2013年 05月 12日
2008年5月中旬、中国吉林省の集安を訪ねました。ここは高句麗の都があったまちとして世界遺産にも登録されています。 北朝鮮は鴨緑江をはさんだ目と鼻の先で、対岸の満浦の街並みも見渡せます。世界遺産のまちといっても、娯楽もない辺境の土地ですから、集安の人たちは夏になると、川べりに繰り出し、のんびり鴨緑江を眺めて過ごしています。 ひとつのアトラクションとして、鴨緑江をモーターボートで遊覧することができます。約10分、対岸の満浦の近くまで行って引き返してくるだけのことですが、川沿いを歩く北朝鮮の村人の姿を間近で見ることもできます。 北朝鮮側は川沿いまで山が迫っていますが、中国側は河原が広がっているので、バーベキューを楽しんでいる家族や洗濯をするおばさんたちも見かけました。 集安には一応鉄道駅があり、通化と1日数本の列車が運行しています。かつては対岸と鉄道で結ばれていたはずですが、現在往来はないようです。国境を結ぶ大橋は残っていて、口岸(イミグレーション)はあります。 車で市内から10分ほど東に向かうと、対岸の満浦の街並みが見渡せます。旧式の工場が白い煙を巻き上げていました。
by sanyo-kansatu
| 2013-05-12 13:32
| ボーダーツーリズム(国境観光)
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