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2011年 11月 11日
この時期、北京で開かれる国際マンガサミットを視察しようと思ったもうひとつの理由は、次回開催地の鳥取県関係者と北京でお会いする約束をしていたからです。来年の鳥取大会開催に向けた一連の動きをできるかぎり追ってみようと考えていたのです。 鳥取県はアニメフェア会場内の海外展示スペースに、県の観光PRを兼ねた「まんが王国とっとり」ブースを出展していました。 ![]() 展示内容は「ゲゲゲの鬼太郎」(水木しげる)「名探偵コナン」(青山剛昌)「遙かな町へ」(谷口ジロー)ら三大巨匠の主要なキャラクターイラストを活用したPRパネルや、米子市出身のイラストレーター、赤井孝美のオリジナルイラスト展示。県の観光PRビデオの放映や県内にある水木しげる記念館と青山剛昌ふるさと館のパンフレット配布、そして鬼太郎の着ぐるみ登場というものでした。 実をいえば、海外展示ブースといっても出展は少なく、鳥取県以外は韓国の出版社などわずかのみ。自社の雑誌を販売しているだけの中国の出版社ブースに比べると鳥取ブースの中身はあったほうだと思います。ただ、来場者にどこまで鳥取をアピールできたかどうかはまた別の話でしょう。中国でやる以上、たとえばこの国の若者に絶大な人気のある『名探偵コナン』を鳥取の顔として全面に打ち出してアピールでもすれば、もっとインパクトがあったと思います。著作権等の制限があるため、県としてもそういうわけにはいかないのでしょうけれど。 さて、10月23日(日)午後2時から「第13回国際マンガサミット鳥取大会」のPRイベントがありました。なんでも同県で毎年開催している中華コスプレ大会に北京在住の参加者がいるそうで、彼らによるパフォーマンスと平井伸治鳥取県知事による県の観光PRという内容です。 ![]() ブースの前にはかなりの人だかり ![]() 平井伸治鳥取県知事 もともとイベントらしいイベントも少ないアニメフェアということもあり、何事だろうと野次馬が大勢集まってきた感じでしたが、平井知事による中国語のスピーチは大いに好感を持たれたようでした。あとで関係者に聞いた話では、平井知事は中国語を習得しているわけではなく、機内で中国語のスピーチ原稿を丸ごと暗記しているのだそうです。なかなか堂に入ったものです。中国に行って人前で何か話すのであれば、「ニイハオ」だけでなく、2~3分のスピーチなら中国語を暗誦して行うべきだと思います。そのほうが絶対ウケます。中国は何ごとも政治で動く国。これは政治的なセンスに関わる話でしょう。 その後、知事一行はマンガサミット会場の閉会式に向かい、国際マンガサミット大会旗が鳥取県に引き継がれることになりました。 翌日、鳥取県の「まんが王国とっとり」担当者に話を聞きました。 「北京の若者にはマンガ文化の潜在需要があると思います。イベント会場も国営工場跡を現代アート風に再利用しており、中国の経済成長の勢いを感じます。今後、北京市石景山区はアニメ産業を機軸とした産業発展を目指すということで、鳥取県は同区との交流をさらに深めていきたいと考えています」。 ぼくは基本的に中国のアニメ産業振興のあり方に疑問を持っていますが、それはそれとして、今後中国の首都の一行政区と日本の地方自治体の交流がどう進展するのか、注目していきたいと思います。
by sanyo-kansatu
| 2011-11-11 23:17
| 中国の新人類「80后」世代
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