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2016年 12月 13日

これが2015年9月に完成した中朝国境に架かる新鴨緑江大橋です

今年7月下旬、中国遼寧省丹東を訪ねています。2015年9月に完成した中朝国境に架かる新鴨緑江大橋を見に行きました。
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あいにくの梅雨空で、鴨緑江を霧が覆っているため、巨大な橋梁を確かめることはできましたが、対岸はまったく見えません。
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中国の大手検索サイト「百度」によると、全長約2km、幅33mの吊り橋です。場所は鴨緑江断橋の約20km下流に位置します。

新鸭绿江大桥(百度)
http://baike.baidu.com/view/3301989.htm

以下のデイリーNK情報によると、ちょうどぼくが丹東にいた日(2016年7月27日)は、かつて中朝間で合意されたという丹東から平壌を経て韓国との軍事境界線に近い開城に至る全長410kmの高速道路建設の着工日とされていたそうです。

中朝高速道路、着工式行われなかった訳(デイリーNK2016年08月02日)
http://dailynk.jp/archives/71687

その日、中国側の起点となる新鴨緑江大橋のたもとを訪ねたわけですが、ぼくが見たのは、ご覧のように川べりの釣り人や地元の若者たちがたむろする光景だけでした。
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着工式どころではなかった理由についてデイリーNKは「中国当局は、北朝鮮の相次ぐ核実験、ミサイル発射実験、国連安保理の対北朝鮮制裁決議の採択などで負担を感じ、着工を避けているとの見方がある」と書いています。

中国側は大橋の手前にすでに「国門大廈」というビルやイミグレーション施設を建設しています。地元の人によれば、「国門大廈」には、中国のビジネスホテルチェーン大手「錦江之星」のホテルが入るそうです。
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ぼくはこの橋の着工の決まった2009年頃から2年おきに丹東を訪ねています。以来、いつ開通するのか、毎回地元の人に尋ねてきました。でも、橋の完成をもってもいまだに開通には至っていません。

「新鴨緑江大橋が半分くらいできた」と地元の人に聞きました(2013.6.5)
http://inbound.exblog.jp/20555737/

中朝新国境橋が完成しても開通できない理由(2014.12.30)
http://inbound.exblog.jp/23944673/

この橋からも近い丹東新区には北朝鮮総領事館もあります。
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また中朝が共同で開発するといわれて久しい「黄金坪」も、2年ぶりに訪ねましたが、水田の中に一軒、管理事務所ビルができていただけでした。
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中朝共同開発の工業団地「黄金坪」はいまだ停滞中(2014.12.30)
http://inbound.exblog.jp/23944634/
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今回、鴨緑江を眺めていてちょっと面白かったのは、朝鮮の人たちが乗る船を見かけたことくらいでしょうか。朝鮮領沿いを航行するため、遠く離れているのですが、船に自転車を積んで、上流に向かっていました。
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by sanyo-kansatu | 2016-12-13 11:53 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2016年 12月 10日

今夏の大雨で北朝鮮・南陽のまちの景観は大きく変わりました

2016年8月29日~31日にかけて、北朝鮮北東部を襲った台風10号は、中朝国境を流れる豆満江(中国名:図們江)流域に大雨を降らせ、大洪水を引き起こしました。

多くの被災者や住居を失った北朝鮮住民が出たことは、洪水から数日後、北朝鮮の通信社が伝え、政府が「異例」の支援要請をしたことも報じられました。

北朝鮮北東部で「史上最悪」の洪水、4万4000人が避難(AFP2016年09月03日)
http://www.afpbb.com/articles/-/3099671

北朝鮮で深刻な洪水被害、政府が異例の支援要請(CNN2016.09.13)
http://www.cnn.co.jp/world/35088955.html

もっとも、事態の深刻さは、豆満江の対岸に住む吉林省延辺朝鮮族自治州の住民の目にはすでに明らかでした。とりわけ、北朝鮮との国境ゲートのある図們市からは、川向かいの咸鏡北道・南陽のまちが丸見えだったからです。

実は、北朝鮮北東部を大雨による洪水が襲ったのは、2015年夏に続くことだったのですが、昨年の場合、被災したのは、豆満江流域ではなく、羅先市などの日本海側に面した地域で、中国から見える場所ではありませんでした。今年4月に現地を訪ねた人の話では、中国国境から経済特区の羅先にある羅津港まで結んでいた舗装道路(中国側が羅津港の利用と引き換えに建設した)が、樹木をほとんど伐採してしまったはげ山からの鉄砲水で寸断され、多くの民家が流され、被災者が続出したそうです。それでも、彼の訪ねた8ヵ月後、被災地には仮設住居が建てられていたといいます。

高級車を連ねて経済特区を爆走 中国の観光客と北朝鮮に行ってみた(「週刊東洋経済」2012.9.29号)
http://inbound.exblog.jp/19750680/

今年の洪水後の南陽での復旧作業と住宅建設もまた、かなりのスピードで行われたようです。中国から(つまりは、世界から)丸見えの場所である以上、朝鮮側としては「見られている」ことを意識し、果断な処置を行ったことも考えられます。

その復旧の様子は、朝日新聞瀋陽支局の記者が定期的にウォッチングしていました。

(@図們)北朝鮮の洪水被災地はいま(朝日新聞2016年10月29日)
http://www.asahi.com/articles/ASJBT5W3MJBTUHBI029.html

この記事では、被災前の今年3月10日の南陽の写真から、大雨で豆満江があふれんばかりに増水している8月末、被災直後の9月10日、集合住宅の建設が進む9月24日の写真が掲載されていて、興味深いです。

北朝鮮、過酷な「200日戦闘」手作業で集合住宅建設(朝日新聞2016年11月1日)
http://www.asahi.com/articles/ASJBX7WZQJBXUHBI04Y.html

百年に一度といわれた洪水で被災した南陽は、11月中旬に入ると、約2カ月半の復旧作業によって、この写真のように、集合住宅の並ぶ町並みに一変しました。この写真は、現地在住の知り合いが送ってくれたものです。
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ちなみに、こちらは10月中旬の写真です。この時期には、まだ住宅の工事が続いていました。
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これらの写真を見て、ぼくはかなり驚きました。というのは、今年7月中旬、図們を訪ねていたからです。そのとき、撮った南陽の写真がこれです。
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大水によって荒々しく削り取られた川沿いも、1ヵ月半前はこのように緑で覆われていたのです。

以下、南陽のまちが見渡せる小高い丘から撮った当時の写真を並べてみましょう。
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集落の中に学校が見えます。
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高校生くらいの男子生徒がサッカーをして遊んでいます。
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中朝を結ぶ鉄道国境の朝鮮側です。
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撮影したのは、日光山森林公園の展望台です。
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同じ場所には、2014年夏にも訪ねていて、そのとき撮った写真はここにアップしていますが、今夏までとはほぼ変わっていませんでした。

図們から対岸の南陽(北朝鮮)の町を眺める(2014年夏)
http://inbound.exblog.jp/23906840/

しかも、1ヵ月半後には大水となる豆満江を遊覧ボートに乗って、今回ものんきに中朝国境体験を楽しんだりしていたのでした。

図們江で遊覧ボート乗船。草むらからこちらを覗く北朝鮮兵にドキリ
http://inbound.exblog.jp/23907143/

こうしてのどかなまちの景観は、大雨による洪水で大きく変わってしまいました。もうすぐ豆満江も氷結することでしょう。

【追記】
この記事をアップした3日後、前述の朝日新聞瀋陽支局の記者が図們を訪ね、南陽の写真を配信しました。延辺の友人が送ってくれた写真が撮られてから半月後(12月1日撮影)の様子といえます。

洪水被災地、50日でアパート群完成 北朝鮮、ほぼ手作業で(朝日新聞2016年12月13日)
http://www.asahi.com/articles/DA3S12702547.html

今夏に台風被害を受けた北朝鮮の咸鏡北道南陽で、新たに建設されていたアパート群が完成した。北朝鮮の朝鮮中央通信によると、咸鏡北道の被災地では先月11日までに、約1万1900戸分の住宅の建設が終わったという。

国連人道問題調整事務所によると、北朝鮮北東部を8月末から9月初めにかけて襲った台風による洪水被害の死者・不明者は500人を超え、約6万9千人が住まいを失った。南陽でも軍部隊や住民が動員され、5階建てアパートなどの建設が始まった。毎日早朝から深夜までほぼ手作業で建設にあたり、50日ほどで完成させた。

中朝国境を流れる図們江(北朝鮮名・豆満江)の対岸にある中国・吉林省延辺朝鮮族自治州図們の高台からは、入居したとみられる住民の姿が確認できた。図們の住民は「電気が不足しているのか、部屋の明かりは少ない」と話した。

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by sanyo-kansatu | 2016-12-10 09:35 | ボーダーツーリズム(国境観光) | Comments(0)
2015年 10月 24日

朝鮮の「コスモス街道」と母への思慕

9月下旬、北朝鮮の咸興や開城を訪ねたのですが、印象に残ったのは、街道沿いに咲き乱れるコスモスでした。

激しく揺れる車の中からしか撮れないため、残念なピンボケ写真となってしまいましたが、これは元山から咸興に向かう道中のワンカットです。制服姿の女子学生が自転車に乗ってコスモスの咲く並木道を走っています。
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こっちはピンが多少合いましたが、このとおり。さしずめ「コスモス街道」とでも呼べばいいのでしょうか。
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これは平壌から元山に向かう沿道です。
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こちらは平壌から開城への沿道です。
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ちなみに、これは平壌空港から市内に向かう道路です。
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つまり、今回訪ねた平壌から元山経由で咸興へ、また開城への幹線道路沿いにはコスモスの花がほぼ途切れることなく咲いていたのです。これは明らかに自生ではなく、人為的に植えられたものでしょう。2年前の平壌から元山に向かう街道沿いにもコスモスが咲いていた記憶はありますが、いまよりまばらだった気がします。

いったいこれはどういうことだろう。ガイドに聞くと「金正恩第一書記が国民の目を楽しませるために、朝鮮全土の街道沿いにコスモスを咲かせるよう指導したものですが、金正日元帥の時代から少しずつ始まっていた」そうです。

この風景、確かに目に美しいとは思いましたが、最初ぼくはちょっと意地悪な見方をしていました。この写真のように、朝鮮の農地には主に稲とトウモロコシが栽培されています。その比率は地域にもよりますが、車に揺られて沿道を見た印象では、トウモロコシの多さが目につくのです。特に山間部に入ると圧倒的にトウモロコシ畑ばかりとなり、この国の農業生産についていろいろ考えてしまいます。8月に来たときには、稲もトウモロコシも緑に染まっているので、作付場所が鮮明にはわからなかったのですが、この時期トウモロコシの刈入れが始まっていて、はっきりわかるのです。
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食糧事情に問題があるとされるこの国で、コスモスなど植えている場合なのだろうか…。金正恩体制になってスキー場やローラースケート場など遊興施設の建設が各地で進んでいますが、それと同じ疑問です。

帰国してある人にこんな話を聞きました。金正恩第一書記の母親である高英姫はコスモスが好きだったそうです。一般に朝鮮では高英姫を指す花はクロフネツツジのようですが、初秋になると朝鮮全土に咲き乱れるコスモスは、第一書記の母への思慕(同じことは金正日元帥にも言えそう)を表しているのだそうです。

朝鮮の専門家でもないぼくがこんなことを言っても確たる根拠はないのですが、9月に朝鮮を訪ねたら、誰もがこの国の至る場所で「コスモス街道」を見かけるはずです。
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by sanyo-kansatu | 2015-10-24 10:25 | 朝鮮観光のしおり | Comments(0)
2015年 10月 21日

北朝鮮ローカル鉄道ツアーの参加者からメールをいただきました

昨日のことです。ぼくのブログの読者という方から以下のようなメールが届きました。

「はじめまして。Nと申します。あなたがブログで紹介していたKoryo ToursのTRAIN TOURに参加しました」。
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Koryo ToursのTRAIN TOURというのは、ぼくが10月1日にアップした以下の記事のまさにそのツアーのことでした。

明日(10月2日)、北朝鮮のローカル鉄道ツアーが出発します
http://inbound.exblog.jp/24951297/

このツアーは、北京にある英国人経営のKoryo Toursが企画催行。10月2日から12月/13日(前者は空路で北京、後者は鉄路で丹東による出国)までの10日間をかけて北朝鮮をローカル鉄道でめぐるというものです。

TRAIN TOUR – ‘EASTERN ADVENTURE BY RAIL’
http://www.koryogroup.com/travel_Itinerary_2015_train_tour.php

9月下旬、ぼくは北京のKoryo Toursのオフィスを訪ね、同社のバイスプレジデントのサイモン氏にツアーの概要について話を聞いたばかりでしたが、まさか日本人の参加者がいたとは知らず、また今回そのご本人からご連絡いただくことになり、ちょっとびっくりしました。以下、Nさんの文面です。

「旅行の様子をYoutubeに何本かアップしておきました。たとえば、

North Korea Train Tour: From Pyongyang to Hamhung 北朝鮮鉄道の旅:平壌から咸興へ
https://youtu.be/ESGR8oSNhyY

詳しくはのちほど当方のブログで報告する予定です」。

辺境へ(Nさんのブログ)
http://chojiro22.blogspot.jp/  

さっそくNさんのメールに返信させていただき、このツアーについて話をうかがいました。以下、やりとりを整理します。

―このツアーにはどんな人たちが参加していたのですか。

「イギリス人女性の添乗員を含め、総勢15人。

国籍の内訳は次のとおりです。
アメリカ人 4人
イギリス人 6人
オーストラリア人 1人
カナダ人  1人
香港人   1人
ラトビア人 1人
日本人(私) 1人」

これが集合写真だそうです。
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―以前ぼくはブログの中でこのツアーのスケジュールをKoryo Tourのサイトの情報をもとに紹介しましたが、実際このとおりだったのでしょうか。

「ほぼそのとおりです。ただ、変更点も少なからずあります。

①平壌での宿泊は高麗ホテルではく、全泊羊角島ホテルでした。

②清津では予定されていた食品工場の見学はなし(私は昨年訪れました)。代わりにトロリーバスに試乗しました。
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③清津に着いた日の夕食は船員クラブではなく、宿泊先の清津観光旅館でした。したがってカラオケはなし。翌日の昼食を船員クラブでとりました。

④平壌での映画撮影所見学やトロリーバス試乗もなし。でも、路面電車にはかなり長時間乗れました。残念ながら地元民と一緒ではなく、チャーターしたものです。地下鉄も全路線を試乗しました。下車した駅は5つか6つでしょうか。
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⑤平壌でのマスダンスの参観は外国人不可ということでした。代わりに、結成されたばかりのチョンボン(青峰)楽団の公演を11日に見ることができました。オプションで100ユーロ。

⑥平壌での買い物は楽園百貨店ではなく、光復地区商業中心(ガイドはスーパーマーケットと説明していました)でした。ここでは外貨を現地ウォンに交換して(交換は最低5ユーロから)、現地の人に混じって買い物ができます」。

―ツアー料金はいくらでしたか? 直接Koryo Tuor にネットで申し込まれたのですか?

「ツアー代金は2890ユーロ+1人部屋代(相部屋なら不要)400ユーロ +ビザ代50ユーロ。私の場合はリピーター10%割引の289ユーロを差し引いた合計3051ユーロでした。Koryo Toursにはネットで申し込みました。代金は半額の1500ユーロを事前に銀行振り込みし、残額を事前説明会の際に現金で支払いました」。

―ツアーに参加されたご感想は?

「同行者にも恵まれ、いい旅ができました。唯一の不満は私にとってはじめての咸興での滞在が短く(午後4時ごろ到着して翌早朝に出発)、肥料工場の見学のみだったことです。添乗員によれば「咸興はまだまだ閉ざされている」とのことでした」。

Nさんから道中の写真をたくさん見せていただきました。特に列車の車窓から見える北朝鮮のローカルな世界(道行く人々の様子や暮らしが見えてきます)がとても魅力的でした。Nさんは自分の写真は著作権フリーなので、自由に使ってかまわないと鷹揚なことをおっしゃるのですが、やはり貴重な作品ですので、このツアーのメインテーマである乗り物関係の写真のみ一部使わせていただくことにしました。車窓の風景は、いずれNさんのブログにアップされることと思います。以下、鉄道ツアーの寝台車、食堂の様子などです。
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それにしても、北朝鮮では続々とユニークなツアーが実現しており、以前紹介した航空マニア向けツアー同様、欧米人グループに混じって日本人も参加しているようです。

北朝鮮の航空マニア向け旧型ソ連機搭乗ツアーの中身
http://inbound.exblog.jp/24952047/
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by sanyo-kansatu | 2015-10-21 16:24 | 朝鮮観光のしおり | Comments(0)
2015年 10月 04日

渋滞というのは大げさだが、平壌市内には車が増えている

前回、国際商品展覧会の報告の中でも少し触れましたが、平壌市内を走る車が増えています。

平壌には「消費者」と呼びうる人たちがいるらしい(第11回平壌秋季国際商品展覧会にて)
http://inbound.exblog.jp/24960989/

これはちょっとした驚きでした。2013年夏にこのまちを訪れたとき、高層ビルの並ぶ整然とした街並みに比べ車の数があまりに少ないと感じましたが、今回はそこそこ通りに車が走っていて、一部の交差点で長い信号待ちの列ができていたからです。

基本、ぼくらはマイクロバスでの移動しかないので、車窓から道路状況をうかがうしかないのですが、市内の信号はかなり機能していて、車列のできる様子がうかがえます。

これは普通門近くの道路です。
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これなど渋滞に見えなくもありません。
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きちんと頭を揃えて信号待ちしているところは、中国よりずっと交通マナーがいいといえるかもしれません。
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これは勝利通りの少年宮の近くです。このあたりもわりと混んでいます。
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タクシーの数も相当増えています。共同通信が2013年頃、以下の動画ニュースを配信していました。どうやら新体制の生まれたこの頃が転機となっているようです。

市民の足として普及始まる 平壌のタクシー(共同通信)
https://www.youtube.com/watch?v=i5caVOhorcY

外国人観光客はタクシーに乗る自由はほとんどないのに、市内にはそこらじゅうで中国と同じグリーンとイエローに塗り分けられたデザインのタクシーが走っているのです。
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平壌市内では現在、中国資本が入った2社と国営タクシーなどが数社運行しているそうです。高麗航空が運営する「高麗タクシー」や「KKGタクシー」などが知られています。

見えにくいですが、このタクシーの車列の前から2番目のブルーの車は「高麗タクシー」です。
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これがKKGタクシーです。
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タクシーから原油採掘事業まで…北朝鮮KKGは金正恩の資金窓口(ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015年06月26日)
http://japanese.joins.com/article/372/202372.html

現地ガイドの女性によると、最近仕事でよくタクシーを利用するようになったといいます。(彼女が言うには)最低運賃は2ユーロで、市内の大半の場所なら5ユーロ以内で行けるそうです。

タクシーやトラック、バスなどの営業車以外の一般車も増えています。

以下の写真は、平壌国際商品展覧会で展示されていた朝鮮国産車ですが、ガイドの話では、「国産ではあるけれど、大半の部品は中国から取り寄せ、朝鮮で組み立てている」そうです。確かに、中国で走っている車とほとんど同じに見えてしまいます。
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これが朝鮮メーカーのロゴです。ここだけ貼り換えてるみたいといったら、怒られちゃうでしょうか。
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早く外国人も普通にタクシーを乗り回せるようにしてほしいものです。
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by sanyo-kansatu | 2015-10-04 15:39 | 朝鮮観光のしおり | Comments(0)
2015年 10月 04日

平壌には「消費者」と呼びうる人たちがいるらしい(第11回平壌秋季国際商品展覧会にて)

2年ぶりに平壌に来て、気がついたことがふたつあります。

いずれも表面的な見聞にすぎませんが、ひとつは市内を走る車が増え、一部の交差点で長い信号待ちの車列ができていること。もうひとつは、どうやら平壌に「消費者」と呼びうる人たちがいるらしいことです。

これまで咸鏡北道や羅先特別市などの地方都市ばかり訪ねていたのと、以前に平壌に来たときも、この国特有の「見せたいものだけ見せ、見せたくないものは見せない」管理された観光で、市民生活に触れるチャンスなどなかったせいか、今回あらためて平壌は北朝鮮国内ではきわめて特殊な場所だと感じました。

それを実感したのが、9月21日~24日に三大革命展示館で開かれた第11回平壌秋季国際商品展覧会(The 11th Pyongyang Autumn International Trade Fair)でした。

この展覧会は、朝鮮貿易省所属の朝鮮貿易国際展覧社が主催する商品展示即売会で、春と秋の年2回開催されます。最初の開催は1998年春で、2005年から春秋年2回の開催となりました。出展しているのは、地元朝鮮企業や中国をはじめイタリア、ポーランド、タイ、マレーシア、シンガポール、台湾などの海外企業です。ジャンルは幅広く、工作機械や設備、自動車、電子・電気製品、アパレル関連やバッグ、靴、調理器具などの軽工業日用品、食品、医薬品、健康食品などさまざまです。

詳細については、これまで開催された展覧会の各種メディアの報告や中国の旅行会社による視察ツアーの告知などがネットでも見られるので、参考になると思います。

北朝鮮でカップルに人気の「意外な商品」
なぜ平壌で「消費ブーム」が起きているのか(東洋経済オンライン2015年6月2日)
http://toyokeizai.net/articles/-/71575
北朝鮮に消費ブームがやって来た
副業で外貨稼ぎ、乗馬から自動車購入まで(東洋経済オンライン2014年11月5日)
http://toyokeizai.net/articles/-/51829
春の平壌国際貿易商品展示会観覧ツアー(大連富麗華国際旅行社)
http://www.dllocal.com/travel/item157.html

何より面白かったのは、平壌市民が大挙して買い物のために訪れていたことです。この展覧会は商品即売会場でもあるからです。

以下、会場と平壌市民の様子を見ていきましょう。

この巨大な地球儀が三大革命展示館のランドマークですが、展示即売会場はその奥にあります。
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これが展示即売会場です。
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中に入ると、それはものすごい人ごみです。
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2階に上がって、展示ブースを眺めると会場全体はこんな感じです。
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各種ブースに群がる女性の姿が目につきます。
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そこで、会場内の女性客を中心に見ていきましょう。彼女たちはアパレル関連やバッグ、キッチン、日用品などのブースを中心に押しかけています。

派手な柄物や色鮮やかなプリントのブラウス、ワンピースなどを身に付け、手にはバッグを抱える女性が多いです。これらはおそらく中国製でしょう。ここでの熱気は、市民が食べるためだけでなく、おしゃれや生活を快適で豊かにするための消費に目覚めたという意味で、日本の昭和30年代に近い感じでしょうか。
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彼女たちのファッションセンスは、いま日本を訪れている中国内陸出身の観光客のおばさんに近い気がします。
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炊飯器を手にしたお母さんに連れられた娘はこぎれいな白いシャツを着て、頭に飾りを付け、黒い靴を履いています。
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なかにはこんなホットパンツ姿の女性もいます。
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館内で床に座って“戦利品”を広げ、仲間と物色しているおばちゃんたちもいます。訪日中国人観光客がドンキホーテの前でやってるのと同じ構図に見えます。
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こうしてみると、どんな企業が出展していたのか気になりますよね。出展企業のリストは入場料40元を支払った際、手渡されたので、今度時間があったら分析してみようと思います。

会場の外も見てみましょう。

皆さん、いろんな“戦利品”を手にしています。これが他の国であれば、おばさんたちに「何買ったんですか?」とガイドに通訳させて聞くところですが、そんな当初からの予定のない市民との接触は許されるものではないのが残念です。彼らは我々の行動を逐一上部に報告しなければならないからです。
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ベビーカーを押して買い物に来たお母さんなど、子連れもけっこういます。
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これは家庭用マッサージ器でしょうか。両手に荷物をぶらさげた女性の姿は、どこか“爆買い”中国人観光客の姿を連想させます。とはいえ、実際には大半の市民はそれほどの懐具合であるはずはなく、ささやかな買い物を楽しんでいるように見えました。
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現地ガイドの女性の話では、「この展覧会で売られる商品にはニセモノが少ない」と平壌では言われていて、それが人気の理由となっているそうです。彼女も春の展覧会でバッグを買ったとか。つまりは、市場経済化が進む北朝鮮国内でも「ニセモノ」が氾濫している実態があるようです。

会場の周辺は、車でいっぱいです。
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とはいえ、多くの市民はさすがに自家用車で来るというわけにはいかないようで、タクシーやバスを貸し切って来場している人たちもいました。
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これだけの光景を見せられたら、平壌に「消費者」と呼びうる人たちがいることを認めざるを得ません。いったい彼らはどんな人たちなのでしょうか。このような市民の姿は、平壌以外の地方では(一部の特権階層を除き)まず見かけることはないからです。

改革開放に舵を切った1980年代の中国が、最初広東省から経済自由化と外資の導入を進めたことで、他の地方とはまったく異なる都市空間をいち早く現出させたのと似て(その後、上海、北京などの沿海都市、さらには内陸都市も時間差を経て変容していきました)、この国ではまず平壌の都市空間とそこで暮らす人々の生活を変えようとしています。首都を真っ先に変えようという発想は中国にもなかったことを思うと、見かけに比べ北朝鮮は中国より市場経済の誘惑やそれがもたらすであろう影響に対して用心深くないといえるのかもしれません。

いずれにせよ、いまの平壌で起きていることは、北朝鮮のような国にとってだけでなく、アセアンの経済後進国であるラオスやカンボジア、そしてアフリカや南米などの国々と同様、結果的に中国経済の発展が後押ししているといえそうです。

結局、これまで先進国はこれらの国々を相手に援助はできても、同じ土俵で対等に経済関係を取り結び、市場とすることは難しかった。利益が釣り合わないからです。しかし、中国の場合、地方の中小企業の存在があり、彼らは北朝鮮の地元企業と対等とはいえないにせよ、かなり釣り合う形で合弁や投資が行える関係にあるように見えます(本当のところはよくわかりません。以前、丹東で「朝鮮でビジネスして利益を上げるのは簡単ではない」と語る中国人に会ったことがあるからです。彼は売上金の代わりに膨大な数の朝鮮絵画を受け取るほかなく、地元で北朝鮮美術専門の画廊を開いていました)。

実際、出展している中国企業は、東北三省、特に遼寧省や吉林省のローカル企業が多いようです。中国の国有企業や大手がこの国で中小企業と同じことをするのは無理でしょう。中朝の特殊な政治関係もありますし、そもそも経済関係では釣り合わないからです。中国からみれば、北朝鮮一国でもひとつの省より小さな経済体でしかないのです。人口300万人という平壌程度の都市は中国には地方にいくらでもあります。

それでも、これだけの日用品を求める「消費者」がいるわけです。その規模をあまり大きく見積もるのはどうかと思いますが、今後もこうして北朝鮮国内に中国商品があふれることになるのでしょう。地方に行ってもそうですが、この国の人たちの身なりが以前に比べ大きく変わったのは、安価な中国衣料が流通したからです。特に都市部に住む子供たちの身に着けているものは、中国の子供たちとそんなに変わらないスポーツシャツやパンツなど、一見貧困など感じさせません(ただし、足元を見ると、中国の子供はたいていスポーツシューズを履いていますが、こちらの子供はまだ布靴が多いなど、違いがないわけではありませんけれど)。
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こうしてみると、中国の影響力が、これまで援助対象としかみなされていなかった国々の経済を変えていくことに貢献しているという事実は否定できないように思います。
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by sanyo-kansatu | 2015-10-04 14:43 | 朝鮮観光のしおり | Comments(0)
2015年 10月 03日

2回目の高麗航空  CAの制服が変わり、以前よりあか抜けてきた!?

2013年夏、初めて乗った高麗航空のささやかな搭乗記を以前紹介しましたが、この夏、2年ぶりに乗ることになりました。

高麗航空の乗り心地はいかに?
http://inbound.exblog.jp/21481746
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航路は北京・平壌便の往復です。機材は、前回と同じTupolev Tu-204-100。機内に乗り込むと、おやっ。CAさんの制服が以前の真っ赤な目を引くものから、シックな紺色のものに変わっていました。
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チェックインカウンターにあれほど多くの欧米客がいましたが、先に飛んだぼくのフライトは中国客も多く、どうやらこの日、平壌便は2便あったようです。
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せっかくですから、CAさんの新しい制服をばっちり収めて帰ろうと思っていたのですが、着陸後、このちょっと勝気な感じの彼女にしっかり削除を命じられてしまいました。例の旧型ソ連機ツアーの皆さんは、きっと彼女らと記念撮影していたでしょうに…。つれないですね。
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仕方がないので、9月の北朝鮮のPR誌の表紙の写真で勘弁してください。
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胸元も広く開いたちょっと大人のイメージです。このPR誌には、新空港ターミナルの記事があり、彼女らの姿も紹介されていました。

さて、これが機内食です。基本、前回と同じ薄いパテの入ったハンバーガー。ビールも入れてくれました。
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実はこのハンバーガーについては、今年8月刊行された『北朝鮮の楽しい歩き方』(鄭銀淑著 双葉新書) という旅行記の中で、同行した日本人客の何人かが帰国後、食中毒になった話(正確にいうと、帰国後1週間あまり腹具合が悪くなったそう)が出てきます。この本は今年の春に訪朝した話を書いたもので、その後、機内食はキムパプに変わったとありましたが、再びハンバーガーに戻っていました。確かに微妙な味で、中国客などは手もつけようとしないそうですが、ぼくと同行者たちの間でひとまずお腹の調子が悪くなったという自覚症状はなかったです。きっと同書に出てくる方たちが食中毒になったのは、旅疲れの出た帰国便で供されたからではないでしょうか。…これでフォローになるかどうかわかりませんけれど。

機内のもうひとつの変化は、頭上のテレビで英語版の安全のための告知や平壌の楽団の演奏会、また2012年に平壌郊外にできた民俗公園というテーマパークのビデオを延々見せられることでしょうか。このテーマパークは、いわば朝鮮半島版の「東武ワールドスクエアー」、文化遺跡のミニチュアパークです。韓国側にあるものもすべてミニチュア化されています。

平壌サーカス公演のビデオも流されていました。アクロバティックな空中ブランコは手に汗握る大興奮もので、観客を飽かせることのないレベルの高いものですが、公演会場では撮影NGで(フラッシュは演技の邪魔になるからでしょう)、チマチョゴリを着た係員のおばさんが、禁を破る中国客に向かってすごい剣幕で問い詰めていたのが印象的でした。
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これらのビデオは海外向けの洗練された内容構成となっていて、もしかしたら海外に発注したものではないかと思ったほどです。

いずれにせよ、2年前に比べて高麗航空はいくつかの点であか抜けた印象があります。

これが平壌順安国際空港のターミナルビルです。これまでのイメージはかなり一新されたことは確かです。
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一部建設中の部分が残っていましたが、おそらく年内には完成するのでしょう。
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by sanyo-kansatu | 2015-10-03 11:17 | 朝鮮観光のしおり | Comments(0)
2015年 10月 01日

北朝鮮の航空マニア向け旧型ソ連機搭乗ツアーの中身

「北朝鮮観光ファンミーティング」(仮称)なるイベントの意見交換会でマニアたちが提起した「こんな観光してみたい」、その最後のリクエストは、j 「旧型ソ連機に乗りたい」 でした。

北朝鮮マニアの熱いリクエスト「こんな観光してみたい」、その実現可能性は?
http://inbound.exblog.jp/24951269/

これも実現可能です。何を隠そう、今回ぼくは北京空港の高麗航空チェックインカウンターで、旧型ソ連機搭乗ツアーの参加者たちと出会っていたからです。

実は、そのときは彼らがその種のツアーの参加者だとは知りませんでした。とにかくやたらと欧米客が多いので、ちょっとビックリしました。欧米客もこんなに大勢北朝鮮に行く時代になっていたのです。
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入国後、現地ガイドから「古いソ連製の飛行機に乗るためのツアーの人たちがいま平壌に来ています」といわれて、初めてそれを知ったのでした。

帰国してすぐにネットで調べると、見つかりました。このツアーは、英国にあるJuche Travel Servicesという旅行会社が企画催行しているようです。同社は2011年にロンドンで開業したそうです。

Juche Travel Services
http://www.juchetravelservices.com/

北京で見かけた彼らが、その後どんなツアーを楽しんだかについては、同社のサイトに詳細に説明されていました。
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Air Koryo 60th Anniversary Celebratory Aviation Tour, 19th – 26th September 2015
http://www.juchetravelservices.com/the-tours/195-2/english-aviation-tour/

サイトによると、彼らは以下のようなフライト体験をしたそうです。

①Beijing北京 – Pyongyang平壌: Tupolev Tu-204-100
②Pyongyang 平壌– Samjiyon三池淵 (return, 2 legs): Ilyushin IL-62 (旧ソビエト連邦のイリューシン設計局が製造した4発エンジン機)
③Pyongyang平壌 – Sondok宣徳(return, 1 leg each): Tupolev Tu-134(ツポレフ設計局が開発した短中距離用のターボファン・ジェット双発旅客機) and Antonov An-24(ソ連(現ウクライナ)のアントノフ設計局(現ANTK アントーノウ)の製作した44-52座席のターボプロップ旅客機)
④Pyongyang平壌 – Tongchon通川(return, 2 legs): Ilyushin IL-18(1957年にソ連 のイリューシン設計局から完成発表された中・長距離向けターボプロップ旅客機)
⑤Pyongyang平壌 – Beijing北京: Tupolev Tu-204-100 OR….
Pyongyang平壌 – Shenyang瀋陽 (optional): Tupolev Tu-204-300

オプションとして、追加料金で以下のフライトも楽しめたようです。

⑥Pyongyang平壌 – Sondok宣徳 (return, 2 legs): Tupolev Tu-154 EUR 250 / person
⑦Pyongyang平壌 30 mins circular pleasure flight: Ilyushin IL-76 EUR 250 / person
⑧Pyongyang平壌 30 mins circular pleasure flight: Ilyushin IL-62 EUR 250 / person
⑨Pyongyang平壌 30 mins circular pleasure flight: Antonov An-148 EUR 100 / person
⑩Pyongyang平壌 – Hyangsan香山(1 leg): Mil Mi-17 EUR 150 / person

確かに、1960~70年代にソ連でつくられた航空機にこれだけまとめて乗ることは、ここでしかできないのかもしれません。正直ちゃんと飛んでくれるのか、ちょっと怖い気もしますが、これもマニアならではの情熱があってこそ。このツアーは高麗航空創立60周年を記念した特別企画らしく、スケジュールの中には、高麗航空の乗務員たちと一緒に撮影できたり、記念式典のディナーに招待され、乗務員たちへのQ&Aセッションなるイベントなども盛り込まれています。

このツアーには、日本人も参加していたようです。ネットで調べると、以下のエントリーが見つかったからです。

高麗航空60周年記念 北朝鮮アビエーションツアー
http://flyteam.jp/airline/air-koryo/review/24043
http://flyteam.jp/airline/air-koryo/review/24078

さらに調べると、この種のツアーは2012年からやっているそうで、昨年参加したシンガポール人の記事も見つかりました

年代ものの飛行機で飛ぶ、北朝鮮、高麗航空ツアーの全貌
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52176854.html

いまの北朝鮮ではこんなユニークなツアーが実現しているのです。こうしたことができるのも、近年欧米諸国の渡航者数が増えているからです。この種のマニアなツアーは、数が集まらないと実現しません。しかし、いまや欧米の旅行マーケットではそれをかき集めることが可能となっているのです。

その点、かつてに比べ渡航者数が激減してしまった日本人の場合、こうした特別なリクエストに応じてもらうのはなかなか難しいようです。朝鮮側も市場規模の小さい日本に対して積極的になれないからです。北朝鮮ツアーを専門に扱うKJナビツアーの権社長も「以前に比べ特殊なツアーはやりにくくなっている」ともらしていました。

さて、以下は、平壌順安国際空港に駐機していたビンテージ機材のスナップです。はるかかなたでぼくには識別できませんが、プロペラ機であることはわかります。皆さん、こういうのに乗って楽しんでいたのですね。
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by sanyo-kansatu | 2015-10-01 17:12 | 朝鮮観光のしおり | Comments(0)
2015年 10月 01日

明日(10月2日)、北朝鮮のローカル鉄道ツアーが出発します

前回、「北朝鮮観光ファンミーティング」(仮称)なるイベントの意見交換会でマニアたちからリクエストされた「こんな観光してみたい」の実現可能性について検討しましたが、最後のふたつは宿題となっていました。

北朝鮮マニアの熱いリクエスト「こんな観光してみたい」、その実現可能性は?
http://inbound.exblog.jp/24951269/
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※この写真はあくまでイメージです。昨年7月、咸鏡北道の南陽から七宝山のふもとの明月までの中国人観光客を乗せた鉄道旅行で使用された車両を撮影したものです。

そのひとつがこれです。そして、これは実現可能です。

i 「鉄道を使ったローカル旅行をしてみたい」 ◎

これは北京にある英国人経営のkoryo Toursで実際に企画催行されています。
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KORYO TOURS
http://www.koryogroup.com/

実は、ちょうど明日の10月2日から12月/13日(前者は空路で北京、後者は鉄路で丹東による出国)までの10日間、北京発のローカル鉄道ツアーが始まります。料金は2890ユーロだそうです。

TRAIN TOUR – ‘EASTERN ADVENTURE BY RAIL’
http://www.koryogroup.com/travel_Itinerary_2015_train_tour.php

同社のサイトによると、前日(10/1)に北京の三里屯にあるkoryo Toursオフィスに集合。今回のツアーのブリーフィングをします。以下、スケジュールの詳細です。

10月2日  午前、北京の高麗航空オフィスに集合し、バスで北京空港に向かいます。13時の便で平壌へ。その日の宿泊先は、高麗ホテルです。

3日  午前は革命博物館を訪ねた後、いよいよローカル鉄道で妙香山に向かいます。その日は現地泊。

4日  妙香山観光をし、昼食後、列車で平壌に戻ります。

5日  ここからが本番です。平壌から元山経由で咸興に向かいます。午後遅めに咸興に到着後、市内にある化学肥料工場を見学します。この日の宿泊先は、麻田GUESTHOUSEとあります。

6日  さらに咸鏡北道の清津へ向かいます。これがこのツアーのハイライトでもあり、約12時間の列車旅です。朝遅めに出た列車は、七宝山の山並みやローカルな朝鮮の農漁村を車窓の外に眺めながら、夜に清津に到着します。夕食は船員倶楽部で、宿泊先は清津駅に近い清津観光ホテルです。

7日  午前に清津市内の革命博物館や電子図書館、幼稚園の歌謡ショー、食品工場などを訪ねます。そして、その日は夜行列車で元山に戻ります。これは、朝鮮では外国人初の夜行列車の旅になるそうです。
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8日  午前10時に元山到着。市内のホテルにチェックインし、午後から元山港や海岸線を訪ねます。

9日  朝から平壌行きの列車に乗ります。午後には平壌に到着し、朝鮮芸術映画撮影所を参観します。宿泊先は高麗ホテルです。

10日  午前は、万寿台や鉄道博物館を訪ねた後、平壌駅から凱旋門までトロリーバスの乗車体験があります。実は、この日は朝鮮の建国記念日にあたるため、午後になると、市内の各公園で「Mass Dance」(マスゲームではありません)を観ることができるようです。
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11日  この日は最後の市内観光ということで、午前中は地下鉄乗車体験をし、午後は路面電車に乗ります。路面電車に乗るのは、万景台だそうです。その後、地下鉄博物館や三大革命展示館を訪ね、最後に楽園百貨店で買い物です。
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12日 空路で帰国する人は、午前10時のフライトで北京に戻ります。陸路の帰国を選んだ人は、午前10時40分の平壌発新義州行きの列車に乗ります。乗車時間は約5時間。新義州に着くと、出国手続きをし、鴨緑江の鉄橋を渡り、丹東到着。18時30分発の夜行列車に乗ると、翌朝北京です。

盛りだくさんの内容で、うらやましいですね。実は、今回ぼくは北京のKORYO TOURのオフィスを訪ね、バイスプレジデントのサイモン氏に会ったので、このツアーが誕生した背景などについて聞きました。その話はまだ別の機会に。
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by sanyo-kansatu | 2015-10-01 11:48 | 朝鮮観光のしおり | Comments(0)
2015年 10月 01日

北朝鮮マニアの熱いリクエスト「こんな観光してみたい」、その実現可能性は?

9月上旬、「北朝鮮観光ファンミーティング」(仮称)なるイベントが都内某所で開催されました。主催しているのは、2003年以降、訪朝8回を重ねるというT氏です。

実は、ぼくも9月中旬に訪朝を計画していたものですから、最新の話が聞けるものと思って参加することにしました。

会場には、約20名のいわゆる北朝鮮マニアの皆さんが集結していました。ミーティングの内容は、今年4月に訪朝したT氏の旅報告を中心に、現在北朝鮮ツアーを催行している国内外の旅行会社の紹介や、平壌便のフライトスケジュール情報(現在、北京、上海、瀋陽、延吉、ウラジオストクから運航)、参加者による「こんな朝鮮観光してみたい!」という意見交換会がありました。

この種のイベントに参加するのは初めてだったので、マニアの皆さんの話を聞くのは面白かったです。いまや年間100余名にまで落ち込んだ日本人訪朝観光客の実情を思うとき、こうした皆さんの存在は貴重です。

以下、会場から拾ったリクエストをいくつか書き出してみます。一見他愛なく思えるものからかなり専門的な内容までいろいろあります。マニアの皆さんは、純な方たちが多いとお見受けしました。

a 「市民が普段利用している市場で買い物してみたい」
b 「平壌のプールで市民と一緒に泳いでみたい」
c 「市民と一緒に公園や海でバーベキューしたい」
d 「路面電車に乗ってみたい」
e 「モランボン楽団の演奏を聴いてみたい」
f 「平壌で朝鮮語の短期語学研修を受けたい」
g 「市民の家にホームステイしてみたい」
h 「新義州にあるという日本統治時代の建築、史跡を見たい」
i 「鉄道を使ったローカル旅行をしてみたい」
j 「旧型ソ連機に乗りたい」

さて、このうちどれだけ実現可能なのでしょうか。会場には、今年開業したり、旅行事業を再開した北朝鮮専門旅行社2社の社長がいて、一部回答してくれました。また一部はぼく自身がこれまで調べた結果を報告します。実現可能は「◎」、一応可能だが、事前に相談が必要なのは「○」、基本的に難しいが、特例的に可能性がある場合は「△」、不可能は「×」で表示しますね。

KJナビツアー(旧モランボンツーリスト)
http://www.mrt.co.jp/
JS TOURS
http://js-tours.jp/

a 「市民が普段利用している市場で買い物してみたい」 △

平壌ではまだ難しそうです。外国人向けのレストラン兼お土産店には案内されますが、一般市民の世界を覗くのはハードルが高いようです。

個人的には、昨年羅先の市場に案内されたことがあります。そこには大量の中国商品があふれていましたが、市民の買い物客の姿は少ないようでした。撮影はNGでした。市場を日本人に見せてもいいという判断は、羅先が海外からの投資を求めている貿易特区だからではないかと思います。ガイドは「羅津市場の参観は、日本人だけに特別に許可された」などと、ずいぶんもったいぶった言い方をしていましたから。

b 「平壌のプールで市民と一緒に泳いでみたい」 ○

これは可能だそうです。ただし、事前予約が必要でしょう。

c 「市民と一緒に公園や海でバーベキューしたい」 ○

これも可能。平壌の市民は休日になると、公園でバーベキューをよくするそうです。

個人的には、2年前の夏、元山の海水浴場でバーベキューに興じる市民の姿を見たことがあります。すごく楽しそうでした。もちろん、食材の調達などもあるので、事前に旅行会社への相談が必要でしょう。

元山松涛園海水浴場とビーチパラソル、踊る朝鮮娘たち
http://inbound.exblog.jp/22565164/

d 「路面電車に乗ってみたい」 ○

これも可能。ただし、市民と一緒に乗るのはNGで、路面電車をチャーターすることになるそうです。事前に予約が必要ですが、1台チャーターするとコストがかかるので、なるべく人数を集めたほうがいいでしょう。
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e 「モランボン楽団の演奏を聴いてみたい」 △

2012年7月、衝撃的な(!?)なデビューを果たした北朝鮮の「ガールズグループ」こと、モランボン楽団の演奏を外国客が聴くことはできるのか。聨合ニュースによると、以下のような公演内容だったようです。

北朝鮮の「ガールズグループ」異色公演1回きり (聨合ニュース2012/12/30)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/12/30/0300000000AJP20121230000200882.HTML

会場では、旅行会社2社の関係者からは特に実現可能かどうかについての発言はありませんでした。簡単ではなさそうです。

f 「平壌で朝鮮語の短期語学研修を受けたい」 ○

これは希望者があれば可能性はあるそうです。

g 「市民の家にホームステイしてみたい」 △

朝鮮国内で外国人がホームステイできるのは、現在のところ、わずか一箇所のようです。それは昨年ぼくが訪ねた七宝山の海岸線にある海七宝民泊宿所です。昨年の段階では日本人とアメリカ人はNGでしたが、今年はどうか。確認が必要です。

朝鮮でホームステイ その奇妙な世界
http://inbound.exblog.jp/24779269/

KJナビツアーの権社長によると、以前同社で平壌市内の一般家庭に約30名の日本人がホームステイするツアーを企画催行したことがあるそうです。とても面白い試みで、参加者からは好評だったそうですが、その後国からの指導でNGになったそうです。

h 「新義州にあるという日本統治時代の建築、史跡を見たい」 △

今年に入って、中国遼寧省丹東市から新義州の日帰り観光が日本人にも解禁されたそうです。

大連金橋国際旅行社では、以下のツアーを今年9月から催行しています。同社には宮崎さんという日本人社員が在籍していて、彼が日本マーケットを担当しているので、やりとりも安心です。以下、同社のサイトより抜粋。

※2015年9月から丹東発着の新義州日帰り観光手配を始めました。(朝鮮観光はGB-TRAVELが改革を起こす!史上初の日本人対象のツアーです!)

ZXXW8 丹東発着新義州1日観光
最小催行人員6名
実施可能日=火水木金(丹東前泊必要)、「土日月及び中国の祝日」は実施できません。
旅行代金お一人様=45000円(丹東前泊、ビザ、添乗員付)一人部屋追加代3000円加算
訪問予定地=青年広場、革命事跡館、歴史博物館、教育機関、昼食

大連金橋国際旅行社
http://www.gbt-dlcjp.com
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このツアーの詳細について同社の宮崎さんに聞いたところ、以下の回答が届きました。「鉄道以外で鴨緑江大橋を渡り、新義州に入国した日本人は現時点ではまだいないため、中国出国時にトラブルの可能性がありますので、当分は宮崎が添乗として丹東前泊から同行します。国境都市の性質上、訪問先のリクエストはできません。また鴨緑江大橋口岸は、土日祝はCIQがストップし、橋を渡ることができないので、日程に制限があることをご了承ください」。

どうやら「日本統治時代の建築、史跡を見たい」というリクエストには対応してもらえそうもありませんね。たまたまバスでそばを通り過ぎることはあるかもしれませんが、事前に位置を確認しておく必要があり、かなり難度の高い話となりそうです。残念です。 

さて、ここまではわりと簡単に答えることができたのですが、残りのふたつは、ちょっと長めの説明が必要です。しかし、実現は可能で、すでに英国系の旅行会社2社で企画催行されています。

i 「鉄道を使ったローカル旅行をしてみたい」 ◎
j 「旧型ソ連機に乗りたい」 ◎

このふたつのツアーについては、後日紹介しましょう。

明日(10月2日)、北朝鮮のローカル鉄道ツアーが出発します
http://inbound.exblog.jp/24951297/

北朝鮮の航空マニア向け旧型ソ連機搭乗ツアーの中身
http://inbound.exblog.jp/24952047/

ちなみに、これまで紹介した以外の朝鮮ツアーを扱う国内の旅行会社は以下のとおりです。

中外旅行社
http://www.chugai-trv.co.jp/
スリーオーセブンインターナショナル
http://www.307.co.jp
シルクロードトラベル
http://www.silkroad-travel.com/
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by sanyo-kansatu | 2015-10-01 11:37 | 朝鮮観光のしおり | Comments(2)