に入れるとすぐに舌がしびれ、味も何もあったものではありません。
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ですから、ぼくにとって火鍋は食事というよりまさに格闘です。汗は半端なく吹き出す。鼻水もあてどなく出る。テーブルの脇にはすぐに鼻水をかんだティッシュの山ができてしまうほど。間違って器官にトウガラシが入り込むようなことになれば、咳き込んでむせび返ってしまう…。それでも、食べ続けるのは、闘志をかきたてられる体験だからなのです。

ところが、地元の人たちは涼しい顔をして鍋をつついているのだから、驚きです。
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しかも、真冬でもコートを着たまま野外で鍋をつついているのです。
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重慶の旅行会社の知人に聞くと、重慶人は冬でも夏でも、たいてい週に1回くらいは火鍋を囲むそうです。スプリングジャパンの成田・重慶線で隣の席にいた地元の女子大生も「日本に1ヵ月くらい滞在していて、重慶に帰ったらまず食べたいのは火鍋」と話していました。これほど刺激の強い料理を食べるとホッとするという感覚は、ぼくにはまったく理解できないものです。

もともと重慶は長江沿いの山がちの地形のまちで、荷を運ぶ底辺の労働者たちが食べてきたのが、この激辛火鍋の起源だそうです。臓物などの素材が多いのもそのためです。四川省全域に火鍋はありますが、成都の味は少しマイルドで、やはり重慶がいちばん強烈のようです。

実際、重慶は火鍋と坂道のまちだと思いました。街中いたるところにこのふたつがあるからです。坂道の話はまた別の機会に。

重慶は坂道と階段のまち。香港によく似ています
http://inbound.exblog.jp/25388159/

中国独立映画の張律監督作品『重慶』の冒頭に火鍋屋が出てきます。地元のヤクザが高利貸しにはまって金を返せない男を脅してリンチする手段として、その男の腕をつかみ、煮えたぎる火鍋のスープに手をぶちこみ、火傷を負わせるというシーンです。今回、初めて火鍋屋に来たとき、「これがあの火鍋か…」とそのシーンを思い出して、一瞬ブルッとしてしまいました。
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結局、地元の人に連れられ、よせばいいのに、2回も火鍋に行ってしまいました。最初の1軒は観音橋という繁華街にある火鍋屋。お店の中は普通の食堂風です。知人はぼくのことを気遣って、激辛スープと清淡スープの2種類を選んでくれました(冒頭の写真)。

重慶最後の夜に行ったのは、屋台風の火鍋屋でした。
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実際、みなさん本当に楽しそうです。若者のグループもいれば、おっさんグループもいる。
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重慶火鍋はスープに味がついているのですが、タレとしてごま油に、にんにくのすりおろしと香菜(パクチー)を入れたりするようです。
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これが煮えたぎる前のスープです。どす黒くてすごいでしょう。
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翌朝、ホテルに近い街区の朝市を訪ねてみました。調味料売り場に行くと、火鍋のもとがたくさん売られていました。
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火鍋に限らず、いろんな料理のもとがあるようです。
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要はこれをカレーのルーのように鍋に水を入れて溶かして沸かすのです。
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いろいろあるうち、「最好(いちばんいい)」と言われたのがこれです。確か13元くらいでした。見た目もカレーのルーのようです。一応お土産に買って帰ったのですが、まだ使ってみる勇気はありません。
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重慶や成都の旅行関係者らといろんな話をしたのですが、彼らは一様に「日本の食事には味がない。やっぱり食は四川のほうが上」と、なぜか申し訳なさそうに言うのです。ちょっと待って…。そうぼくは心の中で思いました。普段からこんなに刺激の強いものを食べていたら、日本の繊細な味がわかるわけないでしょう。

でも、それはあえて口にはしませんでした。言っても詮無いことだからです。ただ彼らにも理解してほしいと思うのは、自分の味覚を唯一の基準にしていると「井の中の蛙大海を知らず」になってしまいますよ、ということ。

ある重慶人は言いました。「親戚に調理人がいて、彼は以前アフリカで店を開いていたのだが、最近中国に戻ってきた。その彼が日本で四川料理レストランを開いたら、儲かるんじゃないかと言うんです。どう思いますか?」。

ぼくは答えました。「日本人は基本的に四川料理の「麻(ma)=しびれる」が苦手です。有名な四川料理店は「麻」を抜いた味付けで成功しています。確かに、東京とその近郊には在日中国人80万人の半数近くが住んでいますから、彼らを相手に本格的四川料理店を開くという手はあるかもしれませんけど、一部の日本人を除くと、刺激が強すぎて口に合わないのではないか。日本人が好きなのは広東料理なんですよ」。

彼は「なるほど」と納得していました。

今回、ぼくが成都に来て、興味深く思ったことのひとつが、チベット族の姿をまちで多く見かけたことです。で、ついチベット料理店に入った話をすると、成都の人は「せっかく成都に来たのに、チベット料理なんて…」と言うのです。まあこれは、日本に来た外国人が大久保のコリアン街で韓国料理を食べたという話に似ていますから、当然なのかもしれません。

でも、はっきりいえることは、食に優劣はないことです。土地ごとに固有の素材や調理法、好みの風味があって、人によって口に合うか合わないかというだけなのですから。そういう「普遍的」な価値観がいまだに身についていないことが、海外で支障をきたしている理由のひとつだということに彼らが気づくのはいつの日でしょうか。
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by sanyo-kansatu | 2016-02-24 10:21 | のんしゃらん中国論 | Comments(0)
2016年 01月 13日

北京からの団体客と夕食を共にする(新宿5丁目「金鍋」にて)

昨日は久しぶりに、新宿5丁目で山東人たちが経営する中国ツアー客ご用達居酒屋「金鍋」に足を運んでみました。毎日通勤途上に店の前を通っていて、客の入りはどうかなど、普段から通りすがりに眺めていたのですが、冬場に入り、オープン当時のようなにぎわいが見られないようだったので、ちょっと気にしていたのでした。

新宿5丁目に中国客向けインバウンド居酒屋がオープン
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仕事が早く終わったので、開店に合わせて5時過ぎに入店したところ、店内には若い中国人が10数名いてなにやら打ち合わせの最中のようでした。「あれっ、まだ営業してないの?」と聞くと、「いえ、そんなことないですよ。どうぞこちらへ」と店員に招き入れられ、地下のフロアに連れていかれました。

そこは、いつも中国の団体客が食事を取っている場所です。「あとで団体のお客さんが来るけど、ここでもいいですか?」。そう顔見知りの山東娘が聞くので、「別にかまわないよ」と答えて、1杯300円の生ビールと羊肉串を注文しました。

しばらくすると、ゾロゾロ中国の中高年の団体客が40名ほどでしょうか、入店してきて、地下のフロアのテーブルを埋め尽くしました。おお、まさか彼らと一緒に夕食を共にすることになるとは。これから何が起こるのだろう。じっと眺めていると、店員の女の子たちが仕出し弁当を運んできて、テーブルに置いて回りました。
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はてさて、どんなメニューなのだろう。見ると、ごはんに焼き魚、揚げ餃子、サラダ、みそ汁に加え、白いパッケージのままの納豆が入った定食でした。あまりコストのかかっていないような(失礼!)シンプルなお弁当ですが、中高年の食事としてはこれで十分なのでしょう。

添乗員らしき中国人女性が説明します。「これは納豆といって日本の伝統料理です。中を開けたら辛子としょうゆをかける前に、こうやって糸を引くまで何度もかき混ぜてください。おいしく食べるコツです」とかなんとか。

その説明を聞いて、ツアー客の皆さんはいっせいに納豆をかき混ぜ始めました。楽しげな光景です。
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ひとりニヤニヤしながら眺めているのもあやしいので、隣に座ったおじさんに尋ねることにしました。

「どちらからいらっしゃったのですか?」
「北京ですよ。あんたはどこの人?」
「日本人ですよ」
「あっそうなの。そりゃまあそうか。ここは日本だものね」
「ところで、日本にはどれくらい滞在するのですか?」
「7日間」
「東京から大阪まで行くんですか?」
「そうですよ」
「それはそれは、欢迎光临(ようこそいらっしゃいました)」
「おお、謝謝」

他愛のない会話ですが、皆さんこっちを見てニコニコしています。でも、この人たち、北京から来たと言っているけれど、もしかしたら見た感じ、河北省の人たちじゃないかな…。埼玉や千葉、なかには茨城の人が、海外で外国人から「どこから来たか」と聞かれたとき、説明してもどうせわかってもらえないからと、しれっと「東京」と答えるのと同じです。まあ北京といってもけっこう広くて農村部もあるし、職場旅行であれば北京の人たちも団体で来ることはあるでしょう。

彼らは誰ひとりビールやお酒を頼んだりもせず、いっせいに食事をかき込み、30分もすると慌しく店を出て行きました。夜の買い物タイムが待っているからかもしれません。

実際、こういうのが「爆買い」中国客の実態でもあるのです。ツアーの中身や食事はとことん節約して、買い物に集中的に散財する。よく中国経済の悪化によって「爆買い」客は消滅するという人がいますが、彼らは驚くほど安いツアー代金で来日しており、他国の訪日客に比べると、ホテルも食事もお金をかけていないので、そのぶん買い物額が多くなるのはある意味当然なのです。それが目的で来ているのですから。

傍で見ていて、このような旅行がいいとはもちろん思いませんが、いまの彼らはこれがやりたいことなのです。「もっと別の楽しみ方がありますよ」などと提案したところで、彼らにしてみれば、「いまそんなことを言われても困るよ」という感じでしょう。

店を出て、金鍋の同じ通りの斜め向かいにあるゲストハウス「IMANO TOKYO HOSTEL」を見ると、欧米の若いツーリストだらけでした。
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東新宿の新ゲストハウス「IMANO TOKYO HOSTEL」の宿泊客国籍別トップは台湾人
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オープン当時はアジア客が多かったようですが、クリスマスの頃から客層が変わってきたようで、いまではロビー脇のカフェで過ごしているのは大半が若い欧米人ツーリストです。

そのまま靖国通りを歩いていると、その日は中国の大手旅行社の錦江旅行社のバスが停まっていて、さきほどの中高年の団体客とはまったく世代の異なる若いツアー客が歌舞伎町散策を終えて、乗り込もうとしていました。
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さらに西武新宿駅方面に歩いていくと、歌舞伎町一番街のネオンの下にやはり中国の団体客が大勢いて、ヤマダ電機の街頭ビジョンを眺めながら、バスを待っていました。
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東新宿のいつもの光景といえばそれだけの話ですが、日々少しずつ変化が見られることも確かです。
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by sanyo-kansatu | 2016-01-13 11:51 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2016年 01月 07日

欧米客が増えて、新宿がちょっと楽しいことになっています

年が改まって2016年、最初の本ブログの記事は、年末に新宿界隈で見かけた欧米人ツーリストたちの様子をさらっと報告しようと思います。

新宿界隈で欧米人が多いスポットといえば、ロボットレストランでしょう。その日、近くを通ると案の定、チケット売り場の前では欧米人の男たちが列をなしていました。
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これはもう見慣れた光景です。以前はカップルも多かったのですが、野郎の比率が妙に高い気もします。まあそういうエンタメであることは確かです。
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歌舞伎町の中の飲食店は、さまざまな外国人ツーリストが利用するようになっています。ラーメン屋の前には英語や中国語のパンフレットや表示が並んでいます。
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新宿といえば、ゴールデン街も外国人の人気エリアのひとつです。以前は区役所方面から入ったすぐ前の外国人向けバーにしか姿を見せなかった彼らが、いまでは路地の奥まで入り、小さなスナックやバーで飲むようになっています。先日も、友人となじみの店で飲んでいたら、突然扉が開いて外国人が入ってきました。店主はいつものことだと「ウエルカム、ウエルカム!」と手招きし、彼らと一緒に日英カラオケ合戦になりました。連中はオーストラリア人でした。
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もっと面白いのは、これまで日本人しかいなかったような渋い居酒屋にも彼らは姿を見せるようになっていることです。
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このカップルがいるのは、おやじ居酒屋として知られる清龍の新宿店です。とにかくこの店は平均年齢が高く、もともと若い子すら見かけなかったのですが、最近ではこのとおり新宿界隈に泊まっている欧米人が現れるようになりました。
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これ、こっそり撮ったのでピンが甘いですが、黒人と金髪のカップルが我がニッポンのおやじたちに囲まれて焼き鳥に食らいついています。

かつてはダサい、ヤバい、コワいの代名詞だった新宿がちょっと楽しいことになっていると思いませんか。

翌朝、東新宿の仕事場に向かう途中、スーツケースをガラガラ引いてホテルに向かう女の子も見かけました。
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これがいまの新宿なのです。
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by sanyo-kansatu | 2016-01-07 14:27 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2015年 09月 27日

新宿5丁目に中国客向けインバウンド居酒屋がオープン

9月14日、新宿5丁目に中国団体ツアーバス客向けの居酒屋がオープンしました。

場所は本ブログでもおなじみの中国ツアー客がよく利用する焼肉屋「味仙荘」から東京医大通りに入って100mほどです。新宿御苑通りに路駐する中国のツアーバス客が利用できるよう立地が選ばれたものと思われます。ちなみに以前は日本そば屋で、半年くらい前に閉店していました。

焼肉食べ放題「味仙荘」は今日も中国ツアーバス客であふれていました
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店の名は「金鍋」といいます。感覚的に、これは日本人がつけたネーミングではないな、と思っていたら、やっぱりそうでした。この店は昼間と夜、食事処として中国団体客を受け入れつつ、夜のみ一般の居酒屋としても営業するというのです。いかにも新宿5丁目らしい飲食店のオープンといえます。
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金鍋
新宿区新宿5-10-14
営業時間11:00~15:00 17:00~24:00

そこで、14日の午後5時過ぎに事務所の友人と一緒に「金鍋」を訪ねたところ、なんと我々一行は同店の開業第一号客として迎え入れられたのでした。一般客の営業は夜5時からだったからです。

店内の様子は、そば屋だった当時とさほど変わりませんが、開業祝いの蘭の花がたくさん置かれていました。送り主は同業の在日中国人たちのようです。
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メニューはつまみが300円くらいからとお安く、さすがは中国人経営の店です。この店の自慢料理は、金色の鍋でつくったもつ鍋でした。だから、「金鍋」なんだそうです。

つまみを少し頼んで友人たちと談笑していると、店長らしき中国人が現れ、「みなさんはうちがオープンして最初のお客さんだからサービスしますよ」といって、もつ鍋をふるまってくれました。

話を聞くと、オーナーは山東人で、店員の女の子たちもそうでした。同郷人経営は中国人の商売の基本なのでしょう。

開店して30分ほどすると、一般客が入ってきました。そして、6時20分頃、ついに中国団体客が大挙して入店してきました。たぶん50人近くいたと思います。
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彼らは地下のフロアに案内され、仕出し弁当のような食事を取っていました。

中国から来た添乗員と在日中国人の手配会社の数名は団体客と分かれて、1階の居酒屋スペースで同じ弁当を食べていました。

それはまるで昭和の映画に出てくるドライブインに似た世界でした。

こうして在日中国人たちは、急増する中国からの団体観光客を相手にしたビジネスを始めています。事務所の友人は、彼らの食べる弁当を見ながら、「これは賢い商売だ。ふつうはこの手の店はバイキングだが、あれはけっこう食材に無駄が多い。中国人は食べもしないのに取りすぎるとことがあるからだ。その点、弁当なら人数が最初からわかっていれば、食材のロスも少なくなる」と言いました。

一般に中国客は、日本の冷めた弁当は好まないので、つくりたての料理をバイキングで出すのがいい、といわれているようですが、弁当でもつくりたての料理を出せばいいわけです。店自体は、日本の居酒屋ということで営業しているのですから、弁当が出てきても、そういうものだと受けとめられるというわけです。

店で働いているのは全員中国人だそうです。地下フロアも、見たところ、ちょっと薄暗い感じです。ツアーコストを安く上げるためには仕方がないということでしょうけれど、食事にはなるべくお金をかけない。これが中国団体ツアーの実態でもあるのです。

中国の団体ツアーは、免税店の購入額に応じたキックバックで成り立っています。ですから、食事代の支払いも、免税店での購入にかかっています。日本国内の旅行手配を手がける在日中国人たちは、お金は免税店でまとめて使ってもらうことがいちばんありがたいのです。
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ニンニクとニラがたっぷりのもつ鍋は1人分1200円だそうですが、おいしくいただきました。

はてさて、この店は繁盛するのか…。

新宿5丁目界隈では、日々こんな出来事が起きています。

【追記1】
「金鍋」が開業して約2週間後、久しぶりに店を覗いてみることにしました。商売繁盛してるかな?

夕方6時前に店に入ると、客はほとんどいません。山東省出身の女の子に聞くと、浮かない顔です。どうやら苦戦しているようです。

それでも、6時半が近づくと、一団の中国客が入店して来ました。今日は鍋が出されていました。

しばらくすると、1階にも客が入ってきましたが、中国人のグループです。なかなか日本人は来てくれないようで、みると日本式の居酒屋メニューをやめ、中国語の手書きのメニューに変更しようとしているようでした。
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まあ仕方がないのかなあ…。結局、団体客は内陸出身の人が多いので、上海などの日本食に慣れた客層とは違って、日本式メニューは不評なのかもしれません。難しいものです。

【追記2】
2016年5月現在、「金鍋」では、夜の一般営業はやめてしまいました。中国の団体客は昼にしか来なくなったからです(夜は、団体客が来るときのみ営業)。中国団体客の宿泊するホテルが都内から遠く離れていることから、バスは早めに都内を出なければならない関係で、都心の食事処に立ち寄る時間がないせいでしょう。

それにしても、「金鍋」なんて、まだ開店して1年もたたないのに、市場の変化は早いというべきか。中国ビジネスの難しさを、ここ新宿にいて、実感するしだいです。
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by sanyo-kansatu | 2015-09-27 13:00 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)
2015年 09月 27日

外国客に人気と噂の一蘭ラーメン池袋店に行ってみた

7月上旬に長崎県島原半島を取材で訪ねたとき、ある台湾人一家と知り合いました。彼らは南島原市の農漁家に民泊するツアーに参加していました。

台湾版「田舎に泊まろう」ウルルンツアー密着レポート(長崎県南島原市)
http://inbound.exblog.jp/24747209/

台北で写真館を営業する黄さんはとても陽気な男性で、奥さんとふたりの男の子のパパです。九州に旅行に来ていちばんおいしかったものは? という質問に彼はこう答えました。「いちばんは民泊の家で食べた手料理、2番目は一蘭ラーメンです」。

一蘭ラーメンといえば、わりとよく知られた人気ラーメンチェーン店ですよね。黄さんは博多で食べた一蘭ラーメンがおいしかったそうです。
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天然とんこつラーメン一蘭
http://www.ichiran.co.jp

ネットを調べると、全国にチェーン展開していました。都内にも何軒かあるようです。前回の「外国客で行列のできる」無敵屋のある池袋東口にもありました。無敵屋には入店できなかったので、行ってみることにしました。場所は池袋東口の文芸坐の近くです。
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さいわい、この店には行列はありませんでした。入口の脇に貼られた大きなポスターに同店のとんこつラーメンなどのメニューが紹介されています。わりと普通の九州とんこつラーメン風に見えます。

店内に入ると、自動販売機があり、その隣に中国人店員が立っていました。確かに、都内の飲食店で中国人アルバイトの姿を見かけるのは珍しいことではありませんが、店内で並んで待っている客も半分くらいは外国人でした。

黄さんのいうように、一蘭ラーメンも外国客に人気のようです。お土産用の麺も各種用意されています。
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しばらくすると、席が空いたらしく、のれんで隠されていた店内に呼ばれると、カウンターには一人ひとりの席ごとに仕切りがあります。
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しかも、厨房も扉で隠されていて、注文と替え玉をもらうときだけ、扉が開き、店員が声をかけます。でも、店員の顔は見えません。

なんでもこの仕切りはカップルやグループで来たときは、希望すれば外せるのだそうです。まるで個室居酒屋のようですが、カウンターでこの造りは妙な感じです。店内は薄暗く、およそラーメン屋さんという雰囲気ではありません。

この店では、事前に麺の硬さやスープの濃さなどを申告するのですが、ちゃんと中国語繁体字版も用意されていました。
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こういう独特の演出がウケてる理由なのでしょうか。

後日、ある外国人向けの東京観光MAP(中国語繁体字版)に一蘭ラーメンの広告が載っているのを見つけました。
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無敵屋のときにも思いましたが、なぜ特定の店だけが外国客に人気なのだろう……。どうしてこういうことが起きたのか。どんな宣伝方法を取っているのか。これらは今後の課題にしたいと思います。

【追記】
それから1年後、一蘭ラーメンの関係者に話を聞くことができました。

一蘭ラーメンに外国客の行列ができる3つの理由
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by sanyo-kansatu | 2015-09-27 12:42 | 東京インバウンド・スポット | Comments(0)