2020年 08月 12日
海岸線の岩肌が魚のうろこのように見えます。材木のような石柱が幾百幾千とせめぎあうように連なり、その亀裂に海水が流れ込んでいます。自然が創り出した絶景には目を見張るほかありませんが、全体を漫然と見るのではなく、プロの写真家が構図を選んでその一部を切り撮ること、さらにモノクロ撮影されたことで、地球ではない別の惑星に不時着した宇宙船の乗組員が目撃したかのような視覚的な効果を楽しませてくれます。
Георгий Хрущев Мыс Столбчатый. Курильскиеострова. 1970 ゲオルギイ・フルシチョフ シュトルプチャティ岬 千島列島 1970年
撮影したのは、<その26><その17><その16><その15><その7><その3><その1> と、この写真展で最多登場しているゲオルギイ・フルシチョフです。
https://www.sankei.com/photo/panorama/news/120606/pnr1206060004-n1.html
また内閣府のHPには、材木岩の写真が載っています。もうひとつパッとしない写真ですけれど。
https://tabicoffret.com/article/75955/index.html
Кунашир 1~5(varandej.livejournal) https://varandej.livejournal.com/986296.html https://varandej.livejournal.com/986491.html https://varandej.livejournal.com/986676.html https://varandej.livejournal.com/986985.html https://varandej.livejournal.com/987384.html
興味深いのは、Part1のユジノクリリスク(Южно-Курильск 古釜布)の町並みや日本時代の灯台などの遺構が撮られていること。島の博物館の展示品として戦前期日本人が使っていたとっくりやおちょこ、アイヌの木彫りなどがガラスケースの中に置かれていて、サハリン各地の郷土博物館とそっくりだったこと。
https://inbound.exblog.jp/27288993/
by sanyo-kansatu
| 2020-08-12 15:06
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