2011年 11月 05日
小連載「上海不動産ミステリー」 (2007年9月~10月) 胡錦濤政権になって拍車がかかった中国の不動産投資をベースにした経済の活況により、不動産価格高騰のペースが大都市圏でピークを迎えたのは2007年頃ではなかったでしょうか(地方都市は数年遅れます)。「とにかくなんでもいいからド派手で目立つやつを建てちまえ」とばかりに量産された上海近郊のバブル建築を訪ねたのがこの頃です。巨大なマンション群を前にしながら、人が住んでいる気配のほとんど感じられない異様な光景はいまでも忘れられません。当時これは絶対おかしいとぼくは思っていましたが、「中国と日本では発展段階が違う」との関係者のことばに「そういうもんかな」と疑心暗鬼の面持ちで薄ら寒い光景を眺めていたことを思い出します。 (1)“チャーチル”が佇む無人の英国式ニュータウン (2) 家は徹底的に投資物件なのだ (3) チャイナリスクは、実は安全弁でもある (4) 中国不動産がサブプライムローン問題に「非連動」なワケ (5) そこまでやるか? パリをエッフェル塔ごと縮小コピー これは世界各地に出店している北朝鮮レストランの実態を暴く(?)番外編企画です。 (番外編)上海の夜、北朝鮮の女性従業員に癒やされる 「お客さんは中国人」 (2008年7月~8月) 「世界の市場」となった中国において日本の小売やサービス、外食産業がどう格闘しているかをレポートするもくろみで始めた連載ですが、諸事情があって中途で終わってしまいました。このテーマの重要性はますます高まっていますが、中国人をお客さんとすることがいかに難しいか、いまだに痛感することばかりです。とはいえ、今後もあきらめずにトライしていかなければならないと思っています。 (1)日本人がウエディングの「感動」をお売りします-2008年から婚姻ラッシュ。酒盛り披露宴をどう商品化する? (2)日本の「婚礼ソフト」を上海に落とし込めるか-上海OLの本音は「披露宴なんかやりたくない」!? (3)日本で鍛えられた「サイゼリヤ」が“行列のできる店”に (4)上海のサイゼリヤに見る、ファミレスが「ハレ」の場だったあの日
by sanyo-kansatu
| 2011-11-05 19:34
| のんしゃらん中国論
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